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株式会社オープンアップグループ様|事例インタビュー

デジタル時代の人材育成|大手企業の挑戦

株式会社オープンアップグループ様

業種:IT・情報通信社員数:1000~4999名
株式会社オープンアップグループ様

創業以来、人の成長支援を通じて社会に貢献してきた株式会社オープンアップグループ。そんな同社が掲げるパーパス「幸せな仕事を通じて ひとりひとりの可能性をひらく社会に」の実現に向けて、絶え間ない挑戦を続けています。

株式会社オープンアップグループは、メーカーやゼネコン、IT企業へのエンジニア派遣を主たる事業としていますが、その本質的な提供価値は「人の成長支援」。オープンアップグループは、教育機会や研修を大切にしており、社員のキャリア創造・変革・拡大を支援することで、個人のスキルアップと仕事の幅を広げています。

今回は、グループ8社から選抜された56名の社員を対象とした、グループ全体の業務効率化とリスキリングを目指す大規模な社内研修プロジェクト。また、社員のエンゲージメントを高めるという意図のもと、SAMURAIが支援させていただきました。※株式会社SAMURAIは株式会社オープンアップグループのグループ会社です。

プロジェクトを振り返りながら、株式会社オープンアップグループの中沢さんに、今回得られた成果や率直な感想を伺いました。「今回の研修を通じて、技術系・非技術系を問わず、多くの社員がデジタルスキルを身につけ、業務改善の可能性を見出すことができました。」との実感をいただいております。

デジタル人材育成への挑戦

―まずは、今回の研修プロジェクトの背景についてお聞かせください。

中沢:私たちのグループは、技術者派遣を中心に事業を展開してきましたが、近年のデジタル化の急速な進展により、グループ全体での業務効率化が急務となっていました。

そこで今回、グループ各社の業務をデジタル化できる人材の育成を目指し、この大規模な研修プロジェクトを立ち上げました。単なる効率化だけでなく、参加する社員のリスキリングにもつながると考えたのです。

また、社員のエンゲージメントを高めたいという意図もありました。株式会社オープンアップグループは教育機会や研修を大切にしています。本研修はリスキリングとエンゲージメント、両方の観点から決定いたしました。

―具体的にはどのような社員が参加されたのでしょうか?

中沢:グループ8社から、のべ56名が参加しました。特筆すべきは、参加者の多様性です。管理系部署、採用企画、技術・開発部、営業部、人事部など、各社の様々な部署から手を挙げてもらい、選抜を行いました。

この多様性が、後々のグループワークで大きな相乗効果を生み出すことになったのです。

SAMURAIでの研修内容

―SAMURAIの研修を選ばれた理由は何でしょうか?

中沢:SAMURAIの「業務改善AI活用研修」が、私たちのニーズに合致していたからです。また、SAMURAIは私たちの要望に応じて柔軟にカリキュラムをアレンジしてくれた点も決め手でした。

具体的には、56名という大人数での受講に対応するため、前半8回は座学・講義形式、後半4回はハンズオン形式で進行。ハンズオンでは56名を3グループに分け、さらにその中で4〜5人の小グループを作成。最終的に12のグループが、それぞれ実際の業務課題をテーマにプログラムを作成し、発表会を行うという構成でした。

―実際に研修を受けられた感想はいかがでしょうか?

中沢:SAMURAIの手厚い伴走支援が印象的でした。これは、研修の完走率を高める大きな要因となったと考えます。

実際、研修の途中で一部の受講者が追いつけていないという話が出たときも、SAMURAIは迅速に対応してくれました。研修を導入する企業にとって、「やってみたけど最後までたどり着けない」という事態は大きな懸念事項ですが、SAMURAIならその心配は限りなく少なくできるのだと確信しました。

彼らは受講者一人ひとりの進捗を細かく把握し、必要に応じて個別のサポートも提供してくれます。この手厚いサポート体制が、高い完走率につながっているのだと思います。SAMURAIの「伴走」の丁寧さには本当に感銘を受けましたので、グループ会社としても、この認知がさらに広がってくれるといいなと感じています。

―研修の効果はいかがでしたか?

中沢:予想以上の成果が得られました。特に印象的だったのは、技術系と非技術系の社員それぞれに大きな学びがあったことです。

技術系の人材は内容を早期にキャッチアップし、今後の業務での活用が期待できます。一方、非技術系の社員は、GPTやPythonなどのプログラミングに慣れ、自分たちでも業務効率化ができることを体感できました。

何より、企画から開発までの一連の流れを体験したことで、全員がデジタル化プロジェクトの全体像を掴むことができたのは大きな収穫でした。

実際の研修資料1
実際の研修資料2

―研修後のアンケート結果はいかがでしたか?

中沢:好評でした。

5点満点の満足度評価で、5点が17.8%、4点が31.1%と、約半数の参加者から高評価を得ました。また、「業務に活かせるイメージが持てた」という質問に対しては、62.2%の参加者が「Yes」と回答しています。

これらの数字は、研修の効果を如実に表していると感じています。

―具体的にどのような点が評価されたのでしょうか?

中沢:参加者からは様々な好意的な声が上がりました。

例えば、「SAMURAIのWEBコンテンツが非常に充実しており、一人でもGPTやGoogleコラボを使いながらコンテンツの内容を試すことができた」という声がありました。また、「最終的にチームで業務自動化ツールを作成することができ、今後の業務効率化のイメージを持つことができた」という感想も聞かれました。

特に印象的だったのは、「ChatGPTを利用することで、日本語で整理した自動化プログラムが動くことを実感でき、スクラッチでプログラムを組むよりかなり早く実装できることが確認できた」という声です。

さらに、「今までChatGPTを利用したことがなく、業務改善のためだけでなく幅広い面で活用できそうだと気づけた」という意見もありました。

研修の進め方についても、「分かりやすく、進むペースが速くない」「実例が多く、学習イメージが掴み易かった」という評価がありました。

―一方で、改善点や課題はありましたか?

中沢:はい、もちろん課題も見えてきました。「理解できた部分も多くありましたが、自分の事前知識では少し難易度が高かった」という声や、「もっと基礎的なところから学びたいと思った」という意見もありました。

これらの声は、参加者のバックグラウンドやスキルレベルが様々だったことが大きな要因だと考えています。実は、今回の研修は社内で完全手上げ制で募集したため、参加者の知識やスキルにばらつきがありました。

また、グループ内で研修の目的やゴールを明確化していなかったこともあり、期待と実際のギャップは人それぞれだったようです。

研修の成果と今後の展望

―今後の展望についてお聞かせください。

中沢:この研修を通じて、私たちは大きな一歩を踏み出すことができました。しかし、これはあくまでも始まりに過ぎないと考えています。

研修のゴールとして掲げた「緊急ではないが重要なこと(第二領域)に必要な時間をデジタルスキルによって生み出す」「ChatGPT(AI)とPythonでできることを理解して自ら業務改善を推進できる人材になる」という目標に向けて、今後も継続的な取り組みが必要です。

具体的には、研修で学んだスキルを実際の業務に適用していく過程で、新たな課題や改善点が見えてくるでしょう。それらに対応しながら、グループ全体のデジタル化を推進していきたいと考えています。

また、研修を経て、グループ社員の皆さんが自己成長ややりがいを少しでも感じてくれていたら嬉しいです。今後その想いが、皆さん自身や所属している組織、そして会社全体へと波及していくことを願っています。

―最後に、同じような課題を抱える企業に向けてメッセージをお願いします。

中沢:デジタル化は避けて通れない課題です。しかし、それは同時に大きなチャンスでもあります。今回の研修を通じて、技術系・非技術系を問わず、多くの社員がデジタルスキルを身につけ、業務改善の可能性を見出すことができました。

重要なのは、単なるスキル習得ではなく、実際の業務課題に取り組むこと。SAMURAIのようなパートナーと組んで、自社の状況に合わせたカリキュラムを組むことで、より実践的で効果的な研修が可能になります。

デジタル人材の育成は、一朝一夕には成し得ません。しかし、一歩ずつ着実に進めることで、必ず組織全体の成長につながると確信しています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。株式会社オープンアップグループのさらなる発展を期待しております。

こちらこそ、ありがとうございました。

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