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株式会社D2C様|事例インタビュー

データマーケティングの最前線で活躍するエンジニア育成を目指す

株式会社D2C様

業種:IT・情報通信社員数:500~999名
株式会社D2C マーケティングテクノロジー本部 テクノロジーソリューション部の皆様

デジタルマーケティングの世界は、テクノロジーの進化とともに日々変化を続けています。そんな中、NTTドコモ、電通、NTTアドの共同出資で設立された株式会社D2Cは、常に業界の最前線で革新的なソリューションを提供し続けてきました。

世界初のモバイル広告からスタートした同社は、現在ではドコモデータ基盤を活用したフルファネルのマーケティングソリューションを展開。「データマーケティングカンパニー」として、顧客企業の課題解決に全方位で取り組んでいます。

今回SAMURAIが支援したのは、同社のマーケティングテクノロジー本部における新卒エンジニア向け研修プロジェクト。新卒エンジニアに求められる技術スタックの拡大に伴い、より効果的な研修カリキュラムの構築を目指す同社の取り組みについて、担当者様にお話を伺いました。

目次

新卒エンジニア育成における課題

―まずは、マーケティングテクノロジー本部の事業内容について詳しく教えてください。

私たちマーケティングテクノロジー本部テクノロジーソリューション部は、デジタルマーケティングの技術基盤を担う部門です。主な業務は大きく二つあります。

一つは、広告配信システムの開発・運用です。モバイル広告のパイオニアとして培ってきた技術とノウハウを活かし、より効果的な広告配信を実現するためのシステム開発に取り組んでいます。

もう一つは、多種多様なビッグデータを管理する自社システムの開発・保守です。日々膨大な量のデータが生成される中、それらを効率的に収集・分析し、マーケティングに活用できる形に整理することが私たちの重要な役割となっています。

株式会社D2C マーケティングテクノロジー本部 テクノロジーソリューション部 飯森様

―そうした中で、研修の見直しを検討されるに至った経緯をお聞かせください。

当社では毎年、新卒エンジニア向けの研修を実施していますが、ここ数年で状況が大きく変化してきました。

特に顕著なのが、エンジニアに求められる技術スタックの急速な拡大です。従来は特定の言語やフレームワークの習得が中心でしたが、現在では、クラウドサービスの活用やビッグデータの処理、AI・機械学習の基礎知識など、習得すべき技術の範囲が著しく広がっています。

また、技術の深さという面でも要求水準が上がってきています。例えば、単にプログラミング言語を使えるだけでなく、パフォーマンスチューニングやセキュリティ対策など、より専門的な知識も必要とされるようになってきました。

そうした状況を踏まえ、昨年11月頃から研修プログラムの見直しに着手しました。まず、現場で必要とされるスキルを網羅的に洗い出し、それらを優先度や難易度で整理。その上で、限られた研修期間でどこまでの習得を目指すべきか、検討を重ねました。

SAMURAIを選んだ理由

―研修委託先を選ぶ際に、重視されたポイントについて詳しくお聞かせください。

重視したポイントは大きく2点ありました。

1点目は、現状のエンジニア研修における課題を解決できることです。これまでの研修では、例えば「座学が多く実践的なスキルが身につきにくい」「個人の進度に合わせた指導が不十分」といった課題が指摘されていました。

また、「基礎は学べても応用力が身につかない」「実務で使う技術とのギャップが大きい」といった声も受講生から寄せられていました。これらの課題に対して、具体的な解決策を提示できる研修会社を探していました。

2点目は、研修効率の最大化が期待できることです。カリキュラムの量が多いにもかかわらず、研修期間は限られています。その中で、いかに効率的に学習を進められるか。それぞれの技術要素をどのような順序で学び、どの程度の時間をかけるべきか。そうした点を綿密に設計し、計画的に推進できる体制が整っているかどうかを重視しました。

もちろん、コスト面も重要な検討要素でした。しかし、私たちが最も重視したのは研修の質です。たとえ費用を抑えられたとしても、受講生にとって真に意義のある内容でなければ意味がありません。「この研修を受けて良かった」と受講生が実感できる内容であることを、最優先の条件としました。

研修を受講された新卒4名の皆様

―数ある研修会社の中から、SAMURAIを選択された決め手を教えてください。

SAMURAIを選んだ決め手は、大きく3つありました。

第一に、先ほど申し上げた要件に非常にフィットしていたことです。カリキュラムの豊富さに対して研修期間が短いという難しい条件でしたが、SAMURAIは入念な準備のもと、具体的かつ実現可能な提案をしてくださいました。

特に印象的だったのは、カリキュラムの組み立て方です。基礎から応用へと段階的に進んでいく中で、実践的な演習を効果的に配置し、学んだ内容を確実に定着させられるよう工夫されていました。

第二に、担当講師の方の高い技術力とコミュニケーション能力です。コーディングスキルや関連技術の知識はもちろんのこと、それらを分かりやすく伝える力、受講生の理解度に合わせて説明を調整する柔軟性も備えておられました。

さらに、技術面だけでなく、セルフマネジメントやコミュニケーションといったソフトスキルについても、実践的なアドバイスができる方でした。エンジニアとして総合的な成長を支援できる存在だと確信しました。

第三に、研修のカスタマイズに対する柔軟な姿勢です。私たちの要望や懸念点に対して、常に前向きに検討し、具体的な解決策を提示してくださいました。これは他社との大きな違いでした。

研修を通じた成果と今後の展望

研修内容を基にした個別でのフィードバックも実施

―研修を終えられた具体的な成果について、お聞かせください。

研修を通じて、特に大きなものを3点挙げさせていただきます。

1つ目は、研修中の問い合わせ件数が大幅に減少したことです。これは、カリキュラムの構成が最適化され、受講生が自力で課題を解決できる力を身につけられた証だと考えています。

2つ目は、受講生の技術に対する姿勢が前向きに変化したことです。「分からないことがあっても、自分で調べて解決できる」という自信が芽生え、新しい技術への挑戦を楽しめるようになった受講生が多く見られました。

3つ目は、実務への移行がスムーズになったことです。昨年と比べて、実際の業務に携わり始めてから一人前として活躍できるようになるまでの期間が明らかに短縮されました。

特に印象的だったのは、講師の方の丁寧な指導姿勢です。一人ひとりの疑問や躓きに対して、その場しのぎの回答ではなく、根本的な理解につながるような説明を心がけてくださいました。受講生からも、「分からないことを質問しやすい環境だった」「自分の考えを整理する手助けをしてもらえた」といった声が多く寄せられています。

また、研修期間中は弊社とSAMURAIで密に連携を取り、進捗状況や課題を共有。必要に応じて柔軟にカリキュラムを調整するなど、臨機応変な対応をしていただけました。

―今後の展望についてお聞かせください。

今回の成果を踏まえ、来年度はさらに研修内容を進化させていきたいと考えています。具体的には、より実務に近い形でのプロジェクト型学習を増やすことや、最新のテクノロジートレンドを取り入れたカリキュラムの拡充などを検討しています。

また、新卒研修に加えて、既存のエンジニアのスキルアップを目的とした研修の実施も視野に入れています。技術の進化が加速する中、経験者であっても継続的な学習の機会は重要です。その意味で、SAMURAIには引き続き、質の高い研修プログラムの提供を期待しています。

出社日はチームメンバーとオフラインで情報交換

―最後に、同様の課題を抱える企業へのメッセージをお願いします。

エンジニア育成は、どの企業にとっても重要な経営課題の一つだと思います。特に、技術の進化が急速な今の時代では、効果的な研修プログラムの構築が成否を分ける重要な要素となっています。

その意味で、SAMURAIのような実績のある研修パートナーと組むことは、非常に有効な選択肢の一つだと考えています。単なる技術の伝達に留まらず、自走力のある人材を育成できる点で、長期的な視点からも大きな価値があります。

もちろん、研修にかける時間や費用は各社の状況によって異なるでしょう。しかし、人材育成への投資は、必ず将来の競争力につながります。ぜひ、自社に最適な育成方法を見つけていただきたいと思います。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。貴社のさらなる発展を期待しております。

こちらこそ、ありがとうございました。

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具体的に研修内容が定まっていない段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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