社会人にビジネスマナー講座が必要な理由!目的と内容・おすすめ研修も紹介
組織力を強化するために、新入社員教育や既存社員の再教育にビジネスマナー講座を導入する企業が増えています。
その一方で、マナーの向上が企業の業績に直結するわけではないため、研修の導入効果に懐疑的な社員がいることも事実。実際、どのような内容で実施すれば研修効果を高められ、業績改善に結びつけられるのか、わからない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、ビジネスマナー講座について、次の内容で詳しく解説します。
社会人が習得すべきビジネスマナーの詳細も解説していますので、ぜひ自社での研修実施にお役立てください。
ビジネスマナーとは
ビジネスマナーは、社会人のコミュニケーションに欠かせないスキルといわれる一方で、習得しても企業の業績に結びつかないと考えられ、重要視されない傾向があることも事実です。
ここでは、ビジネスマナーの必要性と学ぶメリットについて解説します。
ビジネスマナーの必要性
ビジネスマナーは、コミュニケーションの潤滑油となり、ビジネスの推進に重要な役割を果たします。
ビジネスにおいてのマナーは、社外に対してプロフェッショナルな印象を与え、信頼を得るための重要な要素です。社内においても、ビジネスマナーは業務上のコミュニケーションを効果的に促進し、誤解や衝突を避けるうえで有効に働きます。
中途採用者の増加などで人材が多様化する中、社内の共通認識を得にくくなっている企業では、マナーにもとづく良質なコミュニケーションが求められます。社員がビジネスマナーを習得することで、それぞれに思いやりと他者理解が備わるため、組織内での相互理解が深められるのです。
コミュニケーションが円滑化されれば、組織のビジョンやバリューの形成を促すことも可能です。社員がビジョンを共有することで社員満足度が向上するなど、職場環境の改善にもつながります。
価値観やバックグラウンドの異なる社員同士が良好なコミュニケーションを維持するためには、ビジネスマナーにもとづくお互いへの気遣いが不可欠といえます。
ビジネスマナーを学ぶメリット
社員がビジネスマナーを学ぶメリットは、ビジネススキルを向上させ、キャリアアップにつなげられることです。
例えば、社員の役職やステータスにより、必要とされるビジネスマナーは異なります。キャリアアップを考える際に、現状よりワンランク上のビジネスマナーを身につけることで、次のステップへ踏み出す際の自信につなげることも可能です。
また社員がビジネスマナーを習得すると、業務運営の効率化と組織のパフォーマンス向上も見込めます。マナーを踏まえた適切なコミュニケーションにより、職務上の連携が齟齬なくスムーズに進むため、組織の生産性が高まります。
さらに高度なビジネスマナーを学ぶことにより、グローバル対応力を強化することも可能です。相手の立場に立つコミュニケーションを習得できていれば、異文化圏の人と相互理解を深めることも難しくありません。
ビジネスマナーの習得はコミュニケーションを円滑化し、組織の結びつきを強固にするため、中長期的な企業価値を高めることもできるのです。
ビジネスシーンでの基本的なマナー
社会人には最低限押さえておくべきマナーがあり、社員は研修でそれらを習得することが望まれます。ここから、研修で取り入れるべきビジネスシーンのマナーについて、次の内容で紹介します。
挨拶と基本的な会話マナー
挨拶はその人の印象を決定づけるため、笑顔で明るく行います。聞こえないような小さな声や、気づかない程度の軽い会釈だけでは、信用を得るには不十分です。
相手に好印象を与える挨拶のポイントは、次のとおりです。
- 相手よりも先に挨拶する
- 挨拶の言葉がお辞儀よりも前に来る
- 相手の名前を呼ぶ
- 気遣いや感謝の一言を添える
挨拶の際に「昨日は〇〇大変だったのではありませんか」「先日は〇〇ありがとうございました」など、気遣いの一言を添えられると、いっそう好印象を与えられます。
ビジネス会話での注意点は、相手との上下関係や状況に応じた言葉の使い分けを把握しなければならないことです。例えば上司に対し「ご苦労さまです」「了解しました」は不適切で、正しくは「お疲れさまです」「承知しました・かしこまりました」となります。社外の人に上司を紹介する際には、役職名をつけず名字で呼び捨てにすることが正解です。
そのほかにも、世間で常用されている表現が、日本語として不適切な場合もあるため注意が必要です。特に新卒社員は「…でよろしかったでしょうか」「…のほうをお持ちいたします」などの誤った言い回しを、アルバイトの現場などで習得している可能性もあります。正しくは「…でよろしいでしょうか」「…をお持ちいたします」です。
たとえ接客業の経験者であっても、新入社員については敬語の使い方をチェックし、自社事業に則した教育をする必要があります。
電話対応のマナー
お互いの顔が見えない電話の対応は、通常の会話以上にマナーへの留意が求められます。電話の応答者は社歴やポジションにかかわらず、会社の顔として対応しなければなりません。
社外からかかってきた電話を取る際のマナーのポイントは、次のとおりです。
- 相手よりも先に「お電話ありがとうございます、〇〇社でございます」と明朗に挨拶する
- 相手を待たせるのは原則3コール以内とする
- 取り次ぎや確認が必要なときには保留をする
- 伝言を受けるときは必ず日時と相手の名前・連絡先・折り返しの必要性の有無についてメモを取る
伝言の際には復唱しながらメモを取ると、用件を正確に伝えられるうえ、相手に誠意が伝わります。
電話をかける際の重要なマナーは、相手の業務時間外や忙しそうな時間帯を避けることです。そして「いつもお世話になっております。ただいまお時間よろしいでしょうか」と相手の都合を確認することも、好感度の高い通話のポイントです。
相手の状況がわからない電話では、適切な配慮が相手の不安を取り除き、よい印象を与えることができます。
メールやチャットなどビジネス文書のマナー
ビジネスメールにおけるマナーには、礼儀正しい表記以外にも注意点があります。
まず、件名を具体的に表記することが大切なマナーとなります。受信者はメールの重要度を件名で判断し、優先順位をつけているためです。重要度を判断できる件名のポイントは「いつ・何を・どうしたい・どうしてほしい」を明確に書くことです。
本文については社外でも社内でも、先に用件を述べ、その後に詳細を書き加えて文面を簡潔にすると、目的が明確になり用件が伝わりやすくなります。適切な改行や箇条書きで、レイアウトを見やすくすることも相手への必要な気遣いです。
また社外メールでは、相手の会社名を「〇〇(株)」ではなく「〇〇株式会社」と略さず書くべきことにも注意しましょう。
ビジネスチャットでは、メールよりも気軽なやりとりが可能です。ただしプライベートのLINEとは異なり、礼儀を踏まえた文が求められます。
ビジネスチャットでもメールと同様に、結論ファーストの簡潔な文章で、用件を先に伝えます。メールとの違いは、早いレスポンスが必要なこと、定型文の挨拶が不要なこと、返信の代わりに適宜「反応」を使用するほうがよい場合があることです。
依頼に対するレスポンスは特に早く行う必要があります。複数人のタイムラインでは、連絡事項に対して返信するよりも「反応」のほうが適切な場合もあるため、適宜使い分けましょう。
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ビジネスマナーの具体的な事例
ここからビジネスマナーの具体的な事例を、次のシーン別に解説します。
会議でのマナー
会議のマナーには、通常業務と異なる注意事項が数点あります。
まず、会議では通常以上に服装に気を遣うことが大切です。会議の場では、いつも以上に身だしなみに目がいくため、適切な服装を心がけることが求められます。
また、会議中にメモを取ることも大事ですが、議事進行に集中していること、話者に注目し手を止めることも、議事を円滑に進行するうえでは必要なことです。話を聴く姿勢を明確に示すことで、発言者が話をしやすくなり、他者の意見も促せます。
そして自分が発言する際には、結論ファーストで手短に行いましょう。発言するタイミングと内容には、議論の流れを妨げないよう配慮することが必要です。他者の話を遮ったり、急に話題が飛躍したりしないよう注意しましょう。
会議へ参加する心構えとして、出席をアサインされた時点であらかじめ会議の目的を把握し、意見の準備をしておくことが重要です。その際に自分がどのような立場で参加するのかを踏まえ、意見を整理しておきましょう。
会議のマナーで最も大切なことは、皆の貴重な時間を割いている会議の意義を最大化できるよう、主体的に参加することです。
会食時のマナー
ビジネス接待の会食では、セッティング時に十分な下調べをすることが重要なマナーのひとつです。相手の嗜好(しこう)を踏まえたメニューを設定し、上座と下座の座席配置に加え、トイレの位置などをあらかじめ確認しておきましょう。
食事中は話が弾んでいても、相手のグラスが空く前にドリンクをオーダーするなど、気遣いを忘れないようにしましょう。酒類を提供している場合にはお冷を頼んだり、食事が一段落した際にお茶を頼んだりすることも、タイミングを見て行うことが求められます。
食事の後半にさしかかったら、さりげなく相手の帰宅方法を確認するなどの心遣いも重要です。必要に応じてタクシーを手配したり、帰りが遅くならないよう食事時間を調整したりすることも想定しましょう。
食事後の会計は相手から見えない所で行うこと、手土産は帰り際のタイミングで渡すことなど、最後まで相手をもてなす気持ちを表すことが必要です。相手が帰宅の途につくまでの段取りをしておくことで、会食終了までに慌てずに済み、相手が抱く印象もアップします。
接待の会食だけでなく、社員同士のビジネスランチやビジネスディナーでも、最低限のマナーは必要です。上司の座る位置や、自身の食べるスピードに留意し、会計時に上司が支払う場合にはお礼を言うなどの気遣いが求められます。
オフィス内でのマナー
オフィスでの私語は、一般に仕事に支障がない範囲で構わないとされます。ただし、来客中や近くで電話をしているときには控えるべきです。
オフィスでの私用電話や私用メールは、周囲の集中力と士気を下げる恐れがあります。もし、緊急の電話に出た場合には「失礼しました」と周囲へ一言詫びると良いでしょう。当然ですが、会社の端末で個人のネットサーフィンをすることもマナー違反です。
休憩中にも、共有スペース利用時に大きな声で話すことは周囲への迷惑となるため、慎まねばなりません。また、業務やプロジェクトの話をすることも、外部の人に聞かれる可能性があるため避けるべきです。
最近は、テレワークなどでコワーキングスペースを使う機会も増えています。さまざまな人が同じ空間で仕事をするため、スペースの使用時には次のようなマナーが求められます。
- 大きな話し声や物音を立てない
- 共用物品を丁寧に扱い元の場所へ戻す
- スペースを散らかさない
- 借りていないスペースへ入室しない
- 他者の情報をのぞき見しない
自分自身も情報流出やトラブル防止のために、席を立つ際のパソコンロックや貴重品の携帯を心がけましょう。
オンライン会議でのマナー
近年は、オンライン会議の増加にともない、新たなマナーが必要とされるようになりました。
オンライン会議では、顔が見えるほうが安心感を与えるため、なるべく顔出しをすることが求められます。
入室は開始の5分前に済ませ、開始時は対面よりもはっきりと挨拶をします。服装は在宅でもビジネスに相応しい清潔感のある物を選ぶことが望ましいです。
オンライン会議では通信状況により音声や画像が不明瞭になりやすいため、注意すべきマナーは次のとおりです。
- 他者が話す際にはマイクをオフにする
- 多少大げさなくらい大きくうなずく
- 一語一語を明瞭に話す
- 発言をする意志を挙手などのジェスチャーで表す
- 通信状況が良くない場合は断りを入れカメラをオフにする
会議中の画面については、次のような点にも注意する必要があります。 - 端末の画面ではなくカメラに視線を合わせる
- 画面映りを見て自分とカメラとの距離・角度を調節する
カメラの位置が低いと、相手を見下ろすような映像になってしまう恐れがあります。そのため、事前にカメラテストを行い、距離や角度を調整しておくことも、留意すべきマナーといえるでしょう。
トラブル時のコミュニケーションマナー
トラブル時の対応は、発生後できるだけ早く上司へ報告し、善後策の相談をすることが重要です。発覚が遅れればそれだけ事態が悪化し、巻き込まれる人が増えてしまいます。
トラブルに際しては動揺せず、順序立てて結論から説明することが大切です。切り出す際には「今、〇分ほどお時間よろしいですか?」と相手の都合に配慮するよう心がけます。報告時には、他者に原因があったとしても他責のトーンにならないよう、言葉を選ぶことが上司や周囲への配慮です。
さらに報告する前に、自分でも解決策を考えたうえで見解を聞くようにすると、誠意が伝わり心象が良くなります。
トラブルへの対処時には、動揺を抑えて冷静にトラブルの因果関係・全体像を捉えることがマナーといえます。
クレーム対応のマナー
クレーム対応のマナーは、ビジネスマナーの中でも顧客との信頼関係を継続するうえで重要な要素です。クレームに適切に対応するための適切なマナーには、次のステップがあります。
- 1. 謝罪の意と心情を理解している意を表明する
- 2. クレームの原因の発生状況と事実を確認する
- 3. 善後策・解決策を提示する
- 4. 再度謝罪し意見への感謝を伝える
まず「ご不便(ご迷惑)をおかけいたしました、お困りでしたね」など、謝罪の意と同時に相手への心情理解を伝えます。続いて「どのような状況でしたか」と、クレーム原因の発生状況と事実の確認を行ったうえで、解決策の提示をすると良いです。
その後は再度の謝罪と「ご意見ありがとうございました」と、感謝の意を伝えられるとベストです。
クレームを受けた際に、相手をクレーマーと思い軽く受け流してしまったり、言い訳をしてしまったりすると、最悪の場合自社の信用を失うことにもなりかねません。とはいえ、ただ謝るだけでも誠意を欠いてしまいます。
始めのステップで、相手の心情を理解していると伝えることで、冷静になった相手から正確な状況を聞き出せるため、建設的な解決策を発見できるのです。
クレーム対応は会社の代表として、相手の心情を汲み納得していただける対応をすることが大切です。
フィードバックや評価を伝えるときのマナー
フィードバックはマナーを守り、適切に伝えることが必要です。相手のためを思って言うフィードバックでも、伝え方を間違えると相手を傷つけ、場合によってはパワハラと受け取られてしまう可能性もあります。
適切なフィードバックを行うためのマナーとは、主観的な判断を避けること、理由と根拠を示したうえで、改善点を伝えることです。そしてフィードバックの最後に、相手への期待感を伝えることで、本人のやる気を引き出し、自己肯定感を上げることができます。
さらにフィードバックを伝えた相手をその後放置することなく、見守りフォローアップしていくことも、相手の成長を促すうえで効果を発揮するマナーといえます。
ビジネスマナーを身につけるためのステップ
一口にビジネスマナーといっても範囲が広く、体系的な学習には工夫が必要です。ここからビジネスマナーを身につけるために必要な3つのステップを紹介します。
- Step1. 自己学習のためのリソース紹介
- Step2. ビジネスマナー向上のための継続的な実践方法
- Step3. ビジネスマナー研修の利用
Step1. 自己学習のためのリソース紹介
社員がビジネスマナーを個人で学ぶには、インターネット上の情報を参考にする方法があります。正誤・選択クイズ形式の教材もあるため、自身のマナーが適切かどうかを確認するために活用できるでしょう。
ビジネスマナーを体系的に学ぶためには、専門の書籍を読むことも有効です。ビジネスマナーを学べる書籍には、基本的なマナーを押さえられる「ビジネスの基本とマナー」(マナー西出ひろ子 著:初版2021年)、マナーを経営学と自己啓発の側面から学べる「Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」(クリスティーン・ポラス 著 夏目大 訳:出版2019年)などがあります。
近年はテレワークやコワーキングスペースでの作業、オンライン会議などの新しい作法について解説した書籍も増えているため、参考にするとよいです。
体系的にマナーを学ぶには、検定受験を目指すこともひとつの方法です。「ビジネス実務マナー検定(1級~3級)」は、公益財団法人実務技能検定協会が認定する民間資格で、試験では「必要とされる資質」「企業実務」「対人関係」「電話実務」「技能」が問われます。
社内で検定合格を評価する仕組みを作れば、社員のモチベーションのアップにもつながり、合格者はその後の業務に自信を持って臨むことができるようになります。
Step2. ビジネスマナー向上のための継続的な実践方法
ビジネスマナーは習慣であるため、机上だけでなく実践の中でも学ばなければ身につきません。実践しながらマナーを自分のものにしていきましょう。
日頃の業務の中でも、ビジネスマナーについて何か気づきがあるたびに都度メモをする習慣をつけると、あとで繰り返し見返すことができ、ビジネスマナーが身につきます。
上司や先輩に対し、ビジネスマナーのフィードバックをしてもらえるよう日頃から依頼しておくことも、ビジネスマナーを習得するひとつの方法です。
普段はよほど目につくことがない限り、マナーについて指摘されることはないため、1ヵ月に1回など、定期的にビジネスマナーの改善点を指摘してもらう機会を作るとよいでしょう。自身で気づけなかった改善すべき言動や所作を把握でき、マナーの効果的な習得につながります。
Step3. ビジネスマナー研修の利用
ビジネスマナーを効果的に習得するためには、研修を実施する方法もあります。
自社で適任な講師が不在の場合には、外部研修を利用することも可能です。外部研修を採用するメリットは、自社で教材やカリキュラムの準備や設定などのリソースが不要になることです。研修機関によっては、アンケート結果の分析や効果測定、フォローアップを実施してくれる場合もあるため、活用するとよいでしょう。
外部研修の選び方としては、自社の人材育成目的に合うカリキュラムで選ぶ方法が最も適切です。自社の目的から外れたカリキュラムでは、その後の実務に活かしきれず、研修効果を最大化できません。自社の課題を解決できるカリキュラムの中から、各社のホームページや比較サイトの評判・口コミを参考に、選ぶことをおすすめします。
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ビジネスマナー講座おすすめ3選
最後にビジネスマナーのおすすめ講座を3つ紹介します。自社での研修実施にお役立てください。
侍エンジニアBiz
「侍エンジニアBiz」は、オンラインのカスタマイズ研修とLMSを提供する研修サービスで、自社オンボーディングをeラーニングで体系化できるなどの特色があります。
自社の現状に合わせたプログラムと、社員個別のスキルに合わせたカリキュラムをフルオーダーで作成できることが強みです。
受講内容を理解でき、定着するまでトレーニングを行えるほか、プロの学習コーチが学習の習慣化をサポートするため、業務が忙しい受講者でも挫折せず学習を継続することが可能です。24時間投稿可能なQ&A掲示板でいつでも質問ができるため、学習内容がより定着します。
研修管理者には受講者1人ひとりの進捗報告を実施すること、進行速度の調整や内容追加などに柔軟に対応できることも、侍エンジニアBizのメリットです。
侍エンジニアBizは「実践的なスキルを習得したい」「一人ひとりの進捗を把握したい」「個別のスキルに合うコンテンツを利用したい」という企業におすすめです。
(出典:伴走型オーダーメイド研修 | SAMURAI ENGINEER Biz)
株式会社パーソル総合研究所
「株式会社パーソル総合研究所」の提供する「ビジネスマナー研修」は、新入社員を対象とした2日間の研修です。
研修では、まず社会人としての仕事のスタンスについて、組織で働く意識づけを行うことから始めます。個々の実践的なマナーを学ぶ際には、思考を自分中心から相手中心へとシフトさせ、マナーの意味を参加者自身に気づかせます。
マナーの実践に加え、コミュニケーションの重要性への理解を促し、チームワークを育成することも本プログラムの特徴です。ゲームやグループワークを通じて、行動に落とし込めるまで実習を行うことで、社会で必要とされるコミュニケーションを習得することができます。
この研修はロールプレイングの効果を最大化するために、受講者数10~20名での受講を推奨しています。パーソル総合研究所のビジネスマナー研修は、実践的なマナーとチームワークを同時に習得させたい企業におすすめです。
(出典:ビジネスマナー – パーソル総合研究所)
株式会社インソース
「株式会社インソース」の公開講座ビジネスマナー研修には、新入社員向け・ベテラン向け・接客業向けの各コースがあり、セミナールーム、オンライン両方の受講が可能です。
公開講座「ビジネスマナー研修」では、ビジネスマナーの基本を学びながら、それぞれのマナーが「なぜ必要か」を体系的に知ることができます。そのほか実践的なワークを多く取り入れるため、現場ですぐ実践可能なマナーを身につけられることも魅力です。
言葉遣い、電話対応など、シーン別に講義とワークを交互に実施するため知識が定着し、ビジネスマナーの効果的な習得が可能。漠然と知っていても実践でなかなか出てこない言葉や動作を、練習を通じて体得できます。
インソースのビジネスマナー研修は、社会人のマナーを一通り学ばせたい企業や、マナーの型だけでなく意味も学ばせたい企業におすすめです。
(出典:ビジネスマナー研修 – 公開講座)
よくある質問(FAQ)
- 新卒社員のために効果的なビジネスマナー研修のプログラムを教えてください。
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新卒社員のビジネスマナー研修には、社会人としての意識づけを行いながら、他者への気遣いを実践的に学べるプログラムが最適です。
研修のコマ割りでは講義とワークとをバランスよく組み合わせると、受講者の集中力を保つことができるほか、技術と知識を効果的に習得でき、実務に活かしやすくなります。
研修とeラーニング教材などによる自己学習を併用すると、隙間時間を活用しながら知識の補完も可能です。動画やクイズ形式で楽しく学べる内容や、確認テストを実施することも知識の定着に有効です。
- ビジネスマナー研修のための教材や資料はどこで見つけることができますか?
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自社でビジネスマナー研修を実施するための教材は、基本的な内容であればインターネットでも入手が可能です。
インターネットでは研修用のPowerPointのテンプレートやスライドが入手できるほか、網羅的・体系的なビジネスマナーのテキスト教材の中にも、一部ダウンロード可能なものがあります。
Withコロナ時代のマナーや業種に特化した内容については、会員登録することでダウンロードできる教材もあります。自社の人材育成目的や育成対象者に合わせて選択するとよいでしょう。
- 面白くて実用的なビジネスマナー研修のアイデアはありますか?
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ビジネスマナー研修を、受講者の興味を引く内容で実施する方法はいくつかあります。
例えば、チームで協力しないとミッションを達成できないゲームを行うなどです。また、チームごとに誤ったマナーの動画を撮影し、ほかのチームに間違い探しをさせるといった研修方法もあります。
グループワークには、マナーの習得と同時に、強固なチームビルディングを促す効果もあります。
- 1日で学べるビジネスマナー研修の内容は何ですか?
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一般的なビジネスマナー1日研修は、次のような内容で実施されます。
- ビジネスマナーの必要性
- 信頼関係を築くための基本的原則
- 実践的な言葉遣い、電話対応、報・連・相の仕方、身だしなみなど
- ビジネスシーンを想定したロールプレイング
ビジネスマナーの基礎を座学で学ぶほか、テーマごとに座学とワークを交互に行うなど、受講者に主体的な参加を促すことで、知識とスキルを定着させるカリキュラムが一般的です。
侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する
まとめ
ビジネスマナーは、社内においても、社員が良好なコミュニケーションを取り、企業が成長するうえで、必要不可欠な気遣いを体系化したものです。
効果的なビジネスマナー講座を実施するためには、マナーの必要性と意義を理解でき、実践に落とし込めるようなカリキュラムにする必要があります。研修後に適切なフィードバックとフォローアップを行えれば、習得したビジネスマナーを実践に活かすことができ、研修効果を最大化することが可能です。
もし、カリキュラムの作成とフォローアップを行ううえで、自社のリソースが不足している場合には、専門の研修サービスを活用することができます。自社の事業の方向性に合わせ、最も効果的な方法でビジネスマナー講座を実施できるようご検討ください。