株式会社アーザス様｜事例インタビュー

IT業界で幅広いサービスを展開する株式会社アーザス。インフラ構築からアプリケーション開発、さらにはeスポーツ事業まで、多岐にわたる事業を手がける同社が直面したのは、新人教育の課題でした。

アプリケーション開発部署では、SaaS型交通系決済・認証プラットフォームやMaaSアプリケーションなど、先進的なプロジェクトに取り組む一方で、新人研修を担当するメンバーの不在や、既存社員の多忙さから、従来の質を維持した新人教育の実施が困難な状況に陥っていました。

そんな中、同社が選んだのが、SAMURAIの研修プログラムでした。「カリキュラムの柔軟性と研修開始までのスピード感が決め手」となり、わずか2週間という短期間で研修をスタートさせることができたのです。

今回、SAMURAIが支援したプロジェクトは、アプリケーション開発部署からの依頼。「新人に対して質の高い研修を短期間で提供したい」という課題に、どのように取り組んだのか。プロジェクトを振り返りながら、担当者様にSAMURAIの支援で得られた成果や率直な感想を伺いました。

カリキュラムの柔軟性と研修開始までのスピード感が決め手になりました

―まずは、御社の主な事業内容について教えてください。

私たちは、インフラ構築、アプリケーション開発、そして近年注力しているeスポーツ事業など、ITに関する幅広いサービスを提供しています。

お客様の多様なニーズに対応する中で、ITインフラの整備からアプリケーション開発まで、包括的なサポートを行っています。

研修受講に至った経緯・抱えていた課題

―今回研修を受講された経緯や、抱えていた課題についてお聞かせください。

今回の研修を受講したのは、アプリケーション開発部署です。当部署では、主に受託開発やSESの形で、要件定義からリリースまでの一貫したサービスを提供しています。

最近では、SaaS型交通系決済・認証プラットフォームの開発や、MaaSアプリケーションのプロジェクトに参画しています。

当初、部署内で新人研修を担当するメンバーが欠員しており、社内での教育体制が整っていないことが大きな課題でした。

他のメンバーも既にプロジェクトを抱えており、本業と並行して研修を行うのは難しい状況でした。加えて、新人に対してこれまでと同等以上の質の高い研修を実施する必要がありました。

このような背景から、研修のアウトソーシングを検討し、研修先を選定することになったのです。

―研修先を選ぶ際に重要視されたポイントは何でしょうか？

私たちは研修のゴールと基本的なカリキュラムをあらかじめ策定していたため、それをどれだけ的確に反映した提案が得られるかが選定の大きなポイントでした。

特に、アルゴリズムやJavaを使用したプログラミングの基礎、データベースとしてはPostgreSQLの扱い方、テスト手法の理解などが重要な項目として挙げられました。さらに、総合演習として、データベースを活用したアプリケーション開発や、ログ解析、Gitなど現場で求められる知識やスキルを網羅的に学べるかどうかが判断基準となりました。

また、委託先の選定から研修開始まで約2週間という限られた期間で導入できるかどうかという点も、非常に重要な要素でした。

―その中で、SAMURAIを選ばれた理由についてお聞かせください。

要望が細かく決まっていたこともあり、SAMURAIの担当講師とカリキュラムの詳細な内容についてすり合わせを行えるという点が大きな決め手でした。SAMURAIは私たちの要望に非常に寄り添い、カスタマイズされた提案をしてくれました。

また、短期間での研修開始が可能であり、担当営業の方の対応も迅速だったことが非常に印象的でした。これらの理由から、SAMURAIに研修を委託することを決めました。

研修の成果と今後の展望

―実際に研修を受けてみて、どのような効果がありましたか？

今回、研修を受けた2名は、私たちが設定していた目標を達成するだけでなく、想定以上の成長を遂げました。彼らは今後、どの開発現場に配属されても即戦力として活躍できるレベルに到達したと確信しています。

プログラミングスキルだけでなく、現場で必要な知識や考え方を身につけたことで、自走力が育まれたと感じています。

―今後の展望についてお聞かせください。

今回の研修を通じて、アプリケーション開発部署を含め、新人を短期間で実戦力のある人材に育てる体制の重要性を改めて実感しました。

とはいえ、社内にはまだ十分な新人研修のノウハウが蓄積されていないため、外部研修の活用を含め、今後も社員のスキル向上に取り組んでいくつもりです。

今回の成功を足がかりに、さらに高い技術力を持ったエンジニアを育成し、将来的には社内で一貫した研修体制を整えたいと考えています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。今後のさらなるご発展をお祈りしております。

こちらこそ、ありがとうございました。