株式会社エス・ケイ・エス様｜事例インタビュー

テクノロジーの急速な進化と人材の流動化が進む昨今、多くの企業が人材育成と技術力の維持という課題に直面しています。特にIT業界では、この問題はより顕著であり、企業の競争力に直結する重要な課題となっています。

今回SAMURAIが支援したプロジェクトは、ソフトウェア開発やクラウドサービスの開発・運営を手がける株式会社エス・ケイ・エス様からのご依頼でした。

「突然の社員退職により、社内での人材育成が困難になった」という切実な課題を抱えていた同社。外部サービスを活用した人材育成という新たな挑戦に踏み出すことになりました。

短期間で即戦力となる人材を育成しながら、同時に長期的な技術力の向上を図るという難題。プロジェクトを振り返りながら、担当者様にSAMURAIの支援で得られた成果や率直な感想を伺いました。

人材育成の一環で外部研修を利用

―まずは、御社の事業内容について教えてください。

私たちの会社では、主にソフトウェア開発とクラウドサービスの開発・運営を行っています。常に最新の技術トレンドを追いかけながら、顧客のニーズに応える製品やサービスを提供することを心がけています。

―研修を受講されるに至った経緯や、抱えていた課題についてお聞かせください。

最大の課題は、突然の人材流出でした。

社内の重要な人材が予期せず退職してしまい、それまで社内で行っていた人材育成が困難になってしまったのです。この状況を打開するため、「外部サービスで人材育成ができないか」と検討を始めました。特に、新人教育と技術力の維持・向上が喫緊の課題となっていました。

SAMURAIでの受講を決めた理由

―数ある研修先の中で、SAMURAIを選ばれた理由は何でしょうか？

研修先を選ぶ際には、何よりも「当社の抱える課題にマッチするかどうか」を最優先に考えました。さまざまな外部サービスを比較検討する中で、SAMURAIとの相談を重ねていきました。

その過程で、SAMURAIのサービスが当社の課題解決に直結すると強く感じたのです。特に印象的だったのは、SAMURAIのスタッフが私たちの状況をよく理解し、具体的な解決策を提案してくれたことです。

また、SAMURAIのカリキュラムが実践的で、即戦力の育成に適していると感じたことも大きな決め手となりました。私たちが求めていたのは、単なる知識の習得ではなく、実際の開発現場で活かせるスキルの獲得でしたから。

SAMURAIでの研修を通じた成長と今後の展望

―実際に研修を受けられた感想はいかがでしょうか？

率直に言って、非常に満足しています。

まず、インストラクターの方々のスキルの高さに感銘を受けました。彼らは単に教えるだけでなく、私たちの状況を深く理解した上で適切なアドバイスをしてくれました。特に、開発責任者が突然退職し新人2名が残された際には、インストラクターが適切な方向性を示してくれたことで、技術面だけでなくメンタル面でも大きな支えとなりました。

受講当初に設定した目標は概ね達成できたと感じています。ただ、本番開発の部分については、まだ思い描いていた着地点には到達していないと感じています。これは今後の課題として認識しています。

―今後の展望についてお聞かせいただけますか？

今回の研修を通じて、外部リソースを活用した人材育成の有効性を実感しました。今後は、この経験を活かしつつ、さらなる発展を目指していきたいと考えています。

具体的には、一緒に仕事を進められる即戦力の人材を採用しながら、並行して新人育成を継続していく予定です。SAMURAIでの研修で得たノウハウを活用し、社内での技術力の底上げと人材育成のサイクルを確立していきたいと考えています。

また、本番開発においてまだ達成できていない部分については、引き続き取り組んでいく予定です。SAMURAIのインストラクターには、必要に応じて相談させていただくことも検討しています。

―最後に、同じような課題を抱える企業に向けてメッセージをお願いします。

突然の人材流出など、予期せぬ事態に直面したときこそ、外部リソースの活用を検討してみてください。私たちの経験から言えば、SAMURAIのような質の高い研修サービスは、そうした危機的状況を乗り越えるための有効な選択肢となり得ます。

ただし、外部サービスを利用する際には、自社の課題とそのサービスが本当にマッチしているかどうかを十分に検討することが重要です。時間をかけて相談し、納得がいくまで検討することをおすすめします。

そうすることで、単なる一時的な問題解決だけでなく、長期的な成長につながる貴重な機会を得られるはずです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。御社のさらなる発展を期待しております。

こちらこそ、ありがとうございました。