KAIグループ様｜事例インタビュー

1908年の創業以来、刃物全般やビューティケア製品、調理・製菓道具の製造販売を通じて、人々の暮らしに寄り添ってきたKAIグループ様。同社が近年注力しているのが、デジタル人材の育成と業務効率化の推進です。

今回SAMURAIが支援したプロジェクトは、グループ経営統括本部からのご依頼。「生成AIを活用した業務効率化を全社的に推進したい」というご相談でした。

AIに不慣れな方もいるチームが、短期間で実践力を身につけながら自社の業務改善に取り組むという挑戦。プロジェクトを振り返りながら、グループ経営統括本部の担当者様に、SAMURAIの支援で得られた成果や率直な感想を伺いました。

業務効率化への挑戦

―まずは、グループ経営統括本部の事業内容について教えてください。

私たちグループ経営統括本部は、KAIグループ内の経営戦略・管理・IT運用等を主な業務としています。

具体的には、カミソリ、ツメキリ、ハサミ、包丁、医療器、工業用等の刃物全般、ビューティケア、調理・製菓道具の製造販売を行うグループ全体の経営を支える役割を担っています。

―研修を受講されるに至った経緯や、抱えていた課題についてお聞かせください。

最大の課題は業務量の増加でした。

高品質なモノづくりや、お客様、取引先様等の期待に迅速に応えていくために、社員の業務量は増加する一方でした。このような状況において、業務の効率化は必至で、既存のやり方を見直す必要がありました。

また、現在の仕事を遂行するだけでは新しい発想や改善は生まれません。社会・経済、最新テクノロジー等、社外の状況を定期的に把握し、自分自身の業務に活かすことも重要です。

そこで、最新テクノロジーを具体的に自分の業務に活かすイメージや効率化のイメージが持てる”きっかけ”を提供するべく、社員に研修を受講してもらうことにしました。

SAMURAIでの受講を決めた理由

―数ある研修先の中で、SAMURAIを選ばれた理由は何でしょうか？

研修先を選ぶ際には、様々な観点から比較検討しました。その結果、SAMURAIを選ぶに至ったのですが、主な理由をお話しますと、まず内容が実践に即していることに惹かれました。

実際に、この研修を部門に展開する前に、人事部メンバーが同テーマの研修を受講してみたんです。受けてみると、研修内容がより実践的で、初心者であっても受講後すぐに活用できるものだと実感できました。

それから、講師の説明のわかりやすさも決め手の一つでした。また、コンプライアンス面もきっちり案内いただけるという点も重要視しました。

さらに、研修の参加者を自社メンバーだけで実施してもらえるというのも大きなポイントでした。初心者からすると生成AIに触れること自体にまずハードルがありますが、自社の部門メンバーだけという環境の中で、不安感なく挑戦できると考えたのです。

SAMURAIでの研修を通じた成長と今後の展望

―実際に研修を受けられた感想はいかがでしょうか？

驚くべき効果がありました。主に弊社のバックオフィス部門のメンバー約50名が受講したのですが、最初のきっかけをつかめたことで、各自が自身の業務でどのように応用するかというイメージを持つことができたのです。

特に印象的だったのは、受講後すぐに効果が表れたことです。その日から業務で生成AIを使い始めたという声が多くあり、多くの者が今までよりもスピーディー・効率的に業務を行えていることを実感しています。

様々なアイディアの「壁打ち役」だったり、エクセルの関数でわからないことがあれば、まずは生成AIに質問してみるという行動変容が社員間できています。

―素晴らしい成果が得られたようですね。今後の展望についてお聞かせいただけますか？

はい、今回の研修を通じて、私たちは大きな一歩を踏み出すことができました。全社的にもデジタル人材を育成し業務効率化を実践していこうとする中で、誰しもが生成AIに早くから触れ、慣れていくことが大事であると考えています。

今回学んだ知識を活かし、一人ひとりが効率的に業務を遂行し価値を創造していければと思います。これは、私たちの会社の長期的な成長と発展の基盤となるはずです。

―最後に、同じような課題を抱える企業に向けてメッセージをお願いします。

業務効率化は多くの企業が抱える課題だと思います。その中で、生成AIの活用は非常に有効な選択肢になると確信しています。

特に、SAMURAIのような実践的な研修を受けることで、単に知識を得るだけでなく、すぐに業務に活かせるスキルと経験が得られます。また、社員の意識改革にもつながり、より効率的で創造的な組織づくりに貢献すると思います。

ぜひ、皆さんも挑戦してみてください。きっと、新しい可能性が開けるはずです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。KAIグループのさらなる飛躍を期待しております。

こちらこそ、ありがとうございました。