この記事では、活用事例も交え、Unityでできることを解説します。
Unityでできることってなんだろう?
ゲーム開発ならUnityって聞くけど、他にできることははないの?
Unityで何ができるのか、イメージが湧かない人は多くいますよね。
Unityといえばゲーム開発エンジンとして有名ですが、最近ではさまざまな分野で活用されています。
この記事では、Unityでできることを活用事例も交え詳しく紹介します。これからUnityを学ぼうと検討されている人は、ぜひ目を通してみてください。
本記事を読む前に、そもそもUnityとは何なのかをおさらいしておきたい人は、次の記事を参考にしてください。
- Unityはゲームだけでなく、XRコンテンツやアプリも開発できる
- Unityは自動車産業や医療現場などの幅広い分野で活用されている
- Unityはゲーム開発や最先端技術に携わりたい人におすすめ
Unityでできること
さっそくUnityでできることを紹介します。
Unityでできることは、
大きく分けて、この3つです。3つと聞くと、できることが少ないんじゃないかと感じるかもしれません。しかし、そういう訳でもないんです。
活用事例も交え、それぞれ詳しく解説します。
ゲーム開発
Unityはもともとゲーム開発エンジンであるため、ゲーム開発に特化しています。
Unityといえば有名なのは3Dゲーム開発ですが、実際は2Dゲームも開発可能です。また、Unityはあらゆるプラットフォームに対応しています。例えば、PC用ゲームを作成した場合、WindowsやMacはもちろん、LinuxやiOS・Androidにも対応させることができます。
また、PS4やXBox・Wii Uなどの家庭用ゲーム機にも対応しており、Unityひとつでほぼ全ての機器に対応したゲーム開発を実現できるのです。
Unityで開発されたゲーム例は次のとおりです。
- ポケモンGo
- 白猫プロジェクト
- スーパーマリオラン
- ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
ポケモンGoは世界的に大流行しました。また、マリオやドラゴンクエストなども、日本を代表するゲームです。これらのゲームも、Unityで開発できます。
あらゆるゲームをプログラミングなしでも開発できるのはUnity最大の魅力といえます。
XRコンテンツ開発
ゲーム開発の他にUnityでできる代表的なことといえば、XRコンテンツ開発です。
XRとはVR・AR・MRの総称で、これら全てをUnityで開発することができます。VRは馴染みがあると思いますが、AR・MRは少し聞き慣れない言葉かもしれませんね。
VRはバーチャルリアリティ(仮想現実)のことです。限りなく現実に近い仮想空間を作り出す技術のことをいいます。VRゴーグルやVR専用ゲームなど、近年VRコンテンツは増えていますね。
ARは拡張現実という意味があり、「ポケモンGo」がAR技術の使用例として有名です。ポケモンGoのように現実の画面に架空の映像を組み合わせることをARと呼びます。
MRは複合現実という意味があり、AR技術をさらに発展させたものです。ARでは、実際に架空の映像に近づくことはできませんでしたが、カメラやセンサーを駆使することで、映像の後ろに回り込んだりすることができる技術です。
まだまだ開発段階の技術ですが、今後主流となってくることは間違いないでしょう。実際、XRコンテンツは自動車産業・医療現場・宇宙産業・不動産業など、幅広い業界で活用が進んでいます。
現在はまだ主流とはいえませんが、将来的には日常で誰しもが触れるような技術になるでしょう。
アプリ開発
Unityはアプリ開発も可能です。
Unityは2Dだけでなく、3Dアプリ開発を得意としています。もともとUnityは3D開発を得意とするツールであるため、アプリ開発にも使いやすいです。
また、UnityはWindows・Mac・iOS・Androidなど、ほとんどのOSに対応できるマルチプラットフォームに対応しています。そのため、1度アプリを作れば、ほぼすべての端末で使用できるのです。
あわせて、Unityでは機能を組み合わせるだけで簡単にアプリが作れます。複雑な動きのあるアプリは難しいですが、簡単なアプリならノンプログラミングで開発できるのも、アプリ開発に使用される理由の1つです。
例えば、下記のようなアプリもUnityで作成できます。
- VRアートアプリ
- 広告を読む取ってコンテンツを表示するARアプリ
- 手術のシミュレーションVRアプリ
現状では、Unityを使ったアプリは業務内で使用するものが多いです。しかし、今後技術が浸透していけば、私たちが普段から使うアプリにも使用されるかもしれませんね。
下の記事では、Unityで作れるアプリの例を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
ゲームだけじゃない!Unityの活用事例6つ
先ほどから解説しているとおり、Unityの使い道はゲーム開発にとどまりません。ここからは、ゲーム開発以外のUnity活用事例を6つ紹介します。
自動車産業
自動車産業では実際に車のデザイン設計にVRを用いている企業もあります。
欧米で人気の自動車メーカーアウディでは、デザイナーチームがVR空間で車をデザインしている様子が紹介されています。組立ラインやお客様への説明、コンセプトカーのダッシュボードディスプレイなどにも活用されています。
日本の大手自動車メーカートヨタ自動車も、従業員を教育するためのVRコンテンツや、リアルな映像で車のデザインなどを検討できるシミュレーターなどをUnityで作成しています。
実際に実物の車を使ってシミュレーションすると、何台ものデモ機が必要です。しかし、VRアプリをうまく活用することで、手軽にシミュレーションできます。
また、UnityはCADデータのエクスポートで有名なPiXYZとパートナーシップを結んでいます。この技術を取り入れたことで、さらにリアルな質感表現が可能となり、自動車産業では活用の場は広がっていくと予想されています。
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医療現場
Unityは医療現場でも活躍しています。
Unityを活用することで、医者でもわからなかった生きた骨や関節の動きを3Dで再現可能です。細かく条件を指定して、筋肉や骨を3Dで動かすこともできるため、医療教育の場で重宝されています。
他にも、手術前のシミュレーションソフトもUnityで作成可能です。手術前にMRIなど精密検査をしてから行うわけですが、実際に手術してみると事前に分からなかった問題が見つかることもあります。
事前にリアルなVRソフトでシミュレーションしておくことで、予行練習ができるのです。血管の動きや配置もリアルに再現されているため、本番に役立ちます。
また、リアルなVRシミュレーターは医師の育成場面でも使用されており、今後はさらに普及することが予想されています。
上の動画では、医療分野でのUnity活用事例が解説されているので、あわせて参考にしてください。
建築・不動産業
Unityで作成されたシステムは、建設・不動産業でも活用されています。
例えば、株式会社大林組では、建設現場の生産性を向上するために、施工中の現場をバーチャル空間に再現するシステムをUnityで作成しています。
設計情報や資材・重機などの情報、作業員の位置情報などをリアルタイムで再現できます。これにより、効率化できる箇所や問題点が可視化でき、生産性向上につながるのです。
また、株式会社積木制作では、バーチャル空間で物件の内見ができるVRサービスを開発しています。内見は物件まで出向くのが一般的です。しかし、コロナウイルスの影響で、内見が難しいケースも出てきています。
VRサービスを使えば、オンラインで実物に近い物件を内見できます。また、360度見渡せるため、実際に住むときのイメージもしやすいです。
このように、Unityは建築・不動産業でも使用されつつあります。
宇宙産業
Unityは、宇宙産業でも活用されつつあります。
宇宙産業といえばロケットやそれに付随するシステム制作などが有名ですよね。精密部品やシステムを作成するときは、説明書などを見ながら作業を行います。このとき、ARサービスを利用することで、目の前に必要な情報を表示しながら作業できるため、生産性を向上できます。
また、宇宙産業で使用される機器を使用するトレーニングに、VRサービスが使用されることもあります。実際の操作では危険が伴う場合でも、VRであれば安全に操作訓練が可能です。
このように、宇宙産業ではUnityで作成したAR・VRサービスを使用する場面があります。
上の動画では、宇宙産業でのUnity活用事例が解説されているので、あわせて参考にしてください。
旅行業界
UnityはVR旅行業界でも注目されています。
Unityの強みとして上げられる、3D処理やVR体験をそのまま旅行に置き換え、気軽にさまざまな場所に行った気分になれるサービスが増えています。
利用者は高齢者や障がい者が多く、VR体験は高齢者がデジタルに慣れるキッカケにもなっています。また疑似体験で身体を動かせることから、VR旅行は介護の現場でもリハビリテーションとして使われているようです。
広告業界
Unityに「Unity Ads」というツールがあり、広告業界でも注目されています。Unity Adsはアプリ内課金を作成し、ユーザーにアプリを発見してもらうためのマーケティングシステムを有するUnity向けのツールです。
近年アプリの有料機能を無料で提供するために、バナー広告を載せたり、動画リワード広告を見せるという流れが増えてきています。
そのなかでも、Unity AdsはUnityで作ったアプリと相性が良く優秀です。
ゲームの中で動画リワード広告を設置して、「ゲームオーバーとなったとき広告動画を視聴することでコンティニューができる」「ゲームコインが貯まる」など、ユーザーが喜んで動画を見る仕掛けをつくることができます。
ゲーム系のアプリだけでなく、ニュースアプリなどにも「動画視聴でポイントが貯まる」設定が可能です。さまざまな広告主に出稿され、今後の広告業界でも注目されています。
Unityでできないこと・苦手なこと
ここからは、Unityでできないこと・苦手なことを3つ紹介します。
0からの画像制作
Unityは0からの画像制作することが苦手です。
そのため画像を使いたいときは、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなど、外部ツールで作成した画像テクスチャを取り込む必要があります。
3DデータもBlenderやMayaなど、3Dグラフィック制作ツールをUnityへ取り込むのがおすすめです。より高精細なグラフィックスを目指すなら、同じゲーム制作エンジンのUnreal Engineを使う方が良いでしょう。
この他にも、Unityは画像にきれいなアウトラインを引く機能がありません。適切なアウトラインを引くには、深度バッファを使ったり、外部ツールを使ってアウトラインを画像側に入れるなどの作業が求められます。
0からの画像制作し、グラフィックに力を入れたい場合は、他のツールも検討してみましょう。
文字間隔の調整
Unityが苦手なこととして、文字間隔(カーニング)の調整ができないという点があります。
Unityの標準テキストには文字間を調整する機能が備わっていません。もし、自分の任意のカーニングを調節したいときは、文字を外部ツールなどで書き出しをして画像として取り込む必要があります。
また、標準テキストの後継である「TextMushPro」にはカーニング機能が備わっているものの、初期設定では日本語が表示できないという欠点もあります。TextMushProを使うときは、「Font Asset Creater」などで日本語フォントを設定する必要があります。
この他にも、TextMushProのカーニング機能は1文字ずつではなく、全体での管理しかできないという欠点もあります。
このようにUnityは文字間隔の調整が苦手なことが多く、アプリのロゴなど「看板」となるものは、画像ツールで制作したものを素材として取り込んだ方がおすすめです。
使用言語に限りがある
Unityでのゲーム開発は、使用言語に限りがあります。主にC#というプログラミング言語が使われ、以前はJavaScriptやBooも使えましたが、現在はサポートされていません。
UnityではC#スクリプトのファイルをオブジェクトに組み込むことで、オブジェクトに何かしらのアクションを動作を追加することができます。スクリプトで物理エンジンを制御し、2D/3DデータをUnity内で縦横上下前後に、シミュレーションをさせることが可能です。
しかしC#はコード量が多く、初心者にとっては少し学習難易度が高い言語です。そのため、独学で始めるにはハードルが高いという難点もあります。
もしUnityでアプリやゲームを作るときは、使用言語に限りがあるということを覚えておきましょう。
Unityを使う3つのメリット
ここからは、Unityを使うメリットを3つ紹介します。
子供でも扱える
Unityを使うメリットとしては子供でも扱いやすいという点があります。
プログラミングの知識がなくても直感的にビジュアル的な操作ができるため、画像や文字の描写、音声の処理、3Dデータの扱いを簡単に学ぶことが可能です。
Unityを使うことで、子供の頭の中にあるアイデアを視覚的に再現することができ、飽きずにプログラミングを学べる利点もあります。
豊富なチュートリアルから、遊びながら学ぶことができるため、Webアプリを開発するよりも子供の学習意欲を高めることが期待できます。
ゲーム制作に適している
Unityはゲーム制作に適したツールが全て揃った総合的な開発環境です。
外部アセットに対応し、画像・音声・3Dモデルなどさまざな素材を取り込むことが可能です。Unity Scriptで機能拡張することもできます。AndroidやPCなど、複数のデバイスに対してアプローチできるアプリを開発することができ、クロスプラットフォームに対応しています。
Unityは多くのユーザーが利用しており、豊富なコミュニティから最新の情報を入手することが可能です。
しかし、Unityのコミュニティや情報元は英語で書かれていることが多く、外国語が苦手な人には少々モチベーションが下がってしまうことが多いかもしれません。それでも多少のデメリットもありますが、Unityは現在ゲーム制作に最も適しているツールの1つといっていいでしょう。
プログラミングなしでゲームが開発可能
Unityは、プログラミングの知識がなくても、ある程度本格的なゲームを作れることが大きな魅力です。
まずUnityには、プログラムコードを書く代わりに、視覚的なブロックを組み合わせてゲームのロジックを作るビジュアルスクリプティングをすることができます。また、ゲームのジャンルごとのテンプレートが用意されており、それをベースに自分だけのゲームを作ることが可能です。
アセットストアにはこのようなテンプレートや豊富なアセット(素材)が販売されており、キャラクター・効果音・背景などを購入しゲームに組み込むことができます。
アセットやテンプレートを自由にカスタマイズしたい場合、プログラミングの知識があると便利です。しかし、プログラミングなしでゲームが開発可能なのはUnityを使う大きなメリットといえるでしょう。
Unityを学ぶべき人は?
ここまでUnityでできることや活用事例を紹介しました。しかし、気になるのは、本当にUnityを学ぶべきかどうかですよね。
最先端技術を扱うことができるUnityですが、次のような人は学ぶメリットが多いでしょう。
- ゲームを自主的に開発したい
- ゲーム開発を仕事にしたい
- 子供のプログラミング教育に役立てたい
- XRコンテンツを作成したい
- 最先端技術に携わりたい
このような人にとって、Unityは相性のいいスキルです。ゲーム開発をしたい人はもちろん、XRコンテンツのアプリを開発したい人にもおすすめの選択肢ですね。
とくにXR分野の将来性は高いと予想されているため、今後開発需要が高まる可能性があります。自動車業界、建設業界、介護の現場や広告、宇宙産業など幅広いコンテンツに転用が可能です。
しかし、Unityはあくまでゲームエンジンです。Webサイト開発や人工知能に興味があるなら、他の言語を学ぶことを考え直したほうがいいかもしれません。
Webサイト開発であればJavaScript・PHP・HTML/CSS、AI開発ならPythonといった適したプログラミング言語があります。自分のやりたいことが実現できる言語を選びましょう。
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あなたにあうプログラミング言語を診断してみるUnityの使い方はどう勉強すればいい?
ここからは、Unityの使い方を知るにあたって、3つの勉強法を紹介します。
入門書を使う
Unityの使い方を勉強する方法として、入門書を利用するのは有効です。
Unityには数々のチュートリアルがありますが、本格的にゲーム開発をするにはC#などのプログラミングを学ぶことが必須となります。
何も知らないまっさらな状態であれば、知識を深めることができる書籍が便利です。入門書は基礎的で重要な内容が幅広く含まれているため、自分が気になるチュートリアルだけを勉強するよりも、さらに深い知識が含まれるでしょう。
毎年アップデートされるUnityの機能に対応するためには、最新の情報が記載されている書籍を選ぶことがおすすめです。
下記に、Unityについて学べるおすすめの書籍を紹介します。
『Unityの教科書 Unity2020完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座』は、イラスト形式の説明が採用されています。
サンプルゲームを作成しながら学べるUnity初心者向けの本です。
書籍名 | Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門 |
著者 | いたのくまんぼう |
『Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門』は、放置ゲームとサイドビューアクションゲームの作り方がわかる本です。サンプルゲームを作成しながら学べるUnity初心者向けの本となっております。
なお、詳しいUnityの入門書をお探しの人は下の記事を参考にしてください。
まずはUnityを実際に触ってみる
Unityの使い方を勉強するためには、まず実際にUnityを触ってみることがおすすめです。本を読んだり動画を見たりするだけでなく、実際に手を動かしながら学んでいきましょう。
実際に操作することで理解が深まり、意図した動きにならない場合、自分で解決方法を探したり、試行錯誤することで問題解決能力が養われます。
また、自分で作ったものが動くのを見るのはとても楽しいものです。達成感を得ることで、学習意欲の持続が期待できるでしょう。
まずは簡単なチュートリアルから始め、徐々に難易度を上げていくことがおすすめです。
スクールでプロに習う
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公式サイトで詳細を見るよくある質問
Unityは初心者にも扱える?
Unityは初心者でも比較的扱いやすいゲームエンジンです。プログラミングコードを書かなくても、視覚的に操作できる部分が多く、直感的にゲームを作ることができます。
Unityで使うプログラミング言語、C#は初心者には習得が難しい部分がありますが、豊富なチュートリアルやコミュニティがあり、入門情報もたくさんあります。
プログラミング知識があればより高度なゲームも開発できるため、全ての機能を完全に使いこなすには学習が必要になるでしょう。
Unityの料金プランを教えて
Unityには、個人開発者から大企業まで、さまざまなユーザーに対応した複数のプランが用意されています。その中でも主要な料金プランを3つご紹介します。
Personal
無料で利用できる基本プランです。
個人開発者や小規模チーム向けに設計されており、多くの機能が利用できます。年間収益または資金調達が10万ドルを超えると、有料プランへの移行が必要になります。
Unity Pro
月額¥27,500(2024年7月現在)の有料プランで、優先的カスタマーサービス、マルチプラットフォームパブリッシングのサポートがあります。Unity Cloud の自動化によるチームの連携を円滑にし、大規模なゲーム開発スタジオや、高度な技術が必要なプロジェクトに最適です。
Unity Industry
月額¥66,880(2024年7月現在)の有料プランで、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、スマートフォン、PC用アプリケーションを開発できる製品とサービスです。CADや3Dデータを使い、没入型体験の構築をすることが可能です。
各プランの詳細な機能や料金については、Unityの公式サイトでご確認ください。プランによって、クラウドストレージ容量、アセットストア割引率、カスタマーサポートのレベルなどが異なります。
Unityを実務で活用している会社はある?
Unityを実務で活用している会社は数多くあります。
例えば、大手自動車メーカーのホンダではUnityを使い車両のプレゼン映像を制作しています。
その他にも、川崎重工業株式会社では、Unityを使ってロボットを普及させるプラットフォーム「ROBO CROSS」を開発しました。ロボットに関するノウハウのない企業にもロボットを使っていただけるように、導入から運用までをサポートしています。
また、「Unity」の開発者会議Unite Tokyo 2018では、東京大学医学部脳神経外科助教の金 太一氏による医療用3DCGの公演がありました。
Unityは手術シミュレーションなどに使われ、医療分野においても今後数多く利用が期待されています。
Unityは無料でどこまで使えるのか
Unityは、個人開発者向けの無料プラン「Personal」でも多くのことが実行できます。
2D/3DゲームやAR・VR開発、アセットストアを通じて素材をダウンロードし、低予算でもアプリを開発することができます。
Unity Personalを使用して作成したゲームは商用利用も可能ですが、収益が年間10万ドルを超えると有料プランへのアップグレードが必要です。大規模な開発やVRを主軸とするアプリ制作をする場合は、有料プランへの移行を検討しておきましょう。
まとめ
Unityでできることとは、多岐にわたります。3Dゲーム開発はもとより2Dゲームの開発、スマートフォンゲームなど、身近なゲームアプリの多くがUnityで作ることが可能です。
また、Unityで作ったゲームやアプリは、PC、スマートフォン、VR/ARデバイスなど、さまざまなプラットフォームで動作させることができます。
Unityは自動車産業・医療現場・建築・不動産業、宇宙産業・旅行業界・広告業界など幅広く使われ、今後も注目される可能性があるゲームエンジンです。
Unityを学ぶ際は、書籍を購入するほか、実際に触ってみたり、スクールでプロに習うことを検討してみましょう。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
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