フリーランスエンジニアとは?職種別の仕事内容や案件例も徹底解説

この記事では、仕事内容や案件例も交え、フリーランスエンジニアの特徴を解説します。

フリーランスエンジニアってよく聞くけど、どんな仕事内容なんだろう?
どんな案件があるのか詳しく知りたい。

フリーランスエンジニアという言葉は広く使われていますが、イメージがつきにくい人も多いのではないでしょうか。

ここでは、ITエンジニアの職種に分けて仕事内容と年収、必要なスキル、案件例を交えて解説します。

目次

【職種別】フリーランスエンジニアの仕事内容

フリーランスエンジニアの仕事内容は細かく分かれています。

ここでは、仕事内容と年収、必要なスキル、案件例をITエンジニア職の種類ごとに解説します。

Webエンジニア

Webエンジニア

Webエンジニアについて詳しく解説します。

仕事内容

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの設計、開発、運用などが主な仕事です。

Webエンジニアは、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)の2つに分かれます。

フロントエンドエンジニアは、ユーザーの目に見える部分について、HTML/CSSやJavaScriptなどのプログラミング言語を用いて開発を行います。バックエンドエンジニアは、サーバーなどのユーザーの目に見えない部分について、JavaやPHP、Python、Rubyなどのプログラミング言語を用いた開発が主な仕事です。

IT業界は技術が移り変わるスピードが早く、少し前まで主流だったものが一気に他の技術に置き換わることも少なくありません。ほかのITエンジニア職にもいえることですが、Webエンジニアは常に学ぶことが求められる職種でもあります。

平均年収

求人ボックスの求人ナビによれば、Webエンジニアの平均年収は約503万円です。日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。

年収の幅は広く、勤務先や経験、求められるスキルによって大きな差がある点が特徴です。そのため、収入を増やすためには経験やスキルが重視されやすい職業です。

必要なスキル

Webエンジニアとして共通するスキルは以下の通りです。

  • プログラミングの基礎能力(言語問わず)
  • HTML(フロントエンド開発では必須。バックエンド開発は主にデバッグなどに使用)
  • 各種ライブラリを扱える能力(jQueryやNode.jsなど)

プログラミングスキルは、フロントエンド・バックエンドに関係なく必要なので、プログラミングの基礎能力を学びましょう。

案件例

Webエンジニア向けの案件をみてみましょう。実際に募集されている案件の中からご紹介します。

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出典:indeed

暗号資産の販売所・取引所等のサービスを運営しているフロントエンドチームのエンジニア募集案件です。顧客要望や各種データに基づきUI/UX改善、フロントシステムのパフォーマンス・チューニングや不具合対応を行います。

月収は44万円から76万円で、年収に換算すると全国平均より高い年収が得られます。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)について以下の項目で詳しく解説します。

仕事内容

システムエンジニアは、企業の社内システムなどの開発が主な仕事です。システム開発の上流工程である要件分析はクライアントのヒアリングを通じて現状の課題を分析し、要件定義は要求分析の結果から求められる機能要件を定義します。

次に設計工程であるシステムの機能や画面、操作などといった基本的な部分を設計する基本設計と基本設計の内容を元にプログラミングできるレベルにまで詳細に落とし込む詳細設計を実施します。

設計書をもとにプログラミングやテストを実施したらシステムをリリースし、運用・保守も担う一連のシステム開発です。

上記の中でも、システムエンジニアは要求分析から基本設計までの上流工程といわれる作業を担当するケースが多いです。ただし、所属する企業や参画するプロジェクトによっては、全工程を担当します。

平均年収

求人ボックス給料ナビによれば、システムエンジニアの平均年収は496万円です。こちらも日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。

システムエンジニアの正社員の給料分布は、全体の給与幅から363万円から1,070万円と幅広いため、所属する企業や経験、スキルにより異なることがうかがえます。

また、令和4年の民間給与実態統計調査によれば、令和元年における給与所得者の平均給与は約458万円です。そのため、他業種などと比較するとシステムエンジニアの平均年収は十分に高いといえるでしょう。

必要なスキル

前述した通り、システムエンジニアは開発プロジェクトの中で、上流工程を担当することが多いITエンジニア職です。

システムエンジニアに必要なスキルは次の6つです。

  • ヒアリング能力
  • 提案力
  • マネジメント能力
  • 問題解決力
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力

所属する企業や参画するプロジェクトにより使うスキルは異なりますが、システムエンジニアはプロジェクトの中で多くの役割を担うことが多いため、上記のスキルは身につけておくとよいでしょう。

案件例

システムエンジニアの実案件を紹介します。

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出典:indeed

クラウドサービス・キャッシュレス関連のシステム開発業務を行う案件で、JavaかPHPを3年以上経験している人向けです。

また、月収は35万円で、年収換算すると全国の平均年収より高い年収を得ることが可能です。

インフラエンジニア

インフラエンジニア

インフラエンジニアについて詳しくみていきましょう。

仕事内容

現在の社会は、インターネット無くしてビジネスが成立しない状況です。そのため、どのような企業でも社内外にネットワークやサーバーなどといったインフラを構築する必要があります。

その際にインフラの設計や構築、運用を行うのがインフラエンジニアです。

インフラエンジニアはネットワークやサーバーなどを扱うため、インフラ全般に対する専門的なスキルが求められます。

近年ではAWSなどのクラウドサービス上にインフラを構築するケースが増えており、クラウドに関する案件も増加傾向にあります。

平均年収

求人ボックス給料ナビによれば、インフラエンジニアの平均年収は487万円です。日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。

月給で換算すると41万円、初任給は22万円程度が相場とされています。正社員の給料分布を見てみると348万円から420万円が多く、平均年収の487万円はこのゾーンよりも高い水準です。

全体の給与幅としては348万円から921万円と比較的広いため、勤務先や経験・求められるスキルにより差があるといえるでしょう。

必要なスキル

インフラエンジニアは、ネットワークやサーバ、ストレージなどに精通している必要があります。他にもAWSやAzureをはじめとするクラウドサービスなども挙げられます。

「まずはネットワークから」などインフラの特定範囲から学習をはじめ、理解に応じて学ぶ範囲を広げていくと関連性も理解できておすすめです。

また、資格の勉強を通して知識や資格の習得ができるため、転職にも有利にはたらくでしょう。

案件例

インフラエンジニアの実案件を紹介します。

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出典:indeed

自治体内に常駐し、システムの運用管理を行う仕事を例に見ていきましょう。

コミュニケーションスキルやサーバ、ネットワーク設計・構築の経験がある人材を求めていますが、先輩社員のもとでOJTを実施しながら資格取得の支援も受けられます。

月収は27万円から40万で、年収換算すると全国の平均年収より高い年収を得ることが可能です。

AI(人工知能)エンジニア

AI(人工知能)エンジニア

AI(人工知能)について詳しく解説します。

仕事内容

AIエンジニアの主な仕事は、AIの開発、学習データの作成、結果の分析などです。AI開発では、主にPythonというプログラミング言語を用いて、ロジックやアルゴリズムの開発を行います。

AIの開発には大量の学習データが必要であるため、データ収集やデータ加工がAIエンジニアの仕事です。

AIが出した結論を解析し、ビジネスに有益な情報としてまとめるといった仕事も担います。

平均年収

求人ボックス給料ナビによれば、AIエンジニアの平均年収は約599万円です。

ボリュームを見ると約700万円前後までは十分に狙うことができ、前述したシステムエンジニアやインフラエンジニアよりも年収が高い傾向にあることがわかります。

スキルを身につけることにより、1,000万円を超えることも可能です。ただし、年収の範囲が広いため、経験やスキルにより年収に差が出る点には注意しましょう。

必要なスキル

AIエンジニアに欠かせないスキルは、次の5つです。

  • AI開発言語を扱うプログラミングスキル
  • 数学的な知識
  • データベースの運用スキル
  • AIを活用したデータ分析の知識
  • AI開発に用いるフレームワーク・ライブラリの知識

AI開発言語はPythonが代表的で、微分積分学や統計学などの数学的な理論を用います。

学習データの収集にはデータベースの知識が必要になり、収集したデータの分析やフレームワーク・ライブラリの知識が必要です。

案件例

AIエンジニアの実案件をみてみましょう。実際に募集されている案件の中からご紹介します。

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出典:indeed

未経験からのAI開発エンジニアの募集です。

アルゴリズムに関する調査や検討、データ整備、AI開発周りのトラブルやエラーの解決が主な仕事内容となります。PythonやC++、R言語、JavaScriptなどのプログラミング言語を用います。

モバイルエンジニア

モバイルエンジニア

モバイルエンジニアについて詳しく解説します。

仕事内容

モバイルエンジニアは、Apple社のiOS、Google社のAndroidをはじめとしたスマートフォン用アプリの開発を行うエンジニアです。

モバイルエンジニアは、ほかのITエンジニア職種と同様に企画や設計、製造、テストなどの一連の開発業と運用・保守を行います。

必要なスキルとしては、スマートフォンOSのSDKに関する深い知識、スマートフォンアプリのUI/UXなどが求められます。

平均年収

求人ボックス給料ナビによると、モバイルエンジニアの平均年収は、約558万円です。グラフから約700万円まで十分に狙うことができ、全国の平均年収と比較すると高いことがわかります。

全体の給与幅としては323万円から992万円と比較的広いため、勤務先や経験・求められるスキルによって大きな差があるといえるでしょう。

必要なスキル

モバイルエンジニアは担当するアプリにより必要になるスキルが異なりますが、以下3つはアプリの種類によらず習得がオススメのスキルです。

  • HTML&CSS
  • JavaScript
  • Git

また、アプリ開発のプログラミング言語にはPHPやRubyなどが用いられることが多いため、プログラミング言語の習得も必要でしょう。

案件例

モバイルエンジニアの実案件をみてみましょう。実際に募集されている案件の中からご紹介します。

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出典:indeed

初心者・未経験還元のスマートフォン向けアプリ開発案件の募集です。React、Vue.jsを用いたフルリモート勤務で、地方在住可能なうえ、PCの貸し出しも行っています。

年収は400万円から700万円で、スキルに応じて年収を挙げることができそうです。

データベースエンジニア

データベースエンジニア

データベースエンジニアについて詳しく解説します。

仕事内容

データベースエンジニアは、データベースの設計や構築・運用などを担当します。

アプリケーションの目的や用途によって、データベースに求められるものは異なります。データベースエンジニアは、どういったデータ構造が必要になるのかを設計し、実際に構築するのが主な仕事です。

またデータベースを安定的に稼働させるために、随時チューニングやバージョンアップなどの運用作業も行います。ほかにも、データベースのバックアップや権限の管理など、データベースに関する作業はデータベースエンジニアが担当しています。

平均年収

求人ボックス給料ナビによると、データベースエンジニアの平均年収は、約553万円です。

ITエンジニア職の中では、比較的高い年収となります。

800万円前後からはかなりボリュームが少ないため、データベースエンジニアとしてより高い年収を狙うためには、豊富な経験やデータベースに関する専門的かつ高度なスキルが必要とされるでしょう。

必要なスキル

データベースエンジニアに必要なスキルは次の通りです。

  • データベース知識
  • プログラミングスキル
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力

Oracleをはじめ、データベースについての知識は必須です。

近年ではクラウドを使用したデータベースの導入も行われているため、AWSやAzureなどの知識を保有していると案件の幅が広がるでしょう。

また、プログラミングスキルとコミュニケーション能力、論理的思考力はすべてのITエンジニア職に必要なスキルなので、磨いて損はないスキルです。

案件例

データベースエンジニアの実案件をみてみましょう。実際に募集されている案件の中からご紹介します。

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出典:indeed

データ活用システム案件の募集です。SQLスキルに加え、論理的思考能力と問題解決スキルが求められています。

月給は40万円から60万円で、スキルに応じて月収を挙げることができそうです。

未経験からフリーランスエンジニアになった3つの事例

未経験からフリーランスエンジニアになった3つの事例

未経験からフリーランスエンジニアになった3つの事例を紹介します。

①自動車エンジニアがフリーランスWebエンジニアに転身した齊木さん

自動車エンジニアからWebエンジニアに40代で転身した齊木さん。前職での通信機器ソフト開発業務がきっかけでプログラミングに興味を持ちました。

退職して侍エンジニアのフリーランスコースでHTML/CSSやJavaScript、Jqueryなどのプログラミング言語を学習し、クラウドソーシングサイトで案件獲得を経験しました。

齊木さんのインタビューは、次の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。

元・自動車エンジニアがWebエンジニアに転身!40代で案件獲得するまでの挑戦
更新日:2024年9月17日

②医療系専門職から収入を倍増させた大関さん

大関さんは、医療系専門職からフリーランスエンジニアに転職しました。大関さんは、はじめはどのような言語を学ぶべきか迷っていましたが、侍エンジニアのカリキュラムを参考に学習のイメージを湧かせました。

侍エンジニアのオーダーメイドコースを受講し、HTML/CSSJavaScriptのプログラミングを行い、オリジナルアプリの開発を行うまでになった大関さん。

その後フリーランスで収入が2倍になった大関さんのインタビューは、次の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。

医療系専門職からエンジニア転職!その後フリーランスとして収入が2倍になるまで
更新日:2024年9月4日

③フリーランスエンジニアに転身した2児のママの鈴木さんの事例

育児と仕事の両立をしたいとプログラミングに挑戦した鈴木さん。

前職は介護職をしてましたが、コロナ禍の出勤制限により思うように仕事ができなくなり、侍エンジニアのオーダーメイドコースを受講しました。

ポートフォリオを作成し案件獲得ができ、憧れの在宅ワーカーへの第一歩を踏み出した鈴木さんのインタビューは次の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。

2児のママが介護職からフリーランスエンジニアに転身!憧れの在宅ワーカーへの第一歩
更新日:2024年9月19日

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント5選

以上でご紹介してきたように、年齢の壁と呼ばれるものはあるにせよ、それを乗り越える努力を行えば、何歳になってもフリーランスエンジニアとして活躍することは可能です。

そのための方法のひとつが、信頼のおけるエージェントを利用するということでしょう。しかしエージェント選びを間違えると仕事に支障が出る可能性もあります。

ここからはおすすめのエージェントをご紹介していきますので、フリーランスの方はぜひ参考にしてみてください。

おすすめエージェント1:レバテックフリーランス

フリーランスエンジニアにおすすめしたいエージェントとしてまず挙げられるのが、「レバテックフリーランス」です。利用者の平均年収が862万円というデータを誇る人気のエージェントで、8000件近くの案件の中から自分のスキルや経験・年齢に合う仕事を簡単に見つけることができます。

得意な言語や希望するエリアで案件を探すこともできるので、とても便利です。ぜひ一度チェックしてみてください。

おすすめエージェント2:Midworks

Midworks
出典:Midworks

Midworks」もフリーランスエンジニアから高い人気を誇る、おすすめのエージェントとして挙げられるでしょう。

収入が安定しないことに悩んでいるフリーランスエンジニアも多いですが、Midworksは正社員と同じ水準の保証やサポートを提供してくれるので、正社員並みの安定性とフリーランスとしての自由さを両立したい方にピッタリのエージェントです。

口コミの評判がよいところも、おすすめできるポイントです。

おすすめエージェント3:ギークスジョブ

フリーランスエンジニアにおすすめしたいエージェントのひとつとして、「ギークスジョブ」をご紹介します。

ギークスジョブは豊富な案件を取り扱っているので、自分向けの仕事を見つけることができるでしょう。また何よりも、プロのコーディネーターのサポートを受けられる点も人気の秘訣です。

仕事が行き詰ったフリーランスの方にこそ、プロの助言が受けられるギークスジョブがおすすめだといえるでしょう。

おすすめエージェント4:PE-BANK

PE-BANK
出典:PE-BANK

PE-BANK」も、フリーランスエンジニアから評価の高いエージェントのひとつとして挙げられるでしょう。

フリーランスとして働くということは、煩雑な手続きや申請・事務作業も全て自分で行わねばならないということですが、PE-BANKはまるで秘書のようにフリーランスエンジニアをサポートしてくれます。

また、フリーランスエンジニア同士の交流の場も提供してくれるので、情報交換に役立つでしょう。

おすすめエージェント5:ハイパフォーマーITエンジニア

フリーランスエンジニアに人気のエージェントのひとつが、「ハイパフォーマーITエンジニア」です。

平均で80万円以上稼げる案件を業界でも最大級取り扱っているエージェントで、15年以上にわたってフリーランスエンジニアをサポートしてきた確かな実績と信頼があります。

フリーランスエンジニアになる3つのメリット

フリーランスエンジニアになる3つのメリット

フリーランスエンジニアになるメリットは、大きく分けて次の3つです。

1つずつ見ていきましょう。

メリット1:収入と時間の両立がしやすい

1つ目のメリットは、「収入と時間の両立がしやすい」です。たとえばフリーランスエンジニア専用のIT求人・案件検索サイト『フリーランススタート』では、週3日の案件が900件も掲載されています。

月単価80万前後の案件も多いため、週3でも高収入を目指しやすいでしょう。また、余った時間を活用して請負開発をすれば、より高収入を目指すことも可能です。

このように、自由度が高く高収入を目指しやすいのです。

メリット2:学んでいきたいスキルに合わせて仕事が探せる

2つ目のメリットは、「学んでいきたいスキルに合わせて仕事が探せる」です。

フリーランスは自分で案件を探して、仕事を見つけます。そのため、学んでいきたいスキルに合わせて仕事が探せるメリットもあります。

「でも、スキルがなければ案件獲得するのは難しいのでは……」と思った方もいるのではないでしょうか。

確かに、完全にノースキルであれば案件獲得は難しいでしょう。しかし既に案件を獲得している場合は、同じクライアントで信頼を積むことで任せてもらえるケースもあります。

また、週3日の仕事の日以外を学習に費やせば、新しいスキルを学ぶ時間も確保できます。ある程度スキルがたまったタイミングでクライアントと相談すると、スムーズにすすむのでおすすめです。

メリット3:時間の自由を活かして副業も始めやすい

3つ目のメリットは、「時間の自由を活かして副業も始めやすい」です。

これまでお伝えした通り、週3日の案件もあります。そのため残りの時間を利用して、副業を始めやすいです。

フリーランスエンジニアの副業としては、以下のような仕事があります。

  • アプリの請負開発
  • ITインストラクター
  • テックライター

どれもフリーランスエンジニアとしてのスキルを活かして、別のスキルを鍛えやすいのが魅力です。

また収入の分散にもつながるため、仮に何らかの理由で常駐型の契約が解除されてしまった場合でも、心配はすくなくすむでしょう。

そして副業で学んだスキルを活かして、新しい案件を獲得することもできます。本業を活かして副業を行い、副業で得た知識を本業で活かすといった相乗効果が見込めるので、おすすめです。

ただ、「フリーランスエンジニアは魅力的だけど、どの年齢でもなれるのかな……」と思っている人もいるでしょう。次に、フリーランスエンジニアの年齢について解説します。

フリーランスエンジニアの年齢層は?

一般的に、エンジニアはシニア世代よりも若年層の方が仕事を受注しやすいといわれています。

というのも、フリーランスに限らずエンジニアには「年齢の壁」があるとされているからです。特にフリーランスの場合、50代を超えて一線で活躍している人はごく一握りです。

このような文脈において、フリーランスエンジニアとして活躍でき、安定した収入を見込める年齢の壁は40代後半から50代前半だと言えるでしょう。

ここで、「じゃあ、30代はどうなんだろう……」と思った方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、30代であればフリーランスエンジニアになれる可能性はあります。自分の年齢を活かして動いていく必要があるので、その点注意は必要です。

以下で30代からフリーランスエンジニアを目指す方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアに年齢の壁があると言われる4つの理由

フリーランスエンジニアに年齢の壁があると言われる4つの理由

一定のスキルと経験を得た後、フリーランスとして独立するエンジニアは多いですが、上でもご紹介したように、50代を過ぎても第一線で活躍するのはなかなか難しいといわれています。

「フリーランスエンジニアの年齢の壁は30代後半から40代前半」と考える人もいるほどです。そもそも、なぜ「フリーランスエンジニアには年齢の壁がある」といわれているのでしょうか? ここからは、その理由について解説していきます。

理由1:柔軟な考え方が難しくなる

フリーランスエンジニアに年齢の壁があると言われる最大の理由は、年をとると柔軟な思考力が衰えるからです。若年層に比べると中高年は経験と知識が豊富な分、思考が硬直化して柔軟な発想や新しい考え方ができにくいといわれています。

もちろん、フリーランスエンジニアには確かな実績は必須ですが、それと同じくらい柔軟な発想力も不可欠です。そのため、年を取って頭が固くなると活躍しにくいとされるのでしょう。

理由2:体力や気力の低下

加齢に伴い、体力や気力が損なわれてしまうということも、フリーランスエンジニアに年齢の壁があると言われる理由のひとつでしょう。

年齢を重ねれば重ねるほど、加齢の影響で若かった頃のような体力や気力を維持するのが難しくなり、フリーランスエンジニアとしてたった一人で仕事を切り盛りするのが難しくなります。

若かった時にできた徹夜などのハードワークも、年齢を重ねるとどんどん無理になっていくでしょう。

理由3:プロジェクトの年齢制限

フリーランスエンジニアに年齢の壁があると言われる理由のひとつが、プロジェクトに年齢制限が設けられているという点です。

高年齢のエンジニアは即戦力として期待できないと考えている人も少なくなく、プロジェクトの募集要項にあらかじめ「35歳以下」といった年齢制限を設けているケースも多くあります。

その結果、年齢が理由でフリーランスエンジニアとしての仕事が立ち行かなくなってしまうこともあり得るでしょう。

理由4:収入の不安定さ

なかなか安定した収入が得られないというのも、フリーランスエンジニアに年齢の壁があるといわれる理由のひとつに数えられます。

フリーランスエンジニアは自分で仕事やクライアントを見つけなければならず、常に安定した収入を得られるとは限らないため、老後の生活が不安になってフリーランスをやめる人も少なくありません。

年齢的なことを考えると、より安定した仕事に転職した方が老後生活が安泰に思えるからです。

フリーランスエンジニアが年齢の壁を超えるために必要なこと6つ

ここまで見てきたように、フリーランスエンジニアに年齢の壁があると言われるのには、きちんとした根拠と理由があります。

そして残念ながら、年齢の壁を乗り越えることができず、フリーランスエンジニアをやめて別の職種に転職する人も少なくありません。では、どうすれば年齢の壁を克服できるのでしょうか?

ここからは、フリーランスエンジニアが年齢の壁を乗り越えるために必要なことについて見ていきましょう。

必要なこと1:スキルアップの継続

フリーランスエンジニアが年齢の壁を乗り越えるためには、何よりもまずスキルアップをし続けなければなりません。

若いエンジニアの方が新しい知識やスキルを吸収しやすいので、競合相手に年齢で負けてしまわないように常にスキルアップに努め、エンジニアとしての価値を高めることが必要不可欠です。

もちろんプログラミングスキルだけでなく、チーム間での情報共有やコミュニケーションに活用できる「マインドマップツール」を扱えるようになる、なども重要です。

年齢を重ねても努力と勉強を怠らなければ、第一線でフリーランスエンジニアとして活躍し続けられるでしょう。

必要なこと2:顧客のと長期的な信頼関係

クライアントと長期にわたって良好な関係を維持するというのも、年齢の壁を越えるためにフリーランスエンジニアが日頃から努めるべきことでしょう。

たとえ年齢を重ねて若いエンジニアに需要の点で劣ってしまったとしても、何年も継続して信頼関係を築いたクライアントがいれば、あなたを選んで仕事を発注してくれるはずです。

信頼は仕事をする上で何よりも大切なものですので、日頃から常に誠実な対応を心がけましょう。

必要なこと3:最新の技術や情報の収集

フリーランスエンジニアとして年齢の限界を乗り越えるためには、常に最新の技術や情報を集めることも不可欠です。

エンジニアに関する情報は海外から英語で発信されていることが多いので、英語力を磨いて常に最新の情報をキャッチし、自らにインプットできるように心がけておきましょう。

普段から英語力の向上を意識していれば、最新の情報をいち早く入手できるだけでなく、エンジニアとしての価値も高まります。

必要なこと4:柔軟な思考力

柔軟な思考力
柔軟な思考力

思考を硬直化させないというのも、フリーランスエンジニアが年齢の限界を克服するために必要不可欠なポイントとして挙げられます。

これまでの経験や実績に奢ることなく、さまざまな知識や技術を貪欲に吸収して他のエンジニア仲間とも積極的に交流を行えば、年齢を重ねても柔軟な思考力を失わずにすむでしょう。

常識や固定観念に囚われないように、特に若年層のエンジニアと意見交換を行うのもおすすめです。

必要なこと5:エージェントの活用

フリーランスエンジニアが年齢の壁を越えるためには、エージェントを活用するのも効果的でしょう。

一定の年齢を越えるとプロジェクトの年齢制限に引っかかり仕事を受注しにくくなるものですが、そんな時にはエージェントの助けを借りて自分に合った仕事が受注できるような環境を整えることが大切です。

ただ、エージェントもピンからキリまでですので、信頼のおけるエージェントを利用するようにしましょう。

必要なこと6:健康管理

健康を維持することも、フリーランスエンジニアが年齢の壁を越えるために必要不可欠な方法です。仕事を続けるためには体が資本であって、健康を損ねてしまってはフリーランスエンジニアとして働くことができなくなってしまいます。

若い頃は無理をしても平気だったとしても、年を取ればだんだん無理がきかなくなり体に負担がかかっていきますので、自らの健康は自らで守るように意識してみてください。

挫折なくフリーランスエンジニアを目指すなら

ここまで、記事を読んできた人のなかには、

一人でフリーランスエンジニアに必要なスキルが身につけられるか不安…
途中で挫折したらどうしよう…

と不安な人もいますよね。

実のところ、プログラミングの学習途中に挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%の独学者が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

87.5%の人がプログラミング学習時に挫折を経験
不明点やエラーが解決できずプログラミングを挫折した人が多数

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では

  • 確実にスキルを身につけられると思ったから
  • 独学では不安がある
  • 効率よく学べそう

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

61%の人がプログラミングの勉強を始めるならスクールが良いと回答
確実にスキルを身につけられそうという理由でプログラミングスクールを選ぶ人が多い

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、フリーランスエンジニアとして収入を獲得できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
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料金月分割4.098円~
実績・累計指導実績4万5,000名以上
・受講生の学習完了率98%
・受講生の転職成功率99%

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

  • 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
  • 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもフリーランスエンジニアに必要なスキルだけを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なぜ侍エンジニアが挫折せずフリーランスエンジニアに必要なプログラミングスキルを習得できるのか気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。

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まとめ

今回は、フリーランスエンジニアの仕事内容や年収、必要なスキルや案件例を解説しました。

フリーランスエンジニアは会社員と異なる点が多く、メリット・デメリット両面があります。ただ、事前にデメリットを知っておけば、独立する前に対策を検討することも可能です。

会社員ITエンジニアとしての経験とスキルがあれば、十分フリーランスエンジニアとして活躍できる土壌はあります。年齢やリスクを恐れて挑戦しないのではなく、ぜひ積極的に挑戦してみましょう。

新しいことにチャレンジすることで、自分の魅力や特技を再発見できるかもしれませんよ。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

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中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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