Ruby on RailsとRubyの違いを簡単に解説

この記事では、特徴なども交え、RubyとRuby on Railsの違いを解説します。


「Ruby」と「Ruby on Rails」ってなに?
二つの違いが分からない……
どっちから勉強すれば良いの?

Rubyについて勉強していると「Ruby on Rails」という言葉を必ず目にするかと思います。

「Ruby」と「Ruby on Rails(以降Rails)」の違いは、一言で表すと『プログラミング言語』と『フレームワーク』の違いです。

今回の記事では、その意味の違いやRailsのメリット、どちらから勉強すべきかといった内容について解説します。

この記事の要約
  • RubyはWeb開発に便利なプログラミング言語
  • Ruby on RailsはRubyのフレームワーク
  • Web開発するなら両方のスキルを学んだほうがいい
目次

RubyとRuby on Rails

画像:Shutterstock

Rubyとは

まずはじめに、Rubyはプログラミング言語の一つです。

1995年頃にまつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語で、オブジェクト指向スクリプト言語に分類されています。

オブジェクト指向言語というのは、プログラムを手続きとしてではなく、実体(object)を使って動作させるという考え方のプログラミング言語のことで、スクリプト言語は習得するのを簡単にするために工夫されたプログラミング言語の総称です。

Rubyは日本で開発されたプログラミング言語で始めて国際規格に認証された言語なので、日本語のドキュメントも多く初心者でも学習しやすいという特徴があります!

Ruby on Railsとは

画像:Shutterstock

Ruby on RailsはRubyのフレームワークの一つです。

フレームワークとは

フレームワークとは、素早く簡単に開発ができるように、多くの開発で必要な機能があらかじめ用意された枠組みのことです。

フレームワークを活用すると、毎回面倒な記述をしなくてもほんの数行のコードで必要な機能を実装する事ができたりします。

Ruby on RailsはRubyのフレームワークの一つで、Railsの登場によってWeb開発がとてもスムーズにできるようになりました。Railsはシリコンバレーで開発され、このRailsの登場によってRubyは世界中に普及しました。

Railsを使うメリット

上でメリットも解説してしまいましたが、Railsのメリットは何と言ってもWeb開発がスムーズに行える事です。そのため、さまざまなWebサイトでRailsが使われています。

RubyとRuby on Railsの違い

ここまでの説明でRubyとRuby on Railsの違いはおわかりいただけたかと思いますが、改めて違いをまとめると、

  • Rubyはプログラミング言語
  • Ruby on RailsはRubyでのWeb開発を効率的に行うためのフレームワーク

というようになります。

RubyとRails、どちらから勉強すべき?

画像:Shutterstock

まずRubyが全く分からない方は、とにかくRubyの基礎を覚えましょう。基礎が分からないとRuby開発自体が行えないので必須です。

その後、RubyとRailsどちらに注力して学ぶかが分かれてきます。というのも、どちらもRubyではあるのですが、Railsは開発を効率的に行うため、Rails用の書き方というものがあるからです。

そのため、Railsは使いこなせるけど、どういう仕組みで動いているかが理解できていないという人が多いのも事実です。

以上のことから、

  • 作りたいものがしっかり決まっていて、それを最速で完成させたい人は早い段階でRailsを勉強する
  • どういう仕組み・処理でRailsが動いているかを理解しながら学んでいきたい人は、Ruby自体をじっくり学んでからRails勉強に移る

という勉強の進め方をオススメします。

勉強の手始めとして、RubyのインストールとRailsの導入手順の記事を紹介します。必要に応じて活用してください!

Rubyインストール記事

MacでRubyをインストールする方法をわかりやすく解説【初心者必見】
更新日:2024年5月6日

Rails導入記事

ここから始める!Ruby on Rails環境設定の手順まとめ
更新日:2024年5月6日

なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でRubyを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。

「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。

\ 給付金で受講料が最大80%OFF /

まとめ

RubyとRailsの違いについて理解できましたか?

プログラミングの勉強を始めたばかりの人にとって、フレームワークというのは馴染みがない言葉ですよね。ここでフレームワークがどういうものか、RubyとRailsがどう違うのかを理解して、今後に役立ててください!

なお、RubyのフレームワークはRailsだけではありません。いくつかあるフレームワークで、最も人気で代表的なものがRailsです。

もし関心がある人は他のフレームワークに触れてみるのも良いかも知れませんね。

ここからRubyやRailsについての理解を深めて、Ruby開発ライフをお楽しみください!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

目次