この記事では、求められるスキルも交え、5年後も活躍できるプログラマーになる方法を解説します。
最近AIが目覚ましい進化を遂げていますよね。その結果として、AIが発展した時代においては現在ある職業の50%が自動化されると言われています。
その中でも無くなるであろう職業として挙げられているのがプログラマーです。いまプログラマーとして働いている方のなかには、
ぜんぜん収入上がらないんだけどどうしよう……。
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかにAIが発展することで一部のエンジニアは不要となることは、以前から予想されています。当てはまる方は危機感を持ったほうがいいでしょう。
では、どのような方がAI時代に不要となるのでしょう。今回は5年後に訪れるプログラマーの働き方の変化について解説していきます。
また、将来的に活躍するためにはどうすればいいのかなどについてもご紹介していきますので、将来に不安があるという方はぜひ最後まで目を通してください。
- 5年後には一部のプログラマーがAIに代替される可能性がある
- AI時代のプログラマーにはクリエイティブな発想が求められる
- 5年後のプログラマーには課題解決力や向上心が必須
5年後も「プログラミング言語」の需要に大きな変化はない
まず、プログラマーにとって欠かせないプログラミング言語について解説していきます。
見出しにも記載させていただきましたが、結論からいえばプログラミング言語に関しては5年後においても大きな変化はないでしょう。
プログラミング言語が生まれた1990年代前半から、現代までで多少の変化はありましたが、主要となるプログラミング言語に変化はありませんでした。
TIOBE Softwareが検索エンジンの検索結果を元に算出しているプログラミング言語ランキングに関しても、細かい変動はあるものの主要言語は決まっています。
特に日本ではJava、PHPのシェア率が断トツで高く、それらの代替言語が開発されたとしても現行のシステムを代替言語に変更することは現実的ではありません。
いま主要プログラミング言語を扱っているエンジニアは特に心配する必要はないでしょう。
プログラミング言語の需要は変わらないが働き方には変化が求められる
プログラミング言語の需要はあまり変わらないことが分かりましたね。しかし、本題はここからです。
プログラマーやシステムエンジニアなどの職業はAIが発展することで、働き方に大きな変化が求められるでしょう。どのように変化するのかご紹介いたします。
プログラマーはAIに代替される可能性がある
IT業界においても、単純な作業領域はAIによって代替えされていくと予想されています。
AIには、特化型人工知能と汎用型人工知能の2種類があります。そのなかの特化型人工知能は1つの分野に特化した能力を持っており、その能力においては人間を超える機能を持つと言われています。
例えば自動運転や書類作成などの決まった作業において、人間よりはるかに精度の高いレベルで行うことができるのです。
この機能によって、仕様書の設計どおりにコーディングを行うといった「やるべき事が決まっている作業」は人工知能にとって変わる可能性が高いのです。そのため、単純作業しかできないプログラマーはAIによって、仕事が奪われる可能性が高いと予想されているんです。
AIに仕事が代替されるかについてより詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
クリエイティブ領域を担当する必要がある
先程、解説したとおり、単純作業に関しては、AIによって代替される可能性があります。そのため、プログラマに求められるものは、人間にしかできないクリエイティブな領域を担当することとなるでしょう。
クリエイティブな領域はユーザーの行動や目的によって異なるため、無数のパターンがあります。その無数のパターンを解析して最適な答えを用意することは人工知能には難しいでしょう。
逆にいえば、マニュアル化・パターン化できない領域は人間にしか行えないため、クリエイティブな人材はとても需要の高い存在として重宝されるでしょう。
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5年後のプログラマーに求められるスキル
ここからは5年後のプログラマーに求められるスキルについてご紹介します。先程も述べたとおり、単純なプログラミングスキルよりもクリエイティブな領域が求められます。
そのため、以下のようなスキルが必要となるでしょう。
- 課題を発見する能力
- 課題を解決する能力
- 解決策を仕組み化する能力
- 常に最新の情報を求める向上力
課題を発見する能力
課題を発見する能力とは、現状分析を行い、課題を見つけることを指します。
単純作業はAIが行うようになりますが、AIを管理する人間は必ず必要です。AIが作成したシステムや工程を分析し課題を発見できる能力は今後重宝されるでしょう。
特に、AIの発展によって確認作業などを怠る人が必ず一定多数でてきます。課題発見の能力が高ければ、ITコンサルタントなどの道もひらけてくるでしょう。
課題を解決する能力
課題を解決する能力とは、その名の通り表面化した課題を解決する能力です。原因を解明する探求力と高い知識が必要となります。
また、課題解決能力は課題を発見する能力と掛け合わせることで相乗効果を生み出します。この2つが秀でていれば、AI時代においても仕事に困ることはないでしょう。
解決策を仕組み化する能力
解決策を仕組み化する能力とは、同じようなトラブルが起こらないよう仕組みを作りあげることを指します。
課題を発見する能力や課題解決能力が高くても、毎回課題を見つけ出して解決することは大変ですよね。そのため、同じような課題がでてこないような仕組み作りを行うことが、とても重要となってきます。
常に最新の情報を求める向上力
向上力は5年後に限らず、エンジニア職であるなら常に必要となるでしょう。
IT業界は、技術革新の速度が早いので常に最新情報をキャッチアップしてスキルを磨かなければなりません。いまの現状に満足せず、常に向上心をもって仕事に取り組むことが求められるでしょう。
クリエイティブな領域を目指すならWeb業界
プログラマーは担当領域が大きく変化するため、将来的な活躍を考えるとクリエイティブな企画やアイデアが重視されるWeb業界への転身が望まれます。近年でもWeb業界の成長は凄まじく、5年後の将来においてもその需要は伸び続けていくでしょう。
とくにWeb業界で求められるのは、正確なプログラミングスキルよりもクリエイティブな思考力です。こういった領域は人間が担うしかない領域なので、人工知能が発達しても人間が変わらず担当し続ける可能性が高いのです。
Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアは、WebサービスやWebサイトの設計・開発・運用・管理までを全般的に行います。とても業務範囲が広いように感じるかもしれませんが、Webエンジニアがすべてを行う訳ではなく、Webデザイナーやマーケターなどと連携しながら、チームで開発を進めていきます。
また、Webエンジニアのなかにも、「フロントエンドエンジニア」と「サーバーサイドエンジニア」で別れていて、それぞれ担当する領域が異なります。
どちらの領域を選ぶかによって、必要なプログラミング言語も異なるので、自分の適性と照らし合わせて決めるといいでしょう。
フロントエンドとサーバーサイドの違いに関しては、以下の記事にて詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
プログラマーからWebエンジニアになるには?
Webエンジニアになるためには、大前提としてプログラミング言語が必要となります。まずはこれらのスキルを習得することから始めましょう。
学習方法は「独学」または「プログラミングスクール」の2択。
学習時間に余裕のある方は独学で学習を始めてみるのがいいでしょう。あまり時間の取れない方や短期間でWebエンジニアへ転身したい方はプログラミングスクール受講をおすすめします。
独学の場合は、以下のステップを参考に学習を進めてみましょう。
- HTML/CSSを覚えよう
- ターミナルを使って「黒い画面」に慣れよう
- プログラミング言語を学習しよう
- Gitの使い方を覚えよう
- データベースについて学ぼう
- フレームワークを学ぼう
- セキュリティについて学ぼう
なお、いままでの経験でステップの大半を既に習得されている方もなかにはいらっしゃると思います。そういった場合は、サーバーサイド側のPHP・Ruby・Pythonを習得するか、Javascriptのフレームワークに注力するなどWebエンジニアとしての強みを伸ばしていきましょう。
各ステップの詳細に関しては以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
スキル習得からエンジニア転職までを目指すなら
Webプログラミング言語の習得からエンジニア転職までを一挙に行いたいという方には、プログラミングスクールがおすすめです。
弊社侍エンジニアでは、いままで上流工程しか携わってこなかったSEの方がWeb言語を習得してWeb業界で活躍されていたり、インフラエンジニアの方がスクール受講をきっかけにフルスタックエンジニアとして活躍されていたりと、エンジニアのキャリアアップにも自信を持っています。
あなたの現状と理想を照らし合わせたうえで、あなた専用のカリキュラムを作成し、現役エンジニアの専属講師があなたにあった学習方法で学習を進めていくので、最短距離でスキルの習得を目指すことができます。
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※メールが届かない場合は、SAMURAI ENGINEERサポート(support@sejuku.net)までご連絡ください。
まとめ
AIの進化によってプログラマーに求められる役割は大きく変化していきます。
コーディングに特化しているプログラマーなどは将来的に仕事が無くなる可能性があるため、今のうちに改善が求められるでしょう。