この記事では、挫折率も交え、プログラミング学習に失敗する原因と正しい学習ステップを紹介します。
最近、プログラミングに対する注目度が高まっていますね。この記事を読んでいるあなたもプログラミング学習中ではないでしょうか。
しかし、学習のなかで、
エラーの連続で学習が進まない……
といった経験をしている方も多いはず。実際プログラミング学習はとても挫折率が高く、ほとんどの学習者が一度はつまずきや挫折を経験しています。
そこで、侍エンジニアが行った「プログラミング学習の挫折に関するアンケート」の結果をもとに、
- プログラミング学習に挫折する原因
- プログラミング学習に挫折しないための対策
この2点についてご紹介いたします。
最後に「挫折せずプログラミングを習得できる環境を手にする方法」も解説するので、いまプログラミング学習に躓いている方やこれから学習を始めてみようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- プログラミング学習者の87.5%が挫折や行き詰まりを経験している
- 質問できる環境がなく、エラーが解決できずに挫折する人が多い
- 挫折したくないならプロに質問できるスクールの活用が賢明
プログラミングの挫折率は約90%
弊社がプログラミング学習経験を持つ298名の方を対象に行ったアンケート結果によると、プログラミング学習時に「つまずいた経験がある・挫折したことがある」と回答したのは全体の87.5%に及びました。
つまりプログラミング学習を行っている10人のうち、9人は挫折を経験してしまうということですね。挫折者の統計をみると、6割が独学の学習者、2割が学校、1割が企業研修といった結果になっています。
このようにプログラミング学習者のほとんどが何らかの理由で挫折を感じています。では、なぜこれほどまで多くの人が挫折してしまうのでしょうか。
アンケートの結果、挫折してしまう3つの原因が浮き彫りになりました。次は挫折してしまう原因について解説していきます。
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プログラミング学習に挫折する原因
プログラミング学習に挫折してしまった原因をアンケートしたところ、
- 質問できる環境がなかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
という3つの理由がもっとも多いことが分かりました。では何故これらが挫折の原因となってしまうのでしょうか。
それぞれ詳しく解説していきます。
質問できる環境がなかった
独学者がつまずく原因のほとんどは質問できる環境がないことに起因しています。
プログラミングは多様性の高いスキルです。ひとつのプログラムを作成するとしてもエンジニアによって方法や内部のコードはまったく異なります。
そのため、参考書どおりに学習を進めても、プログラミングの仕組みを理解できなければ習得が難しいのです。
しかし、独学や学校・企業研修などではそもそも質問できる環境がなかったり、多人数で学習を進めるような環境では参考書頼みで仕組みを理解するところまではなかなか至らず、それを教えてもらうこともできないという悪循環に陥ってしまいます。
そのため、多くのひとが質問できる環境がないという理由で挫折してしまうのです。
エラーが解決できなかった
質問できる環境がないことに次いで多いのがエラーが解決できなかったということです。
プログラミング学習はエラーの連続です。その都度、エラーの原因を特定して改善しなければシステムを組み上げることはできません。
メジャーな言語であれば、インターネットで検索することで対処法が分かることもありますが、ほとんどの場合はまったく同じエラー内容ではなく、似たような内容なので記載内容を参考にして原因を特定しなければなりません。
また、Go言語やKotlinなどまだメジャーではない言語だと、日本語の参考サイト自体がなく、エラー原因をすべて自分で解決しなければならないことも少なくありません。
エラーの連続につまずいて、そのまま学習自体を諦めてしまうケースが多いです。
モチベーションが続かなかった
3番目に多かったのがモチベーションが続かないということです。
こちらも、独学者に多く見られるケースで、プログラミング学習のゴールが見えず、ひたすらエラー解決をし続けていることで次第にモチベーションが低下してしまい学習を辞めてしまうのです。
モチベーション低下は目的が不明確であったり、質問できる環境がないのとも相まって起きることが多いですね。
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挫折しないための3ステップ
現代では学ぶ手段が豊富に存在します。それらをうまく利用することで挫折せずにプログラミングを学習することは可能です。
- 教材を使って学習する
- 実際に何かを開発する
- 基礎を理解する
ここでは挫折しないための方法として、この三つをご紹介します。
教材を使って学習する
挫折しないステップ一つめは、教材を使って学習することです。教材を使うことで、モチベーションを保ちながら楽しくプログラミングの学習を進められます。
プログラミングの学習方法も多種多様で、自分に合った学習方法を早期に発見できれば、その後の成長に大きく影響を与えます。
以下の2つを意識すると、より学習効率が向上します。
- 動画教材を使おう
- 全体像を押さえよう
動画教材を使おう
動画教材の活用で、プログラミングが分かりやすくなります。動画教材でプログラミングを学習できるコンテンツは多く存在し、「YouTube」や「Udemy」、「ドットインストール」などが有名です。
動画教材の良い点は、数分という短い時間でプログラミング学習ができることです。
勉強となると、まとまった時間を確保して学習を進める方がほとんどだと思いますが、動画教材を活用することでスキマ時間にサクッと勉強ができてしまいます。しかも無料のコンテンツがたくさんあります。
気になる方はぜひ導入してみてはいかがでしょうか。
全体像を押さえよう
全体像を把握することでその後の理解度が大きく異なります。人は、終わりが見えない作業をすることに苦痛を伴います。
ただ走るにしても1500m走とシャトルランでは、精神的な苦痛に大きな違いがありますよね。全体像が分からないために、何をどのタイミングで学習すべきかが分からなくなり挫折します。
全体像を押さえるというのは、本やWebサイトの目次を見る作業のようなものです。
先に目次に目を通しておくことで、自分がどのようなことを今後学んでいったり、現在どのあたりを学んでいるのかを、ある程度把握できます。そうすることで学習のモチベーションを保ちやすくなります。
実際に何かを開発する
挫折しないステップ二つめは、実際に何かを開発することです。プログラミング学習は、勉強して知識をインプットするだけではスキルが身に付きません。
学んだ知識をアウトプットして形に残すことで、初めて知識が自分のモノになります。そのため実際に自分で何かを開発するというのは、自分の実力を知るには打ってつけです。
しかし、いきなり何かを開発しようとしても良いアイデアがすぐに思い浮かぶ方は、まれだと思います。
そこで誰でもすぐに実践できる開発方法をご紹介します。
- サンプルアプリを作る
- サンプルアプリに機能を追加する
サンプルアプリを作ろう
サンプルアプリを作ることは、Webアプリ開発の感覚を掴む上で非常に重要です。サンプルアプリとは、参考とするアプリを真似して実際に自分で制作するアプリのことです。
教材やインターネットを活用することで、膨大な量のサンプルアプリがヒットします。その中から自分のスキル、好みに合ったサンプルアプリを選定して実際に作って見ましょう。
実際に作ってみることで、自分はこのようなアプリを作るだけのスキルが身に付いたんだと自信にもなります。
サンプルアプリに機能を追加しよう
サンプルアプリを作れるようになったら、オリジナルの追加機能を搭載するのも面白いです。
自分が今まで培ってきたスキルや経験から「こんな機能を追加できそうだな」など考え、実際に導入することで自分を大きく成長させてくれます。
開発しているアプリにどのようなオリジナルの機能を追加するかという視点でサービスやアプリを見ることで、今まで何気なく触れていたWebサイトやアプリへの関心が強まり、モチベーションを促進してくれるでしょう。
基礎を理解しよう
挫折しないステップ三つめは、基礎を理解することです。プログラミングのみならず、何事でも基礎をしっかり理解することは非常に重要です。
基礎は知識の土台ですから、基礎を疎かにしていれば、その上に積み上げる応用の部分ができるはずがありません。サッカーの練習でドリブルやボールトラップができないのに、試合でシュートを決めることなどできないのと同じです。
でも、どのように基礎を身に付ければ良いのか疑問を持っている方もいるでしょう。
- 躓きながら理解を深める
- 開発サイクルをたくさん回す
上記を意識して基礎を理解していきましょう。
つまずきながら理解を深めよう
プログラミングはつまずきながら理解を深めましょう。
最初からスラスラと簡単にプログラミングを理解できる方は稀です。大半の方がつまずきを経験します。
つまずききながら、その度に学ぶことで理解は深まり、基礎が定着します。避けたいのが、難しいからといってプログラミング学習をしなくなることです。
とりあえずプログラミングに触れながらも、分からない部分は有識者やインターネットを活用して少しずつ学んでいくことが理想ですね。
開発サイクルをたくさん回そう
開発サイクルをたくさん回すことで基礎の定着を促進できます。
教材を使用して知識をインプットし、その知識を実際に活用しサービスやアプリの開発などにアウトプットする。
サービスやアプリの開発でうまくいかない部分は教材を使用して知識をインプットし、それを再度アウトプットする。
上記の開発サイクルをたくさん回すことで、飛躍的にスキルを身に付けられます。インプットばかりに偏らないよう、インプットとアウトプットのバランスを上手に取りながら学習を進めることが重要です。
なお、次の記事では初心者向けのプログラミング学習手順を詳しく紹介しているので良ければ参考にしてください。
挫折しそうな時のチェックポイント
ここまで挫折の原因や、挫折しないステップについてご紹介しました。
挫折しにくい人には共通点があります。挫折しにくい人の共通点が、あなたが挫折しそうな時に強い味方になってくれるはずです。
挫折しそうな時のチェックポイントとしては以下の3つが挙げられます。
- 目標が明確になっているか
- 学習プランが明確になっているか
- 質問できる環境があるか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
目標が明確になっているか
チェックポイントの一つめは、目標が明確になっているかです。目標が不明確でプログラミング学習を挫折する方が後を絶ちません。
重要なことは、プログラミング学習をすることではなく、プログラミングで何をしたいかです。「このようなサービスやアプリを作りたい」と目標が明確になっている方は挫折をしにくいです。
挫折しそうな時は、プログラミング学習をする目標を考え直す時間を設けても良いかもしれません。
学習プランが明確になっているか
チェックポイント二つめは、学習プランが明確になっているかです。実際に自分の目標に近づくような学習プランを立てないと、効率が悪い学習になってしまいます。
特に独学の場合だと、自分で適切な学習プランを立てることは難しくなります。どのように学習を進めるべきなのかが全く分からないためです。
そうならないためにも、しっかりとリサーチをし、自分はどのような順序でどのような学習を進めるべきなのかを明確にしましょう。
全体像を把握でき、学ぶ姿勢が大きく変わると思いますよ。
質問できる環境があるか
チェックポイント三つめは、質問できる環境があるかです。
プログラミング学習で挫折する原因の多くは、質問できる環境がなくエラーを対処できないことが挙げられます。
プログラミングは論理的に抜け漏れなくコンピュータに指示をしなければ、正確に動作してくれません。そのためコードを書いても、思い通りに動作してくれないことがほとんどです。
初学者がエラーの対処に数時間、最悪の場合は1日を要する内容も、有識者に質問すると数分で解決できるようなエラーも少なくありません。
有識者に質問できる環境が整っていれば1人で問題を抱える必要もなく、かつ短時間で多くのことを学べるので学習効率に圧倒的な差が生まれます。
挫折しそうな時は、質問できる環境を探して見ても良いかもしれません。
挫折せず効率的にプログラミングを学ぶなら
ここまで、プログラミング学習で挫折する原因を、挫折しないためのコツも交えて解説しました。もちろん、プログラミング学習者のなかには独学でスキルを習得できる人もいます。
ただ、なかには
独学でプログラミングスキルを習得できるかな…
独学できたとしても、習得にはかなり時間がかかりそう…
と悩んでいる人もいますよね。
大前提、プログラミングを学ぶ方法は独学だけではありません。上記のような背景からか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思った
- 独学では不安があった
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました(※1)。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
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分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
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侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
前述したとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初心者が現役エンジニアのようなプロに質問・相談できない状況でプログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師による個別レッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインQ&Aサービス
- 学習への悩みや進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境で学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
この記事ではプログラミング学習の挫折の原因と対策についてご紹介しました。
プログラミング言語は挫折率が9割以上とかなり高い挫折率を叩き出しています。
しかし、挫折する方と挫折しない方にはいくつかの違いがあり、挫折しない方の共通点を取り入れることで挫折率をグッと抑えられます。
挫折しそうな時は以下の3つを思い返して見て下さい。
- 目標が明確になっているか
- 学習プランが明確になっているか
- 質問できる環境があるか
上記のチェックポイントを意識して挫折しない学習をしましょう。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。