Webエンジニアの働いている様子や雰囲気など知りたい!
そもそもWebエンジニアって楽しいのかな?
この記事をご覧のあなたは、そんな疑問を抱いているのではないでしょうか?
Webエンジニアという職業に興味はあるけど、実際の現場ではどんな業務をしているのか気になっている方も多いと思います。Webエンジニアの働き方や楽しさを知ることで、よりプログラミング言語の学習意欲が高められるでしょう。
そこでこの記事では、Webエンジニアはどんな働き方をしているのか? そもそもWebエンジニアという仕事は楽しいのか? といった疑問に率直に答えていきたいと思います。
さらに、Webエンジニアという職業の魅力・やりがいについてや、Webエンジニアの辛いところも隠すことなくご紹介し、エンジニアにはどんな適正が必要なのかといったことまでも解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもエンジニアにはどんな種類があるか
エンジニアと言っても実に様々な種類のエンジニアがあり、それぞれが専門分野に特化した業務をしています。「システムエンジニア」や「プログラマー」などが一般的にもよく知られているエンジニアになるでしょう。
その他には、PCシステムの司書の役割の担う「データベースエンジニア」や、ネットワークに不正に侵入が無いかを見張る「ネットワークエンジニア」などがあり、「Webエンジニア」も、それらのエンジニアという大きな枠の中の職業のひとつだと言えます。
Webエンジニアってどんな仕事?
ではWebエンジニアとは具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?
ひとことで言ってしまうと、WebサービスやWebアプリケーションなどの開発をするのがWebエンジニアの仕事です。GoogleやYouTube、twitterなどを作っているのがWebエンジニアだと考えると分かりやすいでしょう。
Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアにも「フロントエンドエンジニア」と「サーバーサイドエンジニア」の2種類があって、それぞれ仕事の内容が分かれています。
フロントエンドエンジニアは、一般的にHTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語を用いて、実際にユーザーが目にする部分の開発を行っています。
反対に、一般のユーザーには見えない部分のデータベースを開発するのがサーバーサイドエンジニアです。サーバーサイドエンジニアはRubyやPython、Java、PHPといったプログラミング言語を用いて開発を行っています。
Webエンジニアの年収は?
未経験Webエンジニアの年収は、おおよそ300万円~(参考元:マイナビ転職)くらいです。エンジニアという職業は、スキルを磨いていくことでどんどん年収を上げることができる職業なので、実績を積めば年収を増やしていくことが出来るでしょう。
経験を重ねた30代のWebエンジニアの年収は、おおよそ490万円~530万円(参考元:Midworks)です。他の業種と比べると比較的高給な部類だと言えます。Webエンジニアは、経験年数よりも実力重視の傾向があるので30代以降でも年収を上げていくことが可能です。
Slerとの違い
Sler(エスアイアー)とは、主にITシステムのコンサルティングや設計、開発や運用などを一括で請け負うことを事業としている企業のことを指します。簡単に言うと、他の企業からシステム開発の依頼を受け、それを構築し納品する会社がSIerです。
SIerの場合、基本的に大人数でシステム構築業務をするため必然的に分業制といった形で仕事をすることになります。そうなると、ひとつの業務はできるけど、別の業務はまったくできないといったような、スキルに偏りが出やすくなってしまうのです。
逆にWebエンジニアの業務は少人数制で行うため、それぞれ個人が様々なスキルを用いて仕事をしなくてはなりせん。よって幅広いスキルが身につき、給料アップも狙いやすくなります。
Webエンジニア魅力・特徴・やりがい
Webエンジニアという職業は誰でも簡単になれるものではないですし、勿論ラクな仕事でもないです。ですが、他の仕事には無い魅力ややりがいに溢れているのもWebエンジニアの特徴だと思います。
ここでは、Webエンジニアの魅力や特徴、やりがいについて具体的ににご紹介していきましょう。
自由度が高い
働き方の自由度が高いというのが、Webエンジニアのいちばんの魅力と言って良いでしょう。私服出勤はあたりまえ、副業も認められている場合がほとんどです。さらにリモートワークが可能な場合も多く、自由で働きやすい環境が整っています。
逆にSIer系の企業だとスーツでの勤務が義務付けられていたり、効率の悪い業務を続けていたりと、一昔前の日本の大企業気質があるところが多いようです。
自社開発を行える
自社開発を行えるというのがWebエンジニアのやりがいのひとつです。他の企業から委託を受けて納期までに要望に沿ったシステム開発を行う受託開発とは違って、自社サービスの開発は市場のニーズを掴んだ上で企画を出し、システム開発を進めるといった業務になります。
自社開発ならではのやりがいは、自由にアイデアを出したり、サービスを考えたり、企画の初期段階から携わることができるという点にあります。どうすればユーザーを満足されられる面白いものが作れるかを追求できるとことに楽しさがあると言えるでしょう。
PHP・Rubyなどの言語を扱う
PHP・Rubyなどの言語を扱うのもWebエンジニアの特徴だと言えるでしょう。PHPやRubyはWebアプリの開発などで現在も頻繁に使用されているプログラミング言語です。たとえばRubyと用いて作られたサービスで有名なもののひとつとしてtwitterがあげられす。
プログラミング言語には流行り廃りがあるのですが、今のところPHPやRubyの需要は衰えなさそうです。Webエンジニアの業務を通してPHPやRubyのスキルを身につけておけば転職も有利にはたらきやすくなるでしょう。
スキルアップしやすい
Webエンジニアの魅力としては、スキルアップしやすいということがあります。なぜならWebエンジニアは少人数でいろいろな業務を行うので、幅広いスキルや知識が必要になってくるからです。
扱う言語もHTMLやCSS、JavaScriptは勿論のこと、RubyやPHP、PythonやJavaなどを用いることもあります。多くの技術を総動員して業務に取り掛かる必要があるので、スキルアップしやすいと言えるでしょう。
Webエンジニアの辛さ
魅力的な仕事のWebエンジニアですが、勿論楽しいことばかりでなく、少なからず辛いこともあります。厳しいことを言ってしまうようですが、ただラクをしたいという人には向かない仕事だと言えるでしょう。
では、以下でWebエンジニアの辛いところを詳しくご紹介していきます。
Slerと比べて年収は少なめ
SIerの年収は平均して700万円ほどとかなり高給な部類になります。さらに、大手企業のSIerの場合は年収1000万円を超えるところもあるようです。(参考元:Midworks)
対して、未経験Webエンジニアの年収は、おおよそ300万円くらいです(参考元:マイナビ転職)。そこからWebエンジニアとして経験を重ねてもおおよそ490万円~530万円の年収ですので、SIerと比べて給料は少ない傾向にあります。(参考元:Midworks)
安定はあまりない
安定を求めてWebエンジニアに転職をしようと考えている人は要注意です。そもそも定年まで絶対潰れないの保証がある会社なんてどこにも存在しません。特にWeb業界は、完全に安定しているとは言えないベンチャー企業などが主な就職先になります。
Webエンジニアが会社側に安定を求めるのはナンセンスだと言えるでしょう。ですので、もしも今の勤務先が潰れてしまったとしても別の企業に入れるレベルのスキルを身につけていくことがとても重要になってきます。
Webエンジニアに適性はある?
どんなことにも向き不向きがあるようにWebエンジニアにも適性があります。意外と見落としがちな部分になりますが適性はとても大切です。では、どういった人がWebエンジニアに向いているのか解説していきたいと思います。
自らキャッチアップするマインドが必要
まず第一にWebエンジニアにとって大切なのは、常に自ら学ぼうとする姿勢です。ITの世界は日々進歩しており、どんどん新しい技術が出てきています。その変化に対応できないとすぐに仕事ができなくなってしまうでしょう。
Webエンジニアにとっていちばん重要なことのひとつは、こういった変化を敏感に捉え、しっかりと対応していくということです。新しいものを吸収し、自分のものにしていく姿勢を常に持っていれば、Webエンジニアとしてキャリアを積んでいくことが出来るでしょう。
コミュニケーションスキルも必要
実はWebエンジニアの仕事は、自分ひとりだけで完結することはほとんどありません。WebマネージャーやWebディレクターをはじめ、Webデザイナーなど他の専門分野を持つスタッフと協力してプロジェクトを進める場面が多々あります。
ひとりで黙々とパソコン作業をしているイメージが強いエンジニアですが、実際はそうではなく、他のスタッフとしっかりコミュニケーションを取る必要があります。そのため自分ひとりですべて完結させたいという人はWebエンジニアには向かないでしょう。
未経験からでもWebエンジニアになれる?
現在、IT業界は年を追うごとに需要が高まっており売り手市場ということもあって、未経験からWebエンジニアになることも可能になっています。
勿論そのためにはプログラミングスキルの習得が必須です。書籍での学習も大切ですが、「プロゲート」や「ドットインストール」などを使ってプログラミングを学べる仕組みがあるのでぜひ活用していきましょう。
もちろんスクールで学習することも大変おすすめです。独学のみで転職を成功させることもできますが、スクールに通うことで分からないことをすぐ講師の先生に聞いて解決することができたり、転職支援なども行ったりしてくれるので、より転職が成功しやすくなるでしょう。
ただし、スクールに通うには少なからずお金がかかるので、まずは独学してプログラミングに触れてからでもからスクールに通うかどうかを考えるのも良いでしょう。
結論:Webエンジニアは楽しい
仕事なので辛いことは勿論ありますが、結論としてはWebエンジニアの仕事は楽しいです。
まだ誰も見たことの無い新しいものを作り出すことは簡単ではないですが、達成したときの楽しさは何もにも変えがたいものがあります。自分で作ったものが思い通りに動く感動、スキルアップして今までできなかったことができるようになったときの喜びは、言葉では言い表せないものがあります。
不可能だと思われることを試行錯誤することさえ楽しめる人がWebエンジニアに向いていると言えるでしょう。
まとめ
今回はWebエンジニアの仕事内容とやりがいについてご紹介しました。
Webエンジニアの魅力や楽しさについてイメージは湧いたでしょうか?
やはり自由度が高いというのがWebエンジニアのいちばんの魅力ではありますが、自分のスキルがどんどんついていくという感覚もなかなか味わうことの出来ない楽しさでもあります。
ぜひWebエンジニアになってそういった楽しさを感じていただければと思います。この記事が、真剣にWebエンジニアを目指すきっかけになれば幸いです。