フリーランスで年収1000万を狙うならシステムエンジニアがおすすめ!

フリーランスエンジニアの平均年収が知りたい
フリーランスエンジニアとして年収を上げるにはどうすればいいの

このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか? 近年、注目されているフリーランスエンジニアのお金事情、気になりますよね。

そこでこの記事では、フリーランスエンジニアの平均年収、税金や経費、および年収を上げるために必要なことを解説していきます。年収の相場や、比較的単価の高いプログラミング言語なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の要約
  • 年収1000万円のフリーランスを目指すなら2~3年の実務経験を積んだ後の独立がおすすめ
  • いかに高単価な案件の受注を増やせるかが年収を上げるポイント
  • フリーランスで年収1,000万を目指すならマネジメントやコンサル職がおすすめ
目次

フリーランスエンジニアで年収アップは可能

画像:フリーランスエンジニア

結論からいうと、フリーランスエンジニアは、一般的な職業よりも高収入です。また、自分で仕事量を調整したり、提案内容を充実させたりすることによって、年収をあげることも可能です。

フリーランスエンジニアの平均年収

画像:フリーランスエンジニアの平均年収

では、気になるフリーランスエンジニアの平均年収をみていきましょう。今回は、「年齢別」「言語別」「工程別」で分けてみました。

フリーランスエンジニアとひとくちにいっても、年齢、使用言語、工程によって年収は異なってくるので、自分が目指したいフリーランスとしての働き方を考えながら、読み進めていってくださいね。

年齢別のフリーランスエンジニアの平均年収

まず、正社員年収の平均と比べると、20代から40代のうちは、フリーランスエンジニアの平均年収が正社員の平均年収を大きく上回っているのが分かります。しかし、50代を過ぎると、正社員の平均年収を下回ることもこの表から伺えます。

これは、会社員は年齢を重ねる毎に年功序列により年収が上がっていくのに対して、フリーランスはあくまでスキルによって報酬が変わってくるからです。

また、最低賃金に関して言えば、正社員の平均を下回ることも多々あり、自分でしっかりと仕事を受注していかないと年収ダウンにつながる可能性もあります。

その一方で、最高年収に関して言えば、早い時期から1000万を超えることもあり、また年齢を重ねても年収が上がり続けていく傾向が見えます。

このように、フリーランスは実力主義の社会ですので、頑張れば頑張っただけ年収が上がっていく一方で、スキルの差による格差も大きいのが特徴と言えます。

言語別のフリーランスエンジニアの平均年収

それでは、扱うプログラミング言語の違いによる平均年収の差はどの程度あるのでしょうか。この図によると平均年収は、540万から1,080万まで、なんと500万円以上違いが出ています。

平均年収が最も高いのは「SAP」という言語で、これは企業向けのシステムパッケージ制作に秀でたアドオン開発言語です。SAPは日本での知名度はそこまでですが、世界の多くの企業で利用されており、エンジニアが少なく需要が高いスキルであるため、年収がとても高くなっています。また、グーグルが開発した「Go言語」や、AI開発に使われる「Python」なども年収が高くなっていますね。

さらに、iPhoneアプリの開発に使われる「Swift」や、ゲーム開発に使われる「Unity」、またウェブサービス開発に使われる「PHP」や「Ruby」なども、需要の高まりに伴い、比較的年収が高くなる傾向にあります。

その一方で、最も平均年収が低い言語として「アセンブラ」があります。アセンブラとは機械語を人間に分かりやすい形にする言語です。利用場面が限られており、需要が少ないのが年収に大きく影響していると考えられます。

エンジニアとして年収アップを狙うなら、今需要が高まっている言語を学ぶのが得策と言えますね。

業務内容別のフリーランスエンジニアの平均年収

業務内容によっても年収は大きく変化します。一番年収が高いのが「コンサルティング」業務です。ITを武器にコンサルティングをする工程で、ITでいかにクライアントの業績を上向きにできるかを考えるため、業務も多岐に渡る分、年収も高額になっていると考えられます。

また、プロジェクトメンバーの選定や進捗管理を担当する「PM(プロジェクトマネージャー)」業務や、サービスやプロダクト開発をする上で必要な作業を明確にする「要件定義」業務も、それに続いて年収が高くなる傾向にあります。

逆に、一番年収が低いのが「運用保守」業務です。ハードウェアやサービス、プロセスなどを監視する仕事です。マニュアルに沿ったルーティン作業がどうしても多く、付加価値を付けづらい分、年収が低くなっているのだと予想されます。

収入を左右するフリーランスエンジニアの税金と経費

画像:フリーランスエンジニアの税金と経費

フリーランスが稼げるのはわかったけど、
結局、税金や経費などを考えたら、年収が下がってしまうのでは?

会社員からフリーランスエンジニアに転向する際、気になるのが税金経費ですよね。

企業に勤めていれば、大体の場合、自分で確定申告をする必要もないので、これまで税金についてよく知らずに過ごしてきた方も多いのではないでしょうか。

しかし、フリーランスになると、こうした税金の申告なども自分で行う必要が出てくるので、「税金ってどのくらいかかるの?」「経費ってどこまで落とせるの?」と心配な点もあるでしょう。

そんな人のために、ここではフリーランスエンジニアにかかる税金の種類と、経費で落とせる費用について簡単に解説します。

フリーランスエンジニアにかかる税金

フリーランスエンジニアとして働く場合、収入にかかってくる費用は以下の6つです。

  • 住民税(住民票のある自治体に支払う税金)
  • 所得税(収入にかかる税金)
  • 個人事業税(居住地の都道府県に対して支払うもの。ただ、ほとんどのフリーランスエンジニアは該当しないので、あまり気にしなくてよい)
  • 消費税(売り上げが1000万円を超えた場合にのみ納付義務が生じる)
  • 国民健康保険税(国民保険の保険料)
  • 国民年金税(国民年金の保険料)

それぞれの税率は住んでいる地区や収入によって異なります。ただ、住民税・所得税・健康保険・年金の保険料などは、会社員時代も支払っているものになります。

給与明細には、額面の金額と手取りの金額が書いてありますよね。手取りとは、支払われた給料から社会保険料や税金が引かれた後の額という意味です。

つまり、フリーランスになっても、個人事業税と消費税以外は、おさめるべき税金の種類は会社員時代とほとんど変わらないので、自分の会社員時代の給与明細の額面と手取り額をみることで、フリーランス転向後の大体の収入をイメージすることができます。

さて、フリーランスエンジニアになると、こうした税金を自分でおさめないといけませんが、その手間がある一方でフリーランスには、「経費を計上することで節税ができる」というメリットがあります。

フリーランスエンジニアにかかる経費

フリーランスエンジニアは「個人事業主」という扱いになるので、仕事を行うためにかかった費用を「経費」として計上でき、それによって税金の額を抑えることができます。

「経費」として計上できるのは、主に以下のようなものです。

  • 水道光熱費(水道代、電気代など)
  • 地代家賃(オフィスの家賃代など)
  • 消耗品費(紙類、名刺、パソコンや椅子など)
  • 旅費交通費(交通費や宿泊費)
  • 事務用品費(文房具など)
  • 通信費(Wifi、サーバー代など)
  • 外注費(業務の一部を外部に委託した際に払った費用)
  • 新聞図書費(書籍などの購入)
  • 租税公課(公的な書類の発行にかかる手数料や、自動車税など)
  • 冠婚葬祭費(ご祝儀やお香典代など)

こうした費用は、レシートや領収書をきちんと保管したり、帳簿をつけて、後々きちんとわかるようにしておくことが大切です。

詳しくはこちらの記事を参照してもらえればと思うのですが、こうした費用を確定申告の際に申請することで、税金を抑えることができます。

フリーランスエンジニアが経費にできるものは?家賃もOK?経費率の計算方法も解説
更新日:2024年10月31日

フリーランスエンジニアの収入の相場は?

画像:フリーランスエンジニアの収入の相場は?

さて、フリーランスエンジニアの平均年収や収入にかかってくる費用がわかったところで、実際の案件相場をみてみましょう。これをみることで、「大体月にどれくらい働けばどの程度の収入が得られるか」のイメージがつくはずです。

以下はフリーランスエンジニア向けの求人情報サイトからの抜粋です。(2020年7月時点)

例1:Webデザインの案件


スマホアプリやECサイトのWebデザインの案件です。デザイン制作ツールのスキルなどが求められます。

上記の大手求人サイトを確認した限りでは年収ベースだと450万前後になりますが、これからさらに年収1000万に到達する為には、デザインスキルの向上はもちろんのこと、複数の案件をこなせる為にHTMLやCSSなどのコーディング品質を向上させ、お客様からのデザイン変更要望に対して修正がしやすいコードが作れる技術力などが求められます。

例2:iPhoneアプリの案件


iPhoneアプリを制作する案件です。受注するには、SwiftというiOS用言語の知識やチーム開発ができるスキルが求められます。

上記の大手求人サイトを確認した限りでは年収ベースで720〜960万となりますが、年収1000万に届く為には、単にiphoneアプリを開発できるだけではなく、ユーザが使いやすい画面構成や操作の流れを設計することができる(もしくはそのような実績がある)など付加価値を提供できると報酬のレベルが上がることが期待できます。

例3:データ分析の案件

出典:CrowdTech https://crowdtech.jp/


こちらはAIをもちいた情報分析の案件です。Python、SQLといった言語の知識のほかに、数理処理、機械学習などに精通している必要があるので要求は高いですが、週4日から勤務することができます。これで月75〜135万円です。

このように業務内容や週の稼働時間などによって変動はありますが、スキルを身につければ月100万円を稼げるような案件もあります。

データ分析の案件は、現在需要が高まっている案件の一つである為、ある程度実務経験があれば先ほどご紹介したような月100万、年収1200万クラスの案件を得ることも十分可能です。

フリーランスエンジニアとして仕事を獲得するには?

画像:フリーランスエンジニア

それでは、実際にフリーランスエンジニアとして仕事を獲得するにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは主に4つの方法を紹介します。

クラウドソーシング

クラウド上で外注を募ることができるサービスのことです。有名どころでは、「CloudWorks」(クラウドワークス)や「Lancers」(ランサーズ)といったサイトが挙げられます。

ここではエンジニア案件以外にも、秘書業務・アルバイト募集・映像関係など多様な案件がよせられ、発注元も個人から企業までさまざまです。

また、仕事の単価も1件1万円程度から100万円程度まで大きな開きがありますので、自分で業務内容や条件を見極めて応募することが必要になります。その代わり、毎日のように新しい案件が発注されるので、できるだけ多くの案件を担当したいという人はオススメです

フリーランスエンジニア向け人材紹介エージェント

フリーランスエンジニア専門の案件紹介をしているエージェントで、有名どころとしては、「geechs job」(ギークスジョブ)や「CrowdTech」(クラウドテック)などが挙げられます。

こうしたサイトで紹介される案件は、企業から発注される場合が多く、案件内容の精査も行われているため、優良な案件が見つかりやすいのが特徴です。また、何か問題があった時などにも、こうしたエージェントがサポートに入ってくれることもあります。

クラウドソーシング、フリーランスエンジニア向け人材紹介エージェントについてもっと知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

フリーランスエンジニア向けマッチングサイト10選!目指せ年収アップ
更新日:2024年10月31日

知人からの紹介

知り合いを作り、そこから案件を受注していくスタイルです。中小企業の経営者やウェブサイト制作会社の知り合いがいる場合は、その繋がりから案件を受注することができる可能性があります。

クラウドソーシングやエージェントを通す場合と違って、自分で直接案件を受けるので、自由に条件や値段の交渉をすることができます。また、サイトの使用料や紹介料を払う必要もありません。

自ら営業をする

Web制作会社などには、依頼としては来ているものの、人員不足や手間などの関係から、会社として受注するのが難しいような「おこぼれ」案件がある場合があります。

また、デザインが洗練されていなかったり、SEO対策ができていないようなウェブサイトなどを見つけた場合には、自分から提案をして案件を受注することもできるでしょう。

もちろん、実績がなければ相手にしてもらえませんが、こうした会社に地道にメールなどで営業をしながら、自力で案件を獲得していくという方法もあるので、覚えておきましょう。

フリーランスエンジニアとして年収を上げるためには

画像:年収を上げるために

さて、ここまで、フリーランスエンジニアが仕事を獲得するにはどうしたらいいかを解説してきましたが、「今ぼちぼち案件を受注できているが、もっと年収アップを目指したい!」という人はどうしたらいいのでしょうか。このセクションでは、フリーランスエンジニアが年収をあげる方法について解説します。

結論からいうと、フリーランスエンジニアが年収をあげるには、2種類の方法があります。1つは「受注案件を増やす」という方法、もう1つが「単価をあげる」という方法です。それぞれ解説していきます。

受注案件を増やす

年収をアップさせたければ、受注案件を増やしましょう。そのためには、「納期・約束を守る」「コミュニケーション能力を磨く」「複数の仕事を掛け持ちする」「ネットワークを広げる」「積極的に提案をする」といった方法が効果的です。

納期・約束を守る

まずは基本的なことですが、今受注している案件の納期・約束を守りましょう。しっかりと期日までに仕事を仕上げることで、現在お付き合いしているクライアントに「この人は信頼できる。また仕事を任せたい」と思ってもらうことができます。

これにより直接同じクライアントから継続して仕事を受注することができたり、また良いレビューを書いてもらうことで他のクライアントからの業務依頼が来やすくなります。

コミュニケーション能力を磨く

こちらも先ほどの項目と若干被りますが、クライアントとスムーズなコミュニケーションができるように心がけましょう。

フリーランスエンジニアは、オンライン上で仕事を受注することが多いので、スラックやチャットワークなどを使って相手と連絡をとることが多いです。そのため、テキストベースでもきちんと意思疎通ができるようになることが大切です。

どうしたら自分の言いたいことを簡潔に相手に伝えられるか、自分の要求を相手に承諾してもらうためにはどう切り出すのがベストなのかなど、言葉遣いや表現に気をつけながら、コミュニケーションをとっていきましょう。

コミュニケーション力を磨くことで、相手先との信頼関係を築くことができ、受注案件の増加につながります。

複数の仕事を掛け持ちする

さきほどの「案件の相場」でも紹介しましたが、フリーランスエンジニアの案件の中には、週2~3日のみの労働という案件が多数存在します。こうした案件を2つ掛け持ちすることで、週5ほどの労働で案件2つ分の収入を得ることができます。(もちろん、週2~3日の働きで成果が出せるとクライアントから判断された場合にはなりますが。)

また、このような働き方をすることで、短期間で多くの案件に関わることができ、技術やその業界の知識などを身に付けることが可能です。短いスパンで大きく成長したい方には向いている働き方だと思います。

ネットワークを広げる

先ほどの「仕事を受注するには」の項でも言及しましたが、知り合いを通じて案件を受注することも少なくないので、経営者やエンジニアの知り合いを増やしておくことで、受注案件を増やすことができます。

最近ではツイッターやFacebookなど、SNSを使って定期的に発信をすることで、そうした人との繋がりを簡単に作ることができますので、積極的に自分の実績やスキルなどを発信してみることからはじめてみましょう。

積極的に提案をする

案件を受注する際に一歩進んだ提案をしてみましょう。例えば、ウェブ制作の仕事を受注したい時には、応募の時点で「参考までに、ワイヤーフレームを作ってみました」「御社をイメージしてロゴデザインを作ってみました」など、簡単な提案を添えて応募すると受注率が高くなります。

また、「ウェブサイトのSEO対策も一緒にできます」「保守運用も担当できます」など、「案件+アルファ」の提案をすることで、クライアントの関心をグッと引きつけることができますよ。

単価を上げる

フリーランスエンジニアが年収をあげるもう一つの方法は、単価をあげることです。

そのためには「高単価案件が見込める言語を学習する」「フリーランスとしての実績を積む」「ポートフォリオを充実させる」ことが重要です。

高単価案件が見込める言語を学習する

この記事のはじめの方で「言語別の平均年収」を紹介しましたが、需要の高い言語を身につけることで、年収アップを達成することができます。

例えば、ウェブサービスの開発に必要なPHPや、システム構築やAndroidアプリを作る際に必要なJavaは案件数が多いですし、AI普及に伴って需要が急増しているPythonなどは比較的単価も高いため、習得しておいて損はないでしょう。

こうしたプログラミング言語についてもっと知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。

フリーランスとしての実績を積む

フリーランスとしての経験は直接単価に影響します。経験が豊富だともちろん単価相場が上がりますし、逆に経験が1~2年ほどだと単価相場が下がったり、エンジニアの経験にブランクがあっても単価相場が下がることがあります。

また、フリーランス歴が浅いと、1人で仕事を受注するための営業力や、クライアント側からの信頼度も低いので、まずは単価が低めの案件を地道にこなしながら、経験を積んでいくことが大事です。

こうすることで、徐々にクライアント側に提示できる実績を増やすことができ、高単価案件を獲得することにつながっていきます。

ポートフォリオを充実させる

フリーランスエンジニアとしてさらに必要なスキルは、ポートフォリオを充実させるということです。ポートフォリオとは、今まで担当した案件の内容を成果物も含めて、わかりやすくまとめたものを指します。

「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、「私は〇〇も✖✖もできます」と説明されるより、実際のウェブサービスやウェブサイトを目にした方が説得力がありますよね。このように、あなたのスキルをクライアントに伝わるように「みえる化」するのが、ポートフォリオなんです。

これによって、あなたの経験やスキルに対する説得力が増し、高単価案件の受注率をあげることができます。案件を受注するごとに、成果物をフォルダにまとめたり、ウェブサイトにまとめたりしておくと、後々の整理が楽ですよ。

未経験からフリーランス年収1000万までのモデルケース

ケース1 正社員として2〜3年経験積んだあとに独立

未経験者可で募集をしている企業を探し、そちらで先輩エンジニアに教えてもらいながら、基礎力や実績を積み重ね、フリーランスとして独立するモデルケースです。未経験者の場合は、大半の方が正社員の年数に多少の違いがあれど、このモデルケースに当てはまるでしょう。

このモデルケースのメリットは、未経験で右も左も分からず、現場である程度の失敗をする可能性があるものの、その失敗を先輩エンジニアなどがフォローをしてくれるということです。未経験者にとってそのような体制があるというのは精神的にはとても安心です。

ケース2 ポートフォリオを作り案件実績を積み重ねる

プログラミングスクールや独学で学ぶ中で得た自分のオリジナルのサービスやアプリを元に「解決できること」を第三者に明示的に見せることで、その解決できることを必要としていたクライアントを見つけながら、実績を積み重ねていくケースです。

大事なポイントは、その「解決できること」は何かを意識してポートフォリを作ること、そしてその「解決できること」を文章でしっかり伝えることです。クライアントにとって、開発をしてくれる人が経験年数が何年とかよりも、その悩みを解決してくれる手段を持っているかどうかが重要なのです。

その「解決できること」を少しずつでも増やすことで、案件の受注が増え、年収1000万への到達を実現できます。

ケース3 自分のサービスやアプリを作り、販売する

自分自身で世の中の不平や不満を解決するサービスやアプリを作り、集客して、販売することで、フリーランスエンジニアとして年収1000万を達成するモデルケースもあります。

サービスを作る際の大事なポイントとして、既にその不平や不満を抱いている人が市場にいて、その人はお金を払ってでも解決したいと思っているかどうかを事前リサーチすることです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フリーランスの年収について具体的なイメージを持ってもらえたでしょうか。

もう一度まとめると、

  • フリーランスエンジニアの平均年収は、一般的な平均年収よりも高いが、年収・業務内容・言語によって金額に開きがある
  • フリーランスエンジニアになると、自分で経費管理や税金の申告をする必要があり、それによって最終的な収入が変わってくる
  • フリーランスエンジニアの案件の相場は、勤務日数や業務内容によって異なるが、月100万円を超えるような案件も存在する
  • フリーランスエンジニアとして仕事を獲得するには、クラウドソーシングやエンジニア向け人材紹介エージェントを使うほか、知り合いから紹介してもらったり、自ら営業をかけるといった方法がある
  • フリーランスエンジニアが年収をあげるには、「受注案件を増やす」「受注案件の単価をあげる」といった方法があり、需要が多い言語の習得や、コミュニケーション力の向上、提案力や営業力を身につけることで達成できる

といった点について解説しました。

フリーランスエンジニアに関する正しい知識を身につけ、年収アップや自由な働き方ができる未来へ、一歩踏み出してみてください!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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