この記事では、40代・未経験からネットワークエンジニアになる具体的な手順を解説します。
ネットワークエンジニアはどんな仕事か知りたい
40代未経験でネットワークエンジニアになりたい
40代になると転職すること自体そんなに簡単なことではありません。まして未経験の分野に転職をするのはさらに難しいと言えるでしょう。
企業はどちらかといえば若い人材か経験豊富な人材を求める現実があります。では絶対に40代未経験ではネットワークエンジニアとして働くことはできないのか、と言えば確率は0ということでもありません。
ではどうすれば40代未経験でネットワークエンジニアになれるのかをご紹介します。
- 40代からネットワークエンジニアになれるかはスキルと経歴次第
- 未経験者はインフラやネットワークに関する知識の学習から始めよう
- 基本情報技術者試験など資格があると就職時に評価されやすい
ネットワークエンジニアとは?
ネットワークエンジニアとは企業の中で使用するコンピュータや電子機器同士をネットワークを使って構築をし、それを運用していく職種です。
ネットワークエンジニアの仕事はさまざまな種類があるので基本的にはチームを組んで行いますが、規模が小さければ1人が全ての業務を担当することもあります。
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアの仕事内容は大きく設計、構築、運用管理の3つがあります。
ネットワークの設計
ネットワークをどのように構築するのかを決めるために、ネットワークを設計しなくてはいけません。
セキュリティやさまざまなOS、サーバーやルーター機器などシステムの知識はもちろんですが、クライアントとどのようなシステムを求めているのか、それを作るためには予算や期間がどのくらいかかるのかなどを話し合って決めることも必要です。
ネットワークの構築
ネットワークの設計が決まったら、それに沿ったネットワーク構築をしていきます。
ネットワーク構築とは設計書をもとに回線や専用の機器の設置、ソフトウエアの設定などを行います。コストを削減するために最新の機器や技術について理解しておくことが必要です。
構築が終了したらきちんと作動するかを確認し、クライアントに引き渡します。
ネットワークの運用や管理
ネットワークエンジニアの仕事はネットワークの構築をしたら終了するわけではありません。
構築したシステムが問題なく運用できているかどうかを確認する必要があります。これがネットワークエンジニアの仕事の中でもメインにあたるものです。
例えば通信量や速度、スペックは十分か、不正な通信が行われていないか、などを確認したり、機器の交換をします。また、トラブルがおきた時の対応を行うのもネットワークエンジニアの大切な仕事です。
ネットワークエンジニアに必要なスキル
ネットワークエンジニアに必要な技術的なスキルは大きく3つあります。
WAN系
WAN系とはWide Area Networkの略で、ADSL、FTTH、CATVなどを指します。
LAN系
LAN系とはLocal Area Networkの略で、無線LAN、イーサネット、TCP/IP、ルーティングなどを指します。
インターネット系
インターネット系はその名が示すとおりのもので、DNS、ファイアーウォール、メール、wwwサーバなどを指します。
この3つの中では特にインターネット系の知識が重要になってきていますが、その他にもさまざまなネットワーク機器やそれらを設定するための技術やノウハウも必要になります。
40代未経験からネットワークエンジニアを目指せる?
多くの企業では未経験の40代よりも若い20代の未経験者や経験豊富な人材を採用することが多いです。
40代未経験でネットワークエンジニアになるには、2つのポイントを押さえておく必要があります。
スキルなしでは難しい
ネットワークエンジニアという職業に就くために必要な資格というものはありません。しかし、何の知識もないままネットワークエンジニアになるのは難しいでしょう。
未経験でネットワークエンジニアになるために資格を得ておくのも1つの手段と言えます。資格というものはそれに関する知識を持っている証明になります。
ある程度の知識があれば未経験でも仕事ができると評価される可能性があります。
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今までの経歴との紐付けが必要
ネットワークエンジニアにはITに関する技術がもちろん必要になりますが、クライアントや他のエンジニアと円滑に仕事を進めるためのコミュニケーション能力も必要になります。
今までの仕事の経歴で人と接する仕事をしていたのであれば、それをアピールすることで採用される可能性があります。
40代で未経験者となるとはどうしても企業にとって有利な人材であるとは言えません。そのため、企業に対して魅力的な人材であるというアピールをすることが大切です。
未経験からネットワークエンジニアになるための3ステップ
未経験者がネットワークエンジニアになるために事前に覚えておくべき必要な知識を得ておくと、就職に有利に働くことがあります。
ではどのような知識が必要になるのか、3つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:インフラやネットワークの知識を覚えよう
ネットワークエンジニアという名前ですから、もちろんネットワークの知識を覚えておくことが大前提になります。例えばLANケーブルやルーターなどのネットワーク機器や設定の仕方、ネットワーク用語などですね。
また、インフラの知識を覚えておくことも必要です。インフラとは「Infrastructure」の略で、基板や下部構造という意味があります。ITで言えば、パソコンやサーバーなどのハードウエア、またはOSやアプリケーションなどのソフトウエアのことです。
この2つの知識はネットワークエンジニアの基礎とも言えるものですので、必ず覚えておかなければならないものであるとも言えます。
ステップ2:セキュリティに関する知識を覚えよう
ネットワークに繋いでいるとサイバー攻撃などさまざまな脅威にさらされる危険性があります。それを防ぐためにも適切なセキュリティシステムの知識を覚えておくことがとても大切です。
セキュリティをセットアップした後もアップデートするなど継続して対応し、常に外部からの不正侵入やデータの漏出などを防ぐことも、ネットワークエンジニアの大切な仕事です。
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ステップ3:ネットワークエンジニアに必要な資格を取得しよう
ネットワークエンジニアになるために必ず取得しなければならない資格はありませんが、企業に就職するときに自己アピールにつながるものをご紹介します。
基本情報技術者試験
IT業界で働くエンジニアにとって登竜門とも言える国家資格です。この資格を取得する事でIT業界で働くための基礎的な知識と技術があることの証明になります。
難易度は少々高いですが、IT業界が未経験で独学であっても取得可能な資格です。
ネットワークスペシャリスト試験
経済産業省が実施している国家試験です。この資格を取得する事で、ネットワークに関する
- 構築
- 管理
- 運用
- 保守
といったネットワークエンジニアに必要なスキルを全て持っているという証になります。
しかし、その分ネットワーク関連で取得できる資格の中でも特にハイレベルなもので、独学で取得するのは難しいと言われています。
シスコ技術者認定資格
ネットワーク機器を取り扱っている大手企業のシスコシステムズが実施している民間資格で、難易度によって4つの段階に分かれています。
実務経験が無くてもこのCCNAは取得することができるので、まずはこの2つを目指してみるとよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか? ネットワークエンジニアとはどのような仕事なのか、40代未経験でネットワークエンジニアになるにはどうすればよいかについてご紹介しました。
まずは少しでもネットワークについての知識を勉強しておきましょう。また、知識があることを証明するために資格を取得することも考えておいたほうが無難です。
40代での就職は大変ですが、大企業だけでなく中小企業も視野に入れて就職活動を行うようにするとよいでしょう。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
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