JavaScriptフリーランスエンジニアとして働きたい!
収入や将来性が気になる……
この記事を読んでいる方はそういう悩みを持っていると思います。ですが安心してください、Webサイトの構築をする上でJavaScriptは欠かせないものです。
そのため求人数や将来性の心配はありません。具体的には本文で解説していますが、JavaScriptを使ったフリーランス案件は十分の数があります。
今回はフリーランスとしてのJavaScript案件数・年収・将来性について解説します。
また、フリーランスとしての働き方や、年収アップのコツについても解説しているので参考にしてください。
JavaScriptフリーランスエンジニアの状況
JavaScriptフリーランスエンジニアの開発では、フロントエンド(Webサイトの視覚的な部分)に関わるものが多いです。
また、フリーランスと言うと通常は在宅での仕事をイメージすると思いますが、JavaScriptフリーランスでは客先常駐という形態がほとんどとなります。
常駐することで長期的に仕事をおこなえるため、収入が安定しやすいのがメリットですが、フリーランスでありながら時間や場所が決まってしまうため、自由度の高い働き方をしにくいのがデメリットです。
JavaScriptフリーランス案件数
フリーランスエンジニア向けの求人サイト、「レバテックフリーランス」を参考にすると、現在JavaScriptの求人・案件数は1,200件以上となっています。
JavaScriptフリーランスの案件数は少なくありません。というのも20年以上前に登場した言語でありながら、現在でもWebサイトの開発における重要性は変わらないからです。
インタラクティブなページを作成するためにJavaScriptは欠かせません。職務内容の例を挙げると、「電子書籍サイトの構築」「Web決済システムの開発」「サーバーのアクセス制御・監視のためのアプリ開発」などです。
JavaScriptで作成されたものを編集・追加するためには、やはりJavaScriptを用いる必要があるため、今後も一定数の案件は期待できるでしょう。
JavaScriptフリーランス年収
JavaScriptフリーランスの年収は、フリーランスを対象とした案件紹介サイトEmileeを参考にすると、660万円~960万円、また月収は55万円~80万円ほどです。
Webサイトを構築する上で必要となるJavaScriptは人気の言語であるため、案件に対するエンジニアの数も現状多く見られます。そのため他のIT職種と比較し極端に給料がよいというわけではありません。
下の画像はプログラミング技術に関するナレッジコミュニティ「Stack Overflow」に掲載されていた、2019年のMost Popular Technologies(最も人気のあるテクノロジー)の集計結果です。
見てもらうとわかりますがJavaScriptの人気は最も高いです。
JavaScriptフリーランス将来性
JavaScriptフリーランスの将来性について不安を感じているかもしれません。ですが安心してください、Webサイトの構築においてJavaScripは今後も一定の需要が期待されます。
JavaScripは1995年にNetscape社で生まれた古いプログラミング言語ですが、現在のWeb系フロントエンド開発における世界標準となっています。ユーザビリティー(使いやすさ)の高いWebサイトをつくる上で、JavaScriptは欠かせないものです。
なおバックエンド(ユーザーの目に見えない部分)の開発が必要なくなるMBaaSが登場したことで、今後はスマホアプリの開発において、サーバーを介さないJavaScriptの必要性は増す可能性があります。
JavaScriptはフリーランスエンジニア向きの言語なのか?
JavaScriptはフリーランスエンジニア向きの言語なのか気になるかもしれません。
JavaScriptはWebサイトのフロントエンドの開発をおこなう上で、現在でも必要不可欠なものです。そのためフリーランスと言えどもエンジニアの需要は高いのです。
この項目ではJavaScriptの特徴やできること、未経験からの習得難易度、年収について解説します。
JavaScriptの特徴
JavaScriptは、Webブラウザ上で視覚的な効果や機能を持たせることを目的としたスクリプト言語です。
スクリプト言語とはプログラムの記述・実行を簡単におこなうことができる言語の総称のことです。サーバーを介さずブラウザ上で直接実行できるため即時性に優れています。
また近年JavaScriptから派生した、Node.jsというサーバーサイドの処理が可能となる技術によって、Webサーバーの構築やWebアプリの開発にも役だっています。
ちなみにJavaScriptとJavaの名前は似ていますが、スイカとスイカバーほと異なるものなので、まったく別物だということを覚えておいてください。
JavaScriptで開発できるもの
JavaScriptで開発できるものはWebサイト及びWebアプリです。Webサイト上にポップアップやカウンター、自動計算機といったものも作ることができます。
また、CSSの最新版であるCSS3のようにアニメーションを作成することもできますが、JavaScriptならより複雑で細かな動きを持たせることが可能です。
JavaScriptとRubyやPythonといった他言語を併用し、Webアプリを開発するケースが多いです。なかにはフロントエンドをJavaScript、バックエンドをNode.jsといった具合に、JavaScriptだけで開発をおこなう場合もあります。
未経験者からの習得難易度
未経験者からの習得難易度について心配に感じるかもしれません。実はスクリプト言語であるJavaScriptは習得しやすい言語と言えます。
プログラミング言語はコンパイラ言語とスクリプト言語に分けることができます。
コンパイラ言語はソースコードを事前にコンパイルし機械言語に翻訳しておく言語です。プログラムの処理が高速なのが特徴ですが、文法が難しくエラーが起きた場合に修正に手間がかかります。
スクリプト言語はソースコードを個々に機械語に変換しながら実行していく言語です。プログラムの処理自体は低速ですが、短い記述で実行することができ、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
常駐エンジニアとフリーランスエンジニア年収の違い
常駐エンジニアとフリーランスエンジニアの年収の違いについて気になるかもしれません。しかし、JavaScriptフリーランスにおいては、在宅ではなく募集企業に常駐して、その企業からの指示で開発・業務をおこなうケースがほとんどです。
一般的にフリーランスは企業に属するよりも不安定な分、収入はよいと考える人が多いと思います。しかしスキルが低ければ満足できる収入を得ることはできません。
JavaScriptフリーランスとして収入を上げるためには次のスキルを学んでおきましょう。
- HTML
- CSS
- Node.js
- Vue
- jQuery
- React
また、フリーランスはコミュニケーション力も大切です。
クライアントとよい関係を築くことができれば長期的に仕事をもらうこともできます。特に企業に常駐するケースの多いJavaScriptエンジニアの場合は、円滑に仕事を進めるためにコミュニケーション力は必要です。
【結論】JavaScriptフリーランスの将来性は明るい
フリーランスとしてのJavaScript案件数・年収・将来性について解説しました。
Webサイトの開発において必要となるJavaScriptは、今後はスマホアプリの開発において活かされていきます。需要のあるJavaScriptはエンジニアのニーズが高いのです。
そのため、フリーランスとして働く場合に案件数が少なくて困るということはありません。
ただし、収入を上げるためには継続的が学習をおこない、スキルアップをするということを覚えておきましょう。