Swiftを習得するのに未経験でも大丈夫?
未経験からSwiftを習得しても仕事ができるの?
未経験からSwiftで仕事を獲得するのに必要なことは?
iOSアプリが作れることで知られているプログラミング言語のSwiftですが、未経験の方でこれから学習を始めようと考えている方はこのような悩みを抱えると思います。
結論から言うと、未経験でもSwiftを取得することは可能で、やり方次第では仕事にまで直結することができます。
その為には、Swiftとはそもそも何なのかの基礎知識や、どのような仕事があるのかなどの市場調査をした上で、そこから逆算して学習するのが効果的です。
そこで本記事では、未経験でもSwiftを習得できる方法や基礎知識などを解説していきます。
なお、次の記事ではそもそもSwift言語とはどんなプログラミング言語なのか、その特徴やできることを将来性も交えて解説しているので良ければ参考にしてください。
→ プログラミング言語「Swift」とは?特徴からできること、将来性を解説
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
まずはSwiftの基礎知識を深めよう
未経験からSwiftを習得するには、まず始めにSwiftとは何なのか、Swiftではどのようなものが作れるのかを把握しておく必要があります。
始めに全体像を掴んでおかないと、最終的に何を目標に学習をしているのかがイメージできなくなるので、挫折することにも繋がります。Swiftの学習する前に概要を知っておきましょう!
そもそもSwiftとは
Swift(スウィフト)はiPhoneなどを開発しているApple社が、2014年に開発した新しいプログラミング言語です。主にiOSのアプリケーション開発をすることができる言語で、Swiftの前はObjective-Cというプログラミング言語が使われてきました。
しかし、Objective-Cには独特な文法や特徴を持っていたので、開発効率が非常に悪く、Objective-Cを扱いやすくする為にSwiftが作られたと言われています。
Swiftではどんなものが作れるのか
Swiftでは、主にiOSのアプリケーションを作ることができて、以下のようなアプリの開発ができます。
- Macアプリ
- iPhoneアプリ
- iPadアプリ
- Webアプリケーション
Swiftは主に、Apple製品で動作するアプリケーションの開発に特化した言語で、我々がよく使うiPhoneアプリのほとんどはSwiftで開発されています。
その他にも、Webアプリケーションの開発もすることができて、Webサーバーを必要とするチャットアプリや、オンライン対戦型のゲームも開発できます。
これからSwiftエンジニアを目指す未経験者が知るべきこと
未経験の方がこれからSwiftの学習を始める前に、Swiftの需要や将来性などの市場状況を知っておく必要があります。
なぜかと言うと、SwiftがIT市場においてどれくらいの需要があるのか、給料はどれくらいかを知っておくことで、学習に対するモチベーション意識も変わってくるからです。
これからSwiftエンジニアを目指す未経験者が知るべきことは以下の4つです。
- Swiftエンジニアの仕事内容
- Swiftエンジニアの年収
- Swiftエンジニアの需要
- Swiftエンジニアの将来性
Swiftエンジニアの仕事内容
Swiftエンジニアの主な仕事内容としては、iOSのアプリケーション開発を行う業務がほとんどです。ECアプリやSNSアプリ、飲食店の予約アプリなど、多岐にわたる仕事があります。
日本最大級のフリーランスエージェントである、「レバテックフリーランス」のSwiftの求人を見てみると、このようなB to C向けのアプリ開発の案件が多い印象です。
Swiftエンジニアの年収
iOSアプリのみの開発に特化したSwiftの気になる年収に関してですが、求人検索エンジンの「スタンバイ」の調査によると平均年収は550万円となっています。
日本のサラリーマンの平均年収が441万円なので、それを上回る金額となっています。
Swiftはまだまだ歴史が浅いと言うこともあり、Swiftエンジニアの数も少ないと言うことで、比較的高い年収になっていると予想できます。
Swiftエンジニアの需要
次にSwiftの需要に関してでですが、求人サイトIndeedで仕事の数を見てみると、比較的求人の数は少ないです。
2019年10月現在で3,992件となっており、他のプログラミング言語であるRuby(10,286 件)、PHP(31,276件)を大きく下回っています。
しかし、そもそもiOSアプリの需要がそこまでないのと、Swiftエンジニアの数が少ないのを考慮すると、iOSアプリ市場の規模は小さいものの、Swiftエンジニアの需要は高いと言えます。
Swiftエンジニアの将来性
Swiftの将来性に関してですが、非常に高いと言えます。
そもそもiPhoneなどの高額なApple製品を所持できるのは日本や、アメリカなどの比較的GDPが高い国の金銭的に余裕のある人のみです。今後、アフリカやインドなどの人口規模が多い国が発展するにつれて、Apple製品を扱う人の人口も必然的に増えてくることが予測されます。
つまり、海外市場を相手にiOSアプリを開発する企業も増えて、結果的にSwiftエンジニアの需要も高まることでしょう。
未経験からSwiftを学ぶことは本当にできるのか?
これからSwiftの学習しようと考えている方は「未経験からSwiftを学ぶことは本当にできるのか?」と思われる方も多いかと思います。
結論から言うと、未経験でもSwiftを学ぶことは可能ですが、高い目標設定やきちんと学習計画を行わなければ、挫折することになります。
未経験からのSwift習得難易度
未経験からのSwift習得難易度は比較的低いです。
なぜかと言うと、2014年に開発されたこともあり、モダンな設計で「コードが読みやすく書きやすい」ことが特徴だからです。またSwiftには多くのフレームワークと呼ばれる開発効率を大きくあげることのできるツールが用意されているので、非常に便利です。
学習教材に関しても、iPadを利用したではSwift groundというSwiftで作られた学習教材があるので、手を動かしながら学べて理解度が高いです。
Swiftを学ぶのに年齢制限があるのか
「Swiftを学ぶのに年齢制限があるのか」と言う疑問に対してですが、年齢制限は全く関係ありません。実際に子供向けのプログラミングスクールでも、直感的に学習できると言う理由からSwiftを教えているスクールもあります。
全てのプログラミング言語に共通して言えますが、プログラミングを学習するに年齢制限は全く関係ないです。
文系でもSwiftを学ぶことはできるのか
「文系でもSwiftを学ぶことはできるのか」と言う疑問に対しても、文系でも理系でも関係なく学ぶことが可能です。
プログラミング言語と聞くと、数学をよく使うイメージを持たれる方が多いですが、実際にはそこまで数学は使いません。
Swiftのプログラム処理の例はこのようになっており、数字がずらりと並ぶようなことはあまりありません。
重要なことはプログラムの組み立て方や、考えながらコードを書くことです。それほど数学のスキルは重要視されません。
未経験からSwiftエンジニアの仕事を獲得するには
未経験からSwiftエンジニアの仕事を獲得するには、「独学」or「スクールに通う」の2つの方法があり、それぞれで学ぶべきことや、やるべきことが異なります。
独学で学ぶ場合
まず独学でSwiftエンジニアを目指す場合は、ただ単に勉強すればいいのではなく、以下の4つのことが必要になってきます。
- ポートフォリオを充実させる
- 転職エージェントを活用する
- 地方ではなく都内で仕事を探す
- コミュニティーに参加する
ポートフォリオを充実させる
まず始めにSwiftエンジニアとして仕事を獲得するには、「ポートフォリオ」が必要です。
ポートフォリオとは何かというと、今までにSwiftで開発したアプリやサービスなどをまとめたサイト、もしくはGithubのアカウントにソースコードをアップしたものがポートフォリオになります。
なぜこのポートフォリオが必要になるかというと、Swiftエンジニアとして仕事を獲得する際には、クライアントに対して自分はどれだけのスキルを持っているかアピールする必要があります。
その際にポートフォリオがあるとないとでは、採用の確率が大きく異なるからです。
転職エージェントを活用する
Swiftエンジニアとして転職する際には、転職エージェントを利用するのがオススメです。
転職エージェントに自分の持っているスキルやどんな環境で働きたいかなどを伝えれば、オススメの企業をいくつか紹介してくれます。また、未経験でもあなたに合った企業を紹介してくれるので安心です。
例えばあなたがA社に行きたいとして、転職エージェントを活用すればA社に採用されるにはどれくらいのスキルが必要なのかを教えてくれるので、相談した上で足りないスキルを補うこともできます。
地方ではなく都内で仕事を探す
Swiftエンジニアの仕事を探す際には、地方ではなく都内で仕事を探すようにしましょう。
求人サイトのIndeedでSwiftエンジニアの仕事を東京に絞って検索したところ2,710件の求人がありました。しかし、大阪で検索してみると278件と非常に少ないです。(2019年11月時点)
東京ではIT企業が集積していることから、求人数も多く地方に比べても給料もいいので、地方ではなく都内で仕事を探すようにしましょう。
コミュニティーに参加する
Swiftエンジニアとして仕事を獲得するには、求人サイトを見るだけでなく、コミュニティーに参加してみるのもオススメです。
Swiftのコミュニティーに参加すれば、フリーランスとしてSwiftの案件を受注している人もいれば、自身でiPhoneアプリを開発し起業している人など様々な人に出会うことができます。
エンジニアは働き方が多様化しているので、コミュニティーに参加することにより、新たな働き方が見つかる可能性が高いです。
スクールで学ぶ場合
Swiftをプログラミングスクールで学ぶ場合は、スクール卒業後のキャリアを考えて選ぶことが重要です。プログラミング学習者でよくあるのが、スクールで勉強したが卒業後に何をすればいいか分からず、結局エンジニアになることができなかったと言った状況です。
このようにならないためにも、転職サポート付きのスクールで学習することをオススメします!
転職サポート付きのスクールで学ぶ
転職サポート付きのプログラミングスクールでSwiftを学ぶと、卒業後そのままSwiftエンジニアとして働くことができます。
あなたの行きたい企業や身に付けたいスキルを予めヒアリングした上で、学習計画をするので、無駄のない学習ができるのがポイントです。企業が必要としているスキルのみを重点的に教えてくれるので、転職した際には即戦力として活躍できるでしょう!
まとめ
未経験でもSwiftを習得できる方法や基礎知識などを解説しました。
Swiftは冒頭でもお伝えしたように、比較的新しい言語なので、まだまだ仕事の数は少ないですが、非常に将来性の高い言語なのでオススメです!
未経験でも十分に習得可能なので、ぜひこの記事を参考にSwiftの学習に取り組んでみてはいかがでしょうか!