PHPを取得して副業で稼げるようになりたい!
PHPはどんな副業案件があるの?
副業レベルまでに必要なスキルは?
これからプログラミング言語であるPHPを勉強して、副業を始めたいと考える方は上記のような悩みを抱えていることでしょう。
結論から言うと、PHPを習得できれば、副業で稼ぐのは可能です。しかし、PHP以外にも必要なスキルがあります。
PHPで副業を始める前には、
- PHPでどんな副業案件があるかを把握する
- PHP以外に必要なスキルを知り、学ぶ
- 案件の受注の仕方など
このような事を知っておかないと、副業で収益をあげることはできません。そこで、本記事では上記を踏まえながらPHPで副業を始める前に知っておくべきことを解説します。
- PHPの副業案件を獲得するにはWeb制作のスキルが必要
- PHP+WordPressを扱えると獲得できる案件の幅が広がる
- PHPの副業案件はクラウドソーシングサイトで探せる
なお、次の記事では始め方や案件の種類も交え、プログラミング副業での稼ぎ方を詳しく解説しているのであわせて参考にしてください。
→ プログラミング初心者が副業!3ヶ月で5万円を稼ぐ6ステップ
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
PHP副業案件の基本
まず始めに、PHPの副業案件に関する基礎的な知識を身につけましょう。
知っておくべき基礎知識は以下の3つです。
- PHP副業の業務内容
- PHP副業の報酬額相場
- PHP副業の案件数
PHP副業の業務内容
まず始めにPHP副業の業務内容に関してですが、PHPは主にサーバーサイドの言語でHTMLに組み込むような形で使用されることが多いです。
なので、PHPの副業案件で最も多いのがWeb制作におけるサーバーとのやり取りの部分の案件です。
PHP副業の業務内容の例をあげると以下の仕事があります。
- お問い合わせフォームの修正など小さな案件
- WordPressでのWebサイト制作
- マッチングサイトやECサイトなどの大規模な開発
このように、小さな案件から大規模な開発まで幅広い案件があります。
PHPの副業案件で最も多いのがWordPressでのWebサイト制作であり全案件の大部分を占めます。WordPress自体がPHPで開発されているので、PHPを習得すれば案件を受注できるようなります。
PHP副業の報酬額相場
次にPHP副業の報酬相場額に関してですが、案件の規模にもよりますが、以下のような相場となっています。
- お問い合わせフォーム修正など小さな案件:5,000〜10,000円
- WordPressでのWebサイト制作:10万〜20万円
- マッチングサイトやECサイトなどの大規模な開発:20万円〜
最も案件数が豊富なWordPressでのWeb制作にフォーカスしてご紹介すると、クラウドソーシング系のサイトを利用すると5~15万円程度です。
また、クラウドソーシング系のサイトを介さずに直接案件を受注すると15万円以上の相場となっています。
クラウドソーシング系サイトの大手である、クラウドワークスのWordPress案件を見てみると、このように10万円前後の相場であることがわかります。
PHP副業の案件数
PHPの副業案件数はそこまで多くはなく、WordPressの案件が多いです。
クラウドワークスでWordPressの案件数を見てみると、48件の仕事が募集されています(2019年10月現在)。全体の案件数が8,278件となっているので、PHPの案件数は少ないです。
基本的にPHPはWebアプリケーション制作や、ECサイトなど大規模な開発で用いいられることが多いので、副業として仕事を募集することはあまりなく、企業に依頼することが多いです。
PHPの副業を獲得するために必要なスキル
PHPで副業をできるレベルまでに必要なスキルはPHPだけでなく、他にも様々なスキルが必要で、以下の3つのスキルが挙げられます。
- WEB制作スキル
- WordPressのカスタマイズ
- フロントエンド言語の基礎
WEB制作スキル
PHPは主にWeb制作の領域でよく利用されるので、Web制作におけるスキルを身につける必要があります。
Web制作に必要なスキルをさらに細分化すると以下のスキルが挙げられます。
- サーバーなど、環境に関するスキル
- サイト設計・デザイン
- 見た目を作るフロントエンドの技術
- クライアントとのコミュニケーションスキル
Web制作の案件を受注する際には、PHPだけでは不十分で、サイトの見た目を作る言語の習得や、業務を円滑に進めるためのコミュニケーションスキルなども必須です。
WordPressのカスタマイズ
次に、最も需要が高いWordPressにおけるカスタマイズのスキルが必要になってきます。WordPressの案件でも多いのがWordPressのカスタマイズの仕事であり、この仕事はある程度PHPのスキルを習得しなければなりません。
WordPressのカスタマイズスキルを身につけるためには、実際に0からWordPressのテーマ作成を行ったり、既存サイトのPHPコードを組み替えて学習することができます。
フロントエンド言語の基礎
PHPと同時に習得しておきたいプログラミング言語が「HTML / CSS / JavaScript」の3つの言語で、主にフロントエンド言語と呼ばれます。
PHPの案件で多いのが、先ほどもご紹介したようにWordPressでのWebサイト制作で、PHPはサイトのシステムの部分を作り、フロントエンド言語でサイトの見た目やデザインを整えることができます。
つまりこのフロントエンド言語を習得しないと、サイトとして機能はしているが見た目のクオリティーが低いサイトになってしまいます。
PHPの副業案件獲得におすすめのサイト
副業で仕事を行うなら完全フルリモートを希望する方が多いと思います。PHPの副業案件はネットで探すことができて、オンライン上で受注から納品、報酬の受け取り全てを行うことのできるサイトが存在します。
PHPの副業案件獲得におすすめのサイトは以下の3つです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
クラウドワークス
クラウドワークス(Crowd Works)は、クラウドソーシング系サイトと呼ばれる、仕事を依頼したい人と、受注したい人をマッチングさせるサービスの一つです。
クラウドソーシング系のサイトでは、日本最大級のユーザー数と案件数を持っており、これからPHPで副業を始める方は登録必須のサイトです。
クラウドワークスの特徴は以下の通りです。
- 日本最大のユーザー数で案件が豊富
- 手数料が高い(10万円以下の案件で20%)
- サイト制作の案件が多い
ランサーズ
ランサーズ(Lancers)は先ほどご紹介した、クラウドワークス同様のサイトで、クラウドワークスほど案件数は多くないですが、PHPで副業をする方は登録必須のサイトです。
ランサーズは非常にUI(ユーザーインターフェース)が高く、クラウドワークスよりもデザインや機能に関しても充実しており、初心者にもオススメです。
また、自分のサービスを出品することができるので、評価が集まれば自動的に仕事の依頼が来るようになります。
ランサーズの特徴は以下の通りです。
- ユーザーインターフェースが高い
- 自分でスキルやサービスを出品することができる
- クラウドワークスよりは規模は小さい
ココナラ
ココナラ(Coconala)はスキルの売り買いサイトで、メルカリは商品を販売しますが、その商品がサービスになったとイメージしてもらえれば分かりやすいです。
例えば、PHPで副業を始めようと思うと、自分がPHPでできるスキルを書き、サービスとして出品します。
イメージとしてはこのようなイメージです。
このようなオリジナルのサービスを出品し、お問い合わせがきて、お互いの合意があれば、契約が成立し、仕事を開始することができます。
ココナラの特徴は以下の通りです。
- 自分の持っているスキルを出品できる
- 実績がないとお問い合わせが来ない
- 単価などは自分で決めることができる
PHP副業案件を獲得するには?
PHP副業案件を獲得するには、プログラミングの知識だけでなく、以下の3つのスキルが必要になってきます。
- 実績かポートフォリオが必須
- 課題解決につながる提案力
- 円滑に業務を進めるコミュニケーション能力
実績かポートフォリオが必須
まず始めに、クラウドソーシング系のサイトで案件を受注するには、実績かポートフォリオが必須です。
なぜかというと、クラウドソーシング系のサイトではライバルがたくさんいて、案件を受注できる人の特徴として、「これまでにどんな実績があるのか」「実績がなければ、スキルを証明できる成果物(ポートフォリオ)を持っているか」この2つが挙げられます。
もし、「PHPのスキルだけ持ってます!」と言っても、それを証明できるものがないと案件を受注することはできません。
先ほど紹介したサイトで副業案件を受注するには、これまで勉強してきた内容がわかる成果物を紹介した「ポートフォリオ」を作るようにしましょう。
課題解決につながる提案力
クライアントはPHPのスキルを必要としているのではなく、PHPを使って何らかの問題を解決して欲しいと望んでいます。例えば、WordPressでのWebサイト制作の目的だと、「自社の知名度を広げたい」「お問い合わせの数を増やしたい」このような潜在的なニーズを持っています。
つまり、副業でPHPを使って業務をする場合は、まず始めにクライアントが抱えているニーズを汲み取り、「PHPやWordPressを使えばこのような効果が得られますよ!」と提案してあげるスキルが必要になってきます。
円滑に業務を進めるコミュニケーション能力
最後に、PHPなどのプログラミングスキルだけ持っていても、副業ができかと言うとそうではありません。プログラミングのスキル以外に、業務を円滑に進めるコミュニケーション能力が不可欠です。
副業で案件を受注する場合は、オンラインでクライアントとコミュニケーションを取ることがほとんどなので、
- メールやチャットツールの正しい使い方
- 相手に伝わりやすい文章力
- 作業の進行度を相手に共有するなどの気遣い
上記のようなことがとても重要です。
これらのことが出来ていないと、どれほど高度なPHPのスキルを持っていても、クライアントを満足させてあげることはできません。
【結論】PHP副業は周辺の知識が必要
今回はPHPで副業を始める前に知っておきたいことを解説しました。
PHPのスキルだけを副業で活かすことは難しいですが、他のプログラミング言語やWordPressと組み合わせてあげることにより単価の高いWeb制作の案件にチャレンジすることが出来ます。
また、基本的なビジネスコミュニケーションも必要になってくるので、社会経験がない方は同時に習得することをオススメします。
ぜひ本記事を参考に、PHPで副業ができるレベルまで学習をしてみましょう!