C言語転職の実態とは?需要や年収から未経験でも目指せるのか徹底調査

エンジニアへの転職のためにC言語の習得を目指しても大丈夫?
C言語の勉強をしているが、需要があるのか気になる。

将来的にC言語を習得できたとして、それが転職に役立つのか気になってはいないでしょうか?

エンジニアが使用するプログラミング言語はたくさん存在するため、需要のないプログラミング言語を学んでもあまり役に立たないことがあります。

そこでこの記事では、C言語エンジニアの需要や年収などを掘り下げて解説していきます。それとともに未経験からC言語エンジニアとして転職するためのステップも紹介していますのでぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 未経験からでもC言語エンジニアへの転職は可能
  • 未経験者は「ITパスポート」の取得を目指してITを学び始めるのもおすすめ
  • 未経験からC言語エンジニアへの転職にはポートフォリオが必須
本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

C言語エンジニアの実態調査

C LANG

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まずは、C言語エンジニアの仕事内容や年収などの実態について見ていきましょう。

C言語の仕事内容

C言語を扱うエンジニアは、機器のプログラム開発やロボットプログラムの開発といった、組み込みプログラムの開発を行うことが一般的です。

工場の機械や車の制御パーツの組み込みプログラムの開発もC言語を使うことが多いので、そういった業界を目指したい方におすすめできるプログラミング言語です。

ちなみに、ゲームプログラマーになるための勉強としてC言語が選ばれることが多いですが、ゲームプログラマーはC言語を拡張したC++というプログラミング言語を使うことが多いです。

ですのでゲームプログラマーを目指す場合は、C言語を「プログラミングの基礎を学ぶための勉強」と捉えておくと良いですね。

C言語で転職した場合の年収

C言語を扱うエンジニアの年収は300万円~600万円と、かなり幅広く設定されています。エンジニアは技術職で個々の能力により生産能力(会社への貢献度)が大きく異なるため、エンジニアそれぞれの能力に合わせて年収が設定されていることが多いのです。

未経験転職の場合は、会社側も実力があまりわからないので年収300万円程度でスタートすることも少なくありません。ですが、スキルアップを続けることで年収も右肩上がりになり、将来的に年収500万円・600万円以上を目指すことだってできますよ。

C言語の需要

C言語を使った組み込みプログラムは、

  • 自動車などの制御パーツ
  • 工場の機械
  • エアコンや扇風機などの家電

などなど。エアコンや扇風機などの生活必需品クラスのものまで、C言語が使われています。さらに細かなもので言うと、デジタル時計やキッチンタイマーなどの電化製品にもC言語が使われていることが多いです。

IndeedでC言語プログラマの求人数を調査してみたところ、5000件以上の求人が見つかりました。

電化製品などの組み込みプログラムは表立って目立つことが少ないですが、リアルタイムで5000件以上の求人が掲載されているくらい実需が多いので、需要がなくて仕事がなくなるということはないでしょう。

C言語の将来性

先に言ってしまうと、C言語に取って代わる革命的なプログラミング言語が登場しない限り、C言語の需要はなくならないでしょう。

C言語は非常に高速なプログラムを開発することができ、なおかつプログラムの容量も非常に小さくできるため、C言語に取って変われるプログラミング言語はほとんどないのです。あったとしても利用できるケースがかなり限られるため、需要が奪われることはありません。

また、C言語をベースとしたプログラミング言語も多数存在する(C++、C#など)ため、新しいプログラミング技術習得にも役立つでしょう。

未経験からでもC言語で転職できるのか?

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実務経験がないけどC言語エンジニアとして転職できるのか? という疑問を持っているでしょう。続いては未経験からでもC言語エンジニアとして転職できるのか解説していきます。

未経験からでも転職できる?

結論から言うと、未経験でもC言語エンジニアとして転職することは可能です。

もちろん技術職なので求人数は少し減りますが、それでも1000件以上の求人が常に掲載されています(Indeedで調査した結果)。

ですので、「実務経験がなくて拾ってくれる会社はいないだろうから転職は諦めよう」というネガティブな先入観は持たないようにしてくださいね。

未経験からのC言語習得難易度

C言語はあらゆるプログラミング言語の基礎となる知識をつけることができますが、その反面プログラミング未経験者にはハードルが高い言語とも言われています。

そのため、特に目標を持たずにC言語の習得を目指してしまうと挫折してしまうなど、少々怖いところがあります。

そして、挫折してしまう理由のほとんどが

  • 独学で挑戦したものの、困った時に頼れる人がいない
  • 本当に役に立つのか分からなくて飽きてしまう
  • プログラミング環境を準備することすらできず、全くC言語に触れないままやめてしまう

といったことがほとんどです。

これらの問題は勉強方法さえわかっておけば解決できることですので、後半の「C言語を身につけるための方法」にて詳しく解説しています。

C言語で転職を成功させるためのステップ

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ここからは、実際にC言語を扱えるエンジニアとして転職を成功させるためのステップを紹介します。

IT業界の知識を深めよう

C言語を学ぶことも大切ですが、IT業界の知識を深めることも大切です。

C言語はできてIT業界の知識がないとなると、転職した際に他のエンジニアとの意思疎通が難しいほか、C言語を応用する際に様々なIT業界の知識が必要です。

もし、IT業界知識が全然ないと言うのであれば、「ITパスポート」という国家資格の取得を目標に勉強してみるといいかもしれませんね。

ITパスポートは幅広いIT知識が必要な入門レベルのIT系国家資格であり、最低限ITパスポートを取得できるレベルのIT知識があれば、未経験転職では困りません。

ITパスポートとは? 現代人なら取りたい資格の概要から勉強法を解説
更新日:2024年10月31日

Web基礎スキルを身につける

C言語エンジニアだからWebのことは放置で良いと思うかもしれません。ですが、業務を遂行するにあたってSlackやChatworkなどのビジネスチャットツールを使うことが多く、これらの基本的な知識がないと少々困ってしまうことがあります。

ほかにも、分からないことを調べて解決できる程度の検索能力などのWebを使った基本スキルが必要となるので、C言語の勉強ついでにこれらの知識もつけるようにしましょう。

プログラミングスキルを身につける

C言語エンジニアになる上で特に重要な要素です。C言語を扱えるエンジニアを目指しているのにC言語を使えないというのは話にならないので、C言語を通じてプログラミングスキルを身につけるようにしましょう。

ちなみに、C言語習得はプログラミング完全未経験だとハードルが高いので、後ほど「おすすめの習得方法」を紹介しています。

サンプルを参考に成果物を作成する

C言語はメジャーなプログラミング言語であるため、ネットで探せば様々なサンプルが見つかります。もしC言語の基本がわかってきたレベルにまで成長したならば、サンプルを参考にオリジナルのプログラム(成果物)を作成しましょう。

この後の「ポートフォリオを完成させる」で詳しく紹介しますか、これらの成果物は未経験転職の際に大いに役立ちます。

ポートフォリオを完成させる

先ほどの解説した成果物の話ですが、成果物をたくさん作ってポートフォリオを完成させることで、実務経験無しでも様々なプログラムを開発しているということをアピールすることができます。

面接官からすると、ポートフォリオがあることで、

  • どの程度のプログラミング基礎能力を持っているのか
  • 他の人でも読めるプログラムを書く能力を持っているのか
  • 自分でエラーを解決していく力や、やる気が本当にあるのか

といったことを判断することができます。

実務経験があれば職歴や面接時の質問などである程度判断できますが、実務経験がないとそういった判断材料を用意できません。未経験で転職を考えている方は必ずポートフォリオを作成するようにしましょう。

C言語を身につけるための方法

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C言語を習得するといってもやり方はいくつかあります。

  • ① 書籍を購入して独学で勉強する
  • ② ネットの情報を参考に試行錯誤して勉強する
  • ③ スクールの利用して教えてもらいながら勉強する

大きく分けるとこの3通りでしょう。この中で取るべき勉強方法は①の書籍を使った勉強方法と、③のスクールを利用した勉強方法です。

②のネットの情報を参考にして勉強する方法は、既に何らかのプログラミング経験がある上級者向けの方法ですので、プログラミング未経験の方は避けましょう。

独学

書籍を使って勉強するのも一つの手です。実際に、書籍を使ってC言語などのプログラミング言語を学ぶ人は非常に多いです。

しかし、独学の場合は教えてくれる人が誰もいない上に、やめようと思ったらやめられるため、途中で挫折したり3日坊主になってしまうことも少なくありません。テスト勉強などで黙々と一人で復習・予習することに慣れているという方以外にはあまりおすすめしない方法でもあります。

そういう方には、専門の講師とマンツーマンでレッスンを受けられるスクールがおすすめです。

スクール

  • 在職中で時間がないので効率よく勉強したい
  • 1人だと思うように勉強が進まない
  • 挫折せずに頑張れる環境が欲しい

このような方なら、プログラミングの授業を行っているスクールに通うのがお勧めです。

最近のプログラミングスクールは土日対応・夜間対応のスクールが多く、仕事で平日は空いていないという方でも気軽に利用できる特徴があります。

高校や大学・専門学校と違ってマンツーマンで授業を受けられるメリットもあるので「集団では困ったところがあっても質問しづらい」「理解が追いつかないまま授業が進んでしまう」といった学校特有の悩みは発生しません。

少しでもこのような悩みを学生時代に持っていたならスクールを活用してみてくださいね。

【結論】未経験でもC言語エンジニアとして転職できる!

C言語エンジニアの需要や年収などと、転職するためのステップを解説しました。

未経験でも採用している企業は全国にたくさんあるので、心配をせずとも転職可能です。もちろん新卒でもC言語エンジニアとして就職できますよ。

エンジニアの未経験転職にあたって一番のハードルは「C言語を習得すること」ですので、プログラミング経験一切ないという方はスクールを利用してプログラミングの基礎を身につけると良いでしょう。

これからC言語を身につけてエンジニアになりたいという方は、書籍やスクールなどをフル活用して、立派なエンジニアを目指してくださいね!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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