この記事では、未経験からPythonの副業で収入獲得する手順を、わかりやすく解説します。
Pythonの副業って初心者でも本当に始められるの?
Pythonの副業はどれくらいの収入が見込めるんだろう…
副業の仕事はどこで探せばいいの?
政府の働き方改革や副業・兼業の即進を背景に、在宅で取り組める副業として、プログラミングの副業が注目を集めています。
そのようななか、初心者でも始めやすいと言われているプログラミング言語であるPythonを習得し、副業での収入獲得を目指している人もいるのではないでしょうか。
しかし、Pythonは本当に始めやすいのか、本当に稼げるのか不安な人もいるはず。
そこで、今回は未経験からPythonの副業で収入獲得するまでのロードマップを、案件例や収入の目安も交えて解説します。Pythonの副業が初心者でも始めやすい理由も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
なお、次の記事では始め方や案件の種類も交え、プログラミング副業での稼ぎ方を詳しく解説しているのであわせて参考にしてください。
- Pythonの副業は初心者からでも始めやすい
- 案件獲得にはセルフマネジメントスキルや営業力が必要
- 案件探しにはクラウドワークスやランサーズなどの活用がおすすめ
Pythonの副業は初心者からでも始めやすい
結論、Pythonの副業は未経験からでも始めやすいといえます。 Pythonはプログラミング言語の中でも構文が比較的簡潔で理解しやすいためです。
プログラミングと聞くと初心者には難しいイメージがあるかもしれません。しかし、学習中に不明点などが出てきても、ネット上にはPythonに関する情報が豊富に発信されているため、わからないことが解決できない可能性は低いです。
また、最近ではPythonが学べるプログラミング初心者向けの無料学習サイトも数多く提供されています。上記より、Pythonの副業は未経験からでも始めやすいといえるのです。
需要の高さからPython案件は数が豊富
需要が高い点から、Pythonの副業案件は数が豊富です。案件数も豊富な理由は次の2つです。
- 1.DXの推進が盛んである
- 2.最先端技術の開発で活用されている
日本では現在、多くの業界でDXの推進が積極的に行われてます。そのため、汎用性の高いPythonを活用する企業が多いことから、Pythonの案件数は豊富です。
また、AIや機械学習、ブロックチェーン技術などの分野においても、Pythonがよく使われています。現在盛んに研究開発が進められている分野であることから、Pythonの案件は需要が高く初心者から経験者まで取り組める案件が数多くあります。
スキル次第では時給3,000円以上の案件も
Pythonの副業はスキル次第で、時給3,000円以上の報酬も目指せます。
Pythonの案件は他の言語と比較しても、Web関連やAI関連に向いていることもあり人気は高いです。また、需要が高いことから案件数も豊富といえます。
初心者でも取り組める案件の相場は時給1,500円~2,000円程度であり、中級以上のスキルが必要となる案件の相場は時給3,000円を超えるものもあります。
初心者のときは高単価の案件を獲得しづらいため時給も低めですが、スキルが伴ってくれば高単価の案件にも取り組めるようになります。
Pythonは比較的学びやすいだけでなく案件も豊富にあり、スキル次第では高時給にも期待できるため、ほかの言語に比べ副業で稼ぎやすいです。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
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1人で稼げるか不安な人はスクールの活用もおすすめ
学びやすい言語とはいえ、副業で収入獲得ができるほどのPythonスキルを、1人で習得できるか不安な人もいますよね。
実のところ、Pythonといったプログラミング言語の学習途中で挫折する人は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
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などを理由に、87.5%がプログラミング言語の学習途中で「行き詰まりを感じた」と回答しています。
いざ独学でPythonを学び始めても、勉強の最中に挫折すれば学習にかけた時間や費用が無駄になるだけでなく「思っていたよりも難しいな…」とスキルの習得自体をあきらめかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが侍エンジニアです。
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なお、侍エンジニアの「副業スタートコース」では月5~10万円の収入獲得を目標に、Pythonスキルの習得を目指します。受講期間内であれば何度でも実案件に挑戦できるため、限られた期間でも副業での収入獲得に直結するスキルを習得可能です。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心して副業での収入獲得が実現できますよ。
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Python副業の主な仕事内容
ここからは、Python副業の主な仕事内容を7種類、特徴や案件数、平均単価も交えて紹介します。
作業レベルが易しい順に、それぞれの副業案件の特徴を案件数や平均単価も交えて解説します。
データ収集(スクレイピング)
案件数 | 61件 |
平均単価 | 時給:1,000~5,000円 |
作業レベル | ★★ |
スクレイピングとは、Webサイトから任意の情報を取得した上で、データを加工して新しい情報を作成する技術のことです。例えば、「任意のKWで上位表示される各サイトのタイトル情報を収集し、タイトルの一覧表を作成する」一連のプロセスを自動で行うプログラムをPythonを使って作成できます。
難易度も低めで、簡単なスクレイピング案件はクラウドソーシングサイトでも数多くの募集があります。Pythonで稼ぐなら覚えておきたいスキルの1つです。
データ収集(スクレイピング)の案件は、比較的単価が安い傾向にあり、Indeedでは時給1,000円~3,500円が報酬相場です。副業を始めたとき、積極的に狙っていきたい案件ですね。
メンター・講師業
案件数 | 7件 |
平均単価 | 時給2,000~3,000円 |
作業レベル | ★★★ |
Pythonを使った開発スキルや開発経験があれば、メンターや講師業で稼ぐことも可能です。プログラミングスクールはさまざまな企業が運営していますが、そのなかには講師を募集しているところもあります。
メンターや講師業で稼ぐためには、プログラミングスキルはもちろん、生徒に分かりやすく説明するための言語能力や表現力なども必要です。
また、報酬相場に関しては、スクールによって異なります。求人では時給900円~2,000円程度が多く、あまり高単価とは言えません。
対人コミュニケーション能力が必要となってくるため、人によっては難度が高く感じることもあるでしょう。
クラウドソーシングサイトだけでなく、フリーランス向け求人サイトやプログラミングスクール公式サイトなどでも募集を見つけられるため、チェックしてみてください。
アプリケーション開発
案件数 | 1万8,585件 |
平均単価 | 時給1,000~3,000円 |
作業レベル | ★★★ |
Pythonは、Webアプリケーション開発やインストール型のアプリケーション開発にもよく使用されている言語です。
とくにWebアプリケーション開発の案件に使用されることが多く、コードの読みやすさや記述のしやすさや、開発に便利なフレームワークがあることから重宝されています。アプリケーション開発においては、アプリケーションの種類やOS、デバイスの違いなどの違いがあり、どの開発をするかによって必要な知識は異なります。
アプリケーション開発の報酬相場は、時給1,000円~3,000円と範囲が広いです。
まとまった時間を費やせるのであれば、月給制で働ける案件を視野に入れておくのをおすすめします。
業務用ツール開発
案件数 | 5万1,494件 |
平均単価 | 時給1,000~3,000円 |
作業レベル | ★★★★ |
業務効率化を目的としたツールも、Pythonで開発可能です。
企業では、コスト削減のためにニーズに合った独自のツールを利用することが多く、Pythonでの開発依頼を外注することもあります。独自のプログラムを使えば、Excelの自動化、画像自動編集、メールの自動送受信など日常的に使用する業務の自動化が可能です。
時給制の求人も多く、相場は時給1,200円~3,000円程度です。毎月安定した金額をコンスタントに稼ぎたい人は、ぜひチェックしてみてください。
データサイエンス
案件数 | 242件 |
平均単価 | 時給:3,000~8,000円 |
作業レベル | ★★★★★ |
Pythonはデータサイエンス分野でよく利用されています。
データサイエンス分野の案件は年々需要が高まっていますが、専門的なスキルが必要なこともあり、単価は高い傾向です。データサイエンティストの主な仕事はデータ分析で、AIと組み合わせて膨大なデータを分析し、顧客動向やユーザーの流行などを精査します。
ただ、副業向けの案件数は少なく、難易度も高いため簡単には採用されません。副業で案件を獲得するには、知り合いの紹介やSNSで案件を募集するなどの工夫が必要でしょう。
初心者・未経験者がいきなり挑戦するのではなく、ある程度Pythonのスキルが高く過去にデータ分析の経験がある方に向いている案件です。
専門的なスキルが求められることや、該当するエンジニアが少ないこともあり、時給は3,000円~5,000円と高めです。
なお、独学で副業収入が稼げるほどのPythonスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく副業収入に直結するプログラミングスキルを習得できますよ。
機械学習
案件数 | 189件 |
平均単価 | 時給3,000~8,000円 |
作業レベル | ★★★★★ |
AI技術の進歩に伴い、機械学習関連の開発が増えています。そのため、副業案件でも機械学習の案件は多いです。
機械学習の案件では、データベースやサーバーなどの知識、クラウドサービスなどの知識も求められます。機械学習は専門性が高く、スキルを高めれば副業でも案件を獲得することはできますが、未経験では難しいでしょう。
機械学習に関する開発は難易度が高く、求められるスキルも高いため、時給も3,000円~5,000円と高めです。
AI関連の開発
案件数 | 84件 |
平均単価 | 時給4,000~6,000円 |
作業レベル | ★★★★★ |
さまざまな業界でAIの活用が進んでいるため、AI開発の副業案件も増加しています。スキルと経験があれば稼げるジャンルでもあるので、将来的に副業から本業へのキャリアアップを目指している方にもおすすめです。
AI開発は、機械学習やデータサイエンスとも関係性が深く、多くの知識が必要となります。そのため、それぞれの分野で継続してスキルアップをしていかなければなりません。
AI開発は難易度が高いことから、時給は3,000円~6,000円と高額です。スキルがしっかりあれば、副業でも大幅な収入アップが期待できるでしょう。
Pythonの副業で稼げる収入目安【条件別】
ここからは、次の条件別でPython副業案件の報酬目安を紹介します。
初心者から取り組んだ場合
案件内容 | 報酬金額 |
データクリーニング | 5,000~2万円/件 |
ウェブスクレイピング | 1~5万円/件 |
自動化スクリプト作成 | 2~10万円/件 |
データ分析 | 3~15万円/件 |
例えばデータクリーニングの案件は、古くなった顧客情報(名前、住所、連絡先など)を最新の状態にする作業のため、難易度は比較的低いです。そのため、報酬も低めであることが多いです。
Pythonの基本的スキルで対応できる案件であることが多いので、まったく未経験の場合でも仕事を獲得できる可能性が高いでしょう。まずは「データクリーニング」のような基本操作スキルで対応できる案件で経験を積み、1つずつ案件のレベルを上げていくのがおすすめです。
在宅で取り組んだ場合
案件内容 | 報酬金額 |
Pythonでアプリのバグ修正 | 10~30万円/件 |
フィンテックを組み込んだサービスのデータ分析 | 時給2,500~5,000円 |
HRデータを分析するアナリスト募集 | 時給3,000~6,000円 |
自社AI開発のデータサイエンティスト | 時給4,000~6,000円 |
提供するサービスから得たデータの分析 | 時給3,000~5,000円 |
在宅ワークが可能な案件は、クラウドソーシングサイトやフリーランス向け求人サイトで数多く見つけられます。アプリ開発の案件からデータ分析やAI開発まで、幅広い難易度の案件を見つけられるため、自分のスキルレベルにあわせて選択すると良いでしょう。
案件によって条件や必要なスキルは異なるので、クライアントが求める条件は事前にしっかりと確認すべきです。
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土日や休日のみ取り組んだ場合
案件内容 | 報酬金額 |
PythonとChatGPTを活用した自然言語処理技術の実装 | 5,000円~1万円 |
スクレイピングによるInstagramの情報収集ツール開発 | 5万円 |
Pythonを使ったデータ分析サービスのUI開発 | 30万円 |
副業サイトや求人サイトでは土日や休日のみの稼働条件で受注できる案件はあまりありませんが、クラウドソーシングサイトであれば比較的探しやすいです。
稼働時間を限定している条件下では、大規模な開発は少ない傾向にあります。既存プログラムの改修業務やスクレイピングなど、比較的工数が少ない案件が多いです。
土日や休日のみの稼働条件でも良いと明記されていない場合でも、納期自体は相談して決める場合も多いので、その都度無理のない範囲で交渉してみるのも良いでしょう。
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大学生がすきま時間に取り組んだ場合
案件内容 | 報酬金額 |
インターンOKのWebアプリ開発 | 時給1,200~1,500円 |
Webシステムのプログラミング業務 | 時給1,650円 |
機械学習を活用したAIシステムの開発助手 | 時給1,500~3,000円 |
データ分析の長期インターン | 時給1,200~2,000円 |
機械学習エンジニアのインターン | 時給1,100円 |
大学生でPythonの副業をする場合、学業と両立するため、短納期の案件に絞って探すのがおすすめです。
求人サイトの案件は、多くの場合平日に長時間の稼働を望む傾向にあります。そのため、クラウドソーシングサイトを活用して、納期さえ守れば稼働時間を問わない案件を探すのがおすすめです。
また、大学生向けのインターンシップ案件もあります。将来ITエンジニアとして就職する予定であれば、ぜひ挑戦してみてください。
Python副業に必要なスキル
ここからは、次のトピック別でPythonの副業で稼いでいくために必要なスキルを紹介します。
案件に取り組む上で必要なスキル
案件を定期的に獲得し取り込んでいくためには、技術的スキルの習得が欠かせません。ここでは、案件に取り組む上で必要なスキルを4つ紹介します。
Webアプリケーションの開発力
Web開発におけるPythonのニーズは高く、Webアプリケーションの開発力がある人材は重宝されます。
HTML/CSS・JavaScriptといった言語の知識や、フロントエンド・サーバーサイドなど、Web環境の仕組みも理解しておけば、よりスムーズに作業ができるでしょう。
スクレイピング技術
Pythonの副業をするなら、スクレイピングのスキルは習得しておくのをおすすめします。スクレイピングはPythonを使用する案件のなかでは難易度が低めで、初心者でも参入しやすいです。
また、ビッグデータの活用が注目されるようになったことで、収集した大量のデータを分析し活用する取り組みも加速しています。スクレイピングができるようになれば、さまざまなサイトで案件を受注しやすくなるでしょう。
WebAPIの活用
Pythonを使って仕事をするのであれば、WebAPIの知識も習得しましょう。
WebAPIは、Web上にすでに公開されているソフトウェアのプログラムを、別のパソコンやソフトウェア内で動作させるための仕組みです。WebAPIを活用すれば、新しく作られた外部システムを既存のシステム内で使用可能にしたり、システム間で同じ情報を扱えたりします。
例えば、通販の公式サイトである商品の金額が変更された場合、WebAPIの仕組みを利用して別サイトで掲載されている広告の金額を自動で変更できます。
Pythonを活用すれば、上記のようなWebAPIの仕組みも実装可能です。Pythonを活用してWeb開発の副業に挑戦したい人は、ぜひWebAPIも学んでおきましょう。
機械学習の基礎
Pythonを使った機械学習のスキルを習得すれば、単価の高い案件にも挑戦できるのでおすすめです。
機械学習の案件を受注するには、Pythonのプログラミングスキルに加えて機械学習でよく利用されるライブラリやアルゴリズムの基本的概念、テキストエディタや開発環境の使い方なども覚える必要があります。
いきなりすべての技術を習得するのは難しいので、少しずつ学習すると良いでしょう。
案件の獲得に必要なスキル
案件の継続的な獲得には、プログラミング関連のスキル以外にも、次のようなスキルが必要となります。
それぞれ詳しく解説します。
セルフマネジメントのスキル
セルフマネジメントのスキルは、Python副業での案件獲得に不可欠なスキルの1つです。副業としてプログラミングをする場合、効率的な時間の使い方ができるようにセルフマネジメントの技術を高める必要があります。
計画的な作業スケジュールを立てたり、的確な優先順位を定めたりすることができれば、案件をスムーズにこなせるでしょう。
本業や副業、私生活のバランスを取りながら自分のパフォーマンスを維持していくために、セルフマネジメントは大切なスキルです。
営業力
営業力は、Python副業のみならず、副業を行う上で大事なスキルの1つです。副業のほとんどは、自分から案件を獲得しにいかなければなりません。
自分自身の技術や魅力を適切にアピールし、クライアントから信頼を勝ち取るために営業力は欠かせません。ポートフォリオのように自分の実績を提示できる資料を作成し、自分の強みをしっかりと伝えられるようにしましょう。
とくに未経験であれば、自分から営業をかけない限り案件獲得は困難だ、という心構えをしておくことをおすすめします。
未経験・初心者からPythonの副業で稼ぐロードマップ
なかには、具体的にどうPythonの副業を進めていけばいいのか、イメージが湧かない人もいますよね。
そこで、ここからは次の収入別に未経験からPythonの副業で稼ぐロードマップを紹介します。
月収5~10万円を目指す
Pythonの副業で月額5万円~10万円を稼ぐまでのロードマップは、次のとおりです。
- ステップ1:本やWebサイトで基礎スキルを習得する
- ステップ2:本やWebサイトで実践学習を積む
- ステップ3:ポートフォリオを作成する
- ステップ4:副業案件を獲得する
月収5万円~10万円を目指す場合、ポートフォリオに掲載する自作プログラムを作成できるスキルがあれば、業務経歴がなくても稼げます。クラウドソーシングサイトを利用し、スクレイピングや簡単なWeb開発の案件を中心に獲得していきます。
まずは、本やWebサイトでPythonの基礎スキルを習得します。座学と平行して、サンプルコードを活用したコーディング練習を繰り返し行うのがおすすめです。
サンプルコードの練習でプログラミングに慣れてきたら、次はポートフォリオに掲載するための自作プログラムを作成します。Pythonを使った自作プログラムなら、スクレイピングや簡単なWebアプリ開発がおすすめです。
ポートフォリオに掲載する自作プログラムがある程度そろったら、自分ができると感じる案件を探しましょう。クラウドソーシングサイトやSNS、求人サイトなどを駆使し、案件の獲得を目指します。
なお、Pythonの学習はまず無料サイトで勉強してみるのがおすすめです。次の記事では、Pythonを学習する際におすすめな無料サイトを紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
→ Python学習の全て!基本的な勉強の流れとおすすめの無料サイト7選
副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
かかる時間はたった1分ほど。5つの質問に答えるだけで、自分にあう副業を診断してもらえます。
自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
月収10万円以上を目指す
Pythonの副業で月収10万円以上を稼ぐまでのロードマップは、次のとおりです。
- ステップ1:本やWebサイトで基礎スキルを習得する
- ステップ2:本やWebサイトで実践学習を積む
- ステップ3:スクール or 企業で実践経験を積む
- ステップ4:ポートフォリオを作成する
- ステップ5:副業案件を獲得する
月収10万円以上稼ぐには、スキルと経験の両方が必要です。スキル習得方法は5万円~10万円までと変わりませんが、サンプルコード練習だけでは足りません。
プログラミングスクールで本格的に学習したり、IT企業に就職して実践経験を積んだりするなど、開発現場で使えるスキルを身につけなければいけません。
未経験者にとって10万円以上を稼ぐのは難易度が高いため、まずは5万円~10万円を稼げるようにスキルアップするのが良いでしょう。
Pythonの副業案件を探す4つの方法
ここからは、Pythonの副業を探す方法を4つ紹介します。
- 探し方1:クラウドソーシングサイトを活用する
- 探し方2:副業向け求人サイトを利用する
- 探し方3:SNS内の募集案件に応募する
- 探し方4:知人・友人から紹介してもらう
探し方1:クラウドソーシングサイトを活用する
初心者や未経験者がPythonの案件を探すなら、クラウドソーシングサイトがおすすめです。
クラウドソーシングサイトでは、さまざまな条件で案件内容を絞って検索でき、自分が希望する条件の案件を探しやすいです。また、比較的難易度の低めの案件が多いので、初心者でも受注できる可能性が高まります。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトは複数あるので、複数を使い分けながら案件を探すと良いでしょう。
ただし、クラウドソーシングサイトの場合、報酬の支払いや業務内容などの契約条件はしっかり確認しておくのが大切です。
探し方2:副業向け求人サイトを利用する
Pythonの副業案件は、レバテックフリーランスやITプロパートナーズなどの副業向け求人サイトでも探せます。
これら求人サイトの案件のなかには、副業でも可能なものもあります。案件内容や条件をチェックして条件があうようであれば、ぜひチャレンジしましょう。
副業はあくまで副業なので、本業に支障が出ない案件を探すのを推奨します。
探し方3:SNS内の募集案件に応募する
最近ではTwitterやFacebookなど、SNSで情報発信している人や企業も多いです。SNS上で求人を出しているケースもあるので、定期的にチェックしておきましょう。
Pythonの場合そこまで募集は多くありませんが、各種SNSで自分が副業案件を募集していることやポートフォリオ情報などを掲載しておけば、クライアント側から連絡が来るケースもあります。
SNSを経由する場合、企業と直接契約できることが多いため、クラウドソーシングサイト経由より条件が良い可能性があります。募集数は比較的少なめなので、ここまで紹介した方法と併用しながら案件を探すと良いです。
探し方4:知人・友人から紹介してもらう
副業の案件を、知人や友人から紹介してもらえるケースもあります。
クラウドソーシングサイトやSNSのように、会ったこともなければ顔を見たこともない人と仕事のやりとりをするのが不安な人もいるでしょう。そこで、見知った人からの紹介であれば、比較的安心して仕事を受注できるだけでなく、条件の交渉も比較的しやすいです。
ただし、顔見知りだからといって請け負った仕事はおろそかにせず、決めた納期はしっかりと守らなければなりません。
Pythonの副業を始める際の注意点
ここからは、Python副業を始める際の注意点を、3つにまとめて紹介します。
- 注意点1:所属企業が副業OKかを確認しておく
- 注意点2:インボイス登録の申請を出しておく
- 注意点3:本業に支障が出ない範囲で活動する
注意点1:所属企業が副業OKかを確認しておく
所属している企業が副業を許可しているか、就業規則をしっかりと確認しておきましょう。就業規則に記載がなくとも、すでに副業が解禁されている場合もあるため、可能であれば上長に聞いてみるのもおすすめです。
隠れてやれば問題ないという考え方もありますが、発覚した際は罰則を受ける可能性が高いです。すべては自己責任だと肝に銘じておきましょう。
注意点2:インボイス登録の申請を出しておく
インボイス制度は、「政府が定めた請求書を扱って、自分は消費税を正しく納めている人」だと証明するための制度です。ほかにもさまざまな意味がありますが、副業するうえで上記の証明は重要です。
インボイス制度に登録すれば、政府が定めた請求書を扱えるようになります。この請求書は専用の控除を申請したりや消費税を納税したりする際に利用可能です。
インボイス登録しておく大きなメリットは、受注できる案件が増える点です。企業の中には、インボイス登録している人にしか仕事を発注しない企業があります。そのため、インボイス登録しておけば、応募できる案件数が増えます。
インボイスの登録には、少なくとも1ヶ月近くかかる(※1)ため、副業を始める前に申請を出しておきましょう。
注意点3:本業に支障が出ない範囲で活動する
本業に支障が出ない範囲で活動するのが、副業を始める上でとても大事です。
本業をおろそかにしたり、本業の業務中に副業をしたりしては本末転倒です。空いた時間が取れないからといって、睡眠時間を削るのも良くありません。
副業は、あくまで空いた時間を有効活用して行うものだと認識しておきましょう。
Pythonの副業案件が探せるおすすめサイト5選
ここからは、Pythonの副業案件を探す際におすすめなサイトを、次の5選に絞り紹介します。
クラウドワークス
「クラウドワークス」は日本最大級のクラウドソーシングサービスで、クライアントと案件を探している人の架け橋となるサービスです。
発注時の仮払い制を導入しているので報酬の未払い問題が発生しない仕組みになっており、マルチ商法やネットワークビジネスなど悪質案件の取り締まりもしっかりしています。
Pythonでキーワード検索をした場合、2024年5月10日現在で45件見つけられます。案件でいうとアプリケーション開発・データ分析・スクレイピングなどの案件が多い印象がありますが、全体数は少なめです。
公式サイトで詳細を見るランサーズ
「ランサーズ」はクラウドワークス同様、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
60万社以上の企業が利用しており、自分で案件を探すだけでなく、自分のスキルをパッケージ商品として売り出す方法もあり、直接相談が来ることも。登録した過去の経験やスキルに応じておすすめの案件をお知らせしてくれる機能もあるなど、副業を始めるにあたって登録しておきたいサイトの1つです。
Pythonでキーワード検索をした場合、2024年5月10日現在で6,868件ヒットしました。内容としては画像解析・システムの自動化・データ解析など種類は多いです。
公式サイトで詳細を見るWantedly
「Wantedly」は、仕事を探したり人脈を広げたりできるビジネスSNSです。求人を出しているさまざまな企業とSNSのような感覚で連絡できます。
副業可能や在宅可能、実際に企業の方と会って話を聞けるなど、さまざまな条件で検索が可能です。
Wantedlyでは、プロフィールやポートフォリオを登録し、興味がある案件に応募することで企業側に通知が送信されます。その後、企業側からの連絡を待つ仕組みです。
応募したからといって必ずしも案件が獲得できるわけではないので、少しでも興味があれば遠慮せず応募してみると良いでしょう。
公式サイトで詳細を見るITプロパートナーズ
「ITプロパートナーズ」は、起業家やフリーランスとして活動する人向けの求人サイトです。
週2・3から働ける案件や、リモートワークが可能な案件が豊富にそろっており、副業向けの案件にも出会えます。
また、仲介業者を経由せず直接クライアントと契約できるため、高単価な案件が豊富です。経験やスキルによって単価は変わりますが、まとまった収入を増やしていきたい人にもおすすめです。
公式サイトで詳細を見るMidworks
「Midworks」はフリーランスエンジニア専門案件を取り扱っている求人サイトです。フルリモートの案件が全体の70%を占めているため、副業で場所を問わず稼働したい人にはおすすめです。
また、「スキルワード」から案件を探すことが可能で、Pythonなどの検索ワードが多い物は最初からPython専用の案件ページが用意されています。
迷わずにPythonの案件を探せるため、副業案件もすぐに見つけられるでしょう。
公式サイトで詳細を見るまとめ
本記事では、Pythonの副業の仕事内容や収入例、未経験から始める際のロードマップなどを紹介しました。
Pythonの副業は未経験からでも始められます。副業を始める前に本や学習サイトでPythonについて学習して、作成した自作のプログラムをポートフォリオに載せて営業しましょう。初めのうちは、クラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。
独学ではモチベーションの維持も不安になってしまう人は、学習をサポートしてくれる学習サイトを活用するのもおすすめですよ。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。