この記事では、例も交え、Google Homeでできることを紹介します。
家にいる機会も多くなった昨今、生活を快適にするアイテムとしてスマートスピーカーの活躍が期待されています。
スマートスピーカーのなかでも特に有名なものに『Google Home(グーグルホーム)』がありますが、購入にあたり下記の様な悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
Google Homeって何ができるの?
おすすめのGoogle Homeはどの機種?
本記事では、Google Homeとは何か、Google Homeにできること、最新機種・おすすめ機種について具体的に解説します。これからGoogle Homeを購入しようと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
- GoogleHomeにはAI機能をはじめさまざまな機能が搭載
- AIとの会話やGoogleサービスとの連携などが実行可能
- GoogleHomeを活用して生活をより便利で快適にしよう
Google Homeとは
Google Homeは、2016年に販売が開始されたスマートスピーカーです。
Google製のプロダクトで『Google Assistant(グーグルアシスタント)』と呼ばれる人工知能が搭載されるなど、サービスを提供していくなかで培った高度な技術が活用されています。
Google Homeの基本的な使い方は、設置した本体に向かって「OK Google」と話しかけた後に音声で指示を出すだけです。
音声入力から実行までのタイムラグはほとんどなく、まるで日常会話のようにスムーズなテンポで操作できるのが魅力です。
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Google Homeでできる8つのこと
ではGoogle Homeには、どのようなことができるのでしょうか。
- 会話
- 音楽を聴く
- Google検索
- 予定の確認
- アラーム・タイマー機能
- 天気予報やニュースの確認
- Chromecastと連携
- Google Homeアプリでの詳細な設定
今回は、代表的なアクション8つをピックアップして順番に解説します。
会話
1つめは「会話」です。
設置した本体に向かって「OK Google」と話しかけた後に、続けて「音楽をかけて」「明日の予定を教えて」など指示を出すと、人工知能がユーザーの発する音声を解析し内容に合ったアクションを返してくれます。
例えば「OK Google、お腹がすいた」と話しかけると近隣のレストランを検索してくれたり、雑談レベルの会話にも柔軟に対応してくれたりします。
音楽を聴く
2つめは「音楽を聴く」です。
「OK Google、音楽をかけて」と話しかけることで、気軽に音楽を楽しめます。
SpotifyやGoogle Play Musicなどのストリーミング配信サービスに対応しており、曲名や歌手の指定はもちろん、「リラックスできる曲を再生して」のように大まかな指示を出しても、人工知能が解析して適した音楽を流してくれます。
音量の調節も声で指示できますが、音声での指示が煩わしい場合はトップパネルに触れることで物理的に操作することも可能です。
その他にも、YouTube Music Premiumに加入していれば、YouTubeにアップロードされている音源を再生することもできます。
Google検索
3つめは「Google検索」です。
交通状況やスポーツの試合結果など、Google Homeに気になることを話しかけると自動で検索して答えを返してくれます。
Googleの検索エンジンを活用しているため、スマートフォンで検索できることは基本的にGoogle Homeでも検索可能です。
予定の確認
4つめは「予定の確認」です。
Google Homeは『Google カレンダー』と連携できるため、「OK Google、今日の予定を教えて」と話しかけるとGoogle カレンダーに登録している予定を教えてくれます。
利用シーンの例として挙げられるのが、飛行機の予約です。「〇〇行きのフライトを探して」などと話しかけるとフライトの検索ができ、Googleカレンダーに予約しているフライトの予定時刻なども確認できます。
さらに『Google Map』の情報も取得できるので、空港までの所要時間や渋滞情報も把握できます。
Google Homeが一台あれば旅行や交通に関するあらゆる情報を集約し、音声で確認できるようになるのです。
アラーム・タイマー機能
5つめは「アラーム・タイマー機能」です。
「OK Google、タイマーを 〇分に設定して」「OK Google、アラームを明日の午前〇時に設定して」と話しかけると、時間に応じてアラームやタイマーを設定してくれます。
料理で両手が塞がっているときや、寝る前に既に布団に入ってしまったときでも話しかけるだけで設定できるので非常に重宝します。
天気予報やニュースの確認
6つめは「天気予報やニュースの確認」です。
Google Homeに「OK Google、明日の天気はどう?」などと話しかけると、指定した日の天気予報を教えてくれます。また「OK Google、ニュースを教えて」と話しかけると、最新のニュース情報を得ることも可能です。
朝の出勤前、支度をしながら天気やニュースの情報を集めたいときなど非常に便利です。
Chromecastとの連携
7つめは「Chromecastとの連携」です。
『Chromecast』は、テレビのHDMI端子に差し込んで使う機器です。ChromecastをWi-Fiネットワークと接続することで、YouTubeやNetflixなどのさまざまなコンテンツをテレビに映して視聴できるようになります。
このChromecastとGoogle Homeを連携することで、「OK Google、YouTubeで〇〇の動画を見せて」といった操作ができるようになります。
その他、YouTube以外のコンテンツの指定、動画の巻き戻し、字幕の表示などさまざまな操作に対応しています。
テレビを持っている人は、Google Homeと合わせてChromecastも購入するのがおすすめです。
Google Homeアプリでの詳細な設定
8つめは「Google Homeアプリでの詳細な設定」です。
Google Homeで利用する『Goole アカウント』の指定や、Google Homeでの音楽再生時に使う音楽アプリの指定など細かい設定が可能です。
先ほど紹介したChromecastとの連携やスマートデバイスとの連携も可能なので、家庭内の電子機器の操作をGoogle Homeアプリ内に集約したい時にもおすすめです。
Google Homeの特徴
ここまで、Google Homeを使用してできることをご紹介しました。
現在さまざまな種類のスピーカーが販売されていますが、Google Homeには下記の特徴があります。
- 高い音声認識能力
- スタイリッシュなデザイン性
- 拡張アクション
- Googleサービスとの連携が可能
一つずつ詳しく見ていきましょう。
高い音声認識能力
Google Homeは、音声認識能力の高さが魅力です。
Googleは、人工知能の研究開発を積極的に行っている企業です。特に音声の認識の技術は突出しており、音声検索などはすでに実用化されるレベルにまでなっています。
Google Homeは、Google社のノウハウが詰め込まれたスマートスピーカーです。Google Homeに搭載されているAIアシスタントには、検索エンジンや音声解析などの高い技術が応用されています。
そのためユーザーの言葉を理解する力は非常に優れており、ストレスフリーで操作できるのが魅力です。
またGoogle Home独自の機能に「VoiceMatch」があります。これはユーザーの声を聴き分けて、それぞれに合った応答を返すという機能です。
家族で利用するときも、声を聴き分けてアカウントの所有者意外はカレンダーを閲覧できないように設定できます。
デザイン性
Google Homeは、スタイリッシュな見た目も魅力の一つです。
ホワイトとグレーを基調としたデザインは、部屋の雰囲気やレイアウトを選ばずどんな空間にもフィットするでしょう。
拡張アクション
Google Homeでは、サービスに対応した他社製の機能も端末にインストールできます。
これは「拡張アクション」と呼ばれるもので、アプリのような感覚でさまざまな機能の利用が可能になります。
例えば、料理のレシピを音声で確認することもできます。手がふさがった状態でもレシピを確認できるので、より快適に料理ができるようになるでしょう。
他にも「ハローキティと会話をする」のような機能も存在しており、子どもでも楽しめるようにカスタマイズすることが可能です。
Googleサービスとの連携が可能
Google Homeは、他のGoogleサービスとの連携ができる点も魅力です。
例えば今日の予定を問いかけると、Googleカレンダーに登録した内容を返してくれるといった機能も標準搭載されています。時間を設定していれば、アラームを鳴らすことも可能です。
Googleのサービスを日常的に利用している方にとっては、利便性の向上が期待できるでしょう。
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Google Homeを使う手順
Google Homeを使う手順は、非常にシンプルです。
まずは、事前準備をしましょう
- 1.Google Homeが接続するためのWi-Fi環境を用意します。
- 2.Googleアカウントを作成します。
- 3.スマートフォンに『Google Homeアプリ』をインストールします。
Google Homeアプリの配布元は、次のリンク先を参照してください
次に下記2点をセットアップすれば、最低限の機能で使い始めることができます。
- 電源接続
- スマートフォンアプリで設定
Google Homeの設定に入ります。
- Google Homeを電源ケーブルに繋げます。
- スマートフォンにインストールした『Google Homeアプリ』を起動します。
アプリを起動した後は画面に沿って進めるだけで、「アカウントの選択」や「Wi-Fiの設定」など一通りの設定が可能です。全ての設定が完了したらGoogle Homeのセットアップは完了です。
実際に「OK Google」と話しかけてGoogle Homeを使ってみましょう。
『Google Nest』ブランドの誕生
ここまでGoogle Homeについて色々と解説してきましたが、実はGoogleの製品はスマートスピーカーのGoogle Homeだけではありません。
2019年には、Googleのスマートホーム製品のブランドとして『Google Nest』が発表されました。
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Google Nestにのみできること
Google Nestの大きな特徴は、ディスプレイ付きの機種があることです。
Google HomeでもChromecastでテレビと連携することで動画の視聴ができましたが、Google Nestのディスプレイ付き機種であればそのまま動画の再生ができます。
ディスプレイなしの機種も全体的な性能が向上しており、Google Home同様Chromecastを使った連携が可能です。
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「Google Home/Nest」のデバイスラインナップ
ここからは、「Google Home」と「Google Nest」のデバイスを順番に解説します。
- Google Home
- Google Home Mini
- Nest Mini
- Google Nest Audio
- Google Nest Hub
- Nest Hub Max
Google Home
Google Homeは、もっともベーシックなモデルです。
基本的に利用可能な機能はすべてのモデルで変わりませんが、Google Homeは複数のカラーバリエーションが用意されており、着せ替えが可能です。
また、音質の高さも魅力の一つです。スピーカーは端末の下部に搭載されており、低音もしっかりと響く高性能なものが使用されています。
Google Home Mini
Google Home Miniは、コンパクトサイズで安価なモデルです。平らで丸みを帯びたボタン型の形状をしており、USBで充電し、ワイヤレスで利用が可能。
価格も6,480円と比較的安価なので、「試しにスマートスピーカーを使ってみたい」という方におすすめです。
上位機種としてNest Miniが登場しています。
Nest Mini
Google Nest Miniは、Google Nestシリーズの中で一番コンパクトなモデルです。小さいため壁に掛けて使うこともできます。
サイズは小さく軽量化していますが、Google Home miniと比べると低音がパワフルで聴きごたえのある音質です。
ディスプレイが無いため動画の視聴などはできませんが、「安価でコンパクトな機種が欲しい」「音楽を聴くために使いたい」という方にはおすすめの機種です。
Google Nest Audio
Google Nest Audioは、Google Nestシリーズの中でもスピーカー機能を重視したモデルです。イコライザー機能が搭載されており、Google Homeアプリから低音や高音のバランスを変更できるのが特徴。
本体の奥行きが78mmと薄く、机においても圧迫感がないのも魅力です。
Google Nestシリーズの機種と比べると、音質・大きさともにバランスの良い機種と言えます。
こちらもGoogle Nest Mini同様ディスプレイは搭載されておらず、音楽を聴くことに特化した機種のため、音楽好きの人にはおすすめです。
Google Nest Hub
Google Nest Hubは、スマートスピーカーにディスプレイが搭載された端末です。検索結果を画面に表示できるので、状況によっては音声だけの場合よりも多くの情報を得られます。
使い方はさまざまで、フォトフレームのように常時画面表示させておくことや、料理のレシピ検索、Googleマップでの位置情報検索等ができます。
価格は1万円以下と比較的安価なため、「ディプレイ付きのスマートスピーカーを手ごろな価格で欲しい」という方におすすめです。
Nest Hub Max
Google Nest Hub Maxは、Google Nestの中でも最高のスペックを持つ機種です。
Nest Hubよりも大きなディスプレイが搭載されており、YouTubeでの動画視聴にも向いています。また、Nest Hubにはなかったカメラが追加されたことによりビデオ通話も可能です。
そのうえ、カメラには顔情報を認識する「Face Match」という機能が備わっているため、顔を近づけるとユーザーの顔を認識して、その人に合ったアクションを返してくれます。
「スピーカー機能以外にテレビ通話なども楽しみたい」という方におすすめです。
まとめ
今回は、Google Homeとはどのような製品か、Google Homeを使用してできること、Googleのスマートホーム製品の最新機種・おすすめ機種について解説しました。
Google HomeやGoogle Nestを自宅に置いておくだけで、日常生活がより便利で快適になります。気になっている方は、ぜひ一台導入してみてはいかがでしょうか。
この記事のおさらい
Google Homeに音声で指示を出すだけで、手軽に音楽を聴くことや予定の確認等ができます。その他にも、指示の内容次第でさまざまなアクションを返してくれます。
「Google Home」は2016年から販売されているGoogle製のスマートスピーカーの製品名で、その後2019年にGoogleのスマートホーム製品のブランド名として「Google Nest」が発表されました。この発表後、ディスプレイが搭載された機種が登場したり音質が向上したりと、機能が拡張され性能も進化しています。
「Google Home」「Google Home Mini」「Google Nest Mini」「Google Nest Audio」「Nest Hub」「Nest Hub Max」の6機種です。それぞれ特徴が異なるため、自分に合った機種を探してみましょう。