こんにちは。ハナキノボル(@novl_h)です。
今回、侍エンジニアOnlineの卒業生である坂本さんにインタビューをさせていただきました。
プログラミングを学んだきっかけや、学習の体験談から失敗談、今後のビジョンまで幅広くお聞きしました!
それでは、早速ご紹介していきましょう!
プロフィール 坂本 彩(さかもとあや)
神奈川県出身、農業大学卒。理系ですがプログラミング経験は皆無。侍プログラミング塾との出会いを機にプログラミングを学習しはじめ、現在はエンジニアとして活躍中。副業として音楽メディアでプレス・ライターとしても活動。プログラミングを通して日本のエンタメ界に貢献することが夢であり、目標。
「ロボットとAIで人間は働かなくなる」私がIT業界に転職した理由
ーープログラミングを学習しようと思ったきっかけを教えてください。
農大を卒業後、新卒で製薬会社の研究機関に就職しました。
そこでの仕事は秤量(ひょうりょう)など、簡単に言えば実験の下準備のようなことがメインの仕事だったので、そもそも仕事があまり面白くなかったのと、年々職場の機械化が進んで将来的に自分が今やっている仕事はなくなると思い転職を考えたのがきっかけです。
ーー「仕事がなくなる…」具体的にそう感じた出来事とかってありましたか?
これからはロボットを導入して今の作業をどんどん機械化していくから将来的には人数も減らす…といった話を当時の上司から聞いたりしました。
同僚の間では「この部署なくなるんじゃない?」みたいな噂も流れていたりしましたね。(笑)
そんな背景があったり、いろんな情報収集を重ねていくうちに、と確信し、ざっくりとですが『IT業界』で働くことを考えました。
ーー「ロボットやAIのおかげで人間は働かなくなる…」ホリエモンもそんなこと言っていましたね。僕も同意見です。
はい。
どうせ働かなくなるなら本当に自分のやりたいこと、具体的には音楽や映像などエンターテイメントが好きだったのもあり、ITの中でもエンタメよりのことをしたいな と思っていました。
ただ、IT業界に関しては全く知識がなくスキルもなかったんですが、情報収集の一環で参加したワークがたまたま侍エンジニアさんで開催しているものでした。
それがきっかけでエンジニアを目指すようになりました。
ーーなるほど、そういった経緯だったんですね。IT業界といっても幅広いですが、エンジニアをあえて選んだ理由って何でしょうか?
そうですね…。
プログラミングに興味があったわけではないんですが、そのワークでお話ししていたことが、、、確か「エンジニアが得られる5つの自由」みたいな内容で、それが私の理想としているライフスタイルに近いなと思って。
でも最初はそんな稼げたりこんなにも自由なライフスタイルを手に入れられるのか、本当にうまくいくのかな?って感じでしたけどね…。(笑)
ーー最初はほんとかよ!ってなっちゃいますよね。(笑)
でもとりあえずやってみようと思って、RubyやRailsを勉強しました。
そこからちょっと経ってWEB制作会社に転職したんですが、そこではPHPを使っていてせっかく勉強したRailsを使わず、HTML、CSS、JSなどフロントサイドの開発をメインでやっていました。
で、正直そこでも「つまんないなぁ」ってなってしまったんですよね。
ーーなるほど。どうしてそう思ったんですか?
フロントエンドもフレームワークなどの普及で将来的にはあんまり必要とされなくなるんじゃないかな?って思って。
それだったら、もっとシステムよりというか、、エンタメよりというか、、、そうゆうのがやりたくて…。
でもいきなり『ライブイベントの3Dマッピングのプログラム開発』とかだと未経験でスキルがない状態ではなかなか雇ってもらえないと思っていて、もっとシステムよりのプログラムを修行できるところを探そうとしていました。
で、たまたま今の会社の社長から声がかかって入社した流れですね。
「会社に行くのは2週間に1回」場所と時間に縛られないライフスタイル
ーー声がかかったって、すごいですね。(笑)
といっても、Wantedly経由でスカウトしていただいた形ですが…。
井上さん(Onlineインストラクター)にWantedlyのプロフィール欄を充実させとくといいよ といって頂いたのもあって、とにかくそこに色々書いたんです。
そこに書いてあった「色々なことにチャレンジしてみたい」という文脈に社長が目をとめて下さったようで「プログラミングとか広報とか幅広くできる人を探している」と、声をかけてくださいました。
後日、社長とお話し、修行しながらですがJavaエンジニアをさせていただくことになりました。
今までJavaに触れたことがなかったので、慣れるまでは大変でしたね。
ーーそれって遠隔で仕事をされていたんですか?
最初は週1で出勤、残りはリモートでやっていました。
今は会社に行くのは大体2週間に1回くらいですね。
自宅から会社まで往復4時間くらいかかってしまうのでその時間もったいないということでほぼリモートでやらせていただいています。
今の職場を選んだのも、ロボットに興味があったというよりそういったフレキシブルな働き方ができるという点でした。
ーー実際、そのライフスタイルの変化はものすごいですよね。
はい。私としてはかなり大きな変化です。
アンケートの「サービスを受けて、どのような結果が出ましたか?」の部分にも書きましたが、他の方のように、「3ヶ月で時給3000円!」みたいな、大きな結果は出ていません。
しかし、エンジニアになったおかげで1年前とは考えられないような生活を送れています。技術者としてはもちろんまだまだにはなりますがが…。
これまで週5で出勤は当たり前で、それも会社まで行かなければなりませんでした。今は在宅勤務なので時間や場所の自由が大幅に広がりました。
逆に自分を律しないといけないんですが、圧倒的に自由です。
ーー責任はその分ありますよね。どのくらい働いていらっしゃるんですか?
んー、、普段あまり気にしてませんが、普通の会社員の方と同じで1日8時間くらいでしょうか?
今日も朝起きてプルリク(*1)してからここに来ました。(笑)今日こうやって平日の昼にランチできているのも前職では考えられなかったですね。
プルリクエストの略。プルリクエストとは簡単に言うと、開発者のローカルリポジトリでの変更を他の開発者に通知する機能のこと。
ーー自由ですね。(笑)
そうですね。
そもそも前職では、会社に通わないといけなかったんでそれが嫌だったんですよね。
とにかく時間と場所が自由になったのが、本当に本当にありがたいです。
「動画を繰り返し何度もやりました」プログラミング独学の秘訣
ーーサービスを使ってみて「ここが一番良かったな!」と思ったことは何ですか?
気軽に相談できるところですかね。距離感もちょうど良かったです。嫌なところは特にありませんでした。
本当に初心者だったので、まずはマックをどれから買えばいいのかどこで買えばいいのかという初歩的なところから入りました。
あとは技術書をやっていてわからないところを定期面談とオンライン上で色々とアドバイスをお聞きしましたね。
『仕事獲得』がテーマのイベントに参加した時に、Wantedly(*2)のことを教えてもらったのですがそれはとっても良かったです。
「リクナビやマイナビとかの場合、必ず応募しなければいけませんが、会社訪問という形で気軽に話を聞けますよ」
「で、ちょっとバイトしながら勉強できる環境を得られるよ」
みたいな『こうゆうサービスがあって、こうゆう活用法があるよ』という具体的なことを教えてもらえたのは今転職につながっている部分でもありますし、本当に良かったです。
「シゴトでココロオドル人をふやす」というミッションを掲げる、ビジネスSNS。運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集に使える。
ーーこのサービスをオススメするならどんな人にしますか?
ほどよい距離感で勉強仲間を必要としている人でしょうか…。
ただ、大学などでも情報処理をメインにする学科があるくらいなので、自主的に勉強ができない人には厳しいかもしれません。
勉強時間を確保できる人にはおすすめですね。
ーーそうですね。あくまで独学のコミュニティですからね。何か独学するために心がけたことってありますか?
心掛けたこと…いやぁこれといってはないですね。とにかくやるだけですね。
強いてゆうならドットインストールを何回もやることでしょうか。
私もJavaを始めた時はドットインストールを何回もやって、その後に技術書で勉強をしました。
そうするとなんとなくは理解ができるようになると思います。
ーー「とにかくやるだけ」。力強い言葉ありがとうございます。最後に今後の展望をお聞きしたいです!
将来的にはアートよりのことをやってみたいと思っています。
でもそうゆうのって収入というか儲けとしてはやっぱり少なくなってしまいます。
例えばPerfumeくらいの大きなアーティストくらいに使ってもらえるんだったらそれなりに見込めると思いますが、個人でなにかしらのインスタレーション(*3)を個展でやるとかだったら全然儲けがないんですよね。
そういったことをやっていくためにも、今はとりあえず修行期間です。
直近としてはできることを増やしたり収入を安定させたりして、自分のやりたいことをできるようにしていきたいです。
インスタレーション (英語: Installation art) とは、1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。 ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。
ーー坂本さん、ありがとうございました!