この記事では、未経験からマークアップエンジニアになるのに覚えるべきことを解説します。
近年人気が上がってきているマークアップエンジニアになるためには、どのようなことを覚えればよいのでしょうか。
この記事では未経験からマークアップエンジニアになるために押さえておくべきことを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
- マークアップエンジニアはWebクリエイター職種の1つ
- プログラミング言語やコーディングなどはマークアップエンジニアになるのに覚えるべきこと
- HTML/CSSやJavaScriptなどが覚えるべきプログラミング言語
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未経験からマークアップエンジニアになるための方法4つ
未経験からマークアップエンジニアを目指す場合には、具体的にはどのような方法があるのでしょうか。
ここでは未経験からマークアップエンジニアになるための方法4つを紹介します。
なるための方法1:独学する
未経験からマークアップエンジニアになりたいなら、書籍やインターネットなどを利用して独学で学ぶ方法があります。
一般的なプログラミング言語の場合、未経験者が一から学ぶのは難易度が高い場合が多いです。しかしマークアップ言語であれば、独学で学ぶことも可能です。
独学でマークアップ技術を学ぶなら、書籍やインターネットを利用すると良いでしょう。
なるための方法2:スクールに通う
未経験からマークアップエンジニアになりたいなら、社会人向けのスクールに通う方法があります。
最近ではマークアップの知識や技術を学べる社会人向けのスクールも多いため、未経験の場合はスクールに通うのも良いでしょう。マークアップエンジニアが講師をしているスクールを受講すれば基礎から学ぶことができるため、未経験でも順を追って学ぶことができます。
なるための方法3:クラウドソーシングで実績を作る
未経験からマークアップエンジニアになりたいなら、クラウドソーシングで実績を作る方法があります。
最近ではクラウドソーシングサイトで仲介してもらい、企業などから仕事を受注するフリーランスも多いです。実際にはマークアップエンジニアとしての勤務が未経験でも、クラウドソーシングで実績を作ればマークアップエンジニアとして活躍することも可能でしょう。
なるための方法4:スキルアップ講座の利用
未経験からマークアップエンジニアになりたいなら、スキルアップ講座の利用を受ける方法があります。
スクールに通うほどでもないという場合は、スキルアップ講座を受講してみるのも良いでしょう。未経験でもスキルアップ講座で基礎知識を押さえておけば、あとは独学で習得しやすいでしょう。
未経験からマークアップエンジニアになるのに覚えるべきこと5つ
未経験からマークアップエンジニアになるためにはどのような知識や技術が必要なのでしょうか。ここでは未経験でマークアップエンジニアになるのに覚えるべきこと5つを紹介します。
覚えるべきこと1:プログラミング言語
未経験からマークアップエンジニアになるためには、HTMLやJavaScriptなどのプログラミング言語を覚える必要があります。未経験者でもHTMLはわかるという人は多いですが、自分でHTMLを手打ちできる程度のレベルは必要でしょう。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- CMS
HTML
HTMLとはWEBページを構成するハイパーテキストを記述するためのマークアップ言語です。ハイパーテキストとは、ハイパーリンクを埋め込むことができるテキストを指します。
HTMLはWEBページを構成するために開発された言語で、タグをつけることにより、文字に見出しや段落などの意味を追加することがでます。
CSS
CSSとは文章の見た目を設定することができるスタイルシート言語です。文書のスタイルを指定することをスタイルシートと呼びますが、スタイルシート言語はHTMLなどのマークアップ言語で構成された文章のスタイルを設定することからそう名づけられました。
CSSはWebページの文字の色やサイズなどのレイアウトを設定したり、背景を指定することができる言語となっています。
JavaScript
JavaScriptとはWebサイトの動的な動きを実現するために使うプログラミング言語です。JavaScripはさまざまなアプリケーションの設計に利用されている言語で、主にユーザーが目にするブラウザでの処理を実装することができます。
JavaScriptをWebサイトで利用することにより、動的なサイトを作ることができます。
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CMS
CMSとはWebサイトのWebサイトやコンテンツなどを簡単に構築できるシステムです。CMSはコンテンツマネジメントシステムの略で、最近ではCMSを利用してWebサイトを作成、運用している企業も多いです。
通常、Webサイトを作るにはHTMLやCSSなどの知識が必要になりますが、CMSを利用することで専門的な知識がない場合でも簡単にサイト作成が行えます。
覚えるべきこと2:デザイン理論
未経験からマークアップエンジニアになるためには、デザイン理論の基礎を押さえておく必要があります。
マークアップエンジニアはWebデザイナーの指示に従い、デザイナーが設計したデザインをWebサイトとして構築する役目を担います。デザイナーの意図をしっかりと理解することでより忠実にコーディングできるため、マークアップエンジニア自身も一定のデザイン理論の知識を持っている必要があります。
覚えるべきこと3:コーディング
未経験からマークアップエンジニアになるためには、コーディングのスキルを覚える必要があります。
マークアップエンジニアの主な仕事は、Webデザイナーが用意したデザインを基に構造化したHTMLをコーディングし、Webサイトを作り上げていくことです。コーディングはHTMLエディターなどを使ってコードを生成して作るケースもありますが、多くの場合、マークアップエンジニアは手打ちも行っています。
HTMLとCSSの使い分け
未経験からマークアップエンジニアになるためには、HTMLとCSSの使い分けができるようになりましょう。
HTMLはWebページの構造を設計するもので、CSSはレイアウトやスタイルなどを制御するものです。HTMLだけでWebサイトを作ることも可能ですが、Webサイトは主にこの2つによって構成されているため、未経験でもコーディングの基礎として使い分けができるようになりましょう。
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覚えるべきこと4:SEOの知識
未経験からマークアップエンジニアになるためには、SEOの知識を習得しましょう。SEOとはGoogle検索での検索順位の上位に上げることにより、多くの人にサイトへアクセスしてもらうことです。
SEO対策には他のサイトからリンクを張ってもらうことでサイト評価を向上させたり、タグを活用することでユーザーが関連情報を検索した際に候補として上がるようにするなどの方法があります。
覚えるべきこと5:アクセシビリティの知識
未経験からマークアップエンジニアになるためには、アクセシビリティのスキルを習得しましょう。
アクセシビリティとは、情報やサービスへのアクセスのしやすさを意味します。つまりアクセシビリティの高いサイトとは、誰にとっても見やすく、使いやすく、わかりやすいサイトということになります。
プログラミング以外でマークアップエンジニアに求められる3つの要素
ここからはプログラミング以外でマークアップエンジニアに求められる要素を、3つにまとめて紹介します。
コミュニケーションスキル
マークアップエンジニアはコミュニケーションスキルが必要不可欠です。
なぜなら、マークアップエンジニアは、チームで制作を進めるため、チームメンバー間で認識を合わせていく必要があるからです。
そのため、自分の考えの伝え方や相手の意図をより正確に理解するための質問力を身につける必要があります。また、進捗状況や問題点の報告時に役立てることができるでしょう。
専門分野以外への興味
マークアップエンジニアが円滑に仕事を進めるためには、ほかの職種の作業内容も把握する必要があります。
システム開発は、さまざまなIT職種のメンバーが役割分担をしながら開発を進めます。そのため、担当範囲以外でどのような作業が行われるか把握しておくと、プロジェクト自体をスムーズに進められる可能性があります。
また、専門分野以外に興味を持つことで、人間関係を良好にすることができます。こうした知識はキャリアアップにもつながることが多く、他のIT職種への足掛かりにすることができるでしょう。
スキルの継続的なアップデート
時代の変化や柔軟な提案を行うためには、スキルの継続的なアップデートが必要です。
例えば、現在主流となっているデザインが、数年後に廃れることは少なくありません。他にも、WordPressなどの主要なCMSもアップデートするため、新機能についての知識を身につける必要があります。
クライアントのニーズに応えるためにも日常的にスキルを磨くことは重要です。
未経験OKのマークアップエンジニア求人例
2025年1月現在のindeedには、未経験OKのマークアップエンジニアの求人が約8,000件以上掲載されています。
実際の求人例を見てみましょう。次の求人は、マークアップエンジニア未経験者の求人です。
転職前の給与と比較すると求人の初任給が低い可能性がありますが、入社5年目の年収例が550万円と高くなります。IT業界に興味ある人におすすめの求人です。
次の求人例をみてみましょう。中途入社の9割が未経験・第二新卒の入社で活躍中の大手企業です。
必須条件で、HTMLやPHPの基礎レベルを求められますが、ある程度の知識やスキルがあれば未経験でも転職できます。
どの求人も月収の幅があるため、マークアップエンジニアとしてのスキルや経験次第で月収アップが期待できることがわかります。
IT経験未経験の場合でもポテンシャルを見込んで採用する企業が多くなっているため、基本的なIT知識を習得してやる気をアピールしましょう。まずは、未経験OKの求人に挑戦し、実務経験を積むことをおすすめします。
マークアップエンジニアの求人の探し方
マークアップエンジニアの求人は多くのIT系の求人で見つけることができます。
最近ではマークアップエンジニアの募集は多く、エンジニアやWEBデザイナーなどに特化したIT系の求人サイトには多く掲載されています。また未経験可なケースもあるため、マークアップエンジニアの求人に興味がある方は、求人サイトで「コーダー」や「マークアップエンジニア」で検索をしてみると見つけやすいでしょう。
マークアップエンジニアに有利な資格3つ
マークアップエンジニアに有利な資格はあるのでしょうか。
プログラマーやエンジニア向けの資格にはさまざまな種類がありますが、専門分野によってそれぞれ適した資格は異なります。ここではマークアップエンジニアに有利な資格3つを紹介します。
有利な資格1:PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験とは、PHP技術の習得度を認定する民間資格です。
PHP技術者認定試験は「一般社団法人 PHP技術者認定機構」が運営する民間資格です。初級試験、準上級試験、上級試験があります。上級試験はもちろん、初級試験であっても実務経験がない場合は難しめな試験だと言えるでしょう。
有利な資格2:HMTL5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験とは、マークアップに関する技術や知識を認定する資格です。
HTML5、CSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する技術や知識を問う資格試験となっており、レベル1とレベル2で構成されています。レベル1はマルチデバイスに対応したWebコンテンツ制作、レベル2は最新のマルチメディア技術を利用したアプリケーションなどの開発技術を認定します。
有利な資格3:Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験とは、セマンティックなマークアップ技術を認定する資格です。
Webサイトに関するhtmlなどの基本的な知識や作成能力、デザイン力などのマークアップスキルを測る試験です。資格取得をすることによりWebクリエイターに必要な技術が身につくため、Webクリエイターとしてのスキルを保有していることをアピールすることができます。
まとめ
マークアップエンジニアはやる気があれば未経験からでも十分目指せます。
HTMLやCSSなどを駆使し、WEBサイトを構築するマークアップエンジニアは、将来性のある職種です。また、他のITエンジニア職へのキャリアパスを期待できる職種でもあります。
まずは、未経験からマークアップエンジニアを募集している企業も求人に応募して経験を積みましょう。未経験からでも学ぶチャンスが十分ある職業なので、興味のある方はぜひマークアップエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。