プログラミングを修得するにはロジックを勉強することが重要だといわれています。
今回は、ロジックとはなにか、プログラミングのロジックを勉強する方法についてご紹介します。また、プログラミングのロジック勉強法で身につく成果についてもみていきます。
プログラミングの勉強法とは
数多くあるプログラミングの勉強法から取捨選択してプログラミングを修得することになります。また、入門書をはじめ、専門書を読み漁り独学で修得する人もいれば、プログラミングスクールに通い修得する人もいます。
プログラミング修得にはロジック中心に考えることは重要で、それを疎かにし、コピペばかりしていると考えないプログラマーになる可能性が高いです。ここでは、プログラミングのロジック勉強法についてみていきます。
ロジックの意味
ロジック(logic)とはプログラムにおいて処理内容や手順、方法を意味します。つまり、ロジックとはプログラミングによってコンピュータが動くようにすることを意味します。
また、ロジックという単語には「論理」とか「筋道」といった意味があります。プログラマーがよくロジックを組むという言い方をします。しかし、これは自分の思うようにプログラムを動かすということを意味します。
プログラミングのロジックを勉強する方法8選
プログラミング修得にはロジック中心の勉強が有効です。プログラミングは出来上がったコードをコピペしてつなぎ合わせてもそれなりに動き、仕上げることができます。
しかし、コピペを繰り返していると考えないプログラマーとなり、プログラミング技術は向上せず、不具合が起こっても原因追求や、対処法がまったくわからない人になる可能性が高いです。そんなことがないよう、ここではロジックを勉強する8つの方法をご紹介します。
1:入門著書を数冊読破する
プログラミングのロジック勉強法として、入門著書を数冊読破することがあります。プログラミング初心者の場合は、まずはプログラミングについての基礎的な知識を得ることが必要です。
初心者の場合、まず入門書を数冊読破すればプログラミングという行為に慣れることができます。1冊だけ読むのではなく数冊読むというのは、著者により表現が違ったり解釈が違ったりするケースもあるためで、それらを複数読むことで理解が深まるためです。
2:作りたいもの明確にする
プログラミングのロジックを勉強する方法として、作りたいものを明確にするということがあります。プログラミングは本を読んでいるだけでは身につきません。まずは自分が何を作りたいのか具体的に考えてみましょう。
ゲームが作りたいのか、webページを作りたいのかによっても、どんな言語を学習すればいいか異なります。作りたいものを明確にすることは、方向性を決める意味でも重要になってきます。
3:作るために何を学ぶかを調べる
プログラミングのロジックを勉強する方法として、作りたいものが明確になったら次は作るために何を学ぶかを調べます。作りたいものがはっきりすれば、学ぶ言語も絞られてくるので選択しやすくなります。
例えば、ゲームが作りたいのであればC♯、iOSアプリ開発をしたいのであればSwiftといったように言語を選択します。言語は複数ありますが、需要が伸びている言語や自分が理解しやすい言語を選択するようにしましょう。
4:無料のサイトを使って基礎固めする
プログラミングを勉強する方法としては、何をつくりたいのかを決めて学ぶ言語が決まったら、次に無料サイトを使って基礎固めをしてみましょう。
初心者向けのプログラミングの学習サイトは世界中に多数あり充実しているので、基礎固めをするにはおすすめです。ここではおすすめの無料サイトを3つご紹介します。
Progate
無料で基礎固めができる学習サイトにプロゲートがあります。プロゲート(Progate)はHTML(HyperText Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)など多くの言語を学ぶことができます。
画像も多様化されてコーディング実践パートなどもあるため、プログラミング学習が初めてという人にもおすすめです。また、基礎レベル18までレッスン無料となっているので、基礎固めには適しています。
さらに学びたいという場合には有料会員プランに登録すれば基礎から実践まで全レッスンが受講可能となります。
ドットインストール
無料で基礎固めができる学習サイトにドットインストールがあります。ドットインストールでは、学べる言語も多数取り扱っており、それぞれ分かりやすい解説動画が、公開されています。
また、初心者向けの無料動画はすべて3分以内に、抑えられているため、仕事をしている人でも隙間時間を使って、効率的に学習を進めることができます。なお、中級者・上級者向けの講座については有料となります。
コードプレップ
無料で基礎固めできる学習サイトにコードプレップ(CODEPREP)があります。コードプレップは、1日10分の成功体験という言葉を掲げ、10分から始められるプログラミング学習サイトです。
コードプレップはブックとよばれる複数講座から構成され、入門編・基礎編・実践編から選択可能で、すべてのコースが無料です。また、掲示板機能によって他ユーザーと質問しあいながら学習を進めることが可能ですので、やる気も持続しやすいです。
5:成果物を作ってみる
プログラミングのロジックを勉強する方法に成果物を作ることがあります。本を読んで無料サイトでプログラム言語を学んでも、何も作らなくては使い物にならずに終わります。
まずは、開発環境を整え、学習した言語を使い成果物を作りましょう。ゲーム、webページ、アプリというようにそれぞれの目的に近づくための成果物を作れば、自分がどこを理解できないかの問題点も明らかになり、また経験することで深く学ぶことができます。
6:既存アプリを模倣してみる
プログラミングのロジックを勉強する方法として、既存アプリを模倣することがあります。プログラミングはコピペばかりでは技術向上できないとのことでしたが、最初は既にできあがったアプリを真似してみることは勉強になります。
そのときに、なにも考えず真似するのではなく、コーディングの内容を理解して、処理結果とコード内容の関連を把握しましょう。考えながら模倣することによって、プログラミング力が向上していきます。
7:リリースしてフィードバックをもらう
プログラミングのロジックを勉強する方法に成果物をリリースしフィードバックをもらうことがあります。まずはwebサービスやゲームといった成果物をリリースし発信します。そのことによって、利用した人たちからフィードバックがもらえます。
そのときに必要なのが自身のSNSなどを公開し、意見をもらう場を作ることです。いろいろな意見があるかとおもいます。重要と思える意見から優先順位をつけていくことも重要です。
8:クラウドソーシングを利用してスキルを上げる
プログラミングのロジック勉強法にクラウドソーシングを利用してスキルを上げることがあります。クラウドソーシングにはプログラミング案件もあります。
初心者で本を読んだだけで受注するのは無謀ですが、自分でプログラムを組み成果物を作り出した後は、クラウドソーシングで案件受注するのもひとつの手です。ただし、仕事ですので生半可な気持ちで請け負ってはいけません。ある程度スキルを身につけた上で行うようにしましょう。
プログラミングのロジック勉強法で身につく成果5選
プログラミングは本を読んで既存のコードをつなげれば、とりあえず動く成果物ができあがりますが、このようなコピー基本のプログラミングではプログラミング力がつきません。
そこで、プログラミングのロジック勉強法がおすすめだと説明しました。この勉強法によって、身につく成果は多くあります。ここでは、ロジック勉強法による成果を5つご紹介します。
身につく成果1:プログラミングのロジカル思考
プログラミングのロジック勉強法によって身につく成果に、プログラミングのロジカル思考があります。ロジックを優先してプログラミングを行うようになってくると、そのプログラムが、何を目的に動いているか、また、どういった部分を担っているかがはっきりします。
そういったプログラミングを繰り返しているうちに思考そのものが、問題を分解し整理して適切な判断によって、結論を導き出すというロジカル思考となっていきます。
身につく成果2:効率的なプログラムを作る
プログラミングのロジック勉強法によって身につく成果に、効率的なプログラムを作るということがあります。既存のコードを、コピーしてつなぎ合わせたコードの場合、全体の効率化が考慮されていないことが多いです。
しかし、ロジック勉強法によって作り上げたプログラムの場合、どうすれば効率よく動作するかまで考えた上でプログラムを組むため、効率的なプログラムとなる傾向にあります。
身につく成果3:何が必要かのポイントを押さえられる
プログラミングのロジック勉強法によって身につく成果に、何が必要かのポイントを押さえられるということがあります。プログラムはロボットでいうところの部品であり、それぞれの役割があって全体を成しています。
ロジック勉強法によって、そのプログラムの役割を全体的な部分から理解して作っている場合は、そのプログラムに何が必要かというポイントを押さえることが可能です。
身につく成果4:ロジック活用は成功率が高まる
プログラミングのロジック勉強法によって身につく成果に、ロジック活用は成功率が高まるというものがあります。似たような処理をコピーしたつなぎ合わせの場合は、中身を完全に理解していないケースもあります。
余計なコードが入っているために失敗することがあります。しかし、プログラム作成で、ロジックを中心にして組み立てたものの場合、目的に合致するロジックのみが、効率よく組み合わせてあるため成功する可能性が高まります。
身につく成果5:失敗した時の理由が明確
プログラミングのロジック勉強法によって身につく成果に、失敗した時の理由が明確ということがあります。ロジックを考えないプログラミングの場合、全体の内容を完全に理解していないケースもあります。
不具合があったときに原因を追究しづらくなります。しかし、ロジックを中心に考えて作り上げたプログラムの場合は、自分が必要と考えて作ったロジックのかたまりなので、失敗の内容によってどこが原因かがすぐにわかります。
プログラミングの勉強法を習得しよう
今回はプログラミングのロジック勉強法と、身につく成果をご紹介していきました。
プログラミングの勉強方法はいろいろな種類があり、どんな勉強方法であってもロジックが重要だということがわかりました。プログラミングは本を読み、無料サイトを利用すればある程度わかるようになります。
またコピーを使用すれば簡単にプログラミングもできます。しかし、重要なのはそのプログラムで何をするかロジックをしっかりと理解することです。そのことを頭におき、プログラミングの勉強法を習得しましょう。
なお、次の記事ではプログラミングの基本的な考え方を詳しく解説しているで、あわせて参考にしてください。