エンジニアリングの意味を知りたい人たちに、エンジニアリングの意味とエンジニアリングの種類について説明していきます。また、IT業界におけるエンジニアリングの意味とIT業界には、どんな種類があるのでしょう。あわせてご紹介していきます。
エンジニアリングの意味とは
エンジニアリングは、生活に関する技術のことを指します。エンジニアリングとは、生活を快適にするために必要となる、生産物を生み出す計画を立てたり、設計をしたり、製造・検査する等総合的な技術のことを指します。
またエンジニアリングは、生産物を作る現場の作業効率をあげるための、改善の技術でもあります。
IT業界のエンジニアリングとは
IT業界におけるエンジニアリングは、プログラムやシステムを作りあげる技術という意味があります。システム開発や、システムのメンテナンスプログラムを作る技術開発企業の要望を受けて、そのビジネスのスピードアップや、コスト削減のシステムの構築を図る技術のことを、IT業界ではエンジニアリングと呼びます。
また銀行や、官公庁の仕事をIT化して効率アップを図るための技術、ネット上の効率アップを図るための技術のことも指します。
エンジニアリングの種類と意味6選
エンジニアリングには、具体的にどんな種類があるのかみていきましょう。エンジニアリングには、プラントエンジニアリング、レコーディングエンジニアリング、化学エンジニアリング、電気電子エンジニアリングなどがあります。
上記にあげたプラントエンジニアリング、レコーディングエンジニアリングがどんな仕事なのか、それぞれ種類ごとに見ていきましょう。
プラントエンジニアリング
プラントエンジニアリングとは、石油・化学・発電・環境など会社のプラントに関わる技術のことです。
プラントエンジニアリングで働くエンジニアは、生活に欠かせない機械設備と電気設備や、石油施設のプラントの企画・設計、資材や設備機器の調達、建設の工程管理や品質管理など、重要な仕事にかかわります。
機械エンジニアリング
機械エンジニアリングとは、会社内にある設備や機械を提案して、計画・設計、部品調達などにおける技術のことです。
機械エンジニアリングでは、材料力学、金属材料、機械設計、製図の基礎、機械加工など幅広い豊富な知識やスキルが必要になります。また、コンピュータ上で設計を行うツールCADシステムの知識も必要になります。
レコーディングエンジニアリング
レコーディングエンジニアリングとは、音響機器を使って演奏されている楽曲の調整をする技術のことを指します。
レコーディングエンジニアリングは、マイク・スピーカー・アンプなどの準備と音量調整をして本場の録音に関わる仕事における技術のことです。楽曲の音響調整にはミキサー、プロセッサー、シンセサイザーなどの機器を使います。そのため、機器を使いこなす技術が求められます。
化学エンジニアリング
化学エンジニアリングとは、化学・食品・建設・医薬品・環境などのプラントに関わる技術のことです。
化学エンジニアリングは、機械系・電気系・土木系のプラントエンジニアリングの種類の1つです。化学エンジニアは、石油や鉱物などのプラントの設備管理、保守点検や建設における工程・品質、プラント工事における安全の管理の仕事を担当します。
電気電子エンジニアリング
電気電子エンジニアリングは、パソコンやスマートフォンなどの電子技術を使ったアイテムの設計や、開発をする技術を指します。
電気電子エンジニアリングについて具体的にみると、精密機械・半導体製造装置・光学精密・医療用精密機械などの設計や開発作業になります。電気電子エンジニアリングでは、アナログやデジタルなどの回路の知識の他に、アプリケーション開発に関する知識も必要です。
シビルエンジニアリング
シビルエンジニアリングとは、道路・鉄道・河川・水道・橋梁・ダムなどの開発や建造・構築に関わる技術のことです。
シビルエンジニアリングは、市民の生活の欠かせない道路・鉄道・電気・ガス・水道・通信などのインフラと河川・橋梁・ダムなど企画・設計、資材や設備機器の調達、建設の日程調整といった工程管理や品質管理の業務内容を指します。
IT業界のエンジニアリングで人気の職種6選
IT業界のエンジニアリングにおける職種には、具体的にどんな種類があるのかみていきましょう。IT業界のエンジニアリングには、システムエンジニアリング、サーバーエンジニアリング、データベースエンジニアリングなどがあります。
ここではそれぞれのエンジニアリングの職業や、お仕事内容についてご紹介していきます。
システムエンジニアリング
システムエンジニアは、システムに関わる設計・開発・テストをする技術者のことです。
システムエンジニアリングでは、コンピューター本体、入力装置、ハードディスク、出力装置などで構成されるハードウェアとソフトウェア、OS、ネットワークなどのシステムの構築の分析、システム設計、プログラミング、テスト、稼働までの仕事内容を指します。
サーバーエンジニアリング
サーバーエンジニアとは、ネットワーク上におけるサーバーを構築・管理する技術者のことです。
サーバーエンジニアリングでは、ネットワーク上にあるメールサーバー ・データベースサーバー ・DNSサーバー・SSHサーバー・FTPサーバー などのサーバーの構成の設計、サーバーの運用・保守アプリケーションのインストールなどが仕事内容となります。
データベースエンジニアリング
データベースエンジニアとは、ネットワーク上におけるデータを構築・管理する技術者のことです。
データベースエンジニアリングは、ネットワーク上にある整理された検索や処理に使われている蓄積されたデータベースを簡単に取り出せるようにしたり、正確で信頼性の高いデータを提供したりすることが仕事内容となります。
インフラエンジニアリング
インフラエンジニアリングとは、ネットワーク、パソコン、サーバーの設計・構築・運用・保守をする技術者のことです。インフラエンジニアリングは、データを転送するルータ、特定のデータを管理するファイアウォール、サービスを提供するサーバー、データは保存されているストレージなどの機器の設計、構築、運用、保守、監視を担当します。
ネットワークエンジニアリング
ネットワークエンジニアリングの意味とは、ネットワークの設計・構築・運用・監視をする技者のことです。
ネットワークエンジニアリングは、ネットワークシステムの設計をするためのファイアウォールの仕組み、暗号化の仕組み、SSLの仕組み、インターネット上でデータを暗号化の仕組みや、ファイル共有ソフトの知識などのセキュリティの知識が求められる技術です。
Webエンジニアリング
Webエンジニアリングとは、Webサイト・ECサイトの設計・構築・運用・保守をする技術のことです。
Webエンジニアリングは、会社案内や商品・サービス、ブログなどのWebサイト、楽天市場、Amazon、Yahooなどでサービスを提供するECサイトに使われている監視や分析システムを提供するためのプログラミングを指します。
プログラムやシステムを構築するITエンジニアリング技術を習得しよう
今回は、エンジニアリングの意味と、エンジニアリングの種類をみてきました。
T業界にはシステムエンジニアリング・サーバーエンジニアリングなど、さまざま種類のエンジニアリングがあります。エンジニアリングは専門知識がなければできない職種です。ITエンジニアリング技術を取得することは、自分の知識にプラスするになるばかりではなく、就職・転職が有利になります。
そのためにも、ITエンジニアリング技術を習得しましょう。