インフラエンジニアにおすすめの資格が知りたい
インフラエンジニアとしてスキルアップしたい
これからインフラエンジニアを目指す人や、すでにインフラエンジニアをしていてスキルアップを考えている人もいるでしょう。
資格を取得することで、転職や就職に活かせるだけでなくスキルアップにもつながります。この記事では、インフラエンジニアにおすすめの資格を基礎レベルと専門レベルに分けて紹介します。
自分に必要なスキルに役立つ資格を見つけて、ぜひチャレンジしてくださいね。
なお、インフラエンジニアにおすすめの資格は次の動画でも解説しているので、良ければご覧ください。
インフラエンジニアにおすすめの資格一覧
インフラエンジニアにおすすめの資格には、ネットワークやプログラミングなどIT基礎知識全般を問われる資格とネットワークやサーバーなど専門知識を問われる資格があります。
未経験者や実務経験が浅い場合、難易度を考えてまずは基礎知識レベルの資格から取得を目指しましょう。また、スキルアップしたい経験者は専門知識が問われる資格が良いでしょう。
今回紹介する資格を一覧にします。
インフラエンジニアにおすすめの資格【基礎知識編】
これからインフラエンジニアを目指す人や、経歴が短い人はIT基礎知識を学ぶのもおすすめです。インフラエンジニアはネットワークやサーバーなど専門知識も必要ですが、大前提として基礎知識も求められます。
ここでは、インフラエンジニアにおすすめの基礎知識が学べる資格を3つ紹介します。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
ITパスポート
特徴 | ・ITにかかわる社会人や学生向けの資格 ・IT全般の基礎知識が問われる |
公式HP | ITパスポート試験 |
受験料(税込) | 5,700円(2022年4月~7,500円) |
難易度 | ★☆☆☆☆1 |
ITパスポートはインフラエンジニアだけでなく、社会人として知っておきたいIT基礎知識が問われる資格です。
国家資格の1つではありますが、IT資格のなかでは難易度は低めです。令和3年12月度の試験では全体の49.1%が合格しています。
例年の合格率を見ても約50%の合格率があり、エンジニア・非エンジニア問わず取得しやすい資格です。
ITパスポートでは、プログラミングやネットワークに関する問題、プロジェクトマネジメントに関する知識などが問われます。
もっと詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
基本情報技術者試験
特徴 | ・IT業界で働くときに必要なIT基礎知識が問われる資格 ・未経験からエンジニアになる人に向いている |
公式HP | 基本情報技術者試験 |
受験料(税込) | 5,700円(2022年4月~7,500円) |
難易度 | ★★☆☆☆2 |
基本情報技術者試験は、エンジニアに必要な基礎知識が問われる試験です。ITパスポートに比べて専門的で、エンジニアがシステム開発時に必要なプログラミングや開発の仕組みの知識が問われます。
コンピューターやネットワークの仕組み、システム開発に必要な開発知識などが問われるため、インフラエンジニアの基礎知識アップに向いています。
合格率 | |
令和3年度春季 | 41.6% |
令和元年秋季 | 28.5% |
平成30年秋季 | 22.9% |
令和2年度は、コロナのため試験が行われませんでした。
令和3年度春季もコロナ禍で資格を必要とする受験者が多かったため、合格率は約40%となっています。しかし、例年を見ると25%程度です。ITパスポートに比べると、難易度は少し上がります。
次の記事で、基本情報技術者試験について詳しく解説しています。
応用情報技術者試験
特徴 | ・基本情報技術者試験の上位資格 ・システム開発に関するより広い知識が問われる |
公式HP | 応用情報技術者試験 |
受験料(税込) | 5,700円(2022年4月~7,500円) |
難易度 | ★★★☆☆3 |
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格に位置付けられており、システム開発に関するより広い知識が問われます。
応用情報技術者試験では、システム開発の知識以外にマネジメント系の知識も問われます。システム開発の知識を深めたい人や、一定のスキルを証明したい人におすすめです。
ただ、難易度は高めのため、エンジニアとして実務を経験した人がスキルアップのために受験する資格といえるでしょう。
合格率 | |
令和3年度春季 | 24.0% |
令和元年秋季 | 23.0% |
平成30年秋季 | 23.4% |
合格率は25%以下であることが多く、基礎知識が問われる資格のなかでは高難易度です。記述式試験もあるため、しっかり対策したうえで受験する必要がありますね。
インフラエンジニアにおすすめの資格【専門知識編】
インフラエンジニアには、ネットワークやデータベースなど特定の分野に特化した資格もおすすめです。ここでは、専門知識が問われるおすすめの資格を5つ紹介します。
- データベーススペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
- Linux技術者認定(LinuC)
- シスコ技術者認定(CCNA)
- マイクロソフト認定資格プログラム(MCP)
データベーススペシャリスト
特徴 | ・データベース分野に特化した資格 ・データベースを企画、要件定義、開発、運用、保守するための知識・実践能力を問われる |
公式HP | データベーススペシャリスト |
受験料(税込) | 5,700円(2022年4月~7,500円) |
難易度 | ★★★★☆4 |
データベーススペシャリストは名前のとおり、データベースに特化した専門知識が問われる資格です。
- インフラとしてのデータベース構築知識
- システムの要となる業務データの企画・開発・運用などにおいて実務レベルで必要な知識
が求められます。
データベースが関連する職種は多岐にわたるため、データベースエンジニアやアプリケーションエンジニアだけでなくインフラエンジニアにもおすすめの資格です。
合格率 | |
令和3年度秋季 | 17.1% |
令和2年10月 | 15.8% |
平成31年度春季 | 14.4% |
合格率は15%前後と難易度は高めのため、合格するには計画的な学習が必要です。しかし、取得できればインフラエンジニア以外でもデータベースエンジニアとしての仕事にも広がるので、積極的に取得を目指したい資格の1つといえます。
ネットワークスペシャリスト
特徴 | ・ネットワーク分野に特化した資格 ・ネットワークシステムを構築・維持するための知識・実践能力が問われる。 |
公式HP | ネットワークスペシャリスト |
受験料(税込) | 5,700円(2022年4月~7,500円) |
難易度 | ★★★★☆4 |
ネットワークスペシャリストは、ネットワークの専門知識が問われる資格です。
インフラエンジニアは、工程にかかわらずネットワークの知識が必要ですよね。ネットワークスペシャリストを取得することで、インフラ開発で必要なネットワークの知識を身につけられます。
合格率 | |
令和3年度春季 | 12.8% |
令和元年秋季 | 14.4% |
平成30年秋季 | 15.4% |
専門知識が問われるだけあって難易度は高く、合格率は15%前後です。試験ではネットワークの仕組みはもちろん、実際にネットワーク設計を行う問題やセキュリティ対策などの問題が出題されます。
インフラエンジニア初心者が合格するのは難しいのですが、経験を積んだ後にスキルアップを目的に受験をすると良いでしょう。
Linux技術者認定(LinuC)
特徴 | ・LPI-Japanが実施する資格 ・Linuxを含むサーバー構築や運用管理の知識が問われる ・開発現場で必要な実践スキル/知識が求められる ・レベル1~3/システムアーキテクトの4段階で構成される |
公式HP | LinuC |
受験料(税込) | レベル1~3:1万6,500円 システムアーキテクト:2万7,500円 |
難易度 | レベル1:★★☆☆☆2 レベル2:★★★☆☆3 レベル3:★★★★☆4 システムアーキテクト:★★★★☆4 |
Linux技術者認定(LinuC)はLPI-Japanが実施する試験で、サーバー用のOSとして広く使われているLinuxの専門知識が問われます。
レベル1からレベル3・システムアーキテクトの難易度別に分かれており、対象は次のとおりです。
- レベル1:物理・仮想環境のLinuxサーバーの構築・運用
- レベル2:仮想マシンを含むLinuxシステム・ネットワークの設計・構築
- レベル3:各分野の最高レベルの技術を持つ専門家レベル
- システムアーキテクト:大規模システムを俯瞰し必要なアーキテクチャ設計ができること
合格率は非公開となっており、具体的な難易度のデータはありません。公式サイトにある勉強時間の目安を記載するため、参考にしてください。
- レベル1:1ヶ月~3ヶ月程度
- レベル2:3ヶ月~半年程度
- レベル3:半年~1年程度
- システムアーキテクト:半年~1年程度
シスコ技術者認定(CCNA)
特徴 | ・ネットワーク機器開発大手シスコシステムズが実施する資格。 ・シスコ製品に関する知識が問われ、ネットワーク技術に関する問題が出題される |
公式HP | シスコ技術者認定 |
受験料(税込) | CCNA:3万6,960円 |
難易度 | ★★★★☆4 |
インフラエンジニアにはシスコ技術者認定のなかでも、CCNA(Cisco Certified Network Associate)がおすすめです。
CCNAではシスコ製品に関する知識や、ネットワークとセキュリティに関する知識が問われます。専門性の高い資格ですから、ネットワークの専門知識をアピールするのには役立つ資格です。
合格率と合格ラインは公表されていないため、具体的な難易度は示せません。また、CCNAはランダムで問題が出題されるため、受験したタイミングによって難しさが異なります。
マイクロソフト認定資格プログラム(MCP)
特徴 | ・マイクロソフト製品に関する知識が問われる資格。 ・Windows Serverなどマイクロソフト社の製品を使った開発知識が必要になる |
公式HP | マイクロソフト認定資格 |
受験料(税込) | MCP(1科目):2万1,103円 |
難易度 | ★★★★☆4 |
マイクロソフト認定資格プログラムは、マイクロソフト製品に関する知識が問われる資格です。
実際はマイクロソフト認定資格は分野別で複数に分かれており、データベースやセキュリティ管理など必要なスキルに応じて受験します。
例えば、Microsoftのクラウド環境であるAzureと共に、オンプレミス(既存システムの実サーバーなど)のWindows Serverをハイブリットで構築する知識を問う「Windows Server Hybrid Administrator Associate」などインフラエンジニア向けの分野もあります。
ただし、Microsoftはまだ資格整備の最中で、
「この認定資格を取得するには、次の2つの試験に合格する必要があります。試験 AZ-800 (beta): Administering Windows Server Hybrid Core Infrastructure と試験 AZ-801 (beta): Configuring Windows Server Hybrid Advanced Services は、2021 年 12 月初旬に提供が開始されます。熟練の Windows Server ハイブリッド管理者には、ベータ試験への参加をお勧めしています。今後の発表をお待ちください。」
とアナウンスしています。
分野別・難易度別にかなり細かく分かれているため、自分に合った資格を選択しましょう。マイクロソフト認定資格に関しても、合格率は非公開です。
インフラエンジニアに資格はいらない?
インフラエンジニアとして業務を行う上で、資格が絶対必要というわけではありません。資格がなくても、しっかりとした知識とスキルがあれば活躍できます。
ただし、インフラエンジニアが資格を取得するメリットが多いのも事実です。
例えば、資格を取得しておけば転職・就職時にスキルレベルを証明できます。口頭や書面でスキルを説明しても、実際のスキルレベルを可視化するのは難しいのです。
その点、資格を取得しておけば目に見えてスキルレベルが分かります。
また、企業によっては資格手当や合格の報奨金が支給されているケースがあり、年収アップにもつながるでしょう。インフラエンジニアに転職したい人や、スキルアップして年収アップを目指す人には資格を取得するメリットは多いのです。
挫折なくインフラエンジニアを目指すなら
ここまでの解説を踏まえ、独学でインフラエンジニアを目指そうと考えている人のなかには、
独学で資格を取得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な人もいますよね。
実のところ、インフラエンジニアに必要なスキルの習得や資格取得といったプログラミングの学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、インフラエンジニアへの就職や転職を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績3万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも効率的に必要なスキルだけを習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なぜ侍エンジニアが挫折せずインフラエンジニアに必要なスキルや資格を取得できるのか気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。
公式サイトで詳細を見るまとめ
今回は、インフラエンジニアにおすすめの資格について、基礎知識レベルの資格と専門知識レベルの資格に分けて解説しました。
インフラエンジニア向けの資格はたくさんあります。いきなり難易度の高い資格を取得するのは難しいため、無理のない範囲で自分に合った資格からチャレンジしてくださいね。