インフラエンジニアは副業ができるか不安がある
インフラエンジニアの副業の探し方が知りたい
現在、インフラエンジニアとして活躍している人のなかには、副業を検討している人もいるでしょう。この記事では、インフラエンジニアは副業ができるか解説したうえで、副業の種類や探し方も紹介します。
この記事を読めば、副業をスタートする方法が分かります。
インフラエンジニアは副業できる?
インフラエンジニアのスキルを活かして、副業をすることは可能です。
従来型のハードウェアメインの開発ではクライアント先に出向く必要があるため、副業案件はあまりありませんでした。しかし、インフラにクラウドが採用されるなかでリモートワークも可能になりつつあります。
他のエンジニア案件に比べ、インフラ関連の副業案件が多いわけではありませんが、週2〜3日の案件は見つけられるでしょう。
インフラエンジニア向け副業の種類
インフラエンジニア向けの副業にはいくつか種類があり、自分のスキルや希望に合わせて選択する必要があります。ここでは、インフラエンジニア向け副業の種類を5つ紹介します。
- クラウドインフラ構築
- 既存インフラの保守・運用
- ITコンサルティング
- 講師
- ブログやYouTubeなど情報発信
クラウドのインフラ構築
インフラエンジニアで身につけたネットワークやサーバーの知識とクラウドの知識を活かせば、クラウドを活用したインフラ構築の副業ができます。
最近ではインフラをクラウド化する企業が増えており、副業でもスキルがあるエンジニアは求められています。また、クラウドであればリモートでも作業ができる点も副業がしやすくなった理由です。
クラウドのインフラ構築には、AWS・GCP・Azureなどクラウドサービスを扱うスキルが求められます。それに加えてインフラエンジニアでも必要なネットワークやサーバーの知識も必要です。
インフラエンジニアの経験があり、クラウドについて学習していれば副業でも十分活躍できるでしょう。
既存インフラの保守・運用
インフラエンジニアとして既存インフラの保守・運用の副業も可能です。
保守・運用は比較的経験の浅いエンジニアを募集しているケースもあるため、スキルアップの一環としてチャレンジする価値があります。
保守・運用ではシステムのメンテナンスはもちろん、障害が発生したときに対処するスキルも必要です。すべて1人で処理するわけではありませんが、保守経験があれば良いでしょう。
クラウド案件のインフラ保守であればリモートでも可能ですが、ハードウェア機器を扱う場合は現地に出向く手間がかかるケースもあります。
ITコンサルティング
インフラエンジニアの開発経験やインフラの知識を活かし、ITコンサルティングの副業をすることも可能です。
ITコンサルティングは企業向けサービスのため、副業案件は多くありません。ただ、フリーランス案件を含めると副業も見つけられます。
ITコンサルティングは企業のIT戦略やインフラ環境の最適化、セキュリティの見直しなど企業が課題にしている問題を解決する仕事です。
インフラエンジニアの開発スキルだけでなく、マネジメントやIT全般の技術知識が求められます。
講師
インフラエンジニアの知識を活かして、副業として講師業を行うこともできます。
例えば、プログラミングスクールの講師やITセミナー・イベントの講師などがあります。講師業は継続できる案件もあれば、単発で担当するケースもありますね。
講師案件はクライアント先の募集に自分で申し込むか、SNSなどで探す必要があります。副業サイトなどにはあまり案件がないため、探し方は工夫する必要があるでしょう。
ブログやYouTubeなど情報発信
インフラエンジニアの知識を活かし、ブログやYouTubeなどで情報発信をして稼ぐこともできます。
インフラエンジニアになりたい人や、必要なスキルの学習方法などが知りたい人は多いです。ブログやYouTubeで自分の体験談やノウハウを発信することで、広告収益を得られます。
ただし、ブログやYouTubeなどは取り組んだとしても必ず稼げるわけではありません。また、稼げたとしても収益化までに時間がかかることが多いため注意が必要です。
インフラエンジニアの副業案件の報酬相場
インフラエンジニアの副業案件は時給で2,500円〜5,000円程度、月収でいうと月10万から20万円前後です。
例えば、シューマツワーカーの下記の案件の場合、時給が2,500円です。週10時間で月40時間働いたとしたら、1ヶ月で10万円です。
本業の収入以外に10万円収入が増えると考えるとうれしいですよね。無理して働くのは良くありませんが、報酬をモチベーションにすることもできそうです。
インフラエンジニアの案件例
インフラエンジニアの副業をするにあたり、実際に案件例も気になると思います。ここでは、インフラエンジニアの副業案件例を紹介します。
AWSを使用するクラウド開発
仕事内容 | クラウド(AWS)を使用したスマホアプリ運用に使用するインフラ開発 |
報酬額 | 月収30万円まで |
勤務形態 | フルリモート |
稼働日数 | 週2日 |
インフラエンジニア向け副業に多いのが、AWSなどクラウドサービスを用いたインフラ開発案件です。
クラウドサービスを使用することで、フルリモートでも働けるのが魅力ですね。この案件では、週2日から働けるということで、副業にも向いています。
既存インフラの保守・運用
仕事内容 | サーバーの設定・管理・運用 |
報酬額 | 月収19万円まで |
勤務形態 | 社内勤務 |
稼働日数 | 週2日 |
インフラの保守・運用の副業案件の場合、フルリモートではなく企業内で働くケースもあります。
この案件でいうとサーバー管理に特化しているため、インフラエンジニアのなかでもサーバーの関する知識が豊富な人向けの案件といえるでしょう。
社内勤務の場合、土日祝日など副業ができる日程では働けるとは限りません。応募する段階で企業側に確認しておくのが望ましいです。
インフラエンジニア向け副業案件の探し方
インフラエンジニアが副業を始めるには、まず案件を探す必要があります。ここでは、インフラエンジニア向けの副業案件の探し方を3種類紹介します。
- クラウドソーシングサイトで探す
- 求人サイトで探す
- SNSで募集する
クラウドソーシングサイトで探す
インフラエンジニア向けの副業は、クラウドソーシングサイトで探せます。
最近ではクラウドソーシングサイトに投稿される案件数も多いため、登録無料で手軽に副業案件を探せます。報酬額や勤務形態など細かく検索もできるため、検索の手間がかかりません。
ただし、クラウドソーシングサイトを利用するとサービス手数料が報酬から天引きされるため、少し手取り金額は減ります。
とはいえ、報酬の無払いなどトラブルを避けられますし、条件別で案件を探せるので便利です。登録すればその日から案件に応募できるため、副業をするならとりあえず登録しておくと良いでしょう。
求人サイトで探す
インフラエンジニア向けの副業は、一般的な求人サイトやフリーランス向け求人サイトで探せます。
一般的な求人サイトでも「インフラエンジニア 副業」などと検索すると、該当する案件が見つかります。タイミングによっては案件数が少ないこともありますが、週2~3日勤務やリモートワーク可など副業向けの案件も存在します。
さらに、フリーランス向け求人サイトでも、土日限定の案件や副業向けで勤務日に融通が利く案件もあるため活用してください。
SNSで募集する
副業はSNSで探すことも可能です。ただ、求人サイトなどで探すよりは難易度が高いでしょう。
SNSでは副業案件を募集している企業の投稿もあります。また、自分が日ごろから情報発信していれば仕事の依頼が来るケースもあります。
ただし、かなり活動的にSNSを利用していなければ難しいため、現実的にはこれまでに紹介した探し方と併用するのが良いでしょう。
インフラエンジニア向け副業案件が探せるサービス
インフラエンジニアが効率的に副業案件を探すには、求人サイトやプラットフォームなどをうまく利用する必要があります。
ここでは、インフラエンジニア向けの副業案件が探せるサービスを3種類紹介します。
- Wantedly
- クラウドワークス
- ITパートナーズ
Wantedly
「Wantedly」は、働きたいユーザーと人員を求めている企業との橋渡しをするビジネスSNSです。
プロフィールを登録したうえで、自分が興味のある案件に応募します。その後、企業側がユーザーに興味を持てば、連絡が届き契約へと進む仕組みです。
Wantedlyにはリモートワークが可能な企業や、比較的働き方の自由度が高いベンチャー企業が多く登録しています。
インフラ開発でも、Web系の開発に携わりたい人におすすめのサービスです。
クラウドワークス
「クラウドワークス」は、エンジニア向け案件以外にも幅広く案件を扱うクラウドソーシングサイトです。
インフラエンジニア向けの副業案件の数はそこまで多くはありませんが、報酬額や仕事内容などを比較しながら手軽に案件が探せます。
登録も無料であるため、とりあえず登録しておきたいサービスです。
ITプロパートナーズ
「ITプロパートナーズ」は、フリーランス向けの案件紹介サービスです。週2日から案件が用意されており、副業に適した案件を探せます。
ITプロパートナーズの案件募集には担当者からのコメントが記載されており、開発環境や社内の雰囲気などを案件選びの参考にできます。
案件を見てみると比較的高単価な案件が多いため、副業でできるだけ稼ぎたい人におすすめのサービスといえるでしょう。
インフラエンジニアが副業をするときの注意点
インフラエンジニアでも副業は可能ですが、実際に行う場合は注意点もあります。ここでは、インフラエンジニアが副業をするときの注意点を紹介します。
所属企業に副業の確認を取る
副業を容認している企業が増えているとはいえ、自分が所属する企業で副業が許されているとは限りません。そのため、副業を始める前に問題ないか企業に確認を取る必要があります。
副業が禁止されている企業でこっそり副業をしている場合、トラブルや本業への悪影響も懸念されます。
副業が発覚すると注意や減給、最悪の場合は解雇になるケースもあるようです。必ず副業の確認は取ってからスタートするようにしてください。
本業に支障がない範囲で活動する
副業に取り組むのは悪いことではありませんが、あくまで本業に支障がない範囲で行うべきです。
副業に時間を取るあまり、睡眠不足になったり疲れがたまって体調を崩したりすると、本業にも影響が出るので本末転倒です。
副業がやりたい気持ちは理解できますが、あくまで本業に支障がない範囲で無理なく活動してください。
契約内容は念入りにチェックする
副業案件を見つけ契約する場合、契約内容は自分で判断しなければいけません。そのため、契約内容や報酬額などを念入りにチェックする必要があります。
企業に所属していると仕事は企業側が獲得してくれるため、現場のエンジニアは契約を確認することは少ないです。
副業だとフリーランスのように自分で契約内容を確認し、契約するか判断しなければいけません。内容によっては後でトラブルに発展するケースもあるため、しっかり確認するようにしてくださいね。
まとめ
今回は、インフラエンジニアが副業ができることを解説したうえで、副業の種類や案件の探し方を紹介しました。
最近では、副業の難易度が下がってきたとはいえ、初めての副業は分からないことだらけだと思います。この記事を参考に、ぜひインフラエンジニアとしての副業を成功させてくださいね。
インフラエンジニアについては、下記記事でも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。