この記事では、見極め方も交え、プログラミングに向いてない人の特徴を紹介します。
自分はプログラミングに向いてないんじゃ…?
プログラミングに向いてないと感じたときの対処法を知りたい
プログラミング学習が思いどおりに進まないときに、このように感じる方もいるでしょう。
この記事では、プログラミングに向いてない人の特徴を解説したうえで、プログラミングへの向き不向きを見極める方法をご紹介します。また、プログラミングに向いてないと感じたときの対処法も解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- プログラミングには向き・不向きがあるが、対策することも可能
- プログラミングが向いてないと感じる理由を深堀りすることが大切
- 継続的な学習や、成功体験の積み重ねで苦手意識を改善できる
プログラミングに向いてない?と感じる人に多い特徴
プログラミングには少なからず向き不向きがあり、向いてない場合は挫折する可能性が高まります。
ここからは、「自分はプログラミングに向いてないのでは?」と感じやすい人の特徴を、以下の5つに分類して解説します。
- コーディングが楽しくないと感じる
- 学習の継続力がない
- 課題解決力がない
- 論理的思考が苦手
- 応用力や柔軟性が低い
コーディングが楽しくないと感じる
コーディングが楽しくないと感じているのであれば、プログラミングに向いてない可能性があります。
プログラミングを学習するときには、コーディング作業も必須です。コーディングにストレスを感じるのであれば、プログラミングに向いてないと判断できるでしょう。
プログラミングは未経験からでも習得できますが、なかには向いていない人もいます。また、その状態でエンジニアになったとしても、仕事でコーディングをすることを苦痛に感じる可能性も高いです。
ストレスを感じたり体調が悪くなったりしたときは、無理に学習を続けずに一旦学習を中止することも検討すべきでしょう。
学習の継続力がない
プログラミングに向いていない人は、学習の持続力がない傾向にあります。
プログラミングを習得するために、実際に自分で開発をしてみるステップに約200時間、さらにエンジニアとしてオーダーに応えるための応用力を身につけるまでには800~1,000時間程度かかるといわれています。
学習を継続できなければ、学習効率が下がり習得までの時間が余計にかかってしまうでしょう。
しかもIT業界は環境や技術の変化が早いため、プログラミングを習得した後もエンジニアとして活動するためには、常に新しい知識やスキルを学んでいく必要があるでしょう。
なお、学習が続かないのは勉強目的のあいまいさが原因の可能性もあります。下記に、自分にあう副業やIT職種を診断できるサイトを紹介しているので、目的があいまいに感じている人は、試してみるよ良いですよ。
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課題解決能力がない
課題解決能力がない人は、プログラミングも向いてない可能性があります。
プログラミング中にエラーが発生し、その修正に時間がかかると、進捗に影響を及ぼすこともあります。エラーが発生したときには、エラーの発生箇所、内容や原因を特定しなければなりません。
プログラミングに向いてない人は、問題が発生したときに自分で原因や解決策を考えずに、人に聞いて答えを求めようとする傾向にあります。しかし、意見を聞く前にまずは自分で考えて解決方法を模索する姿勢がなければ、プログラミングを習得するのは難しいでしょう。
論理的思考が苦手
プログラムを組むときには、実行したい動作から逆算してコードを書く必要があるため、論理的思考が苦手だと向いていないといえるでしょう。
また、既存のコードをコピーすることもできますが、条件や保存場所により引数やパス等を理解して調整する必要があります。
このように、プログラミングには論理的思考力が必要な場面が多々あるため、苦手な場合は鍛える必要があるでしょう。
応用力や柔軟性が低い
プログラミングをしているとエラーなどイレギュラーな事態が発生することも多いため、混乱することなく冷静に対応する力が求められます。
トラブルのたびに毎回ストレスを感じていては、プログラミングが向いてないと言わざるを得ないでしょう。
合わせて、トラブル発生時には知識があるエンジニアやメンターなどに素直に意見を聞く柔軟性も重要です。頑固に考え方を変えない人は、作業がスムーズに進められず挫折する原因になります。
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自分はプログラミングに向いてない?見極める方法
ここまで、プログラミングに向いてない人の特徴を解説しましたが、自分が向いているかどうかも分からない方もいるでしょう。
ここでは、自分がプログラミングに向いてないのかを見極める方法として
- どうして向いてないと判断したのか深堀する
- 文系出身・理系出身は抜きで考える
- 適性テストを受ける
の3つを解説します。
どうして向いてないと判断したのか深堀りする
プログラミングが向いていないと感じている場合、その理由を深堀りすると良いでしょう。理由がスキル不足であったとしても、今できないからといってプログラミングに向いてないとは限りません。
スキル不足は学習を続けることで解決できる可能性もあります。すぐに諦めるのではなく、まずはどんなときにプログラミングが向いていないと感じたのかを考えることが大切です。
文系出身・理系出身は抜きで考える
プログラミングの向き不向きを考えるときは、文系出身・理系出身にこだわらない方が良いでしょう。理系の方がプログラミングに向いていると思われる方もいるかもしれません。
確かに授業で情報工学系の科目を履修していれば、その時点で専門的な知識や演習量を獲得しているといえます。しかし、プログラミングに必要な知識等は学ぶことで習得できます。
また、人によって性格や能力は異なるため、一概にどちらが向いているということがありません。文系でも論理的思考力や向上心があれば理系より早くプログラミングを習得する可能性もありますし、その逆もしかりです。
文系出身者のなかには、文系というだけでプログラミングが向いてないのではないかと考える人もいますが、あまり気にしすぎず思い切って挑戦した方が良いでしょう。
適性テストを受ける
プログラミングに向いてないかどうかを自分で判断できない方は、適性テストを参考にしてみましょう。
適性テストはプログラミングに必要な論理的思考力や作業速度、集中力や発想力などをスコア化するもので、企業の新卒採用試験時にIT関連職への適性を診断する「コンピューター職適性テストCAB (キャブ)」等があります。
CABの特徴については次のように説明されています。
「四則逆算」や「法則性」「命令表」「暗号」といったSEやプログラマーなどに求められる知的能力、パーソナリティの測 定と同時に、「SE」「プログラマー」「カスタマエンジニア」「プロジェクトマネー ジャー」それぞれの職務適性と共に入社時に必要とされる「ヴァイタリティ」「チー ムワーク」など9つの能力特性について予測します。
引用元:株式会社マイナビ 新卒採用サポネット
実際に受験する機会は限られていますが、関連書籍も出版されているので参考にしてみると良いでしょう。
また他にも、適性診断をWebサイトで公開している
などがあります。
どちらも無料で利用できるWebサイトなので、プログラミングやエンジニアの適性が知りたい方はお気軽に利用してみてくださいね。
なお、そもそもどんな人がプログラミングに適している人なのか、その特徴を詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。
適性がないとは感じられないものの、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
プログラミングが向いてない人向けの対処法
適性診断でプログラミングに向いてないと判断された方も、落ち込む必要は全くありません。しっかり対処することで、プログラミングを習得できる可能性はあります。
ここからは、プログラミングが向いてないと判断されたとき向けに
- 継続してプログラミングを学習する
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 先輩エンジニアに相談する
- 一時的に休職する
- どうしても無理なら転職する
上記の対処法を解説します。
継続してプログラミングを学習する
継続してプログラミングを学習し、スキルを獲得することで状況を変えることも可能です。
プログラミングが向いてないと感じる理由として、主に
- スキル不足
- 精神的にプログラミングが合わない
上記の2つが考えられます。
このうち前者の場合は、継続して学習を続けることで解決できる可能性もあります。あまりにプログラミングが辛いのであれば諦める選択肢もありますが、やる気があるのであれば継続して学習すると良いでしょう。
ちなみに、独学でうまくいかなかったのであれば、必要に応じてプログラミングスクールやセミナーなどを検討してみましょう。これらを利用して効率的に学習すれば辛い状況を打破できるかもしれないので、試してみてくださいね。
小さな成功体験を積み重ねる
プログラミングに向いてないと感じる人のなかには、失敗ばかり繰り返して自信を無くしているケースもあります。この場合、小さな成功体験を積み重ねて自信を復活させることが大切です。
本来はプログラミングスキルが十分ある人でも、緊張状態や気持ちが落ち込んでいるとうまくいかないことも多いです。自信をなくしてしまうと、プログラミングに対するモチベーションや成長する意欲の低下につながります。
そのため、まずは小さな成功体験を積み重ねると良いでしょう。例えば、
- 比較的簡単にできる課題を中心に学習する
- 毎日決まった分量の課題を行う
などの小さなことでいいので自信になる行動をすることが大切です。
具体的には「Progate(プロゲート)」であれば無料でプログラミングが学習できますし、テキスト中心で難易度も低めです。空き時間にスラスラ学べるので、自信を復活するにはぴったりでしょう。無料で利用できるのでぜひ試してみてくださいね。
先輩エンジニアに相談する
自分より経験のある先輩エンジニアに相談するのもおすすめです。特に、自分に似た経験がある先輩に相談すると参考になります。例えば、
- 文系未経験からエンジニアになった人
- プログラミングが苦手な状況から活躍できるエンジニアになった人
など、似た境遇の人に相談すれば的確なアドバイスをもらえるかもしれません。
先輩エンジニアに相談する方法としては、
- TwitterやFacebookなどSNSを利用する
- テラテイルやQuitaなどの質問サイトを利用する
- セミナーやオンラインサロンなどの交流会に参加する
などがあります。
今はエンジニアやプログラミング経験者と交流できる手段がたくさんあるので、悩んでいるのであれば1人で悩まず必要に応じて相談するようにしましょう。
一時的に休職する
エンジニアになってから向いてないと感じる場合、休職して時間をとるのも一つの手です。
プログラミングへの苦手意識を克服するのが理想ですが、どうしても辛い場合はプログラミングから離れてみましょう。企業には何らかの事情で休まざるえないときのために休職制度があるので、そういったシステムを利用して長期休暇を取得することができます。
休むことで全てが解決できるわけではありませんが、
- 気分を変える
- 一度落ち着いて自分と向き合う時間をとる
などの機会を得ることができるのでおすすめです。
休職中に精神的・肉体的に休憩することはもちろん、今後プログラミングを続けていくのか区切りをつけるのか考える時間にもなります。
どうしても無理なら転職を検討する
エンジニアとして活躍している方でプログラミングに向いてないと感じているのであれば、転職という手段もあります。
プログラミングにストレスを感じながら仕事を続けるのはかなり辛いですし、精神的にも良くありません。限界を迎える前に転職を選択することも大事です。
転職先としては、大きく分けて「IT系企業の他職種」と「IT系企業以外への転職」が選択肢になります。
「IT系企業の他職種」に転職する場合、プログラミングの学習経験やIT知識などを活かして、IT営業やIT事務といった職種への転職がおすすめです。一方「IT系企業以外への転職」を目指している場合、IT知識やコミュニケーションスキル・マネジメントスキルなど、システム開発やプログラミング学習で学んできた内容を活かすと転職活動をうまく進めやすいです。
他業界を目指すのであれば、得意なこと・やりたいこと・できることを総合的に判断したうえで、自分に合った転職先を見つけると良いでしょう。
ちなみに、エンジニアの転職体験談を以下の記事でご紹介しているので、転職も選択肢になっている方はぜひ見てみてくださいね。
この記事のおさらい
今回はプログラミングに向いてない人の特徴を解説しました。
プログラミングは向き不向きがありますが、対策をすることで苦手意識を改善することも可能です。すぐに諦めずできることから始めてみてはいかがでしょうか。
プログラミングに向いてない人の特徴は次のとおりです。
・コーディングが楽しくない
・学習の持続力がない
・課題解決力がない
・論理的思考が苦手
・応用力や柔軟性が低い
自分がプログラミングに向いてないと考える理由を分析し、適性診断も参考にしてみましょう。無料の適正診断等がWebサイトで公開されています。
継続してプログラミングを学習したり、小さな成功体験を積み重ねたりして苦手意識を解消することが大事です。また、第三者に相談したうえでどうしても無理なら、一旦休憩するか転職することも1つの手です。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。