システムエンジニアはきつい?調査からわかる現役SEの本音

この記事では、現役SEに実施した調査も交え、システムエンジニアがきついのかについて解説します。

システムエンジニアがきついって本当?
システムエンジニアになるのはやめたほうがいい?

「システムエンジニアはきつい」という意見を聞くと、システムエンジニアになろうか迷う人は多くいますよね。

ただ、なかには「SEはやりがいがある」といった意見もあるため、うわさだけで判断しては後悔しかねません。本当にきついかどうかはシステムエンジニアの実態を確認してから判断する必要があります。

そこで、この記事では現役SEの口コミも交え、システムエンジニアがきついといわれる理由を解説します。システムエンジニアを目指すべきなのか、適性を確かめる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 残業・休日出勤・納期のプレッシャーなどがきついといわれる
  • 企業によって給料・待遇が良いケースもある
  • SEはやりがいのある職種で目指す価値がある
目次

システムエンジニアは目指すべきなのか

システムエンジニアは目指すべきなのか

システムエンジニアを目指すかどうかは、下記を確認して判断しましょう。

  • システムエンジニアの実態(年収や仕事内容など)
  • システムエンジニアへの適性があるか
  • 現役システムエンジニアに話を聞いてみる

システムエンジニアはきついという意見もありますが、一方でやりがいを感じる人もいます。人によって仕事の価値観や希望の働き方が異なるため、自分に合う職種かどうか判断すべきです。

なお、本記事で紹介する内容だけでなく、現役SEから話を聞ければ働き方や実態を把握できます。しかし、第三者の意見を鵜呑みにするのではなく、自分で情報を入手して目指すべきか判断してください。

現役SEの86%が「おすすめできる」と回答

現役SE100名に「システムエンジニアはおすすめできるか?」を聞いたところ、86%が「おすすめできる」と回答しました。この回答から、仕事に満足しているSEが多いとわかります。

おすすめできる・おすすめできない理由としては、次のような意見が多くを占めました。

おすすめできる理由・需要が高く将来性がある
・将来にわたって活かせるスキルが身につく
・転職しやすい
・給料が期待できる
・システムを完成させたときの達成感がある
おすすめできない理由・地道な作業が多い
・システムトラブルの対応が大変
・残業や納期に追われる働き方がきつい

おすすめできる理由として、将来性や需要の高さをあげる声が多いです。さらに転職のしやすさや給料など待遇を改善しやすいと感じる人もいます。IT業界の需要は高まっており、スキルがあれば活躍の場は多いです。そのため、転職や独立などキャリアアップもしやすいといえます。

一方おすすめできない理由として、残業が多く納期に追われる点やシステム対応の大変さが指摘されています。システムエンジニア全員がきついわけではありません。しかし、トラブルが多く残業や納期に追われる企業もあります。

このように、システムエンジニアは一長一短あり、同じ境遇や働き方でもきついと感じる人もいればやりがいを感じる人もいるのです。先入観でキャリアを諦めるのはもったいないため、システムエンジニアの働き方や実態を把握してから判断しましょう。

なお、システムエンジニアへの就職・転職を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。

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副業プログラマーを経験した後の判断が吉

システムエンジニアを目指すか決める前に、副業プログラマーを経験するのがおすすめです。

システムエンジニアはおもにITシステムの設計や企画書作成を担当します。しかし、作業を行うにはプログラミングの知識も求められます。副業でプログラマーを経験することで、開発工程や必要なスキルを把握できるため、システムエンジニアになる準備がしやすいです。

また副業でシステム開発の業務を経験すれば、自分の適性を判断できます。無理なく副業ができれば、システムエンジニアへの転身を決断しやすいです。

システムエンジニアがきついといわれる6つの理由

ここからは、現役SEへの独自調査をもとに、システムエンジニアがきついといわれる6つの理由を紹介します。

残業や徹夜・休日出勤しなくてはならない日もある

システムエンジニアは、残業や徹夜・休日出勤をしなくてはいけないケースもあります。

男性50代以上 経験年数10年以上

決められた納期に向けて開発スケジュールを進めなければならないため、開発途中で何らかの不具合や問題が発生した場合、遅れを取り戻すために不眠不休で何日も徹夜したことがあるこの時ばかりは、もうシステムエンジニアの仕事はやめたいと思った。

男性50代以上 経験年数10年以上

もう昔のことだが、デスマーチを経験したこともある。とあるECサイト構築案件で、クリスマスオープンのスケジュールであったが、パッケージソフトの品質自体の問題もあり、結果、一週間のスケジュール遅延になってしまった。クライアント側のデザイナーが沢山のクリスマス飾りを取り入れたサイトデザインがすべて無駄になってしまい非常に悲しかった。 ※デスマーチ:プロジェクトにおける過酷な労働状況を指す言葉

女性30代 経験年数10年以上

顧客側がシステム(開発の仕組み)に詳しくない方だと、少しの修正に対しこれだけ期間がかかるのはおかしいと言われたり、またテスト完了の少し前に今ならまだ間に合うだろうと急なシステム変更を提案される時は、残業が続き辛いです。

男性20代 経験年数3〜5年

納期などが迫ってくると、システム部全体が緊迫した状態で残業時間が長く、帰ることができないという状況にまでなってしまい、なかなかハードワークになってしまいます。急なシステムの変更なども対応しないといけないため大変です。

システム開発は予め決められた予算と納期で開始されます。しかし、企画段階での想定ボリュームと実際に係るコストが一致するとは限りません。

いったん決まった納期は変更することが難しく、人員に比べて必要となる作業ボリュームが大きくなると残業や休日出勤で対応せざるえない場合もあるのです。また、順調に開発が進んでいても、クライアントの仕様変更によってスケジュールが狂うことも少なくありません。

社会人ということで、多少の勤務時間増加は許容できる人であっても、あまりに頻度が多いときついと感じる原因になります。

納期への精神的プレッシャーが辛い

システムエンジニアは、納期のプレッシャーがかかるため、精神的にきついという意見があります。

男性30代 経験年数3〜5年

プログラミングでエラーや行き詰った時などの対処にかなりの時間を要してしまいます。企業の方はそのような事情は全く関係ないので、納期にしっかりと間に合わせなければという精神的プレッシャーがすごいです。

男性50代以上 経験年数5〜10年

大きな規模のシステムになると特に、最終段階になっても不具合やバグがなかなか取り切れず、納期に追われると精神的にも肉体的にもきつい事があります。納品に至ってユーザーに喜んでもらえれば報われるのですが、技術的な要因以外で頓挫したり真っ当に評価されないこともままあり、そのような時はとても空虚な思いになります。

先ほども解説したように、システム開発の現場ではプロジェクトの進捗が遅れたり、仕様変更が入ったりしたときに納期に追われるケースが多いです。

バグや不具合が発生し、解決に時間がかかってしまったときには、焦りとともに不安な気持ちも増大します。適切に休みをもらっていて体力的に疲れていないとしても、常に納期に追われるプレッシャーを受けながら働いていれば、精神的に疲弊してしまいます。

システムエンジニアのなかには、精神的なプレッシャーが思った以上にきつくて大変という人も多いです。

仕事量に対する賃金が割に合わない

男性30代 経験年数3〜5年

自社開発をメインに従事している現在ではもうありませんが、受託をしていたときは納期前になるとエンジニア全員が徹夜も覚悟してスケジュールを確保していました。当時は給料も安く、時給換算で1000円にも満たないことが多かったです。

女性30代 経験年数5〜10年

開発やテストも含めた全体的な工程に関わることがあるので、仕事の量がかなり多くなる。休日出勤や残業等も多いため、給料面では割に合わないところがあると思います。

システムエンジニアは、仕事量に対する賃金が割に合わないと感じる人もいます。

例えば、システムエンジニアは残業や休日出勤などを余儀なくされるケースもあるため、時給換算すると安働きになる可能性もあります。

また、システムエンジニアは設計・開発・テストと、システム開発全体に関わるため、どうしても仕事量が多くなりがちです。そのため、仕事量に対する給料が割に合わないと感じることもあるのでしょう。

常に新しい情報の収集や知識を勉強しなくてはならない

IT業界で活躍するために、常に新しい情報を収集し、知識を増やさないといけない点もきついといわれる理由の1つです。

男性20代 経験年数1年~3年

勉強し続けないとついていけない所。特に給与は技術力や管理力などの能力でかなり変動するため、能力がないとあまり稼げません。実力主義の世界のためITが好きな方、勉強が苦じゃない方でないときつい仕事だと思います。

男性30代 経験年数3〜5年

システムエンジニアの業界は新しい技術がどんどん導入されるため、日々勉強です。スタートが遅い私の場合は他人より倍は勉強することを意識しています。

女性30代 経験年数5〜10年

常に勉強し続けなければ、そのシステムのことしか分からず、転職したくてもできない状態になってしまい、気づいた時点では手遅れという状況に陥ることがあります。数年前の知識が古いものになるまでのスピードがとても早いのがしんどいです。

システムエンジニアが属するIT業界は、新しい技術が導入されるペースが速いため、常に新しい知識を学び続けなければついていけません。

学習を継続していなくても現状維持はできるかもしれませんが、給料を上げたり昇進したりするにはスキルアップが求められます。また、転職・独立する際にも時代にあわせた知識が必要です。

システムエンジニアとして長く活躍するには、学習を続ける必要があるため、勉強が苦手な場合はきついと感じてしまうのです。

なお、ITエンジニアになりたい気持ちはあるものの、システムエンジニアが自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。

かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。

自分にあう職種が明確になれば、目指す過程でのプログラミング学習もはかどりますよ。

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チームメンバーとの人間関係がストレスになる

システムエンジニアがプロジェクトで開発を進めるにあたり、チームメンバーとの人間関係がストレスになるケースがあります。

男性40代 経験年数5〜10年

システムエンジニアは基本的にパソコンに向かって黙々と仕事を行いますが、プロジェクトを進める中で社内のチームメンバーと会議や議論もけっこう多く行います。やり取りの中でかなりストレスを感じることもあります。

男性20代 経験年数3〜5年

ほとんどの作業がチーム単位で行われるため、居心地の悪いチームなどに割り当てられてしまうと、その案件の間はどうしても人間関係に難を抱えながら過ごすことになります。そのような人間関係に難を抱えているときに、扱ったことのない言語やその案件独自の難解なシステムなどと向き合うことになると、他の人を頼ることもしづらく、自分ひとりで解決しなければならないと思うときがあります。

男性20代 経験年数1~3年

社内の仲が悪いため、コミュニケーションが円滑に取れないのが嫌な部分と感じます。

開発プロジェクトでは、日々進捗を共有したり、仕様に関する会議を行ったりすることも多いです。こうした場面で意見があわなかったり、態度が気になったりすればストレスになります。

また、社会人であれば基本的にチームメンバーと良好な関係を築く努力はするはずです。それでも人間であれば、苦手な人もいるでしょう。苦手な人と同じ開発チームに配属されてしまうと、仕事自体がストレスになる可能性があります。

人間関係は簡単には変えられないため、一度きついと感じると長い間悩むことになります。

クライアントからの急な要望に応えなくてはならない

システムエンジニアは、クライアントからの急な要望にも応えなくてはいけない点もきついポイントです。

男性30代 経験年数3〜5年

いきなりクライアントや上司がこれを実装してほしいなどの要望があるとすぐには変更することができずよく緊急会議などで今まで構築していたシステムを急に方向転換してしまうことが多々ありとてもつらいです。

女性20代 経験年数5〜10年

納期や工数がきっちり管理されているので、「何かあったときのために」というようなバッファが取りにくいです。スケジュール管理が自分のタスクになって、部下への配分をしなければならないときは客先からの「工数を減らしてほしい」要望と部下の「工数が足りない」の板挟みになるのがつらいです。

順調に開発が進んでいるタイミングで、クライアントや上司が実装してほしい仕組みの要望を出してくるケースもあります。せっかくうまく進んでいる開発が、鶴の一声で変更されるのは精神的にきついです。

また、もともと納期がギリギリで設定されているにも関わらず、新しい要望をされるとスケジュール調整が難しくなります。新しく要望が出るのはある程度は仕方ありませんが、システムエンジニアはストレスを感じやすいです。

現役SEがシステムエンジニアをおすすめする4つの理由

前述のとおり、システムエンジニアの仕事にきついと言われる側面があるのは事実です。しかし、きつい側面以上にシステムエンジニアがおすすめできる理由も存在します。

ここでは、システムエンジニアをおすすめできる4つの理由を紹介します。

手に職がつく

女性30代 経験年数5〜10年

手に職がつくため、一時的に家庭の事情で仕事を離れることになったとしても、復帰がしやすいというメリットがあります。給料面も、そこまで飛び抜けて高いわけではありませんが、一般事務職と比較すると高給な求人が多いように感じます。

男性30代 経験年数3〜5年

技術職のため、定年後も単価があまり下がらない。新しい技術を次々学ぶことができる。若い人に交わり仕事ができる。いろいろな業務のシステムを構築することができて視野がひろがる。自分が構築したシステムを子供に見せることができた。

女性20代 経験年数5〜10年

一番は経験がそのままスキルになりやすいこと。会社が合わなかったとしても、SEという仕事自体に適性があれば、転職や働き方を選びやすいと思います。資格取得をするなど、給料面でもやる気があれば上げていきやすいです。コロナ禍ではリモートワークを取る会社も増えているので、自分に合った働き方を選びやすい仕事だとも思います。

男性20代 経験年数3〜5年

システムエンジニアとしての仕事を携わるようになってからはスキルが少しずつ身につくことで自分で趣味としてアプリを作ってみたりゲームを作って販売してみたりなどの趣味としてのプログラムができるという転用もできるためシステムエンジニアの職でよかったと感じています。

システムエンジニアとして経験を積めば、手に職をつけられます。

システムエンジニアになるには、プログラミングの知識・開発の手順やノウハウなどが必要です。これらの知識は、1度身につければその後のキャリアで活かせます。

例えば、今の会社が自分に合わないと感じた場合でも、システムエンジニアのスキルがあれば他会社に転職する選択ができます。また、年収を上げたいときには、より年収が高い企業へ転職したり、独立してフリーランスになったりと選択肢が増えるのです。

システムエンジニアになるための学習は大変ですが、身につけたスキルを将来活かせるのは魅力といえます。

仕事内容にやりがいを感じる

男性50代以上 経験年数10年以上

ある銀行システムの開発に従事した経験があります。その開発に従事したシステムは無事にシステムリリースされて、特に大きな問題も発生しなかったので、顧客にも大変に感謝されて、本当にシステムエンジニアになって良かったなと思えた経験でした。

女性30代 経験年数10年以上

顧客の要望を元にシステムを考え・組み込み、少しずつ形になって完成していく様子がとても楽しかったです。また、完成後納品し、実際に稼働したり使用されたりしているのを見ると、とてもやりがいを感じました。

男性50代以上 経験年数10年以上

コンシューマー向け製品を開発していることもあり、製品を手にしていただいたお客様の声が届くのが嬉しいです。やはり、お客様の声を元に改良を重ねた結果を評価いただくというのは開発時の非常に励みになります。

システムエンジニアは、仕事内容にやりがいを感じることもできます。

例えば、システム開発に携わり、無事システムがリリースできたときは達成感を感じられます。また、クライアントから感謝の言葉をいただいたときは、やりがいと感動も味わえるのです。

なかには、自分が開発したシステムが身近で稼働しているケースもあり、見かけたときに自分が作成した満足感を味わうことができます。

何にやりがいを感じるかは人それぞれですが、仕事のなかで達成感や満足感を得られるのはシステムエンジニアの魅力です。

自分次第で年収や待遇を高められる

システムエンジニアは、自分次第で年収や待遇を高められる点が魅力です。

男性30代 経験年数3〜5年

前職は経理をしていました。そこから知識0で転職しエンジニアになりましたが、周囲をみると経験が乏しいのは自分だけではなく、様々な背景を持った方が多い事に気づきました。それほど間口が広く誰でもなれるという業界であり、頑張って知識や経験を伸ばせば待遇も良くなるためやりがいを感じます。勉強会も多く、そこで他社の優秀なエンジニアの方と繋がることができるため、知識の習得だけでなくキャリアアップを目指す時に転職活動が容易になるというメリットもありました。このような流動性ある雇用市場は他職種だとなかなか難しいかなと感じています。

男性30代 経験年数3〜5年

納期さえ守れれば基本的に自分のペースで仕事が進められるので、メリハリをつけて仕事を行えます。また、コロナ禍以前からリモートワークも定着しているので、緊急事態宣言最中でも問題なく業務が行えました。給与面はもう少し欲しいのが本音ではありますが転職するまでの不満ではありません。

一般的な会社員の場合、新しい知識や技術を学んでスキルアップしても年収や待遇改善につながらないケースもあります。システムエンジニアの場合は、知識や経験を積むことで昇進や給料アップを実現しやすいです。

IT業界は需要が高まっていますが、その一方で人材不足も深刻です。企業側としてはできるだけ優秀なエンジニアを欲しているため、スキルが高いエンジニアには年収など待遇改善をする傾向があります。

また、スキルアップすれば、転職の選択肢も増えます。IT業界ほど流動性がある雇用市場はあまりないため、スキルに応じて選択肢が増えるのは魅力です。

もちろん、すべての企業がそうではありません。しかし、自分の努力次第で年収や待遇を高められるのはモチベーションにもつながります。

なお、システムエンジニアへの就職・転職を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。

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給料や待遇の良い会社もある

男性20代 経験年数1年~3年

給料面は安定しており、土日休み、勤務場所(東京)という点にも満足しています。また、自社では服装は自由であるため、スーツを着なくてもよいのが良い点と感じています。さらに、ITスキルを向上させられるのはメリットと感じます。

男性30代 経験年数3〜5年

システムエンジニアは基本的に残業時間が多くなかなか帰宅する時間が遅いのですが、実際の仕事内容はコーディングをした後は実装テストの後は時間が空くため、意外と働いている時間の中で自由な時間がほかの職種よりも多い気がします。

女性20代 経験年数1年~3年

リモートワークでの働き方が働きやすいです。裁量労働制でもあるため、規定時間を守ればいつ勤務してもよいこと。研修がしっかりあったので初めての現場でも割とスムーズにインプットできたこと。給与は年齢と女性というキーワードで見るとよいほうだと感じます。

男性20代 経験年数1年~3年

テレワーク5割、出社5割で業務を行なっております。 残業については、繁忙期(システム構築時)などは45時間前後ですが、年間にならすと月30時間程度の残業です。日系企業のため、残業代は基本的に全額支給され、賞与も一定額は支給されるため満足しています。

IT企業のなかには、給料や待遇が良い会社もあります。

例えば、企業によってはテレワークを推進していて、ほとんどの業務を自宅でできるケースがあります。また、オフィスで働く場合でも、スーツではなく私服OKである企業も。

細かい規則がなく、自由に働ける職場であれば、働くモチベーションも高まります。

ちなみに、システムエンジニアというと従来は残業・休日出勤が多いイメージがありました。しかし、最近では繁忙期以外の残業は少なく、休日出勤に対して代休を推進している企業もあります。

システムエンジニアのマイナスイメージは、職種というより企業によって差があります。求職時に待遇面を確認しておくことで、働きやすい環境で活躍できます。

システムエンジニアの実態

システムエンジニアの実態

システムエンジニアを目指すべきかを判断するには、働き方などの実態を把握する必要があります。

そこで、ここからはデータを交え、システムエンジニアの実態を紹介します。

初任給は21万円が相場

求人ボックスによると、システムエンジニアの初任給は21万円が相場です。また平均年収は正社員で約496万円、月給換算41万円でした。

システムエンジニアの給料帯は363~1,070万円と差があります。給料の差は勤務先や保有スキル、実績などで異なると考えられます。

なお、システムエンジニアの年収相場は他IT職種と比べても高いです。たとえば、プログラマーは約419万円、Webプログラマーは392万円でした。さらに日本の平均年収が458万円である点を考えると、システムエンジニアは平均以上の収入を狙える職種といえます。

システム開発の上流設計が主な仕事

システム開発の上流工程が、システムエンジニアの主な仕事です。ここでいう上流工程とは、次のような業務を指します。

  • 企画書作成
  • 設計書作成
  • 要件定義の作成 など

設計書や要件定義をもとに、プログラマーやITエンジニアがプログラミング作業を進めるため、上流工程は重要な業務です。わかりにくい設計書を作成すれば、作業を行う技術者が混乱して作業の効率が下がることも。最悪の場合、エラーやクライアントとの意見が食い違うトラブルにつながるケースもあります。

システムエンジニアは、クライアントの要望と開発メンバーの許容範囲を見極め、適切な設計書・要件定義などを作成する仕事です。上流工程を担当するには、書類作成スキルだけでなくITシステムを理解する力も求められます。そのため、システムエンジニアでもプログラミングスキルが必要です。

なお、システムエンジニアの仕事内容をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や年収、将来性も紹介

今後も高い将来性が期待できる

システムエンジニアは、今後も高い将来性が期待できる職種といえます。

将来性が高い理由は、IT業界の需要に対してIT人材が不足しているためです。

経済産業省が実施した「IT人材需給に関する調査」によると、2024年時点でIT人材が35万人不足しており、2030年には最大79万人不足するとの試算結果が出ています。

上記の試算はIT人材全体が対象ではあるものの、IT業界で活躍するシステムエンジニアも例外ではありません。ITシステムの需要増加と人手不足を考慮すると、システムエンジニアの価値が高まると考えられます。そのため、今のうちにスキルや実績を積んでおけば、長くIT業界で働けるはずです。

システムエンジニアへの適性を確かめる3つの方法

システムエンジニアへの適性を確かめる3つの方法

なかには、自分がシステムエンジニアに向いているのか、気になる人もいますよね。

そこで、ここからはシステムエンジニアへの適性を確かめる方法を、3つにまとめて紹介します。

適性診断サイトを活用する

適性診断サイトを活用すれば、システムエンジニアへの適性を確認できます。

適性診断サイトには、システムエンジニアの能力的な適性を判断できるものと、性格的な適性を診断するものがあります。自分に合うキャリアを選ぶためには、両方の診断を受けるべきです。多くの適性診断サイトでは、簡単な質問や問題に回答するだけで適性がわかります。

なお、システムエンジニアへの適性を診断するなら次のサイトがおすすめです。

キャリアを選ぶ前に適性を確認し、後悔のない選択をしましょう。

プログラミングに触れてみる

実施にプログラミングへ触れてみるのも、システムエンジニアへの適性を確かめる効果的な方法の1つです。

前述したとおり、システムエンジニアはプログラミングを行う機会は多くありません。しかし、システム開発を円滑に進められる設計書や要件定義を作成するには、プログラミングの知識が必要です。

あらかじめプログラミングに触れることで、プログラミングに適性があるか確認できます。もしプログラミングに拒否反応が出るくらい苦手な場合、システムエンジニアに向いていない可能性も。反対に、無理なく学習できれば、システムエンジニアがキャリアの選択肢になるでしょう。

なお、プログラミングに触れたい人は無料で学べる「侍テラコヤ」がおすすめです。

侍テラコヤでは、無料プランでも一部教材が利用可能です。また学習ログの確認や過去にされた質問の回答も閲覧できます。無料プランではレッスンやQ&Aでの質問はできませんが、プログラミングをお試しで触るのにおすすめです。お試しでプログラミングを経験し、本格的に学びたい場合は有料プランを利用しましょう。

現役SEに話を聞いてみる

現役SEから話を聞くことで、システムエンジニアへの適性を確かめるのもおすすめです。

実際にシステムエンジニアとして働いている人の体験談には、最新の開発現場に関する情報が含まれます。たとえば、今必要とされている技術やノウハウ、向いている人の特徴などを確認できるのです。自分の適性やIT業界の流行を確認する意味でも、現役SEに話を聞くと良いでしょう。

とはいえ、現役SEが近くにいない人も多いはず。その場合、プログラミングスクールや学習サービスを使いメンターを見つけるのがおすすめです。費用がかかるものの、学習サポートとキャリア相談ができます。

システムエンジニアにまつわるFAQ

ここからは、システムエンジニアによくある質問へまとめて回答します。

どんな人がSEに向いてるの?

下記に当てはまる人は、システムエンジニアに向いているといえます。

  • ものづくりが好きな人
  • 考えることが好きな人
  • 情報の整理/分類が得意な人
  • 根気強さがある人
  • 細かい作業が得意な人
  • 直面した問題に怯まない人
  • 知らないことを学ぶのが好きな人
  • 人と関わるのが好きな人

システムエンジニアは、論理的に物事を考える機会が多いです。クライアントの要望から逆算して設計書や要件定義を作成するため、日常的に論理的に考える癖がある人や、情報の整理や分類が得意な人に向いています。

また、パソコン作業など同じ動作を繰り返し行う機会も多いことから、細かい作業でも根気強く取り組める人は適性が高いです。

なお、システムエンジニアに向いている人の特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

システムエンジニア(SE)に向いている人の特徴7つ!適性診断あり

SEが増えすぎてるって本当?

前述したとおりIT業界のIT人材は不足しているため、システムエンジニアが増えすぎているとはいえません。一方で、スキルが低い人は活躍しにくい可能性があります。

従来のシステムエンジニアは、設計書や要件定義など上流工程のみを担当するため、プログラミングスキルや知識を問われませんでした。しかし、最近では上流工程を最適化するためにプログラミングスキル・知識が問われるケースも増えています。

システムエンジニアとしてキャリアアップするには、システム開発への深い理解が必要です。これから目指すのであれば、上流工程を担うスキルだけでなくプログラミングスキルも学ぶべきでしょう。常にスキルアップする意識があれば、ライバルと差別化して活躍できます。

未経験からSEを目指すのはきつい?

結論、未経験からでもシステムエンジニアは目指せます

前述したとおり、IT業界は人手不足が深刻なため、未経験者を採用して育成する企業も増えています。一定の育成・スキルアップ期間を許容し、ポテンシャルを評価して採用しているのです。

一方で、年齢によって難易度が異なります。たとえば、20代・30代前半であれば適性や将来性を考慮して採用しやすいです。反対に30代後半以降の場合、即戦力が求められる年代です。同じ年代の人を採用するなら、経験者のほうがメリットは多いため、未経験だとハードルが高まります。

とはいえ、プログラミングスクールなどで実務スキルを身につけていれば、年齢問わず転身できる可能性があります。

なお、下の記事では未経験からシステムエンジニアを目指す手順を詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。

未経験からシステムエンジニア(SE)に転職する7STEP!年齢別の難易度も紹介

挫折なくシステムエンジニアを目指すなら

ここまで記事を読み、システムエンジニアになりたい気持ちが芽生えてきた反面、いざ目指すとなると

一人でシステムエンジニアに必要なスキルが身につけられるか不安…
途中で挫折したらどうしよう…

と不安な人もいますよね。

実のところ、プログラミングの学習途中に挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

プログラミング学習における挫折率の調査
プログラミング学習者の87.5%が挫折を経験したことがある

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では

  • 確実にスキルを身につけられると思ったから
  • 独学では不安がある
  • 効率よく学べそう

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

61%の人がプログラミングの勉強を始めるならスクールが良いと回答

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました(※1)。

※1:スクール卒業生に実施したインタビュー詳細の動画

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、システムエンジニアへの就職・転職を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

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分割料金一括料金受講期間
4,098円~16万5,000円~1ヶ月~
  • 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
  • 累計指導実績4万5,000名以上
  • 給付金活用で受講料が最大80%OFF

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

  • 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
  • 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもシステムエンジニアへの就職・転職に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してシステムエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。

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まとめ

今回は、システムエンジニアがきついといううわさは本当か解説しました。

システムエンジニアは残業の多さやシステムトラブルの対応など、きついと感じる人がいるのは事実です。しかし、きついと感じるかは個人差があるうえに所属する企業でも異なります。

うわさを鵜呑みにしてキャリアを諦めるのはもったいないため、本記事を参考にシステムエンジニアが自分に合うか確認してください。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

【プロフィール】
新卒でプログラマーとして勤務し、実務経験を積んだ後、現在はフリーランスWebライターとして活動中。主に、企業のオウンドメディアやブログ記事の執筆を担当。IT・プログラミング関連の執筆が得意。2020年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、文章の読みやすさや納得感を意識しながら執筆しています。
【専門分野】
IT/プログラミング
【SNS】
X(旧:Twitter)

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