この記事では、現在の需要も交え、AWSエンジニアの将来性を解説します。
AWSエンジニアの将来性ってどうなの?
今AWSにどれくらい需要があるのかも気になる…
近年、IT業界の人材不足もありAWSを扱えるエンジニアの需要も増えています。ただ、今後もAWSエンジニアの需要が見込めるのかを確認してから、目指すかを決めたい人も多いはず。
そこで、今回はAWSエンジニアの将来性を年収・求人事情など現在の需要も交えて紹介します。この記事を読めば、AWSエンジニアを目指すべきか判断できますよ。
そもそもAWSとは何か、AWSでできることについては、次の記事で解説しているためぜひ参考にしてください。
- クラウドが普及するなかでAWSエンジニアの将来性は高い
- AWSエンジニアの需要は求人数の多さ/年収の高さからわかる
- AWSエンジニアはクラウドを活かしたインフラ構築を行う職種
AWSエンジニアの将来性は高い
結論からいうと、AWSエンジニアの将来性は非常に高いといえます。
市場調査会社Canalys社の調査によると、現在AWS(世界最大手の通販サイト「Amazon」が提供するクラウドサービス)は世界で最も多くの企業に利用されているクラウドサービスとなっています(2022年8月時点)。
今後もAWSを利用する企業が増えていけば、AWSエンジニアが活躍する機会が多くなっていくことは間違いありません。
なお、よく比較される「Azure」は、Microsoft 社が提供するクラウドサービスです。セキュリティの高さが売りで、「Azure」の利用率は「AWS」 に次ぐ2位と、世界的に高評価を受けています。
Microsoft製品と連携するなら「Azure」が、他社製品とも連携したい・たくさんの国で利用したいという場合には「AWS」が選択されるというような特徴の違いがあります。
現状では、多くの現場で使われている「AWS」ユーザーが多いため、AWSエンジニアの将来性も高いといえます。
AWSエンジニアの将来性が高いといえる3つの理由
前述の内容を踏まえ、ここからはAWSエンジニアの将来性が高いといえる3つの理由を解説します。
それぞれ解説していきます。
現場のクラウド化が進むから
今後、企業の現場業務でのクラウド化が急速に進んでいくことは、AWSエンジニアにとって大きな追い風になります。
総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、企業のクラウドサービス利用が、近年大幅に増加していることがわかります。
さらにIT専門調査会社・IDC Japan株式会社の「国内パブリッククラウドサービス市場予測」によると、2021〜2026年における国内のクラウドサービス市場規模は、年間20.8%ほどで成長していく見込みです。
クラウド化される企業や現場業務が増えれば増えるほど、当然、AWSエンジニアの活躍の場は増えていくため、AWSエンジニアの将来性は高いといえます。
AWSのサービス内容が多様化するから
今後もAWSは、多岐にわたってサービス展開される予定です。それに伴い、これからもAWSエンジニアの業務は増え続けると考えられます。
AWSは、現時点で世界で最も多く使用されているクラウドサービスです。AWSでは、サーバーのみならず分析やデータレイク・IoTなど、顧客の需要に合わせた200を超える様々なサービスが展開されています。
さらにAWSは、新機能リリースや機能改善の回数が1年で2000回を超えるなど、サービス向上や展開に力を入れ続けています。今後も様々な場面で新たな需要が増えていくと見込まれるため、AWSエンジニアの将来性は高いといわれているのです。
なお、AWSエンジニアへの就職・転職を見据え、独学でスキル習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
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AWSエンジニアが不足しているから
AWSエンジニアは、まだそれほど人数が多くありません。そのため、今後もしばらく需要に対して供給が追いつかず、AWSエンジニアが求められる状況が続きます。
2019年に経済産業省が発表した「IT人材の需給に関する調査」によると、2030年にはエンジニアが最大79万人不足する見込みです。
また、外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社の調査(ヘイズジャパン社内比)によると、ITエンジニアのうち感染症の流行下で最も求人数が増加したのがクラウドエンジニアです。
AWSエンジニアはクラウドエンジニアですから、今後も需要に対する人材不足が起こることでしょう。
供給が追いついていない状況下では、今後AWSエンジニアであるというだけで企業から高く評価されると考えられるため、AWSエンジニアの将来性は高いといえます。
AWSエンジニアの需要
AWSエンジニアの将来性が高いのは、現在の需要とも大きく関係しています。
そこで、ここからは次の観点からAWSエンジニアの需要を解説します。
AWSエンジニアの求人事情
まずは複数のサイト情報をもとに、AWSエンジニアの求人数を紹介します。
AWSエンジニアの求人件数 | 6万4,027件 |
「未経験OK」の求人件数 | 約8500件 |
2020年9月 | 2,418件 |
2022年10月 | 8,815件 |
AWSエンジニアの求人数はとても多く、実務未経験であってもAWSの知識やスキルを求められる機会が多くあるようです。また、AWS関連の求人数は2年で3倍以上に増加していることがわかります。
AWSは多くの企業で使われているため、企業案件も多く、継続的な仕事が期待できます。つまり、AWSを扱えるエンジニアを求める数が増え続けるということは、需要が長期的に増えていくことを意味しています。
AWSエンジニアの年収事情
AWSエンジニアの平均年収を、仕事内容が似ているインフラエンジニアとあわせて紹介します。
AWSエンジニアは、インフラのみではなくクラウドについての高い専門性と幅広い知識が必要であるため、より需要の高い職種であるぶん待遇も良いといえます。
AWSエンジニアの年収については、他の職種と比べてどれだけ違うのか次の記事でより詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
AWSエンジニアの仕事内容
ここからは、主にAWSエンジニアが担うインフラ構築の仕事内容を具体的に解説します。大きく次の2つに分けられます。
サーバー環境の設定・構築
AWSエンジニアの主な仕事の1つが、サーバーの環境構築です。必要に応じて、スペックを変更できる仮想サーバーを作成して利用します。
クラウドサービスが誕生するまでは、物理的なサーバーを自社内やデータセンターなどに設置して利用する「オンプレミス」という運用形態が一般的でした。「オンプレミス」と「仮想サーバー(クラウド)」の違いは、次の通りです。
なお、サーバー環境の中には、データを格納や管理を行うためのデータベースも含まれます。
AWSサービスではMySQLやPostgreSQL、Oracleといった主要なデータベースをサポートしており、画面上の簡単な操作で構築することができます。ほかにもバックアップなどの管理業務が簡単にできるのも、AWSサービスの特徴です。
企業ニーズに応じてデータを活用・運用する環境を構築するのも、専門性の高いAWSエンジニアとして行うべき仕事といえます。
サーバーインフラの維持・管理
AWSエンジニアの仕事には、サーバー環境の構築だけでなく、サーバーインフラの維持・管理も含まれます。
AWSエンジニアの場合、オンプレミスサーバーと異なりハードウェアの監視は必要なく、クラウド上のシステムの管理を行うのが特徴です。
実際の運用をモニタリングして、メモリー容量やCPU使用率、仮想サーバーの台数までを管理します。また、OS・ミドルウェアの設定変更、チューニングなども行うことで「継続的に安定した環境」を提供します。
そのため、異常が発生したときに速やかに対応するための対処や連絡体制などの準備も、事前に組んでおく必要があります。
AWSエンジニアを目指すうえで役立つ資格
AWSエンジニアへの転職や副業での案件獲得を成功させるうえでは、インフラ構築系資格の取得をおすすめします。
自分に知識が身についているのを客観的に証明できる資格を取得しておけば、転職や案件獲得を有利に進められるからです。
インフラ構築系のおすすめ資格をまとめました。
上記の資格は、レベルに応じてより上級の資格も用意されています。初心者の方は比較的難易度が低い「AWS認定クラウドプラクティショナー」や「シスコ技術者認定CCNA」などからの取得をおすすめします。
挫折なく未経験からAWSエンジニアを目指すなら
AWSエンジニアはとても将来性が高く、これから目指して損はない職種です。ただ、なかには
未経験から1人で勉強を進めてスキルをつけていくのは難しそう…
と不安な方もいますよね。
たしかに、AWSエンジニアはプログラミング知識だけでなくIT関連の知識やインフラ知識まで幅広く求められるため、未経験から1人で習得するのは難しいといわれています。
実のところAWSエンジニアより難易度の低いエンジニアを目指している場合でさえ、不明点を聞ける環境がないためにエラーを解決できず、学習を挫折する独学者は多くいます。
事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「AWSのスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とAWSの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、AWSエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績4万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもAWSエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
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転職保証コースの詳細を見るまとめ
AWSエンジニアは、世界一多くの企業で使われているクラウドサービスであるため、利用している企業が多く将来性が高い職種です。
求人数や年収の増加傾向からみてもAWSエンジニアの需要が高いことは間違いなく、今後も専門的なスキルを持つAWSエンジニアは重宝されていきます。
まずは仕事内容を正確に把握したうえで、必要であればスクールを活用してプロと相談しながら必要なスキルを身につけ、実務経験がなくても臆することなくAWSエンジニアを目指していきましょう。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。