SESとWeb系それぞれのメリット・デメリットと転職する方法を紹介

SESで働いているけど、Web系の転職するか迷っている
Web系で働くことで今と変わることや
メリット・デメリットはなんだろう

SESとして働いている中、Web系への転職を考える人は多いです。そこで、本記事では以下の内容を紹介します。

  • SESに留まるか、Web系へ転職するのかどちらが良いか
  • SESとWeb系のメリット・デメリット

SES で働きながらも働き方を見直し、Web系への転職を考えているあなたにとって参考になる記事になると思います。ぜひご覧ください。

目次

SESに留まるか、Web系に転職するかどちらが良い?

Webデザインのイメージ

SESとWeb系の違い

SESとして仕事を継続するか、Web系に転職するのかは人それぞれの状況やニーズによって違います。そのため、それぞれ個人で判断する必要があります。

SESとWeb系では下表のように、扱う技術や開発手法、働き方が違います。自分にはどっちの働き方が好みなのかを照らし合わせてみてください。

項目SESWeb系
扱う技術・開発手法・JavaやC#などの業務系言語
・ウォーターフォール
・PHPやRubyなどのWeb系言語
・アジャイル
開発の進め方・PM/SE/PGの役割分担が明確
・設計した後にPGを進める
・PGしながらより良い仕様を考える
働き方・勤務時間は厳守
・スーツが基本
・髪の色は黒
・会話は少なめ
・原則リモートワークできない
・フレックスタイム制
・私服で勤務
・髪の色が自由
・会話(議論)多め
・リモートワーク OK

SES、Web系のどちらが良いとは一概に言えません。以降でメリット・デメリットを解説していきます。自分がどちらにあっているか判断してみてください。

SESに留まるメリット・デメリット

SESのメリット・デメリット

まずは、SESに留まるメリットとデメリットをそれぞれ2つ紹介します。

SESはプロジェクト単位で仕事が変わっていきますので、それに伴うメリットとデメリットがそれぞれ存在しています。

【メリット】

  • さまざまな経験を積める
  • 社内外の人との輪が広がる

【デメリット】

  • 給与アップは望めない
  • キャリアアップが難しい

ひとつずつ詳細を解説していきます。

さまざまな経験を積める

ひとつめのメリットとして、SESはさまざまな経験を積むことができます。上にも記載しましたが、SESはプロジェクト単位で仕事が変わっていきます。

つまり、プロジェクトが終了したら次のプロジェクトアサインされます。各プロジェクトによって状況や、開発言語や手法が違います。

そのためさまざまな経験を積むことができ、さまざまなスキルを手に入れることができます。また技術的な経験だけではなく、クライアントの取引先であるお客様との会話ややり取りから、コミュニケーションスキルを身につけることもできます。

社内外の人との輪が広がる

ふたつめのメリットとして、社内外との人の輪が広がります。SESはプロジェクトを転々とします。そのためプロジェクト内で知り合う人が多くいるのと、プロジェクトで関わった取引先の人との交流があります。

ひとつの会社に所属しているとそこの会社の人と、その取引先の人としか交流がありません。つまり、プロジェクトを経験すればするほど、人との交流が増え人間関係を構築することができます。

給与アップは望めない

一方でデメリットもあります。ひとつめのデメリットは、給与アップが望めないという点です。

SESは決められた仕事を行う働き方となります。その仕事を行うためのコストと考えられるため、一般的なSEと比べると給与が低くなりがちです。

また、SESの給与はアサインされるプロジェクト毎、仕事毎に違います。給与の基本的な考え方は仕事ができるようになる、働いた期間の分だけ伸びていくと考えると思います。

ただ、SESは派遣会社とクライアントの間で給与が決まります。自分がアサインされている現在のクライアントよりも、次派遣されるクライアントの方が給与が低いというパターンもありえます。

キャリアアップが難しい

ふたつめのデメリットはキャリアアップが難しいという点です。

SESは自分の作業時間を提供し、決められたタスクをこなす仕事です。行う作業の習熟度が上がったとしても、決められたタスクとは違うタスクを担当することはありません。

つまり、上流工程や新しい技術に携わる機会がありません。長い期間で同一クライアントにアサインされたとしても、ずっとひとつの決められた仕事を続けることになります。

ひとつの仕事を続けて仕事の幅を広げない限り、SEとしてのキャリアアップは難しくなります。

SESからWeb系に転職するメリット・デメリット

Web系への転職ノメリット・デメリット

次に、SESからWeb系へ転職するメリット・デメリットを紹介します。もちろん転職すること自体がリスクという点はありますが、それは差し引いて Web系の企業で得られるものを中心に紹介します。

【メリット】

  • 特定の技術を深められる
  • 副業・フリーランスでもできる

【デメリット】

  • さまざまな経験を積むことは難しい
  • 特定の人とだけの付き合いになりやすい

ひとつずつ紹介していきます。

特定の技術を深められる

ひとつめのメリットは、特定の技術を深めスキルを得ることができます。SESはプロジェクト毎に開発言語や技術が違いますが、Web系はひとつの技術、決まった言語を使っています。

そのため、特定の技術や言語のスキルを高めることができます。特定のスキルや言語をかなり深いところまで理解することができると、その他の技術や言語への応用が効くようになります。

ひとつの技術スキルを深くまで理解することはとても大きなメリットになります。

副業・フリーランスでもできる

ふたつめのメリットは副業やフリーランスとしても活躍できるという点です。転職をすぐするというのがなかなか難しい、リスクを考えるとちょっと怖いと思っている方は、まずは副業でWeb系として働くことができます。

副業で自分に合っているかを試して、問題ないと思えたら転職するというのはありだと思います。また、正社員ではなく自由な働き方であるフリーランスという働き方もできます。

Web系は働き方がSESよりも比較的自由であり、フリーランスとして契約してもらうことができます。自由な働き方ができるのも Web系の大きな魅力です。

さまざまな経験を積むことは難しい

Web系のデメリットのひとつめは、さまざまな経験を積むことがなかなかできないことです。Web系開発の会社に入ることで、全体設計、フレーム設計、プログラム設計など必要な開発の工程に携わることはできます。

ただし、Web系は決められた技術、決められた言語で開発を行っていきます。PHPとJavaScriptを扱う会社であれば、PHPとJavaScriptしか扱いません。

Rubyを勉強したいと思っていたとしても、仕事で経験を積むことはできません。また、技術のみに特化するケースが多く、プロジェクト管理や顧客に関わるスキルは磨くことが難しいケースが多いです。

特定の人とだけの付き合いになりやすい

ふたつめのデメリットは特定の人とだけの付き合いになりやすく、人間関係が狭くなりがちという点です。Web系エンジニアの仕事は、サイトを作っていくことがメインになります。

よりよいサイトを作っていくにあたり、社内の人と議論をすることは多いです。一方で、作っていくサイトの仕様を詰めるのはPMや上位のエンジニアの人です。

お客様との距離が遠く、お客様とのコミュニケーションの取り方や、人間関係を広めるということはなかなか難しいです。

SESからWeb系に転職するならスクールがおすすめ

スクールでの学習がおすすめ

Web系へ転職をすることを考えているのであれば、まずはスクールへ通いスキルを身につけることをお勧めします。

Web系へ転職をするのであれば、Web系の企業で必要なスキルを身につける必要があります。それはSESで身につけてきたスキルとはまた別のものになります。

ただ、SESで働く期間で他の言語や技術を経験したスキルがあります。自分のスキルと必要なスキルのギャップを確認し、その不足分を埋める必要があります。

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まとめ

ここまでSESとWeb系の違い、それぞれのメリットデメリットについて説明してきました。SESのメリット、Web系のメリットそれぞれがあります。

どちらが良いかは一概に言えず、自分が求めているものによって良いものは変わります。自分がしたいもの、将来やっていきたいものを再度見つめ直して、どちらに進むかを検討してみてください。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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