Webサイトの制作をしている人や勉強中の人の中には、コーディングのスピードが遅いと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はHTML&CSSでのコーディングスピードが遅くなってしまう原因や、スピードをアップする方法について解説します。
もし、コーディングのスピードが遅くて悩んでいるなら、参考にしていただけると嬉しいです。
HTML & CSSでのコーディングスピードが遅い原因
タイピング速度がそもそも遅い
コーディングのスピードが遅い原因として、タイピング速度が遅いと考えられます。
タイピング速度が遅いと、コードを入力する速度が遅いのでコーディングのスピードも遅くなります。
とはいえスピードが早くても入力ミスが多いと、ミスを修正するための時間が発生し、その結果、タイピング速度も遅くなってしまいます。
コーディングスピードが遅いと感じた場合は、タイピングのスピードだけでなく、入力ミスが多くないかもチェックするといいでしょう。
IDEなどの開発環境が整備されていない
コーディングのための開発環境が整っていないことも、コーディングスピードが遅くなる原因です。
例えば、コーディングの効率はエディタによって大きく変わります。
コーディングの効率をアップするエディタには、編集機能や、対象言語のコードが色分けするしたりする機能がついています。
メモ帳等でコーディングを行っている人はまずエディタやIDEを導入する等、開発環境を変更してみるだけで、スピードが改善されるかもしれません。
コーディング方法をきちんと覚えていない
コーディングの方法をきちんと覚えていないと、いちいち資料を確認しながら進めていく必要があります。
何度もコーディングする内に頻繁に使うものは自然と覚えます。
しかし、もしコーディングスピードが遅いと感じているなら、覚えきれていないコーディング方法があるかも知れません。
まずは覚えれていないものをピックアップし、それぞれ学習してみるのもおすすめです。
制作物の全体構造がつかめていない
制作物の全体構造が掴めていないと、自分がどの部分の作業を今やっているか分からないため、コーディングスピードが遅くなってしまうことも考えられます。
全体像を把握することで、どの順番でコーディングを進めるべきか事前にシュミレーションできるため、行き当たりばったりでコーディングを進めずに済むでしょう。
Webサイト制作の効率化を行っていない
このあと詳しくお伝えしますが、Webサイトの制作を効率化する方法はたくさんあります。
そのため、Webサイト制作の効率化できる方法を取り入れているかどうか確認してみましょう。
例えば、コーディングで使えるショートカットキーを理解したり、よく使うコードを辞書登録するだけでも、コーディングスピードのアップが期待できます。
前述に挙げた原因に心当たりがないなら、Webサイト制作の効率化を行えてるかどうか確認しましょう。
「コーディングスピードが遅い」の基準はどれくらい?
次に「コーディングスピードが遅い」の基準を解説しています。
特に勉強を始めたばかりの場合、コーディングスピードが遅いかどうか判断がつきづらいと思いますので、ひとつの基準として参考にしていただければ幸いです。
LP作成なら2時間程度を目安とする
例えば簡単にLP作成をする場合は、レスポンシブ対応まで含めて2時間程度、ボリュームのある長いLPは1日で終わるならコーディングスピードは早い方だと言えます。
受ける仕事内容から時給換算を行い基準を決める
Webサイトの制作をしている人の場合、コーディングスピードは収入に直結します。
つまり、コーディングにかかる時間によって時給に差がでます。
LPのコーディングを1件当たり5万円で受けている場合、最低でも時給5千円欲しいなら、10時間で終わらせる必要があるでしょう。
そのため、Web制作の仕事をしている人は、受ける仕事内容から時給換算して基準を決めるのがおすすめです。
コーディングスピードを速くするには?
コーディングの練習をする
特に初心者の場合、コーディングの練習をすることで、コーディングのスピードが早くなるでしょう。
コーディングの練習をすることで、自然とコードを覚えます。また、サイト全体のコードの流れを知ることもできます。
ちなみに、コーディングの練習をする際には学習サイトを活用するのがおすすめです。
コーディングの練習方法やおすすめの学習サイトはこちらの記事で紹介しているので、よかったら参考にしてください。
よく使うテンプレートを用意しておく
テンプレートを用意するのも、コーディングのスピードをアップする方法としておすすめです。
例えば、事前に下記のテンプレートを準備しておくと、コードが書く時間を短くできます。
- HTMLのheadタグの記述
- 利用頻度の高いCSSのコード
- 覚えきれていないコード
テンプレートの内容は随時更新しながら、作成しておくといいでしょう。
HTMLとCSSファイルの画面を分割してコーディングする
HTMLファイルとCSSファイルを行き来しないようにするために、画面を分割してコーディングしましょう。
行き来する時間が短いかもしれませんが、何回も行き来を繰り返してしまうと、かなりの時間をロスしてしまいます。
このような小さなロスを減らすことで、コーディングのスピードアップに繋がります。
Emmetを導入する
Emmetは省略記法でHTML/CSSのコードの記述を簡潔にしてくれるプラグインです。
省略記法でコードを記述し、コードを展開するだけでいいため、コーディング時間をかなり短縮できます。
Emmetはプラグインとして提供しているため、まだ使ったことがない人は、早めに導入するといいでしょう。
Sassで記述量を減らす
Sassを使うことで、CSSの記述量を減らせます。
SassはCSSのメタ言語です。コードの量が増えすぎてしまうのを防ぐために、ネイサン・バイゼンバウム氏が開発しました。
SCSS記法を採用しているので、CSSが使える人なら難易度はさほど高くありません。もし、まだ使ったことがないなら、この機会に勉強するのがおすすめです。
適切なコーディングスキルを身に付けるならプログラミングスクールがおすすめ
ここまで説明してきたように、コーディングスピードが遅い原因は様々あります。
それゆえ、Webサイトの制作を始めたばかりの人や勉強中の人は、コーディングスピードが遅い原因を特定するのが難しく、スキルアップするにも時間も手間もかかってしまいます。さらに、誤った知識・古いコーディング法を覚えてしまうこともあります。
そのため、適切なコーディングスキルを身に付けたいなら「プログラミングスクール」で基礎からしっかり学ぶのがおすすめです。
当「侍エンジニア」なら、フリーランスの経験年数が3年以上で実際にWeb制作の現場でコーディングを行っているプロの講師が指導にあたります。
目的に合わせたカリキュラムの作成から、マンツーマンでの指導、案件獲得のサポートまでトータルで支援しています。
コーディングのスピードが遅くなってしまう原因に合わせた指導も可能ですので、コーディングスピードが速くなるのはもちろんのこと、現場で使える技術が身につきます。
まずは一度無料カウンセリングを受けてみてくださいね。
無料カウンセリングを受けてみるまとめ
今回は、コーディングスピードが遅くなってしまう原因や、対処方法について紹介しました。
コーディングスピードは、遅くなってしまう原因に合わせた、対応をすることで、スピードが改善します。もし、コーディングスピードが遅いなと感じているなら、まずは今回紹介したい方法にチャレンジしてみてくださいね。