この記事では報酬単価も交え、フリーランスとしてLP制作案件を受ける方法や必要なスキルを解説します。
LP制作(ランディングページ制作)はHTMLとCSSを学習し、初心者がもっとも受けやすい案件と言えます。
高いプログラミングスキルがなくても始められるため、案件を受けたいと考える方も多いでしょう。
しかし実際のところ、LP制作には営業やマーケティング、ベンチマークなど、様々なスキルが必要となってきます。
この記事では、LP制作案件の相場や、案件を効率よく熟す方法を紹介していきます。
- フリーランスとしてLPの制作案件を受注するにはデザインやコーディングのスキルが必要
- LPの制作案件には報酬が60万円以上のものもある
- LPの制作案件は販売戦略の作成・競合調査から始める
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フリーランスでLP制作を受注するために必要なスキルとは
まずはフリーランスとして、LP制作の案件を受注するために必要なスキルを紹介します。
簡単なものであればHTML,CSSが分かれば作ることができます。
しかし実際に多くの案件をこなしていくには、ほかにもさまざまなスキルを持っていたほうが有利です。
顧客対応力
フリーランスとして活動する以上、クライアントとのやり取りが発生するため、顧客対応力が必要です。
まずは営業をかけて仕事を取らなければいけません。クライアントが求める能力を持っている事をアピールし、適した仕事を受注する営業力が必要です。
その後も密にやり取りをするコミュニケーション力、業務内容や単価をすり合わせる交渉力など、顧客対応といっても場面によってさまざまなスキルを使います。
ヒアリングスキル
クライアントの希望通りのLPを作成するために、どんなLPを作りたいか細かく聞いていくヒアリング能力が必要です。
クライアントがなぜLPを作るのか、LPを作って達成したい目標はなにかなどを聞いて、ニーズを探っていきます。
基本的にはヒアリングシートを用いて要望を聞きますが、そこからさらに深掘りしていく作業が必要です。
頭の中にはフワッとしたイメージしかないクライアントの方も多いので、ヒアリングした内容を、具体的な案に落とし込んでいきます。
デザインスキル
ヒアリングが終わったら、ワイヤーフレームの作成と、その後デザインカンプの作成を行います。
デザインカンプの作成は、LP制作でもとくに難しい工程です。
デザインが悪いとLPのクオリティは大幅に下がってしまうため、コンバージョン率の低いLPになってしまいます。
デザインカンプの作成にはPhotoshopやIllustratorを使用するため、それらツールの使い方も覚えなければいけません。
デザインができないうちは外注することになりますが、自分でデザインできたほうが仕事はしやすく、収入も大きいものとなってくるでしょう。
コーディングスキル
HTMLとCSSが出来なければLP制作はできません。
デザインカンプが出来たらコーディングの作業に入りますが、デザイン通りにピクセル単位でコーディングできる技術力が必要です。
デザインができないうちは、コーディングのみの案件から受注することになるでしょう。
その場合はデザインカンプをクライアントから受け取って、デザイン通りコーディングするのが仕事になります。
そのためHTMLとCSSさえできれば、仕事を受注することは可能です。
ただしHTMLとCSSができるだけではライバルも多くなかなか案件を取りづらいため、JavaScriptやPHPを習得したほうが、案件も受注しやすくなります。
JavaScript/PHPのスキル
まずJavaScriptを扱えるようになれば、LPに動きを付けられます。
パララックス効果やフェードイン、エフェクトなどの動きを付ければ、視覚的にインパクトのあるLPが作れます。
簡単な動きをつけるだけであれば、JavaScriptのライブラリであるjQueryを覚えれば、すぐに実装が可能です。
PHPはフォームを作成するのに使われています。LPは商品の販売・顧客の獲得のために作られるページのため、購入やお問い合わせのフォームが必要です。
とはいえ、1から作る必要はなくテンプレートを利用すればいいので、テンプレートを触れるレベルがあればフォームを設置できます。
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フリーランスのLP制作の流れ
LP制作案件を受注した際の、作業の流れを順番に解説していきます。
最初はコーディングのみの案件から始めて、徐々にできることを増やしていきましょう。
販売戦略・競合調査
まずはLPを制作するためにもっとも重要といえる、戦略を決める段階です。
正しい方向性で戦略を決めなければ、商品が売れるページは作れません。
内容としては以下のようなことをします。
- 競合調査、自社の強みを確認
- ターゲットの設定
- 広告キーワードの決定
- 入口と出口の設定
どのようなターゲットがどうやってページにたどり着いて、最終的にどんなアクションを取ってほしいかの流れを設計します。
ターゲットを絞り込み、訴求内容がブレない、軸のしっかりしたページを作ることが大切です。
フレームワーク・デザインの作成
戦略が決定したら、次はLPの構成案にあたるワイヤーフレームの作成をします。
ページにたどり着いたユーザーに対して、何をどのような順番で訴求していくかを考え、最終的にコンバージョンさせるためのストーリーを構成します。
ユーザー心理に沿った設計を作り、商品に合った構成かを何度も検証して確かめる作業が必要です。
そのワイヤフレームをもとにデザインを作成していきます。
デザインが良くてもワイヤーフレームが適切でなければコンバージョン率は低くなってしまうでしょう。
ワイヤーフレームを疎かにすると、デザインやコーディングの段階で修正が多くなる可能性があります。
そのためワイヤーフレームの段階で細かく決めておくのが重要です。
コーディング・実装
デザインが完成したら、次はコーディングをしていきます。
デザイン通りに、ピクセル単位でコーディングする技術が必要です。
見た目だけではなく、正しいHTML構造で記述することで、SEO的にも優れたページになります。
またLPは情報量や画像が多くなるため、なるべくリソースを軽量化して、表示速度を上げるのも大切です。
現在ではほとんどのWebページが、スマホやタブレットに対応したレスポンシブデザインを求められるため、PC以外での表示も確認しつつコーディングしなければいけません。
運用・改善
LPは1度作ったら終わりではなく、その後も改善を繰り返してコンバージョン率の向上、維持に努める必要があります。
LPの改善では、どの部分が弱いかボトルネックを正確に特定し、的確に修正していくことが重要です。
そのためにはA/Bテストなどの検証を何度も行い、改善を繰り返していきます。
googleアナリティクスやヒートマップなどを用いた解析も重要となるので、これらのツールを扱うスキルも身につけておきたいところです。
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LP制作の相場
LPの制作は、コーディングのみ、デザイン込み、運用・改善込みなど、作業内容によって費用は大きく変わってきます。
ここからはクラウドソーシングサイトで実際に募集している案件を紹介しつつ、LP制作の相場を見ていきましょう。
10万円以下の相場
10万円以下での発注は、販売戦略や制作後の運用・改善は含まれていないことがほとんどです。
デザインもそれほどこだわらず、なるべく安く済ませたいと思っている場合が多いでしょう。
上記の案件では報酬が5~10万円で、作業内容はデザインとコーディングのみです。
購入フォームの設置やアニメーションがあるので、PHP、JavaScriptも扱える必要があります。
またWordpressへの設置も行うのであれば、WordpressとPHPへの理解が必要になるので、初心者には少し難しい内容です。
はじめのうちは数万円の価格帯で、コーディングとデザインの案件から始めるのがいいでしょう。
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10~30万円の相場
10~30万円の価格になると、ワイヤーフレーム、構成案の作成も作業に入ってきます。
ターゲットに合わせた構成で、デザインもこだわりたいという場合が多いです。
こちらの案件は報酬が20~30万円で、とくにデザインを重視した募集のようです。
募集内容を見てみると「安くて早い」ではなく、デザインのクオリティが高い方を希望しています。
ワイヤーフレームの作成は含まれていないため、内容はデザインとコーディングのみですが、デザインも本格的に学んでいなければ受けるのは難しいです。
しかし10~30万円の価格帯は募集が多いので、受注できれば安定して稼げるようになってきます。
30~60万円の相場
30~60万円になると、競合調査やターゲットの設定、販売戦略も含めたすべての工程が作業内容に含まれてきます。
運用・改善も行うので高いスキルが必要です。
こちらの案件は報酬が30~50万円で、制作後の運用・改善は作業内容に含まれていません。
しかしキャッチコピーとコンテンツライティング、商品の撮影が含まれているので、幅広いスキルが必要です。
この価格帯だと企業に発注することが多いため、フリーランスの場合は高いスキルと実績がなければ受注できません。
実際に30~60万円の条件で検索すると、ランサーズで1件、クラウドワークスで2件しか募集はありませんでした。(2020年11月時点)
クラウドソーシングサイト経由では、受注するのも難しいです。
60万円以上の相場
60万円以上になると、本格的にLPを用いたマーケティングを行いたい企業からの発注です。
戦略や運用・改善に対しての、高額な報酬と考えられます。
クラウドワークス、ランサーズともに、純粋なLP制作案件は募集がありませんでした。
60万円以上になるとLPの改善(LPO)がメインの業務になるので、制作というよりもコンサルティングに近い内容になってきます。
発注者も実績や改善ノウハウを豊富に持った企業に発注したいと考えるので、フリーランスでは仕事を受けづらいといえます。
フリーランスがLP制作案件を取るにはクラウドソーシングサイトがおすすめ
これからLP制作をしていきたい方には、クラウドソーシングサイトがおすすめです。
クラウドソーシングサイトは簡単な案件が豊富なので、初心者の方でも始めやすいでしょう。
実際に大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークス、ランサーズでLP制作案件を検索してみると、クラウドワークスで55件、ランサーズで164件の募集がありました。(2020/12/9時点)
コーディングやデザインだけの、初心者でも受けやすい案件が多くあります。
また大手サイトが仲介してくれるので、料金の未払いなどのトラブルがないのも安心です。
フリーランスとしてこれからLP制作をしていきたい方は、まずはクラウドソーシングサイトで案件を受注してみましょう。
まとめ
LP制作はHTMLとCSSを覚えれば始められるため、比較的簡単にできる案件です。
さらにLP制作の案件は豊富にあるので、フリーランスだけでなく副業としても収入を得ることができます。
HTMLとCSSから初め、PHPなどのプログラミング言語を深く学んだり、販売戦略やLP改善といったコンサルティングの分野に進んだりもできます。
取っ掛かりやすいのが大きなメリットなので、まずは気軽に始めてみてはいかがでしょうか。