年収1000万円を目指したいけど、エンジニアになればそのくらい稼げる?
インフラエンジニアは年収が高いと聞くけれど、1000万円稼げる?
エンジニアを目指すなら年収1000万円を目指したいと考える方は、少なくありません。
実際、エンジニアの中には年収1000万円を実現している人ももちろんいます。
そして、比較的年収が高いと言われているインフラエンジニアが年収1000万円を実現できるかどうか、気になりますよね!
この記事では、インフラエンジニアが年収1000万円を実現できるかどうか、実現できるならどうすればいいのか、解説していきます。
インフラエンジニアは年収1000万円を実現できるのか?
まず結論からお伝えすると、インフラエンジニアとして年収1000万円を実現することは可能です。
フリーランスはもちろん、会社員として働いて年収1000万円というインフラエンジニアはいるので、雲の上の話というわけでもありません。
といっても、誰も彼もが簡単に年収1000万円を実現できるというわけではありません。
実現するためには、インフラエンジニアとして求められる基本的なスキルに+αで必要な能力を身につけ、スキルアップしていく必要があります。
そのためにはどのような能力を身につければいいのか、この記事の後半で解説していきます。
インフラエンジニアの平均年収はいくらなのか
まずはインフラエンジニアの年収を見てみましょう!
求人情報専門の検索エンジンである求人ボックスによると、インフラエンジニアの平均年収は524万円。
国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査結果」によると、平成30年の平均給与は440万7000円。
インフラエンジニアの年収は国民全体の給与所得の平均額よりも83万円ほど高く、比較的高収入であると言えます。
インフラエンジニアの年収については、こちらの記事がより詳しいです。年代・性別・経験別に紹介していますので、気になったらチェックしてみてくださいね!
インフラエンジニアが年収1000万円を目指すには
インフラエンジニアの平均年収の倍以上にあたる年収1000万円を目指すには、次の4つが挙げられます。
大手企業に就職する
どんな仕事も、会社の規模によって年収が大きく変わります。これはインフラエンジニアにも同じことが言えます。
求人ボックスによるインフラエンジニアの企業規模別の年収を見てみましょう。
企業規模が10〜99人の企業の平均年収は492万円。対して1000人以上が働く規模の大きな企業の平均年収は610万円。118万円もの差があります。
月収の差はそう大きくありませんが、賞与に倍以上という大きな開きが出てきます。
大企業のほうがより大規模な案件を扱っていることも多いため、必然的に大きな規模の案件に携われるチャンスが多くあります。
こうした経験を活かし、メンバーをまとめるプロジェクトマネージャーやコンサルタント的な地位にステップアップしていけることも多く、独立したり、フリーランスになったり、将来的により多くの選択肢を得ることができるのも魅力です。
外資系企業に就職する
外資系企業は実力主義のため、社内での競争は激しいですが、成果を出し続けると自ずと収入もアップしていくからです。
特に超大手の外資系企業では、平均年収がゆうに1000万円を超えるというエンジニアも。
いち早く年収1000万円を達成したいという野心があるなら、外資系の大手企業でマネージャーのような管理職を目指すのが近道です。
マネジメント能力を身につける
会社員として年収1000万円を目指すには、インフラに関する知識や技術はもちろん、さらにステップアップしてチームリーダーとしてマネジメント能力を身につけることをおすすめします。
一人のインフラエンジニアとして単に開発を完遂するために働くという仕事のやり方から、プロジェクトを期限内に予算内で納める、メンバーを引率して成功に導くといったワンランク上の進め方へ変化していきます。
こうしたマネジメントができる人材の需要は年々高まっており、収入アップが見込めます。
フリーランスエンジニアとして独立する
会社員や派遣社員としてある程度経験を積んだら、フリーランスのエンジニアとして独立し、年収1000万円を目指すのも手。
フリーランスエンジニア向けIT求人・案件サイト「フリーランススタート」が調べたフリーランスのインフラエンジニアの月額相場単価は、経験5年以上の場合、80〜100万円。単純に12ヶ月継続できた場合、960〜1200万円の年商を得ることができます。
年収1000万円を稼ぐインフラエンジニアのキャリアプラン
年収1000万円を稼ぐインフラエンジニアになるには、どのようにキャリアアップしていけばいいのでしょう?
インフラエンジニアとして身につけるべきスキル
ネットワークやサーバーに関する知識は必須。
自分のスキルや知識を仕事相手に伝えられるよう、国家資格である基本情報処理技術者や、LinuC、CCIE、ORACLE MASTERといったベンダー資格を取得することをおすすめします。
さらに価値を高めるため、今ならクラウドに関するスキルを身につけておくべきでしょう。
年収をアップさせるには、技術の最新トレンドに敏感でいるべき。
まだ誰も身につけていない最新の技術を身につけていれば企業からの需要にフレキシブルに対応できるうえ、他の人にできない専門性があれば、より一層の単価アップにつながるからです。
こうして常にスキルアップを意識しながら経験を積み、ポジションのステップアップも目指して行きましょう。
マネジメント力を持つことで、年収の大幅アップが見込めるからです。
マネージャー
プロジェクトマネージャーとは、納期までのスケジュール管理、タスク管理、チームメンバーの取りまとめ、クライアントとの折衝など、プロジェクトの全体を管理し指揮するポジション。
インフラエンジニアとしての技術や経験、知識はもちろん、対外的な交渉力やコミュニケーション力が問われる仕事です。
最も若いメンバーながらリーダーに抜てきされ、プロジェクトマネージャーとして経験を積んだら前年比100万円アップした、仕事が認められマネージャーに昇格したら前年比200万円年収がアップした、というエンジニアもいます。
キャリア展開次第では、短期間で大幅な年収アップも実現可能です。
そうなるためには、今のポジションよりも上にいるリーダーやマネージャーの立場に立って考えることを習慣化し、他の人とは差別化できるスキルを身につけられるよう、自分を磨いていきましょう!
スペシャリスト
人とコミュニケーションを取るのは苦手。だけどインフラエンジニアの仕事が好きで誇りを持って取り組んでいるというような職人気質なタイプなら、スペシャリストを目指すべき。
年俸制や裁量労働制の導入により報酬に対する価値観に変化が生まれた昨今、仕事での成果をきちんと評価する企業が増加しています。
スキルを磨いて専門性を持つエンジニアになれれば、プロジェクトの品質や生産性の向上に役立ち、会社に大きな収益をもたらすことができるかもしれません。
そうした点が評価されれば昇級・賞与に影響を与え、大幅な年収アップに繋がることも。こうしたことがきっかけで昇進し、年収がアップすることもあります。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の経営課題を解決することを目的とし、ITに関する豊富な知識を元にクライアントにIT分野に関するコンサルティングを行います。
クライアントとの会話を通じて業務上の問題点を洗い出し、改善するための解決案を提案し、問題が解決するまでのサポートをしていきます。
責任が大きく、非常にやりがいがある仕事です。
インフラに関する知識やスキルはもちろん、豊富な経験がモノを言う職種なので、ITコンサルタントの年収は高水準。
ポジションアップしていくにつれ、年収も100〜数100万円単位でアップしていきます。会社員としてはもちろん、独立した場合にはさらに高収入を得られる有望な職種でもあります。
まとめ
インフラエンジニアとして+αのスキルや能力を身につければ、年収1000万円を得ることは可能です。
そのために欠かせないのは自己研鑽。ステップアップしていけるよう、常に自分を磨き、スキルを高めていきましょう!