この記事では、ITエンジニアになる具体的な手順を、ステップ形式でわかりやすく解説します。
国内におけるIT人材不足の深刻化を背景に、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。
そんな現状から、「ITエンジニアになりたい」と興味や関心を抱き始めた人は多いでしょう。
ただ、今からITエンジニアを目指してなれるのか、不安な人もいるはず。また、目指そうにも何から始めればいいのかわからず、ITエンジニアになれるイメージが湧かない人もいますよね。
そこで、今回はITエンジニアになるにはどうすればいいのか、その目指す方法を具体的な手順も交えて紹介します。ITエンジニアに必要なスキルや目指す上での注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
なお、ITエンジニアになる手順をすぐに確認したい人は、次のリンクをクリックしてください。
- IT人材不足もあり、未経験でもITエンジニアを目指すことは可能
- 目指す前に、ITエンジニアになる目的や具体的な職種を明確にしておくべき
- 正しい手順で確実に学習や求職活動を進めることが大切
ステップ1:ITエンジニアになる目的を明確にする
まずは、「なぜITエンジニアになりたいのか」を明確にしましょう。ITエンジニアになる目的によって、学習の方向性も変わってくるためです。
たとえば、「収入アップの実現」が目的なら、高収入が期待できるプログラミング言語を選ぶのがよいでしょう。「自由な働き方の実現」が目的なら、フリーランスで活躍するために営業力なども磨く必要があります。
このように、最初の段階でITエンジニアになる目的を決め、学習の方向性を定めることが大切です。
参考までに、ITエンジニアになった100名に「ITエンジニアになろうと考えた理由」を質問した結果を紹介します。多くのITエンジニアが、将来性や高収入への期待から、ITエンジニアを目指したとわかります。
ITエンジニアになりたい理由が何であれ、その実現につながる学習戦略を立てましょう。
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ステップ2:ITエンジニアへの理解を深める
目的が決められたら、ITエンジニアへの理解を深めましょう。ITエンジニアへの転職に向けて学習を始める前に、基本的なことは知っておくべきです。
具体的には、次の4つを理解しましょう。それぞれ順番に解説します。
就職後1年目の平均年収
ITエンジニアへの就職後に、どれだけ収入を得られるのか気になる人は多いでしょう。
ITエンジニアになった100名に対して「ITエンジニアに就職・転職した年の年収」を聞いたところ、約3割が「300~350万円」と回答しました。
未経験からITエンジニアへ就職・転職した回答者が多いため、いきなり高年収という人は多くありません。実績や実務経験のない点を踏まえれば、働きはじめの年収としては妥当といえるでしょう。
しかし、なかには1年目から年収500万円以上を稼いだ人もいます。より好条件でITエンジニアになりたいなら、確かなスキルを身につけましょう。
未経験からITエンジニアへの転身を果たした人は大勢います。働きはじめの年収が理想の金額でなくとも、実務や学習を通じて実績やスキルを磨けば、キャリアアップして希望の年収を達成することは十分に可能です。
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働きがい
どのような職業・ビジネスであっても、働きがいは長続きさせるためのカギとなります。ITエンジニアの働きがいは、主に次の3つです。
努力次第で収入を増やせる | 前述のとおり、ITエンジニアはスキルが重視されます。そのため、努力してスキルや経験を積み重ねれば、収入アップという形で報われやすいのが魅力です。 |
働き方の選択肢が広がる | ITエンジニア職種の多くは、パソコンやインターネット環境があれば働けます。そのため、リモートワークで自由に働ける選択肢もあるのも魅力です。 |
ユーザーからの感謝の声にやりがいを感じる | 自分が作ったプロダクトのユーザーから、感謝の声を聞ける場合があります。高品質なプロダクトを開発すれば、ユーザーに喜んでもらえるのも魅力です。 |
一方で、ITエンジニアとして働くうえで「きつい」と感じる場面もあります。主なものは次の2つです。
納期直前は精神・肉体的に仕事がきつい | 多くのITエンジニアやプロジェクトには納期(完成品を納入する期限)があります。納期が近づくと残業の負担やプレッシャーが増大し、「きつい」と感じやすいのです。 |
クライアントからの急な要望に振り回される | クライアント(顧客)からの依頼を受けてプロダクトを開発する場合、機能追加や仕様変更といった急な要望が発生するケースもあります。立場上、断ることが難しいことが多いため、振り回されて「きつい」と感じやすいのです。 |
ITエンジニアの働きがいやきつさも、目指すうえでの判断材料になるでしょう。なお次の記事では、現役ITエンジニアが感じた「きつい」の理由や働きがいを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
年齢による転職難易度
年齢が高くなるほどITエンジニアへ転職するための難易度も一般的には高くなります。次のような理由から、若い人材のほうが採用選考で有利になりやすいためです。
- 年齢が高いほど雇用コストが増大しやすい
- 年齢が高いほど活躍できる期間が短くなる
- 年齢が高いと飲み込みが遅い場合がある
とはいえ、年齢が高くてもITエンジニアになることは可能です。ITエンジニアはスキルが重視されるため、経験を活かしつつ確かなスキルを身につければ、高齢でも成功の可能性は十分あります。
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プログラミングと年齢の関係性についてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
→ プログラミングに年齢の制限・限界はある?転職や副業への活用法も紹介
向いている人の特徴
ITエンジニアには適性(向き・不向き)があります。適性がなくてもITエンジニアを目指すことは可能ですが、適性があるとより成功しやすくなるでしょう。1つの判断材料として知っておくと損にはなりません。
大まかな適性を判断するために、ITエンジニアに向いている人の主な特徴3つをまとめました。当てはまるものが多いほど、向いている可能性は高くなります。
数字やアルファベットを扱うのが苦でない人 | ITエンジニアは、アルファベットが並んだプログラムや、数字が並んだデータなどを頻ぱんに扱います。数字やアルファベットが苦手な人だと、長続きしないケースが少なくありません。 |
知らないことを学ぶのが好きな人 | 日進月歩のIT業界で生き残るためには、新しい技術や知識を継続的に吸収していくことが求められます。知らないことを学ぶのが好きな人のほうが、積極的に学び成長していけるでしょう。 |
チームで仕事をするのが好きな人 | ITエンジニアは1人で黙々と作業するイメージを持たれがちですが、チームメイトとのコミュニケーションがとても大切です。チームで仕事をするのが好きな人のほうが、周りと上手く連携できるでしょう。 |
もちろん、上記の特徴だけで完全に適性を判断できるわけではありません。実際にプログラミングを試してみたり、現役エンジニアに話を聞いてみたりなど、さまざま方法で適性を探ってみるとよいでしょう。
なお次の記事では、ITエンジニアに向いている人の特徴をほかにも紹介しているので、よければ参考にしてください。
→ ITエンジニアに向いている人の特徴7つ!適性を確かめる方法も紹介
ステップ3:目指すITエンジニアの職種を絞り込む
次に、目指すITエンジニアの職種を絞り込みましょう。
ITエンジニアといってもWebエンジニア・AIエンジニア・インフラエンジニアなど、数多くの職種があります。自分が希望する働き方や希望する開発内容にあわせて、職種を決めましょう。
ここからは、ITエンジニアの主な6職種を、それぞれ簡単に紹介します。
- プログラマー
- システムエンジニア(SE)
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- AIエンジニア
- データサイエンティスト
なお、次の記事ではITエンジニアの職種を一覧でまとめて紹介しているため、あわせて参考にしてください。
仕事内容 | 仕様書や設計書をもとにソフトウェアのプログラムを作る |
平均年収 | 419万円 |
必要なスキル | 言語スキル:Java,Python,PHP,C言語など 技術要素:開発分野ごとの技術知識 ツール類:統合開発環境(IDE)の活用スキル、バージョン管理ツールの活用スキル |
未経験からの転職難易度 | ★☆☆☆☆ |
こんな人におすすめ | プログラミングが好きな人 |
プログラマーは、仕様書や設計書をもとにソフトウェアのプログラムを作るエンジニアです。アプリケーションや組み込みシステムなど、開発分野は多岐にわたります。
「プログラミングスキルを最も活かせる仕事」といっても過言ではありません。転職難易度も比較的低いため、プログラミングが好きな人は、まずプログラマーを目指すのがおすすめです。
プログラマーになるための具体的な手順を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。
自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。
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ステップ4:目指し方を決める
目指す職種が定まったら、目指し方を決めましょう。ここでは、ITエンジニアを目指す主な方法を、4つにまとめて紹介します。
- 独学でスキルを習得し就職活動を進める
- 未経験OKの求人に応募する
- アルバイト・インターン経由で正社員エンジニアになる
- プログラミングスクール経由で就職する
なお、4つ目以外はすべて、独学でスキルを習得してITエンジニアを目指せる方法です。1つずつ順番に見ていきましょう。
メリット | ・自分のペースでITエンジニアを目指せる ・上手くいけば費用を抑えられる可能性がある |
デメリット | ・サポートがないと挫折してしまうリスクが高い ・ITエンジニア転身までに多くの時間を要するケースが多い |
こんな人におすすめ | ・スピードはそれほど重視していない ・自分で問題に対処することが得意 |
未経験OKの求人でも、必ずしもスキルが不要とは限りません。自社での育成を前提としない企業の場合、スキルが不足している応募者は敬遠されてしまいます。そのため、就職活動を始める前にスキルの習得をおすすめします。
ITエンジニアに必要なスキルの習得方法としては、独学がポピュラーです。実際のところ、弊社がITエンジニアになった100名へ実施したアンケートでは、約6割が「独学で必要なスキルを身につけた」と回答しました。
教材選びや学習計画から自分で行う独学には、マイペースに学び進められるメリットがあります。独学に使える本やWebサイトは数千円程度のものが多いため、上手くいけば費用を抑えられるでしょう。
その反面、独学では直面した問題点や疑問点を自分の力で解決しなければなりません。プログラミングに慣れていない初心者が自己解決することは難しく、多くの時間を要するばかりか挫折するリスクもある点に注意が必要です。
なお、次の記事では独学でエンジニアになるための方法を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ステップ5:学習方法を決める
続いては、必要な知識やスキルを身につけるための学習方法を決めましょう。どのITエンジニア職種を目指すとしても、知識やスキルの習得に向けた学習は必須です。学習内容にあわせて教材を選びましょう。
プログラミングひとつ取っても、学習方法(教材)はさまざまです。弊社がプログラミング学習者を対象に学習方法を調査したところ「学習サイト」「本・書籍」「YouTube」など、多くの学習方法が挙がりました。
1つの学習方法に絞る必要はありません。併用することも考えましょう。たとえば、AIエンジニアを目指す場合「プログラミングは学習サイトで学び、データ分析は本で学ぶ」といった併用も考えられます。
また、生活リズムや経済状況は人それぞれです。自分が投資できる費用や確保できる学習時間をあらかじめ見積もっておき、それを加味して学習方法を決めましょう。
たとえば、経済的な余裕があるものの学習時間が限られている場合は、スクールを利用するのが効率的です。一方、経済的な余裕があまりないものの時間に余裕があるなら、本やWebサイトでの独学も可能でしょう。
参考までに、ITエンジニアになった100名が「学習開始からITエンジニアになるまでにかかった期間」のアンケート結果は次のとおりです。過半数の人が1年以上の学習期間を要していることがわかります。
5年以上の学習期間を要した人もゼロではありません。学習にどれだけ時間を費やせるかを確認しておかないと、想像以上に学習期間が必要となり、モチベーションが維持できないケースもあります。
学習の方向性を決めるためにも、どのくらいのお金や時間を確保できるかチェックしましょう。
ステップ6:必要なスキルを習得する
決めた学習方法で、必要なスキルを習得しましょう。プログラミングスクールであれば、各校のカリキュラムに沿って学習を進めていけば問題ありません。必要に応じて講師のサポートを受けましょう。
ただし独学の場合、教材で知識を習得するだけでは不十分です。パソコンを用いて実際にプログラムを書き、実践力を磨くことが求められます。
なお、ITエンジニアに必要なスキルは資格の取得を見据えて習得を目指すのもおすすめです。資格対策本などを用いて学習する過程で、必要なスキルが身につきます。ITエンジニア志望者におすすめの資格は次の2つです。
- 基本情報技術者試験
- 各プログラミング言語に特化した資格
「基本情報技術者試験」は、IT全般の基礎知識が問われる国家資格です。プログラミングやネットワーク、セキュリティなど、ITエンジニアに求められる幅広い基礎知識を証明できます。
また、各プログラミング言語に特化した資格もおすすめです。たとえば、Pythonの学習者なら「Pythonエンジニア認定試験」が役に立ちます。資格は多数あるため、詳しくは次の記事を参考にしてください。
→ プログラミングの資格おすすめ6選!取得する意味や学習方法も紹介
身につけるべき技術知識やツールの活用スキルは、選んだITエンジニア職種によってさまざまです。一方で、ITエンジニアの職種を問わず、身につけておくべきスキルも存在します。
そこで、ここからはどのITエンジニアにも基本的に求められるスキルを、5つにまとめて紹介します。
プログラミングスキル
ITエンジニアを目指す場合、まずはプログラミングスキルの習得をおすすめします。ITの実現にはプログラミングが欠かせないため、多くのITエンジニア職種でプログラミングスキルが求められます。
プログラミングの世界にも人間と同じようにさまざまな言語があります。ただし、すべての言語を覚える必要はありません。思い描くITエンジニア像に合った言語を選び、書き方のテクニックを身につければOKです。
業務内容によって必要とされるプログラミング言語は異なりますが、主に次のような言語が使用されます。
業務内容 | 主なプログラミング言語 |
Webサイト制作・Webアプリ開発 | HTML/CSS、JavaScript、PHP |
アプリケーション開発 | Ruby、Python、Java |
AI(人工知能)開発 | Python、R言語 |
業務システム開発 | Java、C言語、C++ |
ゲーム開発 | C#、C++、Java |
多くのプログラミング言語を使いこなせるほど良いものの、初心者がいきなり複数を学ぶのはハードルが高いでしょう。最初は1つに絞って学習し、ある程度理解できてから2つめ以降の言語を学ぶと無理なく学習できますよ。
なお、プログラミングスキルを特に発揮できるのは、プログラミングを専門にするプログラマーです。ただしITエンジニアの中には、プログラミングをあまり行わない管理系やコンサル系の職種もあります。
プログラマーとITエンジニアの違いについて知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
→ プログラマーとITエンジニアの違いとは?仕事内容から年収、将来性まで徹底比較
独学でプログラミングスキルを習得したい人は、次の記事で勉強手順を確認しておきましょう。
→ 独学でプログラミング習得!おすすめの勉強手順をわかりやすく解説
IT全般の知識
ITエンジニアになるなら、IT全般の知識を身につけておきましょう。業務では、さまざまな分野のIT知識を活用します。知識が不足していると、チームメイトとの意思疎通が上手くいかないなど、業務に支障が生じる可能性も。
具体的には、次のような事柄に関する基本的な知識はあったほうがよいでしょう。
- コンピューターの仕組み
- プログラムが動く仕組み
- ネットワークやセキュリティなどの主要な技術
- クラウドやAI(人工知能)などの先進的な技術
本格的な学習には時間がかかりますが、主要なIT知識であれば参考書などでも学べます。ただし、IT業界では新しい技術が次々と登場しています。時代に取り残されないよう、継続的に知識を吸収していくことが大切です。
コミュニケーションスキル
ITエンジニアにはコミュニケーションスキルも求められます。複数人のチームで1つのプロダクトを作っていくことが多く、チームメイトとスムーズに連携を図る必要があるためです。
「相手の考えをインプットし、自分の考えをアウトプットする」という双方向の意思疎通を正しく行える必要があります。そうでなければ、意思疎通に時間がかかるばかりか、致命的な認識違いが生じかねません。
ノウハウを参考書で学ぶ、日常生活で意識的にトレーニングする、などしてコミュニケーションスキルを高めましょう。
論理的思考力
ITエンジニアには、「論理的思考力」が求められます。論理的思考力とは、筋道を立てて物事を考える能力のことです。論理的思考力は、情報を整理しながら論理を組み立て、矛盾のない結論を導き出せます。
正確なプログラムを開発するためには、論理のピースを正確に組み立てなければなりません。たとえばデータを並べ替えるプログラムを作る場合、データの比較順序や判定条件などを間違えると、正しい結果は得られないでしょう。
また論理的思考力が高い人は、考えを正しく整理しながらわかりやすく相手に伝えられます。プログラミングに限らずITエンジニアの業務には欠かせないため、参考書などで得たノウハウを実践しながら向上させましょう。
マネジメントスキル
ITエンジニアとして活躍するには、「マネジメントスキル」も必要です。マネジメントスキルとは、物事の状況を正しく把握・管理し、ときには軌道修正や問題解決をしながら成功につなげる能力を指します。
業務の進捗管理やトラブル対応など、マネジメントスキルが要求される場面は少なくありません。マネジメントスキルが低いと、業務の遅れを取り戻せなかったり、問題を解決できなかったりして失敗に直結します。
たとえ新人エンジニアでも、自分自身のマネジメントが正しく行えなければ評価アップにはつながりません。参考書やセミナーなど、マネジメントスキルの向上につながる学習方法を取り入れましょう。
ITエンジニアに必要なスキルをより詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。
→ ITエンジニアに必要な6つのスキル!身につけるコツも紹介
なお、ITエンジニアへの就職・転職を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
「累計受講者数4万5,000名以上」「転職成功率99%」を誇る侍エンジニアなら、未経験からでも挫折なくITエンジニアへの就業が実現できますよ。
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ステップ7:ポートフォリオを作成する
プログラミングを習得できたら、仕事獲得に役立つ「ポートフォリオ」を作成しましょう。ポートフォリオとは、自分のスキルを目で見える形で表現できる作品集のことです。
Web系のITエンジニア志望者であれば、自作したWebサイト・Webアプリを公開する方法が一般的です。Web系でない場合でも、「GitHub」といったサービスを用いることで、自作のプログラムを公開・共有できます。
ポートフォリオは、IT業界の未経験者でも企業にスキルや実績をアピールできる貴重なツールです。習得したスキルを存分に発揮して、企業の担当者を唸らせる高品質なポートフォリオを作成しましょう。
なお、プログラミングスクールを利用する場合は、講師のサポートを受けながらポートフォリオを作成できるケースも多いです。そもそもポートフォリオとは何かを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
→ エンジニアのポートフォリオとは?作成するメリットや例、作り方も紹介
ステップ8:転職活動への準備を進める
ITエンジニアとしての転職を果たすために、内定獲得に向けて準備を進めましょう。具体的に必要となる準備作業は、主に次の3つです。なお、多くのプログラミングスクールではこれらのサポートを受けられます。
企業探し・企業分析 | 自分のキャリアプランに合った企業を探し、各社を詳細に分析します。 |
書類作成 | 履歴書や職務経歴書を作成します。志望動機や自己PRなどは、各社に合わせることが大切です。 |
面接対策 | 本番でうまく受け答えができるように、模擬面接での事前練習が必要です。 |
就職・転職先を探すときには、「求人サイト」や「転職エージェント」を活用するのがポピュラーです。基本的に無料で登録できるため、自分の目的に合ったサービスを選んで使ってみましょう。
ITエンジニアを目指すなら、やはりIT専門のサービスがおすすめです。求人サイト・転職エージェントのおすすめサービスをまとめました。
さまざまなサービスを有効活用しながら、理想を実現できる仕事を獲得しましょう。なお、次の記事では、エンジニアとして就職するための手順を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、ITエンジニアになるには何から始めればいいのか、その手順を必要なスキルも交えて紹介しました。
ITエンジニアになる方法はさまざまですが、いずれにしても十分な準備が必要です。どんなITエンジニアになりたいのかを明確にしたうえで、プログラミングスキルや職種ごとの知識を身につけましょう。
ITエンジニアは年齢や性別、文系・理系などを問わず挑戦できる職種です。最初から諦めるのではなく、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。