【2024年版】フロントエンドエンジニアに必要なスキルセット9選

フロントエンドエンジニアはどんなスキルが必要なの?
フロントエンドエンジニアのキャリアアップにおすすめのスキルは?

フロントエンドエンジニアに必要なスキルは、HTML/CSSやデザインフレームワークなどがあります。さらに、キャリアアップのためには上流設計やマネジメントなどのスキルが必要。

この記事では、フロントエンドエンジニアが最低限身につけるべきスキルからキャリアアップのためのおすすめスキル、資格取得についても解説しています。

最後まで読めば、フロントエンドエンジニアのスキルについて、明確にわかりますよ。

目次

フロントエンドエンジニアとして最低限身につけるべきスキルセット

フロントエンドエンジニアとして最低限身につけるべきスキルは次の4つです。

  • HTML/CSS
  • デザインフレームワーク
  • JavaScript
  • フレームワーク

それぞれ、詳しく解説します。

HTML/CSS|Webページの見た目を作成/装飾する

HTMLとCSSは、文章の構造化やWebの構成、デザインを記述するためのマークアップ言語です。

HTMLとは、ファイル内に書き込まれたデータがどのようなものなのかをコンピューターに伝えるための言語です。見出し、本文、画像、動画などの種類を伝え、ブラウザ上に表示させます。

HTMLについては、次の記事で詳しく解説しています。

HTMLとは?できることやタグの種類、勉強方法もわかりやすく解説
更新日:2024年11月6日

CSSは、Webサイトの外見を整えるための言語です。HTMLだけでレイアウトを作るとコードが複雑になりますが、CSSを使うと記述を簡略化でき、複数のページで同じレイアウトや装飾を作れます。

CSSについては、次の記事で詳しく解説しています。

CSSとは?できることや書き方を初心者向けにわかりやすく解説
更新日:2024年10月31日

HTMLやCSSは、Web制作に携わる人にとって必須のスキルだといえます。

デザインフレームワーク|Webデザインのフレームワークを作成する

Webデザインのフレームワークとは、Webデザインを作るために必要なレイアウトやボタン、ナビゲーションなどの要素があらかじめまとめられているものです。

デザインフレームワークを利用することには、次のようなメリットがあります。

  • 初心者でも簡単にデザインを作れる
  • Webデザインにかかる時間を短縮できる
  • レスポンシブデザインに対応したものもある

デザインフレームワークについては、次の記事で詳しく解説しています。

Webデザインのフレームワークとは?利用するメリット4つを紹介
更新日:2024年10月31日

JavaScript|動的なWebサイトを作成する

JavaScriptとは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語です。動的(動きのある)Webサイトを作れます。

具体的には、ポップアップウィンドウやソート機能、検索機能などの実装が可能です。非常に多くのWebサイトに使われています。

例えば、メルカリやグノシーのWebサイトは、JavaScriptを使って作られた例です。JavaScriptについての詳細は、次の記事で詳しく解説しています。

JavaScriptとは?初心者向けに特徴や学習方法をわかりやすく解説
更新日:2024年11月6日

フレームワーク|Webサイトの開発を効率化する

フレームワークとは、枠組みや構造、土台のことを指す言葉です。Web制作の現場では、土台となるフレームワークをもとにして必要な機能を追加し、開発を進めます。

フレームワークを利用することで、ゼロからWebサイトを組み立てるより効率的に開発が進められます。特定の機能を提供する「ライブラリ」や、作業の効率化ができる「ツール」とは役割が違います。しかし、機能的に似ている部分もあり境界線は曖昧です。

効率的に開発を進められ、ソースコードが統一できるなどのメリットがあります。一方で、学習コストがかかる点がデメリットです。

次の記事では、人気のフレームワークを紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

【一覧比較】JavaScriptのフレームワークおすすめまとめ
更新日:2024年11月6日

フロントエンドエンジニアにおすすめのスキル3選

フロントエンドエンジニアにおすすめのスキルは次の3つです。

  • UI/UX
  • CMS構築
  • バックエンド

それぞれ、どんなスキルなのか詳しく解説します。

UI/UX|顧客体験を最適化する

UIとは、ユーザーインターフェイスの略です。ユーザーと商品・サービスとの接点のことを指します。Webサイトの場合には、ボタンやデザイン、レイアウトなどユーザーの目にする全てのものがUIです。

WebサイトにおけるUIは、ただ美しさだけを追求してはいけません。見た目がきれいなのはもちろん、快適に操作できることや、サイト内で自分が目的とする情報に簡単にたどり着けることなども重要です。

つまり、UIは使いやすさを考えながらデザインする必要があります。

一方UXとはユーザーエクスペエンスの略で、商品やサービスを通して得られる全ての体験のことです。Webサイトであれば、フォントの見やすさやページの読み込み速度、サービスの質などがUXにあたります。

UIは、UXの一部です。

CMS構築|サイト運営を効率化する

CMSとはコンテンツ・マネジメント・システムの略です。Web制作に使用するテキストや画像、デザイン、テンプレートなどを保存・管理できるシステムのことです。

CMSがない場合、Webサイト内のページを全て1ページずつ作成し、管理しなければなりません。CMSがあれば、必要な情報などを入力すると自動的にテンプレートに沿ったページができあがります。

CMSを利用することには次のようなメリットがあります。

  • ページの更新に専門知識が不要
  • Webサイト制作の仕事を分業しやすい
  • レスポンシブデザインの対応が簡単

CMSの中で、もっとも有名なのはWordPressです。他にも、

  • Drupal
  • Hubspot
  • CMS
  • Ameba Ownd

などのCMSがあります。

CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略

テキスト・画像・デザイン・テンプレートなどを保存・管理できるシステムのこと
CMSがない場合、Webサイト内のページを全て1ページずつ作成しなければならない
CMSがあれば、必要な情報などを入力すると自動的にテンプレートに沿ったページができあがる
ページの更新に専門知識が不要、サイト作成を分業しやすい、レスポンシブデザインの対応が簡単などのメリットがある

バックエンド|Webサーバーの処理を実装する

バックエンドとは、Webサイトの機能の中で、ユーザーから見えない部分で動く機能のことを指します。バックエンドエンジニアの仕事は、サーバーやデータベースなどを使った部分の設計・開発・保守・運用などです。

バックエンドエンジニアが作る機能として、具体的には予約システムでの空き検索や席の確保、ECサイトでのクレジットカードの処理などがあります。バックエンドエンジニアは、サーバーサイドエンジニアとも呼ばれます。

フロントエンドエンジニアのキャリアアップにおすすめのスキル2選

フロントエンドエンジニアのキャリアアップにおすすめのスキルは次の2つです。

  • 上流設計
  • マネジメント

それぞれ詳しく解説します。

上流設計|要件定義・基本設計

Web開発における上流設計とは、要件定義や基本設計にあたる部分のこと。クライアントの要求を読み取り、それをどのように実現するかを考えます。

上流設計に携わるためには、

  • 顧客へのヒアリングを行うためのコミュニケーション能力
  • 顧客に説明するためのプレゼン
  • ドキュメント作成

などのスキルも必要です。

上流のスキルを身につけると、複数のスキルをもったフルスタックエンジニアとして働くことも可能です。

マネジメント|プロジェクトの進行を管理

プロジェクト全体の進行管理を行うのは、プロジェクトマネージャーの仕事です。担当するプロジェクトに関して、予算、品質、納期などを管理するプロジェクトの責任者です。

企画の作成から完了報告書の作成までを行う仕事です。技術的なスキルだけでなく、高いコミュニケーションスキルも求められます。

似た職種としてプロジェクトリーダーがありますが、プロジェクトリーダーは現場をまとめる役割です。一方で、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を管理する、という違いがあります。

フロントエンドエンジニア向けの資格でスキルは身につくの?

効率よくスキルを身につけることは可能

フロントエンドエンジニア向けの資格取得を目指す学習の過程で、効率よくスキルを身につけることは可能です。ただし、資格取得には時間がかかります。

最初から資格取得を目指すよりも、学習を進めていくなかで余裕があれば資格を取得する、というやり方がおすすめです。

次の記事では、未経験者におすすめのWebエンジニア向けの資格を紹介しています。

未経験者向け!Webエンジニアにおすすめの資格9選【エンジニアが厳選】
更新日:2024年11月15日

フロントエンドエンジニアのスキルを最短で学ぶならスクールがおすすめ

効率よく学ぶならスクールがおすすめ

フロントエンドエンジニアのスキルは独学でも学べますが、効率よく学ぶならスクールの利用をおすすめします。というのも、独学でのプログラミング学習の挫折率は約90%と非常に高いためです。

一方で、SAMURAI ENGINEERでの挫折率は8%。わからないところはすぐにチャットで質問できるシステムや、面談でヒアリングし目標達成をサポートする仕組みが、挫折率が低い理由です。

定期的に行われる受講生同士の交流イベントでは、プログラミングを学習している人どうしで情報交換ができます。さらに卒業生のフリーランスエンジニアにも話を聞けます。

まずはお気軽に、無料カウンセリングにお越しください。

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まとめ

フロントエンドエンジニアは、HTML/CSS/JavaScriptなどのスキルに加えて、デザインフレームワークやフレームワークなどのスキルを身につける必要があります。

またキャリアアップのためには、上流設計やマネジメントなどのスキルを身につけましょう。余裕があれば、資格を取得するのもおすすめです。

フロントエンドエンジニアに必要なスキルは数多くあるので、少しずつ着実に学習を進めていきましょう。ぜひ本記事の内容を参考に、学習を始めてみてください。

この記事のおさらい

フロントエンドエンジニアとして最低限身につけるべきスキルは?

フロントエンドエンジニアとして最低限身につけるべきスキルは、次の4つです。
・HTML/CSS
・デザインフレームワーク
・JavaScript
・フレームワーク

フロントエンドエンジニアがキャリアアップのために身につけるべきスキルは?

フロントエンドエンジニアがキャリアアップのために身につけるべきスキルは、次の2つです。
・上流設計
・マネジメント

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン
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