フリーランスのインフラエンジニアになる方法は?
フリーランスのインフラエンジニアに必要なスキルは?
日本社会に欠かせないITインフラを支えるインフラエンジニア。最近では、フリーランスでインフラエンジニアを目指す人も増えています。一方で、上記のような疑問を抱えている人も多いですよね。
インフラエンジニアになること自体は、未経験でも可能です。しかし、フリーランスとなると難易度が上がるため、しっかりと必要な情報を把握しておく必要があります。
そこで本記事では、フリーランスのインフラエンジニアになるために必要な知識について、一通りお伝えします。ITの知識がなくても読みやすい内容のため、ぜひご覧ください。
フリーランスのインフラエンジニアを目指すための予備知識
フリーランスのインフラエンジニアを目指す前に、次の2つを押さえておきましょう。
- インフラエンジニアの仕事内容
- フリーランスになるときの注意点
1つずつ、順番に解説します。
インフラエンジニアの仕事内容
「インフラエンジニア」は、アプリやサービスを稼働させるための基盤となるITインフラの設計や構築、運用、保守を行う仕事です。一般的なエンジニアとは異なり、プログラムの作成はあまり行いません。
まず顧客の要求をもとにITインフラを設計し、設計書に従ってITインフラを構築します。ITインフラを構築した後は、運用や保守の担当者が稼働を支えます。チームで分担しながら業務を進めていくのが一般的です。
ITインフラには、大まかに2種類あります。自社専用の物理サーバーを用いる「オンプレミス型」と、「AWS」などのクラウドサービスを用いてサーバーを仮想化する「クラウド型」です。
ただし、いずれも大まかな仕事の流れは変わりません。インフラエンジニアの仕事内容について詳しくは、次の記事をお読みください。
フリーランスになるときの注意点
フリーランスは、会社員とは大きく異なります。フリーランスの経験がない人は、下記4つの注意点を押さえておきましょう。
- 働かないと無収入
- 営業や経理は自分で行う
- 顧客とのトラブルに気をつける
- 最初は会社員として実務経験を積む方が賢明
フリーランスは、こなした仕事の分だけ収入になります。裏を返せば、自分で仕事の受注や納品ができなければ、無収入ということです。はじめから収入を安定させることは、簡単ではありません。
仕事を獲得するためには、自ら営業する必要があります。会社員とは違い、所得税額を決めるための確定申告も行わなければなりません。収入や経費の正確な管理が求められます。
また、顧客を選ぶのも当然ながら自分自身です。案件の内容や会社情報などをしっかり確認して、トラブルが発生しない顧客選びを心がけましょう。
このように、フリーランスに求められることは多いため、会社員よりも難易度は高いのです。初心者は、まずは会社員を目指して実務経験を積むことをおすすめします。
フリーランスのインフラエンジニアになる3つのメリット
フリーランスのインフラエンジニアになるメリットは、下記の3つです。
- 需要が高い
- 長期間の案件が多い
- 年収アップのチャンスが多い
詳しくは、順番に解説します。
メリット1:需要が高い【2022年最新需要】
インフラエンジニアは需要が高い仕事で、フリーランスの求人も豊富にあります。フリーランス求人検索エンジン「フリーランススタート」では、2022年1月現在で5,000件を超える求人がヒットします。
これだけ多くの求人が存在するため、スキルさえあれば仕事を探しやすいのです。例として、インフラエンジニアのフリーランス求人を2つ紹介します。
AI(人工知能)システムのITインフラを設計・構築するインフラエンジニアの募集案件です。それなりのスキルは要求されるものの、高単価な上にフルリモート勤務ができます。
自社インフラを構築・保守するインフラエンジニアの募集案件です。単価は業務によって幅がありますが、AWSを用いたトレンドのクラウドシステムに携われます。
インフラエンジニアの需要については、次の記事でより詳しく解説しています。
メリット2:長期間の案件が多い
インフラエンジニアの仕事では、企業の基幹システムを継続的に支えていくことになります。そのため長期間の案件が多く、1案件獲得すればしばらく仕事に困らないのもメリットです。
フリーランスで安定した収入を得るためには、継続的に仕事を獲得していかなければなりません。長期間の案件によって仕事探しの負担が減るのは、フリーランスにとって嬉しいポイントです。
メリット3:年収アップのチャンスが多い【2022年最新単価相場】
フリーランスのインフラエンジニアには、高単価な案件が豊富にあります。確かなスキルを習得すれば、年収アップのチャンスが多いのも魅力です。
フリーランススタートによると、フリーランスのインフラエンジニアの月額単価相場は約68.3万円です(2022年1月現在)。単純に12か月換算したものを平均年収とすれば、約820万円となります。
もちろん案件によって単価に幅はあるものの、稼げるチャンスは十分です。インフラエンジニアの年収についてもっと情報が欲しい人は、次の記事もご覧ください。
フリーランスのインフラエンジニアになる2つのデメリット
続いて、フリーランスのインフラエンジニアになるデメリットも知っておきましょう。具体的には、次の2つです。
- 在宅ワークが難しい
- 生活リズムが乱れやすい
それぞれ詳しく解説します。
デメリット1:在宅ワークが難しい
インフラエンジニアの仕事では、企業の大切なシステムを扱う都合上、社外に持ち出せない業務情報も多いのです。そのため、フリーランスの魅力である在宅ワークは難しいといえます。
特に運用や保守の仕事では大抵の場合、企業に常駐してITインフラを扱うことになります。設計や構築では一部在宅案件もありますが、在宅ワークだけで稼いでいくことは容易ではありません。
デメリット2:生活リズムが乱れやすい
経験の少ないインフラエンジニアは、運用や保守の担当になることが多いといえます。運用や保守の仕事では、ITインフラを365日・24時間体制で支えていく必要があるため、シフト勤務も多いのです。
シフト勤務だと夜勤や土日出勤が多くなり、生活リズムが乱れてしまう場合もあります。慣れるまでは、体調を崩さないよう注意が必要です。
フリーランスのインフラエンジニアに必要なスキル
「フリーランス」と「インフラエンジニア」、それぞれのスキルが求められます。順番に解説します。
フリーランスに必要なスキル
フリーランスに最低限必要なスキルは、次の4つです。
- 自己管理能力
- コミュニケーションスキル
- 事務能力
- 営業力
フリーランスには、自分の仕事を管理してくれる上司はいません。よって、仕事の進捗状況を正確に管理していくことが求められます。
また、オンラインであっても顧客とのやり取りは発生するため、コミュニケーションスキルも欠かせません。特に、インフラエンジニアの場合は企業で働くことが多いため、より重要です。
さらに、確定申告や顧客への請求などの事務処理を行う能力も求められます。仕事を安定させるためには、前述のとおり営業力も必要です。
インフラエンジニアに必要なスキル
インフラエンジニアに最低限必要なスキルは、次の4つです。
- サーバーの知識
- ネットワークの知識
- セキュリティの知識
- クラウドサービスの知識
サーバーとはデータ管理するためのコンピューターのことで、理解が欠かせません。ITインフラは、不特定多数のユーザーとデータ通信を行うことになるため、ネットワークの理解も必要不可欠です。
また、ITインフラにはサイバー攻撃のリスクもあるため、セキュリティの知識も身につけましょう。さらに、昨今ではITインフラのクラウド化が進んでいるため、主要なクラウドサービスについても学ぶ必要があります。
インフラエンジニアの種類によって主として扱う要素は変わりますが、上記の4スキルは必須です。
フリーランスのインフラエンジニアになるには?
フリーランスのインフラエンジニアになるためには、まずスキルの習得が欠かせません。インフラエンジニアのスキルを習得するための勉強方法は、下記の7つがおすすめです。
- 学習本を読む
- 学習サイトを利用する
- 動画を見て学ぶ
- 資格取得を目指して勉強する
- 勉強会に参加する
- スクールを利用する
- 研修サービスを利用する
インフラエンジニアの勉強方法について詳しくは、次の記事をご覧ください。
スキルが習得できたら、仕事を探していくことになります。
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なお、インフラエンジニアになる方法を詳しく知りたい人は、次の記事をお読みください。
挫折せずにフリーランスのインフラエンジニアになる方法とは?
実務未経験でもインフラエンジニアになるチャンスはあるものの、確かなスキルの習得が欠かせません。独学だと不明点を自分で解決できずに、多くの人が挫折してしまいます。
また前述のとおり、フリーランスで仕事を安定的に獲得していくことは、容易ではありません。せっかくインフラエンジニアのスキルを習得できても、思い通りに仕事が獲得できないとやはり挫折します。
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今回は、フリーランスのインフラエンジニアになるために必要な下記4点の情報をお伝えしました。
- 予備知識
- メリット・デメリット
- 必要なスキル
- インフラエンジニアになる方法
フリーランスのインフラエンジニアは、年収アップのチャンスも多い魅力的な仕事です。しかし独学では挫折のリスクが高いため、必要な情報を押さえてから勉強を始める必要があります。
今回の内容を参考にして、ぜひフリーランスのインフラエンジニアを目指してください。