クラウドエンジニアに必要なスキル8選!技術・社会人スキル別に解説

この記事では、クラウドエンジニアに必要なスキルを解説します。

クラウドエンジニアに必要なスキルが知りたい
クラウドエンジニアに必要なスキルの学習法が知りたい

これからクラウドエンジニアになりたい人のなかには、必要なスキルや学習方法が知りたい人も多いでしょう。

この記事では、クラウドエンジニアに必要なスキルを、技術面と社会人スキルに分けて紹介します。スキルを習得するための学習法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

なお、次の記事ではそもそもクラウドエンジニアとはどんな職業なのか、その仕事内容を年収や将来性も交え詳しく紹介しているのでよければ参考にしてください。

クラウドエンジニアとは?仕事内容や年収、必要なスキルも紹介

この記事の要約
  • クラウドエンジニアにはクラウドやインフラ関連スキルが必要
  • クラウドエンジニアにはコミュニケーション/提案力などが必要
  • クラウドエンジニアが資格を取得すればスキルアップできる
目次

【技術編】クラウドエンジニアに必要な5つのスキル 

クラウドエンジニアに必要な技術スキル

クラウドエンジニアに必要なスキルは、技術的なスキルと社会人スキルに分けられます。クラウドエンジニアの主な仕事は開発業務であるため、技術スキルは必須です。

ここでは、クラウドエンジニアに必要な技術スキルを5つ紹介します。

  • クラウドサービスを扱う知識・スキル
  • サーバー・ネットワークの知識・スキル
  • ミドルウェアの知識・スキル
  • セキュリティの知識・スキル
  • プログラミングスキル

クラウドサービスを扱う知識・スキル

名前を見て分かるとおり、クラウドサービスを扱う知識・スキルは、クラウドエンジニアなら必須です。

クラウドエンジニアは、次のようなクラウドサービスを適切に扱うスキルが求められます。

  • AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)
  • Azure(アジュール)
  • GCP(グーグル・クラウド・プラットフォーム)

クラウドエンジニアは、クラウドサービスを扱うスキルはもちろん、特徴を理解してシステムを構築するスキルが必要です。

クラウドサービスは万能ではなく、サービスによって制限や特性があります。

できること・できないことを理解したうえで、適材適所でクラウドサービスを使える知識が求められます。

AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)

AWSはAmazonが提供するクラウドサービスで、サーバー・データベース・ストレージなど、さまざまなクラウドサービスを提供しています。

数多くのクラウドサービスが提供されており、システム全体をAWSでクラウド化することも可能です。

料金は従量課金制で、使った分だけ支払う仕組みであるため、予算に応じて利用できます。使用する開発の幅は広く、インフラ開発やWeb開発などで使用されています。

AWS公式サイト

Azure(アジュール)

Azureは、Microsoftが提供するクラウドサービスです。Microsoft製品と相性がよく、業務システムのクラウド化などに使用されます。

日本ではOSにWindowsを採用している企業は多く、業務システムなどをクラウド化するときにAzureが便利です。

Azure公式サイト

GCP(グーグル・クラウド・プラットフォーム)

GCPは、Googleが提供するクラウドサービスです。GmailやGoogle Mapなど、個人でも日常的に使用している人も多いですが、企業向けのサービスも展開しています。

企業向けのサービスは、個人向けサービスに比べて利用可能容量が大きく、使用頻度が高い場合でも導入可能です。

GCPは個人で利用している人も多いため、企業で導入するときも使い慣れているメリットがあります。

GCP公式サイト

サーバー・ネットワークの知識・スキル

クラウドエンジニアは、サーバー・ネットワークの知識・スキルも必要です。

クラウドエンジニアはサーバーやネットワークなど、ITインフラのクラウド化を行うことが多く、サーバー・ネットワークの知識が必要です。

サーバーの設定方法やLAN・Wi-Fiなど、ネットワーク整備方法の知識が求められます。

サーバー・ネットワークの知識があれば、クラウドエンジニアからインフラエンジニアにキャリアチェンジも可能です。仕事の幅を増やす意味でも、習得しておいて損はないスキルでしょう。

なお、クラウドエンジニアへの就職・転職を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。

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ミドルウェアの知識・スキル

クラウドエンジニアは、ミドルウェアの知識・スキルがあるとよいです。

ミドルウェアは、OSとアプリケーションの間に位置するシステムで、複雑な処理を担当します。代表的なミドルウェアは次のとおりです。

  • Webサーバー
  • アプリケーションサーバー
  • データベース

ミドルウェアは、OSやアプリケーションではできない複雑な処理を担当します。リクエストに応じてコンテンツを表示させたり、指定したプログラムを実行したりするときに必要です。

クラウドエンジニアは、システムのクラウド化を行いますが、実際の開発ではクラウド化する箇所と、従来通り開発する部分を分けるケースも多いです。

クラウドエンジニアでも、ミドルウェアの知識・スキルを身につけておけば、開発に携われる範囲が増えるでしょう。

セキュリティの知識・スキル

クラウドエンジニアにはセキュリティの知識・スキルも求められます。どのエンジニアにもいえますが、システムを開発するにあたってセキュリティ知識は必須です。

最近では、企業のセキュリティ意識が高まっており、設計時からセキュリティ対策を念頭に入れて作業を行います。

クラウドエンジニアはクラウドサービスを利用しますが、クラウドサービス自体のセキュリティは運営企業が管理・メンテナンスしています。

とはいえ、クラウドエンジニアが何も対策をしなくていいわけではありません。

クラウドサービスの設定項目には、データの流出やハッキングなど、リスクを減らすための設定があります。設定ミスによる情報流出の可能性もあるため、クラウドエンジニアは設定項目をしっかりチェックし、セキュリティに問題がないか確認しなければいけません。

プログラミングスキル

クラウドエンジニアは、プログラミングスキルもあると便利です。

クラウドエンジニアにプログラミングスキルが必須とまではいえませんが、参加できる開発の幅を広げる意味でメリットはあります。

例えば、Python・Ruby・Javaなど言語を習得すれば、一部システムを自分でコーディングし、作業を自動化できます。1回自動化できれば、同じような開発を行うときにコードを流用できるため、作業効率アップにつながります。

プログラミングスキルは必須ではありませんが、これからクラウドエンジニアになるなら覚えておきたいスキルの1つです。

【社会人スキル編】クラウドエンジニアに必要な3つのスキル

クラウドエンジニアに必要な社会人スキル

クラウドエンジニアに必要なスキルは技術スキルだけではなく、社会人スキルも含まれます。ここでは、クラウドエンジニアに必要な社会人スキルを3つ紹介します。

  • コミュニケーション力
  • 企画・提案力
  • マネジメント力

コミュニケーション力

クラウドエンジニアは、コミュニケーション力を求められます。

例えば、システムの仕様や設計の打ち合わせをクライアントと行う場合、コミュニケーションがうまくいかなければ行き違いが発生し、あとでトラブルになりかねません。

スムーズにコミュニケーションが取れ、クライアントの意図を読み取ることができれば、スムーズに開発を進められます。

あわせて、開発メンバーとのコミュニケーションも大事です。必要に応じてメンバーと交流することで、作業の進捗報告や情報交換などを滞りなく行うことができます。

コミュニケーション力はすぐには身につかないため、普段から意識して意思疎通を取るようにしてください。

企画・提案力

クラウドエンジニアには、企画・提案力も求められます。

クラウドエンジニアはクライアントへ企画を提案することがあり、クライアントの意向を反映した企画作成力や、分かりやすく説明するスキルが必要です。

とくに、クライアントがIT知識に精通しているとは限らないため、知識が少ない人に理解できるように説明する力が求められます。

必要に応じて図やイラストを使うなどし、できる限り分かりやすくプレゼンテーションすることで、クライアントに納得してもらいやすいです。

マネジメント力

クラウドエンジニアとして開発に参加する場合、マネジメント力も必要です。

納期に間に合うようにスケジュール管理を行ったり、進捗の遅いメンバーを手伝ったりしながら開発を進める力も求められます。

直接的なスケジュール管理はマネジメント職が行いますが、プロジェクトメンバーとの軽微な調整はエンジニアが行う場合も多いです。

手遅れになる前にスケジュールを変更したり、応援を頼んだりして、臨機応変に対応できるエンジニアであれば開発現場で活躍できるでしょう。

クラウドエンジニアに必要なスキルの学習法

クラウドエンジニアに必要なスキルは、次の学習方法を組み合わせながら、継続的に学習することで身につけられます。

  • 書籍で学習する
  • Webサイトで学習する
  • 資格を取得して学習する
  • プログラミングスクールで学習する

最初はWebサイト・書籍などで基礎を学び、そのあとでサンプルコードなどを使って実践的な開発スキルを学ぶのがおすすめです。

いきなり難しい内容を学ぶと、挫折の原因になります。まずは、難易度が低い基礎から学習し、少しずつ実践的な知識を学びましょう。

独学で限界を感じた人は、プログラミングスクールの利用も効果的です。専門の講師にサポートしてもらいつつ、効率的な学習ができます。

クラウドエンジニアに必要なスキルの学習法は、次の記事で解説しています。

クラウドエンジニアへのロードマップ!必要なスキルや勉強方法も紹介
更新日:2024年11月8日

クラウドエンジニアにおすすめの資格

クラウドエンジニアの知識やスキルを深める目的で、資格を取得するのもおすすめです。クラウドエンジニアにおすすめの資格は、次の7つです。

  • 情報処理技術者試験
  • AWS認定資格
  • Microsoft Azure認定試験
  • Google Cloud認定資格
  • CompTIA認定資格
  • CCSP認定試験
  • Linux技術者認定試験

クラウドエンジニアにおすすめの資格は、主にクラウドサービス・ネットワーク・OSに関する資格です。

クラウドエンジニアは、インフラ関係の開発に携わることが多く、ネットワークやサーバーなどの知識も求められます。

今回紹介した資格は、難易度が高めです。初心者の人は、情報処理技術者試験のなかの基本情報技術者試験からスタートするとよいでしょう。

ITシステムや開発などの基礎知識が学べます。

クラウドエンジニアにおすすめの資格は、次の記事で詳しく解説しています。

クラウドエンジニアに資格は必要?取得の利点やおすすめも紹介
更新日:2024年11月15日

挫折なくクラウドエンジニアを目指すなら

クラウドエンジニアに必要なスキルの独学が難しい人は、侍エンジニアの転職保証コースがおすすめです。

転職保証コースのメリットは、次のとおりです。

  • 挫折率の低さ
  • マンツーマンレッスン
  • キャリアサポートなど

転職保証コースは、挫折率の低さが魅力です。転職成功率は98%で、平均年収も65万円アップしたというデータがあります。

学習サポートも充実しており、現役のエンジニアによるマンツーマンレッスンが受けられるため、分からないところも解決できます。

学習の挫折しにくさはもちろん、面接・書類作成など転職サポートも充実しており、初めての転職でも対策しやすいです。

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まとめ

今回は、クラウドエンジニアに必要なスキルを、技術スキル・社会人スキルに分けて解説しました。

クラウドエンジニアになるためには、クラウドサービスの知識やミドルウェアなど、インフラ関係のスキルが必要です。

すぐに身につくスキルではありませんが、継続的に学習すれば習得できます。プログラミングスクールも活用しながら、ぜひクラウドエンジニアを目指してくださいね。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

中川 大輝

独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン
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