未経験から12週間で自社開発エンジニアに転職成功！元ホテルマンのプログラミング学習法

4年間 シンガポールにてホテルマンとして勤務。「どこでも働けるスキルを身につけたい」という想いから、日本へ帰国してプログラミング学習を始め、わずか12週間でJava資格silver取得を果たした山下さん。

地元長野にて、取得した資格を活かせる自社開発のエンジニアとして転職も成功されています。

今回は、そんなSAMURAI ENGINEER卒業生の山下さんに、未経験から資格取得までの経緯をインタビューさせていただきました。

このような不安や疑問は、本記事を読めば解消できます。

選んだコース（受講期間）	オーダーメイドコース（12週間）
受講期間中に学んだこと	・Javaの資格取得

きっかけは「どこでも働けるスキル」を身につけたいと思ったこと

──プログラミングを仕事にしたいと思ったきっかけを教えてください。

山下さん：私がシンガポールに行って3年目の時、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めました。海外からのお客様も来られなくなり、現地に住むお客様のみの対応になったことで、仕事がどんどんルーティン化していったんです。

このままずっと続けるべきなのか思い悩んでいる最中に、同僚が２年ごとの契約を更新をしてもらえず強制送還されてしまった出来事が引き金で、スキルを身につけて人材価値を高めたいと思うようになりました。

私は元々海外で働きたいと思っていたので、どこでも働けてフリーランスとしての市場価値が高い「エンジニア」になることを志しました。

──その時に持っていた目標は何ですか？

山下さん：まずスキルを一日でも早く身につけたいと思っていたので、最初の2〜3年はたくさんコーディングして経験を積みたいと思いました。

そしてゆくゆくは、ディレクターの役割を務められるようになり、将来的にはフリーランスでお仕事できたらいいという目標がありました。

──キャリアチェンジに不安は感じませんでしたか？

山下さん：不安はなかったです。7年間サービス業に従事し「海外で働く」という長年の夢を叶えて数年経ったとき「サービス業はやり切った」と思えたんです。いざ仕事を変えようと考えると「もっと市場価値の高い仕事に従事したい」という気持ちが高まり、新たな挑戦に胸を膨らませていました。

スキルを身につけられれば自分の市場価値はもっと高くなるとわかっていたし、エンジニアになれれば、自分が頑張った分だけ給料を上げられると思っていました。そのため、不安というより「これから楽しみだな」という気持ちでキャリアチェンジをしました。

英語に関してもそうでしたが、興味のあることに対しては惜しみなく学ぶ努力ができる性格なので、今回のキャリアチェンジも「絶対にやり切るぞ」という思いが大きく不安はなかったです。

──エンジニア以外の職業も候補に上がっていましたか？

山下さん：デザイナーや服飾系のデザイナーも興味があり、少し勉強してみましたが「違う」と感じました。

その他にも漠然と弁護士や税理士、英語教師などを検討しましたが、勉強量やかかる時間を考慮するとエンジニアになるのが一番理想的でした。

希望の資格取得コースがあったためスクールに通うことを決意

──スクール選びはどのようにされたのですか？

山下さん：IT業界のことが右も左もわからなかったため、 まず3月にカウンセリング予約をしました。無料スクールも含めて5校ほどカウンセリングを受けたと思います。

スクールに入るかどうかはもちろんですが、その他にも人生相談のように不安に思うことを色々相談しました。

特に、料金やカリキュラム面はスクールによって異なるので、非常に迷いましたね。

またスクール卒業後の転職に関しても、地元の長野では就職サポートが受けられないスクールが多かったり、無料スクールは東京で就職することが条件だったり、地元を離れないといけない選択肢も多かったです。

──SAMURAI ENGINEERに入学した決め手は何でしたか？

佐藤さん：コンサルタントと話をした時には、SAMURAI ENGINEERと他のもう一校で悩んでいました。

金額は同じぐらいでしたが、最初のカウンセリングを受けた際に、コンサルタントが親身になって私に合うコースを教えてくれたのがとてもありがたかったです。資格もとれるし割引も適応してくれるとのことで、SAMURAI ENGINEERに決めました。

企業への転職を考えていたので、資格があるだけで企業からの評価が高いとコンサルタントにアドバイスをいただき、とても納得したのを覚えています。

また、学びたい期間が３か月と限られていたため、コンサルタントが「このコースがコスパが良い」「資格取得に注力できる」とアドバイスしてくれたことも大きな決め手でした。

──実際に受講してみて、SAMURAI ENGINEERで良かったところは何ですか？

山下さん：インストラクターは粘り強く教えてくれる人で、自分に合っていて学びやすかったです。キャリアコンサルタントは、企業選びの際に「スタートアップや創立年数の短い企業は注意したほうがいい」とアドバイスをくれました。

それまでは「スタートアップ企業もいいかな」と思っていました。しかし、従業員30名以下は充分な人材を育成に回してもらえない可能性があると教えてくれて、企業選びの考え方が変わりました。アドバイスがなければ迷っていたと思うので、よかったです。

このようにSAMURAI ENGINEERなら、コンサルタント・インストラクター・キャリアコンサルタントがそれぞれの視点から的確なアドバイスをくれるので、スクール選びも学習も転職活動も尻込みせず自分らしく進められました。

コンサルタントとインストラクターからは、「未経験だからと尻込みや遠慮をしないで」「失うものは何もないので、経験者採用でも自身の求める条件が揃う会社にはどんどん応募しよう。もし書類が通ったら最高です」と背中を押してもらえたことが、とても励みになりました。

自信もなく不安でいっぱいの就職活動でしたが、お二人のアドバイス通りに挑戦した結果、経験者採用の求人４社から面接の連絡をもらえました。

12週間でJava資格silver取得！

──Java silverの資格に一発合格！受かる自覚はありましたか？

山下さん：一生懸命頑張ってきたし、自分を信じるしかないと思っていました。

でも毎日不安で、本当に自信がなかったです。離職していたので毎日5~7時間は学習しているのに、「なぜこんなにわからないのか」と落ち込んでしまう時期もありましたね。

そんな時は、インストラクターに色々質問しました。最初のうちは色々聞いて申し訳ない気持ちがあったのですが、キチンと理解するにはそんなことを言っている場合ではないと思うようになりました。

休みの日もわからない点を自分なりに解釈してインストラクターに質問し、解釈が間違っていればレッスンで再度教えてもらった形です。

一人のインストラクターがマンツーマンでずっとついてくれるので、コミュニケーションも慣れていき、質問や何度も教えていただくことを恥ずかしがらず追求できたのは大きかったと思います。

わずか12週間で資格取得ができた秘訣とは？

──わずか12週間でJava資格silverを取得されましたが、勉強法に何か秘訣はあるのですか？

山下さん：学習開始から1週間くらいの時に、全然理解できずに焦りを感じていたのですが、学び続ければ大丈夫だと思い毎日一生懸命勉強しました。

ところが、総仕上げの問題を解いた際に、正答率が50%という結果になってしまったんです。学び続ければ大丈夫だと勉強を続けてきたのに、なぜできなかったのか落ち込んでしまいました。

するとインストラクターに、Java silverは 数字は変わるものの問題集からそのままの形式で出題されると教えてもらったんです。それなら、この問題集をマスターすれば大丈夫だと思って学習を継続し、総合問題に移行したあたりで正答率もどんどん上がってきました。

──問題集をしっかりマスターするのには、どのような方法で勉強されたのですか？

山下さん：とにかく、問題集を何度も何度も繰り返し解いて勉強しました。実は10年前くらいに英語の学習をしていた時も、まずはベーシックをひたすら覚えて、それから応用篇に入るという方法で学習していたんです。

内容や難易度は違えど、徹底的にわかるまで学習すれば大丈夫だというのは、英語でもプログラミングでも同じですね。その経験から根気よくコツコツ取り組めたことが、結果的に短期間での資格取得につながったのだと思いました。

地元長野で資格を活かした転職に見事成功！

──転職も希望通りに成功していますが、実際何社くらい応募しましたか？

山下さん：だいたい15社くらいだと思います。

dodaやマイナビ、キャリアカウンセラーからの紹介で求人を送ってもらいましたが、SAMURAIのコンサルタントからアドバイスをもらったように、経験者採用の企業にも応募するようにしていました。最終的に面接に進めたのは７社ですね。

──未経験で初めて７社面接に進めるのはとてもすごいことですが、何が決め手でしたか？

山下さん：やはり、Java silverの資格取得を高く評価してくれたと思います。

この資格は、Javaのプログラマーを2~3年やっているエンジニアがやっと取れる資格です。未経験で、しかも12週間で取得するのは本当にすごいと担当者から褒められました。

──結果、内定は何社取れたのですか？

山下さん：正社員の派遣SESの3社も含めると、合計5社です。希望していた開発職としての内定は2社でしたが、自社開発での仕事がしたいと考えていたため、そのうち1社に転職を決めました。

──希望していた長野で、未経験から自社開発のエンジニアに転職するとは本当にすごいことですね。
　ちなみに入社を決めたのはどんな企業なのですか？

山下さん：私も後から知ったのですが、長野県内で一位二位を争うメーカーで、従業員数は5000名ほどの会社です。

主にシステム開発を行う部署に配属となりました。未経験なのにシステムエンジニアとして働けることになり、とても嬉しく思います。

──その会社に入社しようと思った理由はありますか？

山下さん：他の企業と比べて、面接対応をする方の人柄がとてもよく安心できたのと、待遇がすごく良いのです。

未経験だと平均して年収が250〜300万くらいだと思いますが、この企業は「技術に対して給料を支払う」という考え方から、年収も平均以上でした。ホテルでの仕事を続けていたら、ここまでの給料アップはなかったと思います。

残業もなく、年間休日も土日祝日で124日です。育児休暇なども取得しやすい環境になっていて、女性も働きやすいように配慮されています。

研修も充実していて、最初の2日間は事業や仕事内容を学びました。その後はOJTデータベースの知識も必要なので、特別にトレーニングもしてくれるそうです。

面接の時、資格取得して基礎知識はあるものの、実際のコーディング経験はないので練習が必要だと伝えました。その上で内定をもらっているので、私としても企業としても技術レベルの認識相違はなく、スムーズに進んでいると思います。

──今後のキャリアプランはどのように考えていますか？

山下さん：長く働くのが希望ですが、再び海外で働きたいという気持ちも強く残っています。それに、年齢的に結婚や子供が欲しい気持ちもあるので、まだ具体的にはわからないです。

やらない後悔よりやる後悔。悩んでいるなら早めに始めてみて欲しい！

──1年前の悩んでいた自分に声をかけられるとしたら、何を伝えたいですか？

山下さん：トライしないと絶対に後悔するのでとりあえずトライしてほしいし、努力すれば必ず成果が出るから大丈夫だと伝えたいですね。

いつかはキャリアチェンジしなくてはいけないと感じていたので、トライするなら早いほうがいいです。いま思うと、もう一年早く帰国して勉強して、早く転職すればよかったと思います。

30歳を目前にして、結婚や子供のことなどを考えると1年がより貴重だと思ったので、早いほうがいいと皆さんに伝えたいです。現状を変えたいなら、悩む1年より勉強する１年にしたほうが良いと私は思います！