ITリテラシーの証明に役立つ資格おすすめ8選!効率的な勉強手順も紹介

資格はITリテラシーの証明や向上に効果的って聞くけど、実際どうなの?
就職や転職に役立つ資格ってあるのかな?

公式サイトなどで「ITリテラシーの向上や証明に役立つ」とわかりやすく明記されていない資格は多いため、どれを取得すべきか迷う人は多いですよね。

資格の難易度や取得にかかる費用など、詳細を確認しないまま勉強を始めれば「他の資格にすればよかった…」と後悔しかねません。

そこで、今回はITリテラシーの向上や証明に役立つおすすめの資格を、種類や難易度なども交えて紹介します。資格取得に向けた勉強手順も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、次の記事ではそもそもITリテラシーとは何なのか、その意味を種類も交え詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

ITリテラシーとは?意味や必要性、高める方法もわかりやすく解説

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

目次

資格取得はITリテラシーの証明・向上につながる

資格取得は、ITリテラシーの証明や向上につながります。就職活動や人事評価の機会で、自分が持つ知識や技能を評価されやすくなるためです。

資格取得を目指す過程で網羅的に知識やスキルを学ぶことが求められるため、自然とITリテラシーが向上します。

また、資格の取得後も「資格を有する専門家」として信頼性の維持や資格自体の失効を防ぐため、最新の技術や知識を習得し続ける必要があります。結果、学習の継続につながり、企業や業界から高い評価を受けることが可能です。

以上を踏まえ、資格取得には主に下記7つのメリットがあるといえます。

  • 一定水準の基準があると証明される
  • 知識やスキルが網羅的に身につく
  • 学習習慣が養成される
  • 資格取得者同士のネットワークが広がる
  • 学習意欲が向上する動機づけになる
  • 定期的に更新が必要
  • 就職や昇進に有利となる

資格試験を通じて自分のITスキルを磨き、業界で求められるプロフェッショナルになれるでしょう。

ITリテラシーの資格にまつわる基礎知識

ITリテラシーの資格にまつわる基礎知識

ここからは、ITリテラシーの資格を学ぶ前におさえておきたい基礎知識を3つにまとめて紹介します。

事前に資格の有効期限や難易度などを把握しておかないと、勉強にかけたリソースを無駄にしかねません。また、資格の取得後も維持・更新で予期せぬ手間がかかる可能性もあります。

基礎知識をしっかり身につけて、効率よく学習を進めましょう。

資格の種類

資格には国家資格、公的資格、民間資格(ベンダー資格)の3種類があります。

種類発行元難易度資格例
国家資格基本情報技術者試験
公的資格国/地方自治体/公益法人中*情報処理安全確保支援士試験
民間資格
(ベンダー資格)
民間企業低*ITパスポートIC3ドットコムマスターP検(ICTプロフィシエンシー検定試験)日商PC検定試験J検(情報検定)マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)Word文書処理技能認定試験

*需要・供給バランスによっては高くなる場合あり

国家資格は、法律に基づいて定められた公的な資格です。その分野で一定以上の知識や技術を持っていることが証明されます。

公的資格は国や地方自治体、公益法人などが発行する公的な資格で、一定の基準を満たした者に対して発行されます。

民間資格は企業が主催する資格です。企業が提供する製品やサービスに関する知識や技術を証明でき、その企業に対するスキルを示せます。

難易度は国家資格、公的資格、民間資格(ベンダー資格)の順に高い傾向ですが、資格の種類や需要と供給のバランスによって変わります。

資格の有効期限

ITリテラシー資格の有効期限は資格によって異なり、一部の資格は定期的な更新が必要です。

例えば、CompTIA A+CCNAは3年間の有効期限があります。そのため、継続教育プログラムや上位資格取得により更新が可能です。有効期限が設定されている資格は、最新の技術や知識を維持することが求められます。

資格名有効期限更新方法
CompTIA A+3年継続教育プログラムでポイント獲得
Cisco Certified
Network
Associate(CCNA)
3年同等または上位レベルのCisco資格取得
Microsoft Certified
Solutions
Associate(MCSA)
特定の期限なし新しいバージョンの資格取得(推奨)
Project
Management
Professional(PMP)
3年継続教育プログラムでポイント獲得

有効期限の有無を事前に確認することにより、下記の3つの利点があります。

  • 資格取得後の継続的な学習計画を立てやすくなる
  • 自分のキャリア目標に合った資格を選べる
  • 更新が必要な資格を維持するためのコストや労力を把握できる

一方、有効期限を確認しなかったことによって、下記の2つの損失が起こります。

  • 資格の価値が失われる
  • 最新の技術や知識の習得が遅れる

上記の損失は、キャリアやビジネスチャンスの損失にもつながるため、注意が必要です。有効期限の長さを考慮するかどうかは、資格取得の目的やキャリア目標によります。

例えば、短期的なスキルアップや求職活動に役立てる場合は、有効期限が短い資格でも十分な効果が得られることがあります。

一方、長期的なキャリアアップを目指す場合は、有効期限が長い資格や更新が容易な資格を選ぶことが望ましいです。

しかし有効期限の確認不足で期限が切れてしまい、どうすればよいのか分からない人もいますよね。その場合は、下記3つの方法で解決できます。

  • 所定の手続きや継続教育プログラムを経て更新する
  • 上位の資格や新しい資格を取得する
  • 新しい資格や関連する資格を取得する

通常、更新のときは所定の手続きや継続教育プログラムを経て更新するのが一般的です。

しかし、上位の資格や新しい資格を取得し、期限が切れた資格より上位の資格を取ることで、自動的に下位の資格が更新されることがあります。これにより、スキルアップを続けながら資格も維持できます。

また、技術の進歩や業界の変化により古い資格が時代遅れになるケースがあるため、新しい資格や関連する資格を取得することで、最新の技術や知識を習得し、自身のITリテラシーを維持・向上させられます。

資格の難易度

ITリテラシー資格の難易度は、対象となる知識やスキルの範囲、試験内容、合格基準などによって異なります。一般的に、初級レベルの資格は基本的なIT知識やスキルを証明するもので、難易度が低いです。

一方で、中級や上級レベルの資格は専門的な知識や実践的なスキルが求められるため、難易度が高くなります。

難易度資格名説明
初級CompTIA A+ITの基礎知識や技術を証明する国際資格。PCの設定やトラブルシューティングに関する知識が必要。
中級Microsoft Certified: Azure Administrator Associateマイクロソフトのクラウドサービス、Azureの管理者を対象とした資格。Azureのリソース管理や監視、セキュリティなどの知識が必要。
中級Cisco Certified Network Associate (CCNA)シスコシステムズが認定するネットワーク技術資格。ルーターやスイッチの設定、IPアドレッシング、ネットワークトラブルシューティングなどの知識が必要。
上級AWS Certified Solutions Architect – ProfessionalAmazon Web Services(AWS)のクラウドアーキテクトを対象とした資格。複雑なシステムの設計や運用、コスト最適化などの高度な知識が必要。
上級Certified Information Systems Security Professional (CISSP)セキュリティ専門家を対象とした国際資格。セキュリティアーキテクチャ、リスク管理、アクセス制御、暗号化技術などの幅広い知識が必要。

資格によっては、複数のレベルが設定されており、スキルアップに合わせて資格を取得できます。また、事前に資格の難易度を確認することは重要です。

あらかじめ確認しておくことは、下記3つの利点があるのでおすすめです。

  • 自分のスキルレベルや目標に応じて適切な資格を選択できる
  • 過度な学習時間や労力を削減できる
  • 自分のキャリアプランに適した資格を効果的に取得できる

以上のように、事前に難易度を確認することで、効果的にITリテラシーを向上できます。

一方、確認しないことで下記のような損失が発生してしまいます。

  • 無駄な時間と労力の消費
  • 試験費用や学習時間の損失
  • そして自信喪失や学習意欲の低下

しかし、ITの知見がない初心者の場合、難易度を判断するのは容易なことではありません。では、どのような形で難易度を考慮すればよいのでしょうか?

IT初心者の人は、下記の6つの方法で難易度を判断しましょう。

  • STEP1:自分のITスキルや知識の棚卸をする
  • STEP2:基本的な初級資格から始める
  • STEP3:公式ウェブサイトや資料を参照する
  • STEP4:オンラインコミュニティやフォーラムを活用する
  • STEP5:無料の学習リソースやチュートリアルを利用する
  • STEP6:初心者向けの資格トレーニングコースを受講する

まず、自分のITスキルや知識について棚卸を行い、どのレベルからスタートすべきかを把握しましょう。

最初は、基本的なITスキルや知識をカバーする初級資格から始めることをおすすめします。

例えば、CompTIA A+Microsoft Certified: Azure Fundamentals(AZ-900) などの資格が有効です。次に、各資格の公式ウェブサイトや資料を調べることで、資格の内容や難易度に関する情報を得られます。

さらに、IT資格に関するオンラインコミュニティやフォーラムを活用することで、資格取得者や受験者からの情報やアドバイスを収集できます。これにより、難易度や対策方法についてのリアルな情報を得ることが可能です。

また、資格に関連する無料の学習リソースやチュートリアルを利用して、試験範囲や難易度について事前に学ぶことができます。これにより、自分に適した資格かどうかを判断する手助けになります。

初心者向けの資格トレーニングコースを受講することも、難易度を考慮する上で役立ちます。トレーニングコースは、資格取得に必要な知識やスキルを効率的に習得することが可能です。

これらの方法を活用して、初心者でも適切な資格の難易度を考慮し、ITリテラシー向上につなげることができます。

ITリテラシーの証明に役立つ資格おすすめ8選

ITリテラシーの資格にまつわる基礎知識をおさえたところで、ここからはITリテラシーの証明に役立つおすすめの資格を8つ紹介します。

ITパスポート試験

こんな人におすすめ
  • ITに興味がある人
  • 論理的思考が得意な人
  • 学習意欲が高い人
  • 継続的に努力できる人
  • ビジネスやマネジメントに関心がある人

ITパスポート試験は、情報技術(IT)の基本的な知識とスキルを測る日本の国家資格試験であり、ITリテラシーの向上や証明に役立ちます。

ITパスポート試験の主な分野・IT技術の基礎知識
・ソフトウェア開発
・セキュリティ
・プロジェクトマネジメント
・ITサービスマネジメント
・システム監査
・ビジネス戦略
・マネジメント
・企業法務

複数のレベルに分かれていないため、初心者に適した資格です。この資格を取得すれば、ITリテラシーを向上させるとともに、職場でのスキルや知識を証明できますよ。

公式サイトでITパスポート試験の詳細をチェックする

資格の種類国家資格
主催/認定機関情報処理推進機構(IPA)
問われる知識や技能IT技術の基礎知識、ソフトウェア開発、セキュリティ、プロジェクトマネジメント、ITサービスマネジメント、システム監査、ビジネス戦略、マネジメント、企業法務
資格の有効期限なし
取得にかかる費用7,500円(2021年度の場合)
試験日全国の試験会場によって異なる
詳細はこちら
試験の形式コンピュータベースのテスト(CBT)

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
「取得にかかる費用」には税込み価格を掲載しています。

IC3

こんな人におすすめ
  • コンピュータの基本操作に自信がない人
  • デジタルリテラシーを向上させたい人
  • ITに関連する職種に就く予定の人
  • 学習意欲が高い人
  • コンピュータスキルを証明したい人

IC3認定資格は、ITリテラシーを向上させ、証明する国際的な評価基準で、下記2つのバージョンに分かれています。

バージョン科目
グローバルスタンダード5(GS5)・コンピューティングファンダメンタルズ
・アプリケーションズ
・リビングオンライン
グローバルスタンダード6(GS6)・レベル1
・レベル2
・レベル3

初心者の人は、GS5のコンピューティングファンダメンタルズから始めるのがおすすめです。

IC3認定資格は、ITリテラシーを証明し、就職や転職に有利に働くとされています。デジタルリテラシーが求められる現代社会において、IC3認定資格は価値あるものです。

公式サイトでIC3認定資格の詳細をチェックする

資格の種類民間資格
主催/認定機関Certiport(Pearson VUEの子会社)
問われる知識や技能・グローバルスタンダード5(GS5)
コンピューティング ファンダメンタルズ
モバイル、ハードウェア、ソフトウェア、OSの知識・操作方法、クラウド、セキュリティ、トラブルシューティング
アプリケーションズ
一般的な機能、ワープロソフトの利用、表計算ソフトの利用、データベースの基本概念、プレゼンテーションソフトの利用、アプリの利用、画像の編集
リビング オンライン
インターネットの利用、一般的に使用される機能、電子メールの利用、予定の管理、ソーシャルメディア、オンラインコミュニケーション、オンライン会議、ストリーミング、デジタル社会の原則・モラル・スキル
・グローバルスタンダード6(GS6)
レベル1
テクノロジーの基礎知識、デジタル社会の一員としての責任、情報の管理、コンテンツの作成、コミュニケーション、共同作業、安全とセキュリティ、以上のデジタルリテラシーの基礎的な知識
レベル2
テクノロジーの基礎知識、デジタル社会の一員としての責任、情報の管理、コンテンツの作成、コミュニケーション、共同作業、安全とセキュリティ、以上のデジタルリテラシーの実践的な知識
レベル3
テクノロジーの基礎知識、デジタル社会の一員としての責任、情報の管理、コンテンツの作成、コミュニケーション、共同作業、安全とセキュリティ、以上のデジタルリテラシーのより高度な理解・専門的技術スキル
資格の有効期限なし
取得にかかる費用一般:1科目 5,500円、3科目一括 1万4,850円
学生:1科目 4,400円、3科目一括 1万3,200円
試験日試験センターによって異なる
詳細はこちら
試験の形式コンピュータベースのテスト(CBT)

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
「取得にかかる費用」には税込み価格を掲載しています。

ドットコムマスター

こんな人におすすめ
  • インターネットの利用方法を学びたい人
  • ウェブ技術の知識を身につけたい人
  • ウェブサイト制作に興味がある人
  • インターネットビジネスに関心がある人
  • デジタルリテラシーを高めたい人

ドットコムマスターは、下記2つのレベルに分かれる民間資格です。

  • ドットコムマスターベーシック
  • ドットコムマスターアドバンス

それぞれのレベルを取得することで、コンピュータスキルの向上や証明が可能です。

初心者の人であれば、基本レベルであるドットコムマスターベーシックから始めることをおすすめします。次にドットコムマスターアドバンスを目指すことにより、自身のITリテラシーが向上し、職場や学習環境でのパフォーマンスも向上するでしょう。

ドットコムマスターは、ITスキルの習得と証明に役立つ資格です。

公式サイトでドットコムマスターの詳細をチェックする

資格の種類民間資格
主催/認定機関日本インターネットマスター協会
問われる知識や技能・ドットコムマスターベーシック
インターネットの利用、情報機器の使いこなし、インターネット利用のための技術とモラル、インターネットをとりまく法律
・ドットコムマスターアドバンス
インターネットの仕組みと関連技術、インターネット接続の設定とトラブル対処、セキュリティ、サービスの利用と法律
資格の有効期限なし
取得にかかる費用ドットコムマスターベーシック:4,400円
ドットコムマスターアドバンス:8,800円
試験日随時受付。
選択する受験方法(テストセンター受検、インターネット受検、オンラインテストセンター受検)によって異なる。
詳細はこちら
試験の形式コンピュータベースのテスト(CBT)

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
「取得にかかる費用」には税込み価格を掲載しています。

P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)

こんな人におすすめ
  • パソコン操作スキルを向上させたい人
  • ビジネスシーンで役立つスキルを身につけたい人
  • 自分のパソコンスキルを証明したい人
  • IT関連の仕事に就きたい人
  • スキルアップを目指す人

P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)は、ビジネスシーンで役立つパソコンスキルを証明する国内評価基準の民間資格です。取得することで、ITリテラシーの向上や証明につながります。

1〜5級に分けられるP検。初心者の人には5級がおすすめです。5級では、パソコンの基本操作や、一般的なアプリケーション(ワードプロセッサ、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなど)の基本的な使い方を学びます。

P検を取得することで、自分のスキルを客観的に評価し、就職や転職に有利に活用できます。

公式サイトでP検の詳細をチェックする

資格の種類民間資格
主催/認定機関情報処理推進機構(IPA)
問われる知識や技能・P検
1級:情報セキュリティ管理、企業内ネットワーク構築、業務プロセス改善、ICTを活用した問題解決
2級:コンピューター知識、情報通信ネットワーク、情報モラルと情報セキュリティ、ICTを活用した問題解決、プレゼンテーション、ワープロ、表計算
準2級:コンピューター知識、情報通信ネットワーク、情報モラルと情報セキュリティ、ICTを活用した問題解決、ワープロ、表計算
3級:コンピューター知識、情報通信ネットワーク、情報モラルと情報セキュリティ、ICTを活用した問題解決、ワープロ、表計算
4級:コンピューター知識、情報通信ネットワーク、情報モラルと情報セキュリティ、ICTを活用した問題解決、ワープロ、表計算
5級:コンピューター知識、情報通信ネットワーク、情報モラルと情報セキュリティ
※公式サイトからWEB受験
・P検アプリ
準2級・3級・4級:ワープロ、表計算の単独の実技テスト
資格の有効期限なし
取得にかかる費用一般
・P検
1級 1万円
2級 6,220円
準2級 5,200円
3級 5,200円
4級 3,060円
5級 無料
・P検アプリ
準2級 1,000円
3級 1,000円
4級 1,000円
学生
・P検
1級 なし
2級 4,180円
準2級 2,550円
3級 2,040円
4級 1,530円
5級 無料
・P検アプリ
準2級 200円
3級  200円
4級  200円
試験日試験会場によって異なる
詳細はこちら
試験の形式コンピュータベースのテスト(CBT)

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
「取得にかかる費用」には税込み価格を掲載しています。

日商PC検定試験

こんな人におすすめ
  • パソコン操作の基本を身に付けたい人
  • デジタルリテラシーを向上させたい人
  • ITに関連する職種に就く予定の人
  • 学習意欲が高い人
  • コンピュータスキルを証明したい人

日商PC検定試験は、ITリテラシーの向上と証明を目的とした国内で広く認知された資格試験です。基本的なパソコン操作や情報処理能力を身に付けることができ、各種ビジネスシーンで活用できます。

試験は1級〜3級のレベルに分かれており、初心者の人は3級から取得するのがおすすめです。

日商PC検定試験を取得することで、ITリテラシーを証明し、就職や転職に有利に働くとされています。デジタルリテラシーが求められる現代社会において、日商PC検定試験は価値ある資格です。

公式サイトで日商PC検定試験の詳細をチェックする

資格の種類民間資格
主催/認定機関日本商工会議所
問われる知識や技能1級:高度なパソコン操作・情報処理能力
2級:ビジネスで活用できるパソコン操作・情報処理能力
3級:基本的なパソコン操作・情報処理能力
資格の有効期限3年
取得にかかる費用3級:5,240円
2級:7,330円
1級:1万480円
試験日毎月第3金曜日
試験の形式コンピュータベースのテスト(CBT)

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
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J検(情報検定)

こんな人におすすめ
  • コンピュータの基本操作に自信がない人
  • デジタルリテラシーを向上させたい人
  • ITに関連する職種に就く予定の人
  • 学習意欲が高い人
  • コンピュータスキルを証明したい人

J検(情報検定)は、ITリテラシーやコンピュータスキルを証明・向上させる日本の民間資格です。

初心者から上級者まで幅広い層を対象としており、ITリテラシーの向上や証明に役立ちます。現代社会で求められるデジタルリテラシーを身につけられるため、多くの人におすすめの資格です。

試験は1〜3級の3つのレベルがあり、自分のスキルに応じて挑戦でき、情報活用能力を証明することで就職や転職活動に有利にはたらきます。

初心者の人は、最も基本的なレベルである情報活用試験3級から取得するのが良いでしょう。3級から学ぶことで、コンピュータの基本操作やインターネットの利用方法など、ITリテラシーの基礎を身につけられます。

公式サイトでJ検の詳細をチェックする

資格の種類民間資格
主催/認定機関一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団
問われる知識や技能情報活用試験
・3級:情報表現と処理手順、パソコンの基礎、インターネットの基礎、インターネットの利用、情報機器の基本操作、情報社会とコンピュータ、情報モラル
・2級:経営戦略とシステム戦略、プロジェクトマネジメント、データ構造と情報表現、問題解決処理手順、パソコンの基礎、インターネットの基礎、アプリケーションソフトの利用
・1級:情報システム試験:基本スキル、プログラミングスキル、システムデザインスキル、情報デザイン試験:情報デザインの考え方、情報の収集と整理、問題の解決と発想、情報の構造化と表現、情報の伝達と評価
資格の有効期限なし
取得にかかる費用・情報活用試験
3級 3,000円、2級 4,000円、1級 4,500円
・情報システム試験
基本スキル 3,500円、プログラミングスキル 3,000円、システムデザインスキル 3,000円
・情報デザイン試験:初級 4,000円、上級 4,500円
試験日・情報活用試験(すべて日曜日)
前期 令和5年 6/18
後期 令和5年 12/17
・情報システム試験
前期 令和5年 9/10
後期 令和6年 2/11
(CBT方式 令和5年 4/1~令和6年 3/25で随時)
試験の形式PBT方式(ペーパー方式)、CBT方式から選択

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
「取得にかかる費用」には税込み価格を掲載しています。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

こんな人におすすめ
  • マイクロソフトOffice製品のスキルを向上させたい人
  • デジタルリテラシーを向上させ、証明したい人
  • オフィス業務を効率化したい人
  • ITに関連する職種に就く予定の人
  • 学習意欲が高い人
  • マイクロソフトオフィススキルを証明したい人

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)認定資格は、マイクロソフトOffice製品のスキルを証明する国際的な評価基準の民間資格です。ITリテラシーの向上や証明につながります。

MOS認定資格は、初心者から上級者向けのレベルまで幅広く対象としており、初心者はまずMOSの基本レベルから取得するのがおすすめです。

MOS認定資格は国際的な評価基準に基づく民間資格のため、就職や転職時に役立ちます。

公式サイトでMOS認定資格の詳細をチェックする

資格の種類民間資格
主催/認定機関Microsoft
問われる知識や技能MOS Word、MOS Excel、MOS PowerPoint、MOS Access、MOS Outlook、MOS Word Expert、MOS Excel Expert、MOS Access Expert
資格の有効期限なし
取得にかかる費用一般:1万780円、Expert 1万2,980円
学生:8,580円、Expert 1万780円
試験日全国一斉試験(すべて日曜日)
1/15、2/12、2/26、3/12、3/26、4/9、5/14、6/11、7/23、8/13、9/10、10/8、11/12、12/10
随時試験:毎日
試験の形式コンピュータベースのテスト(CBT)

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
「取得にかかる費用」には税込み価格を掲載しています。

Word文書処理技能認定試験

こんな人におすすめ
  • Wordを使った文書作成スキルを向上させたい人
  • 文書作成能力を証明したい人
  • オフィスワークに関連する職種に就く予定の人
  • 学習意欲が高い人
  • 職場でのスキルアップを目指す人

Word文書処理技能認定試験は、Microsoft Wordを使った文書作成や編集のスキルを証明する民間資格です。取得を通じて、ビジネスや学術の場で求められるWordのスキルを身につけられます。

試験は1級〜3級のレベルに分かれており、初心者向けの3級からスタートするのがおすすめです。

Word文書処理技能認定試験の取得により、ITリテラシーを証明し、就職や転職に有利に働くことが期待されます。

公式サイトでWord文書処理技能認定試験の詳細をチェックする

資格の種類民間資格
主催/認定機関サーティファイ
問われる知識や技能3級、2級、1級
資格の有効期限なし
取得にかかる費用3級:5,900円
2級:7,000円
1級:8,100円
試験日随時試験(オンライン):試験会場によって異なる
詳細はこちら
公開試験:2023/7/16、2024/1/28(すべて日曜日)
試験の形式コンピュータベースのテスト(CBT)

2023年4月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
「取得にかかる費用」には税込み価格を掲載しています。

効率よくITリテラシーの資格取得が目指せる勉強手順

ITリテラシーの資格取得を目指す際、下記の手順で独学を行うと効果的です。

  • 1.目標設定
  • 2.教材選定
  • 3.学習計画の立案
  • 4.基本理解
  • 5.過去問題の活用
  • 6.自己評価と弱点克服
  • 7.定期的な復習
  • 8.試験対策
  • 9.試験当日の準備
  • 10.試験後の振り返り

最初に、取得したい資格を明確にし、試験の範囲と内容を把握します。その後、適切な教材を選び、資格試験までの期間を考慮した学習計画を立てましょう。

試験範囲の基本的な概念や用語を理解したら、過去問題を解いて試験の傾向や出題形式に慣れていきます。自己評価を行い、弱点を特定して克服することも重要です。また、定期的な復習で知識の定着を図ります。

試験直前には、試験日程や会場、持ち物などの確認を行いましょう。試験当日は、十分な睡眠とリラックスした状態で臨みます。試験後には、振り返りを行って次回の試験や資格取得に活かします。

上記はITリテラシー資格に限らず、他の資格試験においても効率よく合格が目指せる学習手順です。過去問題やテストを活用しながら、自分の学習スタイルにあわせ資格取得に向けた勉強を進めましょう。

挫折なくITリテラシーの資格取得を目指すなら

これからITリテラシーの資格取得に向け、勉強を始めようとしている人のなかには

独学で取得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…

と不安な人もいますよね。

いざ独学でITリテラシーを学び始めても、勉強の最中に挫折してしまうこともあります。「ITリテラシーの知識を身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」と資格の取得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、IT企業への就職や転職、社内での昇給を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そのため、1人でITリテラシーの資格を取得できるか不安な人は、数千円の費用をかけてでも適時質問できる有料の学習サイトを活用しながら勉強を進めるのが賢明といえます。

そこで、おすすめしたいのが「侍テラコヤ」です。

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まとめ

今回は、ITリテラシーの向上や証明に役立つおすすめの資格を、種類や難易度なども交えて紹介しました。ITリテラシーの資格は知識やスキルが身につくだけでなく、就職や昇進に有利となります。

また、資格の種類は初心者から上級者まで難易度が幅広いので、徐々にステップアップを目指せます。資格取得を検討中の人は、各主催・認定機関へ相談してくださいね。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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