Java Silverが「意味ない」って噂は本当?
Java Silverを取得すべきかはどう判断したらいいんだろう…
プログラミング言語「Java」の知識・スキルを証明するため「Java Silver」の取得を考える人は多くいます。しかし、Java Silverは「意味ない」という噂を聞き、不安を抱える人も多いですよね。
そこで、本記事ではJava Silverが「意味ない」といわれる理由を、合格者の口コミも交えて解説します。取得にかかる費用や勉強時間などから資格を取る費用対効果もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
なお、次の記事ではそもそもJava Silverとはどんな資格なのか、その特徴を取得するメリットや難易度も交えて紹介しているので良ければ参考にしてください。
→ Java Silverとは?取得するメリットや難易度、勉強方法も紹介
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
Java Silverの取得はスキルの証明や昇給につながる
結論として、Java Silverの取得が「意味ない」ということはありません。Java Silverの取得は、スキルの証明や昇給につながります。
Java Silverを認定する米Oracle社は、Javaの開発権利を保有している世界的な大企業です。そのためJava Silverは信頼性の高い資格として、海外でも通用すると言われています。
また日本のIT求人を見ても、Java Silverを応募や昇給の条件とするIT企業は多いです。求人検索エンジン「indeed」で「Java Silver」と検索すると、2023年4月時点で2,500件を超える求人がヒットします。
Java Silverを取得すれば、市場価値が高いJavaスキルを客観的に証明することが可能です。結果として、求職活動・案件獲得が有利になるだけでなく、就職後にも昇給や報奨金といった恩恵を受けやすくなります。
このようにJava Silverを取得することには、大いに意味があるといえます。Javaを仕事で活かすのであれば、Java Silverの取得を積極的に考えましょう。
Java Silverが「意味ない」といわれる理由
JavaエンジニアにとってJava Silverは魅力的な資格ですが、一方で「意味ない」という声もあります。ここでは、Java Silverが「意味ない」といわれる理由を、発言者の声から探っていきましょう。
次の口コミは、「フリーランスだと意味ない」といった旨の主張です。確かに、会社員のような昇給や報奨金の恩恵がない分、フリーランスのほうがJava Silverを取得するメリットは少ないでしょう。
また次の口コミは、「Javaを使わない職場だと意味ない」といった旨の主張です。確かに、そもそもJavaを使わないのであれば、Javaスキルを証明できたとしても効果は薄いでしょう。
このように、Java Silverが「意味ない」という声の多くは「万人に必要な資格ではない」というニュアンスが強いものです。しかしどの資格であっても、人によっては必要性が薄れてしまうのは致し方ありません。
Java Silverが「意味ない」という声を気にするよりも、自分基準で取得すべきかどうかで判断することが大切です。
Java Silverを取得すべき人の特徴
Java Silverが「意味ない」ということはないものの、必要性は人によって異なります。とはいえ、自分がJava Silverを取得すべきなのか、判断が難しい人も多いですよね。
そこで、ここからはJava Silverを取得すべき人の特徴を2つにまとめて紹介します。
実務未経験で就職・転職を目指している人
Java Silverは「実務未経験だけど、Javaを活かせるIT企業に就職・転職したい」という人に効果的です。
スキルがものを言うIT業界の就職・転職では、いかにして自分のスキルを証明するかが重要といえます。しかし実務未経験だと、スキルを判断しやすい経験や実績がないため、経験者と比べて不利になりやすいのです。
その点、Java SilverがあればJavaスキルを明確にアピールでき、実務未経験という不利をカバーできます。実際、SNSでも「資格の取得によって選考が有利になる」といった口コミが見受けられました。
また、次のようにJava Silverを応募の必須条件・歓迎条件としているIT求人も少なくありません。Java Silverを取得することで募集できるIT求人が増え、就職・転職のチャンスが広がるでしょう。
Javaを活かせる職場で働きたい実務未経験の人には、Java Silverは向いている資格といえます。
報奨金制度や資格手当のある会社で働いている人
職場で普段からJavaを使用している人は、自社の報奨金制度や資格手当をチェックしましょう。報奨金制度や資格手当にJava Silverが含まれているなら、資格取得を目指すメリットはとても大きいためです。
たとえば、Java Silverの合格で10万円という高額な報奨金をもらえるIT求人もあります。
また次のIT求人だと、Java Silver取得者には月額7,000円もの資格手当が発生します。年間にして8万4,000円も収入が増えるのは、かなり大きいですよね。
実際、「Java Silverの取得によって報奨金や資格手当をもらえた」といった口コミも多くありました。
報奨金制度や資格手当の恩恵を受けられる会社で働いている人には、Java Silverはとても魅力的な資格です。
Java SilverにまつわるFAQ
最後に、Java Silverへ「よくある質問」に回答します。
受験料はいくらかかるの?
2023年4月時点でのJava Silverの受験料は3万7,730円(税込み)です。
Java Silverの受験料は決して安くありませんが、前述した「Java Silverを取得すべき人」であれば、取得を目指す価値は十分あります。
実務未経験だと書類選考で落とされることもあり、求職活動で苦戦する人が少なくありません。たとえJavaのスキルがあっても、アピールが上手くできないと内定を勝ち取るまでにかなりの時間を費やすことに。
しかしJava Silverを取得すれば、前述の口コミにもあったように選考を通過できる可能性がアップします。結果として、内定を獲得するまでの時間を短縮できる可能性は高いでしょう。
「時は金なり」という言葉があるように、時間もお金と同じく価値のあるものです。Java Silverで就職・転職までの時間を短縮できるメリットは大きく、受験料はかかるとしても取得を目指す価値はあります。
プログラミング未経験でも取得できる?
プログラミング未経験でもJava Silverの取得は可能です。
実務経験や前提資格がなくてもJava Silverは受験できるため、試験対策さえ正しく行えれば未経験の人でも合格を狙えます。実際、未経験でJava Silverに合格した人の口コミはSNSでも数多く見受けられました。
ただし、Javaは習得難易度の高いプログラミング言語のため、独学で挫折する人が少なくありません。独学でJava Silverの取得を目指すなら、正しい方法で気を抜かずに勉強を進めましょう。
なお、次の記事ではJava Silverを未経験から独学で取得するための勉強方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
内部リンク予定:新規_javasilver勉強方法(未経験から独学でJava Silver取得を目指す勉強手順を解説しているため)
試験の合格に必要な勉強時間の目安はどのくらい?
プログラミング未経験からJava Silverの取得を目指す場合、勉強時間として100~200時間ほどは必要でしょう。もちろん、勉強方法や個人の適性によっても変わってくるため、目安として参考にしてください。
たとえば、Java以外のプログラミングを経験している人だと、約70時間で取得できた前例があります。
反対に「プログラミングとは?」という完全未経験の人だと、取得に約283時間かかる場合もあるようです。
また、学習期間も人によって変わりますが、1~2ヶ月程度で取得できるケースが多く見受けられました。
Java Silverは受験日の自由度が高く、準備さえできれば素早く受験が可能です。就職・転職が上手くいかず何ヶ月も浪費するよりは、Java Silverを取得して求職活動をスムーズに進めるほうが有意義でしょう。
まとめ
今回は、Java Silverが「意味ない」といわれる理由を、合格者の口コミも交えて解説しました。
Java Silverを取得すれば客観的にJavaスキルを証明でき、就職・転職の成功がぐっと近づきます。また、就職・転職後も資格手当などの恩恵を受けられる場合があるため、「意味ない」ということはありません。
特に、Javaを活かせる職場で働きたい実務未経験の人には、Java Silverの資格がおすすめです。ただしJavaは習得難易度が高く、独学だと挫折するリスクが高いため、プログラミングスクールの利用も考えましょう。
Twitterより引用