「業務自動化」を知り、プログラミングに興味を抱いたあやのさん。はじめは独学でプログラミングの習得に挑戦したものの、限界を感じてSAMURAI ENGINEERに入校。オーダーメイドコースで48週間の受講を経て、医療系IT企業への転職を果たしました。
今回は、SAMURAI ENGINEER卒業生のあやのさんに、プログラミング初心者からWebマーケティング職として活躍するまでの道のりについてインタビューさせていただきました。
選んだコース(受講期間) | オーダーメイドコース(48週間) |
学んだ言語/フレームワーク | HTML/CSS、JavaScript、Python、Django、SwiftUI、Wordpress、Shopify |
受講期間中に学んだこと | ・Djangoを用いたサイト制作 ・Pythonを用いたスクレイピング ・Pythonを用いた機械学習 ・SwiftUIを用いたiPhoneアプリの開発 ・WordPress/Shopifyの構築 |
アナログ業務をどうにかしたい!ふと手にした本がきっかけに
──プログラミングに興味を抱いたきっかけを教えてください。
あやのさん:書店で業務自動化の本を見つけたことがきっかけです。当時は製薬会社で営業をしていたのですが、IT化が遅れている業界で、無駄な作業が多いと日々感じていました。顧客情報をコピペして送信したり、メールの顧客情報も手入力をしたり、定型文でも1つひとつメール作成したり…。
そのようなときに業務自動化を知り、プログラミングが習得できたら業務も楽になるのではないかと思ってまずは独学していました。
──スクールに入校しようと考えたのはどうしてですか?
あやのさん:独学での習得に限界を感じたからです。Progateを使用して学習を始めたのですが、正直まったく意味がわかりませんでした。そもそもプログラミングが何かも理解できていなかったので、出題されるクイズを解いてみても、実用化のイメージができずに結局2ヵ月で挫折してしまいました。
ただ、業務自動化は気になっていたので、今度はスクールで学んでみようと思ったのが入学のきっかけです。
やるからには後悔をしたくない!一念発起して学習をスタート
──数あるスクールの中からSAMURAIに決めた理由を教えてください。
あやのさん:話を聞いた際、一番具体的にプログラミングをイメージできたことが理由です。プログラミング言語に種類があることさえ知らない状態でしたが「プログラミングはこういうことができます」「あなたがしたいことは何ですか?」と初心者の私に寄り添った対応をしてくださいました。
私がやりたいことをお伝えしたところ、「まずPythonを学んだら効率化ができますよ」「ほかにもこういう選択肢がありますよ」と解決策まで考えてくださり、迷う理由はありませんでしたね。
──どうして48週間という長いコースを選択したのでしょうか。
あやのさん:やると決めたからには中途半端に終わりたくないと思ったからです。相談した際、「まずはPythonを学んでみて、嫌になったり、期間が残ったりしてもあやのさんに合ったものを選択していい」と教えていただきました。後悔する可能性を減らすことができて、かつ自由度が高いのならと48週間のコースを選択しました。
あやのさんはとにかくプログラミングへの学習意欲が大変高いことが印象的でした。若いのに「もっとよくできる」という解決思考と、行動力が素晴らしいと感じました。そのため、短期間で行える単発の業務改善だけではなく、ロングコースであればフレームワークを使い1からオリジナルアプリ制作やその作り込みなどをで行うことができることをご提案させていただきました。
──受講料に関しては、どのように折り合いをつけたのですか?
あやのさん:正直かなり高い金額でしたが、自分をその分追い込みましたね。「100万円かけたから絶対に挫折しない」と。私は「100万円」と見えるところに書いておいて、かけた金額を忘れないようにしていました。定期的に初心に帰ることができたので、諦めずに続けられた理由の1つかもしれません。
100万円は高い金額ですが、26歳の今から定年まで約50年あると考えると、十分元が取れる金額だと思いました。スキルが習得できれば副業もできますし、長い目で見たら100万円はそんなに高いものでもないかなと、冷静に考えて折り合いをつけました。
「何がわからないかもわからない」から改善点の提案ができるまでに!
──入学してからのカリキュラムや48週間受講した感想を教えてください。
あやのさん:まず、1ヶ月弱くらいで、HTML・CSSを学びました。そのあとPythonを学びつつ、Djangoでサイト作りをしました。3ヶ月目からはスクレイピングを学ぶと同時に、自分の作りたいサイトを考えてサイトを1つ作り始めました。
5ヶ月目からSwiftUIを使い、iPhoneアプリ作成も一緒に勉強しました。そのあとWordPressとShopifyの構築もやり、半年くらいになって1つ作品ができました。8ヶ月目から12ヶ月まではPythonを用いた機械学習をしていましたね。
48週間の中でいろいろなことに触れられたおかげで、自分が興味のあることを見つけられました。私みたいな、プログラミングがそもそも理解できていない人は、何がわからないかもわからない状態なので。私の場合、結構早く教材を進められたので、空いた時間で興味のある学習ができたのも良かったと思う点です。
──授業のほかに満足度の高いサービスはありましたか?
あやのさん:定期的にある「受講生イベントの中での卒業生登壇」は有意義な時間でした。あとは、侍テラコヤの教材もわかりやすくて、特にWordPressはよく使用していましたね。
──スクールに入校して得られたスキルについて教えてください。
あやのさん:まず、プログラミングの知識です。営業をしていたときはエンジニアが構築した社内サービスや検索サイトをただ使用しているだけでしたが、プログラミングを学ぶことで仕組みがわかり、改善点の提案ができるようになりました。
あともう1つは、論理的思考力です。営業は答えがないので論理的に考えるよりも感情や直感で動いていた部分も多くありましたが、プログラミングの場合はそれだとエラーになります。プログラミングを学び始めてからは、エラーの理由を考えることで思考力が身につきましたし、そもそもエラーを出さないようにはどうしたらいいかということまで考えられるようになって、成長を実感しています。
必要なカリキュラムを都度入れながら、かゆいところに手が届くサイトを作成!
あやのさんは48週の受講期間でたくさんの作品を制作されました!
あやのさんが制作したポートフォリオの一部をご紹介
一番最初に作った「接待サイト」 ・接待に使いやすい飲食店かをレビューするサイト ・制作期間は1ヶ月半 | |
「コンビニスクレイピングアプリ」 ・コンビニの組み合わせを提案するサイト ・制作期間は1ヶ月半 | |
「pubmedtrans」 ・日本語で医薬品の英語論文を検索できるサイト ・制作期間は1ヶ月 | |
「プロフィールサイト」 ・自分のプロフィールをまとめたサイト ・制作期間は3週間 | |
「大人の盛り付け.com」 ・盛り付けからレシピを探せる新しいサイト ・制作期間は2ヶ月 |
あやのさんのプロフィールサイト
あやのさんの作品「大人の盛り付け.com」
料理の画像をアップロードするだけで、盛り付けのレベルを自動で判定してもらえます。
アップロードされた画像からAIが盛り付けの仕上がりを解析し、レベルを判定する仕組みです。
あやのさんのポートフォリオ制作の経緯
アイデア出しの経緯 | ①アプリ制作に繋がりそうなアイデアは、些細なことでもメモ (「こんなものがあったらいいな」や「これは使いにくいと感じた」等) ②日々の経験をもとにアイデアを出す 自分の経験や感じたことのほうが「作りたい」という思いも強く、最後までやり抜けるはず ③インストラクターに相談して決定 「メモの中から実現されていないアイデアは何か」、「アイデアを掛け合わせて新しいアプリ制作に活かせないか」という観点で話し合い |
つまずいた点 | ・HTMLやCSS、JavaScriptなどを学んだ後だったため、 技術的につまづいた点はない ・デザインに関しては知識が少なかったため難しく、 訪問者の目を引くデザイン構成に悩んだ |
工夫した点 | ・プログラマーやデザイナーのポートフォリオを100個程度見た ・主にポートフォリオ探しは「Twitter」を使用 ・「SANKOU!」というデザインがまとまったサイトも利用 |
──ポートフォリオを作成する際にどんなサポートがありましたか?
あやのさん:私についてくださったインストラクターの方はエンジニア歴が7〜8年の方だったのですが、実装したい機能を作るために必要な技術を教えていただきました。必要な技術が学べるカリキュラムも都度入れてくださっていました。教科書に載ってないことを経験で教えてくださることも、すごくうれしかったです。
実はPubmedTransは、プログラミングのことがまだ理解できていないときにアイデアを出したものです。最初はデータベースということを知らずに、一つひとつ手打ちで格納していくつもりでしたが、PDFを使えば楽に作業ができるということも教えていただきました。
そのほかにも、エンジニアが使っているQiitaの有効的な使い方を教えてくれたり、私が「こういうものを作りたい」と伝えたときに、「こういうイメージですか?」とぱっと出してくれたりしました。普段から技術を使用している方にすぐ教えてもらえるのはすごく良かったです。
──個別指導の方針について、あやのさんが感じたメリットを教えてください。
あやのさん:私に向き合ってくださり、スキル具合も定期的に見ていただけることはメリットだと思います。「前よりもできるようになりましたね」と言葉をいただけることで、意欲が上がりました。また、「このまえ悩んでいたけど、どうなった?」と気にかけてくださることもあり、自分の気付きにもつながりました。
副業志望から本業に!プログラミング学習をしたからこそできること
──もともとは副業を志望されていたあやのさんが転職をしようと考えた理由は何ですか?
あやのさん:48週間でいろいろな言語を勉強するうちに自分の興味が明確になったからです。最初、プログラミングを学んだあとは案件獲得しか選択肢がないと思っていました。そのくらい何も知らなかったので副業志望とお伝えしましたが、データ分析を知り、できるようになりたい気持ちが芽生えて転職志望に変わりました
──どうして進路をWebマーケティングにしたのでしょうか?
あやのさん:データ分析をしたいという気持ちがありましたが、統計が何かを理解できていなかったので、実務から学ぶためにWebマーケティングを第一志望にしました。一番行きたいと思った企業を最初に受けて、内定をもらえたのですぐに入社を決めました。
──順調に内定獲得ができた理由は何だと思いますか?
あやのさん:プログラミングスキルがある部分が評価されたのだと思っています。会社は医療系のIT会社なのですが、ベンチャー色が強くて、どんどん新しいものを取り入れたいという風潮です。選考では、プログラミングのポートフォリオをそのまま見せました。プログラミングを使用していろんな分析を社内で普及してほしいと言われましたし、会社が新しいスキルを求めているところにちょうど私のスキルが合致したのかなと思います。
インストラクターから次々と新しい企画案を持ってきたり、QiitaやTwitterで情報発信も積極的に行っていたと聞いておりました。プログラミングスキルももちろんですが、それに加えあやのさんが自主的に行動され、発信するそんな力も転職に成功された理由だと思います!
──ポートフォリオをまとめるblog解説やQiitaなど積極的に発信していたとのことですが、なぜそうしたのですか?
あやのさん:プログラミングを学んで間もない状況でサイトを作っていたので、他の人の反応が見たいという思いがあったからです。そして、その反応を生かして次のWeb制作に繋げたいと思っていました。
──選考ではポートフォリオが評価されたとのことですが、具体的にどんな点が評価されたと思いますか?
あやのさん:「アイデア力」と「実行力」かと思います。自分で作りたいWebサービスのアイデアを出して、エラーを経験しながらも必死に完成まで至った点を評価していただきました。
ポートフォリオの中では、主にPubmedTransを面接官に紹介したのですがが、「こういうのがあったらいいなと想像しても、実際に作ろうと思う人はあまりいないからすごい(笑)」という反応でした。
今の仕事も正解はなく、「こうしたらもっといいんじゃないか」という新たな視点でのアイデアや提案が求められているので、ポートフォリオからスキルを想像してもらえたのだと思います。
──仕事ではプログラミングスキルをどのように活かしているのですか?
あやのさん:仕事内容は、医療系のデータを分析して、その結果から課題を抽出して、お客さまに「もっとこういうことができます」と解決方法を提案をしています。
プログラミングのスキルは、お客さまだけでなく社内でも活かせていますね。業務改善を積極的に行っていて、実際スキルを活かせた事例が2つあります。1つは、Googleスプレッドシートの更新をSlackに通知できるツールを作成しました。これまでは誰かが入力をしても更新された部分がどこなのかわからない状態でしたが、Slackと連携して通知が出るようにすることで業務の効率化ができました。30分かかっていた作業が5分で終わるようになり、チームのメンバーも「すごくいいね」と活用してくれています。
もう1つは、扱えるデータを増やせるようにしました。データ分析をするときはExcelを使うのが主流でしたが、Excelで扱えないような数のデータを分析できるようにしたり、データを整形して新たなデータを生み出せるようにしました。
社内が良くなるツールアイデアがあれば出してほしいと言われていますし、ほかの人の業務にも役立つツールを作れるのはとても良い経験です。
初心者でも関係なし!飛び込めば世界が広がるプログラミング学習
──学習を通して、プログラミング以外に何か実感した変化はありましたか?
あやのさん:まず、朝の時間を有効に使えるようになりましたね。夜はプログラミングの時間と決めていたので、その時間を確保するためには、早起きをして仕事を早く始めなければなりません。仕事を早く終える、もしくは早起きをすると勉強時間も多く確保できると考えたら、朝活が捗るようになりました。
あとは、新たなチャレンジに対する恐怖心がなくなったことも変化の1つです。プログラミングを学ぶと決断する前は、自分で物事を発信することもなかったですし、社会人なってから新しく何かを学ぶようなこともしていませんでした。プログラミング学習を始めてからは勉強がルーティンになり、物事の発信や新たな学びにも積極的になりましたね。
──今後の目標を教えてください。
あやのさん:1つは今目指しているデータサイエンティストになること、そしてもう1つは業務効率化ツールを作り続けることです。無駄な作業は探せばいくらでも出てきます。その無駄な作業をプログラミングで改善して、「こんなに短い時間でできるようになるんだ!」と周りの方から反応をもらえるようになるのが目標ですね。
──得たスキルはプログラミングを職業としない人にもプラスになると思いますか?
あやのさん:はい。実際、私がしている仕事はマーケティング職ですが、プログラミングが関わっています。営業職であってもエンジニアが作ったツールを販売する場合は知識を活かせますし、数字を扱う際にプログラミングを活用することもできます。
ほかにも、業務効率化によって空いた時間は、サービスをより良いものにするための時間に使えますし、新たな知識によって新たなアイデアが生まれれば、提案にもつながるはずです。プログラミング学習によって得られる“視野の広さ”は、職業問わずプラスだと思います。
──プログラミング学習に興味があるものの、踏み出せない人にメッセージをお願いします。
あやのさん:迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してほしいと思います。私はプログラミングを学ぶまでWebサイトがどう動いてるのかも、まったくわからない状態でした。しかし、一歩踏み出したことでスキルを手に入れたら価値観が広がり、将来の選択肢が何倍にも増えたと実感しています。
やりたいことも明確になり、転職も成功しました。プログラミング学習は得られることが無限にあるので、迷っているなら思い切って飛び込んでみてほしいと思います。
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