チャットボットにはどんなものがあるんだろう?
どのチャットボットも同じように見える時は、何を基準に選べばいいの?
チャットボットは種類も多く、利用する目的もさまざまです。導入を検討していても「それぞれのチャットボットは何が違うのか」「どんな観点から比較すればいいのか」と迷う人もいるのではないでしょうか。
この記事では、おすすめのチャットボットや、チャットボットを導入するメリットを紹介します。チャットボットの選び方も詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
チャットボットサービス比較・一覧【全19個】
さっそく、比較しやすいようおすすめのチャットボットを一覧にまとめて紹介します。
特徴を見て興味のあるサービスがあれば、サービス名をクリックして詳細を確認してみてください。
なお、各種情報は2023年8月時点のものです。正しい情報は各学習サイトでご確認ください。
ASBOT
「ASBOT」は、Microsoft Teamsと連携して利用できるチャットボットです。ASBOTをTeamsと連携することで、Teamsに来た質問にASBOTが自動で回答してくれる「AIアシスタント」になります。
また、Microsoft365に関するFAQが最初から搭載されているため、AIアシスタントとして利用を始めるまでの工数削減が可能です。普段からTeamsを使ってやり取りしている方におすすめです。
チャットボット 名 | ASBOT |
公式サイトURL | https://portal.alsiasbot.com/ |
料金 | 15万円/月(オプションあり) |
無料トライアル | あり |
Transcope(トランスコープ)
「Transcope」は、SEOに向けたライティングや社内での情報共有に活用できるチャットボットサービスです。Transcopeを利用することで、Googleといった検索エンジンで自社のコンテンツを上位表示するのに必要な競合調査・分析や文章の執筆を効率的に進められます。
また事前にTranscopeへ社内の情報を学習させておけば、簡単な質問で社内の資料を提供してもらえるため、手間をかけることなく必要な情報を収集できます。
Transcopeは、SEO担当者や効率的に社内での情報収集・共有を進めたい人におすすめのチャットボットサービスです。無料で試せるFreeプランもあるため、気になる人は一度活用してみると良いですよ。
チャットボット 名 | Transcope(トランスコープ) |
公式サイトURL | https://transcope.io/ |
料金 | ・0円(Freeプラン) ・1万1,1000円/月(Basicプラン) ・3万8,500円/月(Proプラン) ・6万6,000円/月(Enterpriseプラン) |
無料トライアル | あり |
AI-FAQボット
「AI-FAQボット」は、社内外の問い合わせ対応ができるチャットボットです。質問と回答を入力したExcelファイルを用意するだけで利用でき、手間のかかる事前学習は一切不要です。
表記の揺れや未登録の単語も自動で学習していくため、2回目以降は内容に沿った回答が返ってきます。
チャットボット 名 | AI-FAQボット |
公式サイトURL | https://faq-bot.ai/ja/ |
料金 | 3万円/月~ |
無料トライアル | あり |
OfficeBot
「OfficeBot」は社内外の問い合わせ対応に活用できるチャットボットです。社内マニュアルやFAQをセットするだけで、利用を開始できます。
「ChatGPT」のアルゴリズムを活用した「OfficeBot powered by ChatGPT API」もありますが、入力した内容がAI学習に使われないため安心して利用できます。
チャットボット 名 | AI-FAQボット |
公式サイトURL | https://officebot.jp/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
チャットディーラー
「チャットディーラー」は社内向けのチャットボットです。さまざまなグループウェア・ビジネスチャット・社内ポータルサイトと連携でき、社内のナレッジ一元化や問い合わせ対応の自動化を実現します。
また、400種類以上のテンプレートを用意しており、導入後すぐにチャットボットとして活用可能です。AIも搭載しているため、なるべく手間をかけずにチャットボットを導入したい方にもおすすめです。
チャットボット 名 | チャットディーラー |
公式サイトURL | https://www.chatdealer.jp/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
HiTTO
「HiTTO」は社内バックオフィス向けのチャットボットです。社内の問い合わせの対応、社内ナレッジの一元管理などに利用されています。
チャットボットには回答できない質問が寄せられたとき、代わりにChatGPTが回答する「ChatGPTの知恵を借りる機能」が搭載されています。
チャットボット 名 | HiTTO |
公式サイトURL | https://hitto.jp/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
hitobo
「Hitobo」は、FAQを自動で生成するチャットボットです。問い合わせ対応の履歴を読み込ませるだけでFAQを自動生成するため、最短3日で利用をスタートできます。
質問が寄せられると「チャットボットが回答する」「問い合わせ内容に即したサイトページへの誘導」のどちらかに振り分けることで、ユーザーが情報を検索する手間を削減します。
チャットボット 名 | Hitobo |
公式サイトURL | https://hitobo.io/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
GoQsmile
「GoQsmile」は、用途に応じて設置方法や入力方法を選べるチャットボットです。設置方法は「ポップアップウィンドウでの表示」や「ページ埋め込み」、入力方法は「自由入力欄の有無」「選択肢のみのシナリオ型」などニーズにあわせてカスタマイズが可能です。
月額1万円から始められるため、小規模なサービスでも気軽に利用できます。
チャットボット 名 | GoQsmile |
公式サイトURL | https://goqsmile.com/ |
料金 | 1万円/月~ |
無料トライアル | あり |
Zendesk
「Zendesk」は、世界中で10万社以上が導入しているサービスです。「カスタマーサービスソリューション」はユーザーとのチャットだけではなく、顧客データ管理や分析・レポーティングなど、カスタマーサービスにまつわるさまざまな機能が一元化されています。
Zendeskには「Zendesk AI」があり、数十億件のカスタマーサービスのデータでトレーニングされたAIを利用可能です。AIの役立つ情報を参考にしながら問い合わせ対応できるため、業務効率が上がります。
チャットボット 名 | Zendesk |
公式サイトURL | https://www.zendesk.co.jp/ |
料金 | 55米ドル/月(年契約の場合)~ |
無料トライアル | あり |
ChatPlus
「ChatPlus」は、1万社以上で利用されているチャットボットです。さまざまな業種における社内外の問い合わせ対応のほか、マーケティング支援でも活用されています。
Q&A予測表示や有人チャットへの切り替え、レポート・データ分析など、多彩な機能でユーザーをサポートします。
チャットボット 名 | ChatPlus |
公式サイトURL | https://chatplus.jp/ |
料金 | 1,500円/月~(年契約の場合) |
無料トライアル | あり |
Tebot
「Tebot」は、社内外の問い合わせ対応のほか、マーケティング支援でも活用されているチャットボットです。シンプルなUIで、直感的に操作できます。
回答サジェスト機能やカテゴリ管理機能のほか、Q&AテンプレートをChatGPTで自動生成する機能など、多機能が大きな特徴です。
チャットボット 名 | Tebot |
公式サイトURL | https://anotete.co.jp/tebot/ |
料金 | 4.5万円/月~ |
無料トライアル | あり |
FirstContact
「FirstContact」は、サポートの充実度が特徴のチャットボットです。課題解決に向け、専属チームが最適な提案と手厚いサポートを提供します。
ChatGPTを利用したプランでは、誰が回答したのかわかるアイコンを設定可能です。「シナリオ登録済みの回答」や「ChatGPTの回答」などを識別することで、それぞれの回答精度を確認できます。
チャットボット 名 | FirstContact |
公式サイトURL | https://first-contact.jp/ |
料金 | 1.5万円/月~(AI対応の場合) |
無料トライアル | あり |
RICOH Chatbot Service
「RICOH Chatbot Service」は、社内外の問い合わせ対応が可能なチャットボットです。ExcelファイルのQ&Aを読み込ませるだけで利用を開始できます。
「LINE WORKS」や「kintone」などさまざまな外部ツールと連携することで、スムーズな問い合わせ対応や、データの一元管理などを実現します。
チャットボット 名 | RICOH Chatbot Service |
公式サイトURL | https://www.ricoh.co.jp/service/chatbot |
料金 | 1.8万円/月~ |
無料トライアル | あり |
anybot
「anybot」は、LINE上での接客をメインとしたチャットボットです。チャットボットでの自動接客のほか、顧客データの分類・保存、アプリでの販売・来店予約なども可能。EC・実店舗を問わないマルチコンタクトを実現します。
加えて、anybotにはExcelと簡単に連携できる特徴もあります。連携することで、LINE上のやり取りをExcelに即時反映することが可能です。
プログラミングなどの難しい知識が不要で、データ分析に必要な入力作業にかかる工数を削減できるようになるのは大きなメリットと言えます。
チャットボット 名 | anybot |
公式サイトURL | https://anybot.me/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
DECA カスタマーサポート
「DECA カスタマーサポート」は、データとChatGPTを組み合わせ顧客対応を自動化するチャットボットサービスです。よくある質問(FAQ)への対応やFAQページの作成など、これまで手動で行っていた顧客対応を効率化できます。
なかでも、特におすすめの機能が「FAQ自動生成機能」です。ChatGPTを活用することで、FAQの自動生成が可能に。自社で保有するデータの内、カスタマー対応に必要なデータを読み込ませるだけで簡単にFAQが完成します。
チャットボット 名 | DECA カスタマーサポート |
公式サイトURL | https://deca.marketing/service/cloud/cs/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
sinclo
「sinclo」は、チャットボット型のWeb接客ツールです。サイト訪問者へのオートメッセージや、高度な質問での有人チャット切り替えなど、Web接客にまつわるさまざまな機能を搭載しています。
ブラウザ同期機能により、ユーザーが閲覧中のページを共有して双方向で操作することも可能です。単なるチャットでの会話にとどまらず、店頭で店員と話しているような接客を実現します。
チャットボット 名 | sinclo |
公式サイトURL | https://chat.sinclo.jp/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
hachidori
「hachidori」は、国産初のチャットボットです。チャットボット機能だけではなく、チャットログのデータベース化やLINEでECができるLINE内決済・在庫連動機能など、業態にあわせてさまざまな機能が用意されています。
また、LINE・LINE WORKS認定パートナーであり、LINEとの親和性が高いチャットボットです。
チャットボット 名 | hachidori |
公式サイトURL | https://hachidori.io/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
HubSpot
「HubSpot」は、マーケティング・営業・カスタマーサービスなど、さまざまな機能を一元管理できるCRMプラットフォームです。機能にある「Service Hub」がヘルプデスク用ソフトウェアにあたります。
チャットボット機能はWebサイト上への設置や、Facebook Messengerへの連携が可能です。テンプレートが用意されているため、ノーコードで簡単に運用を始められます。
チャットボット 名 | HubSpot |
公式サイトURL | https://www.hubspot.jp/ |
料金 | 5万4,000円~/月(年契約/Service Hub利用) |
無料トライアル | あり |
BOTCHAN
「BOTCHAN」は、ユーザーにBX(Brand Experience = ブランド体験)を提供するプラットフォームです。エンゲージメント向上・カスタマーサポート・リテンション防止など、さまざまなシーンで各チャットボット機能を活用できます。
顧客の行動を一元管理することによって、LTVの最大化を目指します。
チャットボット 名 | BOTCHAN |
公式サイトURL | https://botchan.chat/ |
料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
チャットボットを導入する3つのメリット
さまざまなチャットボットを紹介してきましたが、気になるチャットボットが見つかっただけでは社内に導入ができません。チャットボットを社内に導入する際は、稟議を通す必要があります。
そこで、ここからは稟議を通す際に必要となるチャットボットを導入するメリットを、3つにまとめて紹介します。
社内外の問い合わせ対応を効率化できる
1つ目のメリットは「社内外の問い合わせ対応を効率化できる」点です。
問い合わせ対応を行っていると「問い合わせが殺到し、担当者の本来の業務が滞ってしまう」「問い合わせ対応に忙殺され、担当者の心理的負担が大きくなってしまう」などの問題が発生しがちです。
今まで人が行っていた問い合わせ対応をチャットボットに任せることで、担当者はそのぶんのリソースを本来の業務にあてることが可能となります。また、業務に余裕が生まれ、心理的負担の軽減にもつながります。
もちろん、問い合わせ対応にかかっていた人件費も削減可能です。
顧客・従業員の満足度を向上させられる
2つ目のメリットは「顧客・従業員の満足度を向上させられる」点です。
今までは営業時間中しか問い合わせに対応できなかったケースでも、チャットボットを導入すると、24時間365日の対応が可能になります。
また、人が対応するケースでは、回答の確認や担当部署への問い合わせなどの時間が必要でした。しかし、チャットボットであれば即時に回答が返ってきます。
「いつでも問い合わせることができ、すぐに回答が返ってくる」ことで、顧客・従業員の満足度を向上させられます。
マーケティングの支援に活用できる
3つ目のメリットは「マーケティングの支援に活用できる」点です。
企業サイトのLPや商品・サービスページなどにチャットボットを設置し、ユーザーの疑問を即座に解消することで、サイトからの離脱を防止。コンバージョンへスムーズに誘導し、リード獲得につなげることが可能です。
たとえば商品の購入ページで、入力方法に悩んでサイトから離脱している人がいたとします。このとき、悩んでいる内容にあわせて入力をフォローするチャットボットがあればどうでしょうか。
最後まで入力して購入につながるシーンが増え、売上アップにつながります。
チャットボットの選び方3つ
なかには、どのチャットボットを選べばいいのか悩んでいる方もいますよね。
そこで、ここからはチャットボットの選び方を3つにまとめて紹介します。
課題の解決につながるか
1つ目のポイントは「課題の解決につながるか」です。
「なんとなく便利そう」「使いやすそう」といきなりチャットボットを選ぶのではなく、まずは解決したい自社の課題について整理しましょう。その上で、どんなサービスを選べばいいのか考える必要があります。
- どんな業務を改善、効率化したいのか
- チャットボットはAI型がいいのか、シナリオ型がいいのか
など、自分が改善したい課題、効率化したい業務にあわせてチャットボットを選びます。
予算におさまるか
2つ目のポイントは「予算におさまるか」です。
チャットボットは種類も多く、かかる費用はサービスによって大きく異なります。社内で導入を検討している際は稟議に関わるため、初期費用や月額費用など、今後かかる費用を整理・確認しましょう。
なお、サービスによって費用感は大きく異なるため候補を絞ってから「相見積もり」することをおすすめします。
必要なサポートを受けられるか
3つ目のポイントは「必要なサポートを受けられるか」です。
チャットボットを導入すると、いろいろな困りごとやトラブルが発生することがあります。たとえばチャットボットが意図どおりに機能しないケースや、チャットボットで対応できなかったチャットの確認方法がわからないケースなどです。
不測の事態が起きたときにお客様対応が滞ることのないよう、問い合わせられるサポート窓口の有無や、対応時間を確認しておきましょう。
業務の効率化に使うなら「AIチャットボット」もおすすめ
ここまでいろいろなチャットボットを紹介してきましたが、業務の効率化に活用するなら「AIチャットボット」がおすすめです。
チャットボットを導入し、問い合わせ対応の効率化を図るケースは多いです。しかし、従来のチャットボットは事前に仕込んだ一定のパターンやルールにそって応答をするため、ユーザーの使う言葉やニュアンスによっては正しく対応できないことがあります。そのため、自社の業務や関連する知識を取り込んだ対応を求めると、うまく機能しない可能性もあります。
そこでおすすめするのが「AIチャットボット」です。AIであればユーザーの使う言葉やニュアンスを解釈して対応を考えられるため、従来のチャットボットよりも柔軟な応対ができます。結果、より問い合わせを効率化することが可能になります。
AIチャット「ChatGPT」を活用した業務改善方法に興味がある方は、ぜひこちらをご覧ください。
公式サイトで詳細を見るチャットボットを導入して業務を効率化しよう
チャットボットの導入を検討している方は多いと思いますが、解決したい課題や改善したい業務などにより、最適なチャットボットは異なります。
違いを把握し、比較検討した上で、自社の業務効率化に活用できるチャットボットを選びましょう。
なお、ChatGPTを活用して業務の効率化を図りたい人は、SAMURAI ENGINEERの「業務改善 AI活用コース」も検討してみてください。
公式サイトで詳細を見る