この記事では、身近な例も交え、プログラミングでできることを紹介します。
プログラミングでどんな物が作れるんだろう?
プログラミングを習得するとどんな職業に就けるの?
プログラミングを学ぶとどんなことができるのか、イメージが湧かない人は多くいますよね。また、実際にプログラミングスキルを習得して就ける職業が気になる人もいるはず。
そこで、今回はプログラミングでできることを、日常生活の活用例も交えて紹介します。
本記事を読む前に、そもそもプログラミングとは何なのか、その意味や仕組みをおさらいしておきたい人は次の記事を参考にしてください。
- 「コンピュータに指示できること」はプログラミングで実現可能
- プログラミングでWebサービスやシステム・AIなども開発可能
- プログラミング言語ごとでできることは異なる
プログラミングでできること=コンピュータに指示できること
結論「コンピュータに指示できること」はプログラミングで実現可能です。なお、プログラミングとは、コンピュータに特定のタスク(やるべき仕事)を実行させるための手順や指示(プログラム)を作成するプロセス(一連の過程)のことです。
コンピューターが理解できる機械語は0と1の羅列であり、人間にはまず理解できません。そのため、プログラムを記述するときは、人間でも理解できるプログラミング言語が使われます。プログラミング言語は数多くの種類があり、作成したいプログラムに合わせて選択します。
そのため、プログラムは「コンパイラ」「インタプリタ」といった仕組みを使用し、コンピュータの理解できる機械語への変換が必要です。機械語に変換されたプログラムをコンピュータ上で実行することで、コンピュータに指示・命令ができます。
わかりやすく、車のスマートキーで普及しつつある自動ロック機能を例に解説します。車に搭載されているコンピュータに対して、下記の命令を出すことで自動ロック機能を実現しています。
- 鍵を持った状態で車から離れる
- 指定の距離を離れたら自動ロックを作動させる
プログラミングを駆使すれば、さまざまなコンピュータを希望どおりに動かすことができます。このようなプログラムの仕組みから、「プログラミングでできること=プログラムによりコンピュータへ指示できること」といえるのです。
なお、下記の動画でプログラミングでできることを詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
プログラミングでできること一覧
ここからは、代表的なプログラミングでできることを9つ紹介します。
Webサイト制作
プログラミングを活用すれば、Webサイトが制作可能です。
HTML/CSS・JavaScriptなどプログラミング言語を活用することで、個人ブログや企業の公式サイトなど幅広いWebサイトを作成できます。プログラミングを活用すれば、画像のスライドや広告のポップアップ表示など独自性のある機能も実装可能です。
たとえば、下記のようなWebサイトもプログラミングを活用すれば作成できます。
また仕事以外にも、趣味や副業としてブログ運営するときにもプログラミングスキルは活かせます。テキストの大きさや色、カテゴリー分類など検索順位を意識したWebサイトづくりも可能です。
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Webアプリ開発
プログラミングを活用すれば、Webアプリの開発も可能です。
Webアプリとは、Web上で実行されるソフトウェア・アプリケーションのことです。代表的なWebアプリの例として、下記があげられます。
Webアプリを開発するには、プログラミングを活用してフロントエンドとバックエンドそれぞれを開発し、連携させる必要があります。
フロントサイドとバックエンドを得意とするプログラミング言語は異なるため、開発には複数言語が必要です。フロントエンドはHTML/CSS・JavaScriptなど、バックエンドはPHP・Java・Pythonなどの言語が使用されています。
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スマートフォンアプリ開発
プログラミングを活用すれば、スマートフォンアプリ(スマホアプリ)も開発可能です。
スマホアプリとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス上で動作するソフトウェア・アプリケーションをいいます。代表的なスマホアプリは、下記のとおりです。
スマホアプリはプログラミングを利用して、複数の機能を組み合わせて作成されます。たとえば、スマホアプリのログイン機能やアカウント情報の管理、決済システムなどはプログラミングで開発可能です。また、データの同期(※3)やオフライン機能提供など、スマホアプリのオンラインとオフラインの動作制御ができるようになります。
なお、Androidアプリの開発にはJavaやKotlin、iOSアプリ開発にはSwiftなどの言語が使用されます。
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AI(人工知能)開発
プログラミングを活用すれば、AI(人工知能)も開発可能です。
AIとは、人間の知能を模倣または再現するための科学技術やシステムです。データ処理や分析システムを搭載することで、タスクの自動処理を実現できます。日常生活における身近なAIは、下記のとおりです。
- 音声・画像認識(ボイスアシスタントや顔認証など)
- 自動運転技術
- オンライン翻訳
- AIチャットボット(ChatGPTやPerplexity AIなど)
AIの基礎である機械学習(※4)やディープラーニング(深層学習※5)などの機能は、Pythonなどプログラミング言語で作成されています。また収集するデータの種類や分析方法などは、プログラミングで設定可能です。
オープンソース(一般に公開されているソースコード)のライブラリ(※6)やフレームワーク(※7)を使用すれば、開発も効率化できます。
ゲーム開発
プログラミングを活用すれば、ゲーム開発もできます。
ここでいうゲーム開発はボードゲームではなく、コンピュータゲームの開発を意味します。たとえば、下記のようなゲームを開発可能です。
- パソコンゲーム(ブラウザアプリ)
- スマホゲーム(スマホアプリ)
- PS4・スイッチ・XBOX
- VR・AR
「ポケモンGO」や「ゼルダの伝説」など、日本を代表するゲームもプログラミングで作成されています。ゲーム開発ではC++・C#・Swiftなどの言語が使用されており、ゲームのデザインや機能を実装可能です。
具体的には、キャラクターの動きや敵の挙動、ゲームストーリーの進み方などを設定できます。このように、プログラミングを駆使すれば世界的に有名なゲームも開発できるのです。
業務システム開発
プログラミングを活用すれば、業務システムも開発できます。
業務システム開発とは、企業のさまざまな業務、あるいは個人向けのサービスなどをシステム化する開発を指します。なおシステムとは、目的を達成するために複数の要素が相互に作用し、一つのまとまった機能を持つ仕組みのことです。
企業や公共機関などでは、下記のような業務システムが使用されています。
- 物流の配送管理システム
- 小売店の在庫管理システム
- 金融機関の入出金システム
- コンビニの商品管理システム
プログラミングを活用すれば、業務で必要な仕組みや処理を実行できるシステムが開発できます。実装する機能は、用途に合わせてカスタマイズ可能。商品の在庫管理や配送システムの管理など、社会インフラともいえる機能はJavaやC言語などで作成できるのです。
電子機器の制御
プログラミングを活用すれば、電子機器も制御できます。
電子機器とは、電子回路・電子部品を使用している装置やデバイスです。日常生活で目にする電子機器の一例として、下記があげられます。
- 家電製品(冷蔵庫や電子レンジなど)
- 医療機器(体温計や血圧計など)
電子機器に実装されている制御システムは、JavaやC言語などで開発されています。プログラムが動作する条件を設定することで、常に正しく動作する仕組みを作成できるのです。
また応用として、IoT家電などのシステムもプログラミングで作成できます。電子機器の遠隔操作や、インターネットと機器を接続して管理することも可能です。
業務の効率化
プログラミングを活用すれば、日常の業務を効率化できます。
プログラミングは、自動処理・高速処理・正確処理が得意です。そのため、繰り返し行われるタスクや処理を自動化して業務効率を上げられます。業務効率化の例は、下記のとおりです。
プログラミングでシステムを開発して業務を効率化できれば、必要な時間と労力を減らせます。またタスクを自動化することで、正確性や生産性の向上も可能です。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
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データの分析
プログラミングを活用すれば、データ分析も可能です。
Pythonなどのプログラミング言語を活用すれば、機械学習やAIシステムを開発してデータ分析ができます。また分析するデータの加工や取得条件の設定、分析結果の出力条件などもプログラムで指定できるのです。
具体的には、下記のような場面でデータ分析が活用されています。
- 新商品開発につながる購買データの分析
- ユーザーの閲覧データをもとにしたおすすめ動画の選定
- 気象データを分析して災害リスクを検証する など
ビッグデータがデータセンターなどで活用されるなかで、データ分析の需要は高まりつつあります。プログラミングを駆使すれば、収集したデータを分析して将来に活かせるシステムが開発できるのです。
加えて、仕事だけでなく趣味でもデータ分析が役に立つことも。たとえば、株の過去データやXの発信傾向などの分析も可能です。データ分析システムを作成するスキルがあれば、資産運用での利益アップや発信力の向上も目指せます。
プログラミング言語でできること
ここからは、次の言語別に、プログラミングでできることを解説します。
Pythonでできること
- 機械学習を使った人工知能開発
- 自動データ処理や分析
- スクレイピング
- Webアプリ開発・Webサイト制作
- スマホアプリ(Android)制作
- デスクトップアプリ制作
- 組み込みアプリケーション制作
- フィンテック・ブロックチェーン技術の開発
PythonはAI開発や機械学習、データ分析など最先端技術分野で使用される機会が多い言語です。
Pythonには、開発を効率化できるライブラリやフレームワークが豊富にあります。機械学習系の「TensorFlow」、数学系の「NumPy」、データ分析系の「pandas」などのライブラリが有名です。
そのため、AI開発やデータ分析ではPythonが使用されています。そのほか、「Django」や「Flask」などフレームワークがあるため、Webアプリ開発も可能です。たとえば、生成AIで有名なChatGPTやYouTubeの開発でも採用されています。将来性が高い最新分野のほか、需要が安定しているWeb分野でも活用できる言語です。
なお、次の記事ではPythonでできることを詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
→【初心者向け】Pythonでできることとは何か?活用事例を用いて解説
Javaでできること
- Webサービス開発
- Webアプリ開発
- PC向けアプリ開発
- Androidアプリ開発
- 基幹システム開発
- 組み込みシステム開発
- ソフトウェア開発
- IoT開発
Javaは処理速度が速く、セキュリティも堅牢です。また、JavaプログラムはJava仮想マシン(JVM)上で動作するため、OSやハードウェアに依存せず利用ができます。このような特徴から、業務システムや大規模なWebアプリの開発に使用されるケースが多いです。
セキュリティ対策が求められるインフラ関連システムや、公共機関の業務システムなども開発できます。そのほか、IoT機器のプログラム開発など最新分野でも活用されています。Javaは幅広い開発で使用できるため、日本での需要が高い言語です。
なお、次の記事ではJavaでできることを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
C言語でできること
- ロボット開発・組み込み系
- ソフトウェア開発・OS開発
C言語の大きな特徴は、高速で動作する点です。処理に時間のかかる画像解析やデータ分析など、速度を求められるシステム開発に使用されます。たとえば、OSや電子機器に利用される組み込みソフトウェアの開発に広く利用されています。WindowsやLinuxなどのようなOSも、C言語で開発可能です。
なお、次の記事でC言語でできることを解説していますので、あわせて参考にしてください。
→ 【入門者必見】C言語を学ぶメリットやできることを徹底解説!
C++でできること
- 基幹システム・業務システムの開発
- ロボット技術・IoT技術の開発
- Webアプリ開発
- スマホアプリ開発
- ゲーム開発
C++は実行速度が速いため、大規模システムの開発や物理的に動作するロボットの制御など処理速度が重視される分野で重宝されています。またC言語との互換性もあるため、過去に開発したシステムの修正やアップデートも可能です。そのほか、Webアプリやゲーム開発などのWeb系開発もできます。
なお、次の記事ではC++でできることを詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
PHPでできること
- Webアプリ開発
- Webサイト制作
- WordPressカスタマイズ
PHPはサーバーサイドを開発するための言語で、Web開発全般で使用されます。PHPはデータベースやHTMLとの連携がしやすく、Webアプリ・Webサイトのサーバーサイド開発に多く使用されます。
また、Webコンテンツ管理システム(CMS)の1つ、WordPressのカスタマイズも可能です。具体例としては、PHPでWebサイトのデザインや機能を設定できるテーマの変更ができます。Webサイト全体の色合いやテキストサイズの指定、ボタンの配置など細かくカスタマイズが可能です。
なお、次の記事ではPHPでできることを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Rubyでできること
- Webアプリ開発
- Webサイト制作
- SNS開発
- スクレイピング
- スマホアプリ開発
- API開発
RubyはWeb開発に便利なフレームワークが充実しており、とくにWebアプリ開発が得意です。Rubyのフレームワークである「Ruby on Rails」を使うと、Webアプリ開発を効率化できます。たとえば、「食べログ」「クックパッド」などWebアプリ、「X」「Wantedly」などSNSもRubyで開発されています。
そのほか使用頻度は高くないものの、Webサイト・スマホアプリ開発なども可能です。Rubyは、Web開発全般に強い言語といえます。
なお、次の記事ではRubyでできることを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
→ Rubyでできることって?実際に作られたサービス3例つきで紹介
JavaScriptでできること
- フィンテック・ブロックチェーン技術の開発
- Webアプリ開発
- Webサイト制作
- イベント処理
- 非同期通信
JavaScriptは、ユーザーの目に見える「フロントエンド」と呼ばれる部分を開発できる言語です。WebサイトやWebアプリに実装されているアニメーションや、広告のポップアップ表示など動きのある機能を開発できます。
またJavaScriptは「Vue.js」など、フレームワークやライブラリが充実。効率的に開発を進められる点から多く利用されています。さらに最近では、フィンテックやブロックチェーン技術の開発にも活用されつつあります。
なお、次の記事でJavaScriptでできることを解説していますので、あわせてご覧ください。
→ JavaScriptでできることとは?作れるものの実例も紹介
Swiftでできること
- iPhone・iPodtouch・iPadアプリ
- Apple watchアプリ
- Apple TVアプリ
- Webアプリ開発・Webサーバー
SwiftはApple社が開発した言語であるため、iPhone・iPadなどiOSアプリ開発が得意です。各端末専用のシステムを開発できるだけでなく、各端末で互換性のあるアプリも開発可能です。
また、Swiftの発表前に主流言語として使用されていた「Objective-C」と互換性があるため、既存システムの変更やプログラムの共有も可能です。そのほか、WebアプリやWebサーバの開発に使用されるケースもあります。
なお、次の記事ではSwiftでできることを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
→ 【入門者必見】Swiftでできること・作れるものを徹底解説
Objective-Cでできること
- iPhone・iPodtouch・iPadアプリ
- Apple watchアプリ
- Apple TVアプリ
Objective-Cは、少し前までMac OSやiOSアプリの開発ができることで、需要が高い時期もありました。しかし、習得難易度が低く活用しやすいSwiftでApple社の各種OSをサポートしたことにより、Objective-Cの人気は陰りを見せています。
Objective-CではiPhoneやiPadなどApple製品で使えるアプリを開発できるものの、今後の需要や技術の変化を考えるとSwift、または他言語のほうが活用しやすいでしょう。
C#でできること
- Windowsアプリ
- Webアプリ開発
- ゲーム開発
- VR/AR
C#はMicrosoft社が開発した言語であり、Windowsと高い親和性があります。そのため、Windowsアプリの開発に使用される場合が多いです。また「Unity」と呼ばれるプラットフォームを使うと、ゲームやAR/VRの開発もできます。
さらにWindowsと相性が良いだけでなく、MacやAndroidなど幅広いプラットフォームに対応したアプリを開発可能です。利便性も高く、習得すれば幅広い開発で活かせます。
なお、次の記事ではC#でできることを詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
→ 【初心者必見】C#のできることは?メリットデメリットも解説!
Go言語でできること
- Webアプリ開発
- サーバー構築
- CLI開発
- API開発
- ドローン・IoT開発
Go言語はWebサービス開発に強いGoogle社の開発言語のため、Webアプリ開発が強みです。プラットフォームに依存せず、WindowsやLinuxなど環境を問わず動作するシステムが開発できます。
また軽量で高速処理が可能なプログラムを作成できるため、サーバやコンピュータに大きな負荷をかけないアプリの開発が可能です。さらに処理性能と汎用性の高さから、サーバ構築やドローン・IoT開発もできます。
なお、次の記事でGo言語でできることを詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
→ Go言語でできること5選【特徴・具体例・学習方法を解説】
Scalaでできること
- Webアプリ開発
- Webサービス開発
- スマホアプリ開発
- 業務システム開発
ScalaはJavaの影響を強く受けており、後継言語といわれることもあります。Javaとの互換性が高く、Javaの仮想マシン「JVM」でも動作します。そのため、iOS・Android・Windows・Mac OSなどプラットフォーム問わず使えるアプリを開発可能です。
幅広いプラットフォームに対応したプログラムを開発できるため、複数端末で利用するケースが多いWebアプリやスマホアプリ開発を得意としています。またJavaの特徴を引き継いでいるため、業務システムも開発できます。
なお、次の記事ではScalaでできることを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
→ 【3分で理解】Scalaでできることって何?特徴や人気の理由を紹介します
コンピュータでできること
ここからは、コンピュータでできることを、3つにまとめて紹介します。
高速処理
コンピュータは、高速処理が可能です。具体的には膨大な量のデータ分析や計算処理など、人間だと時間のかかる処理もコンピュータを使えば高速化できます。
たとえば、2024年8月に開催された全日本珠算選手権大会の「フラッシュ暗算競技」部門では、画面に次々と表示される3桁の数字、15個を加算して答えを求めるという問題が出されました。大会優勝者は、わずか「1.55秒」で成功させています。
一方、富士通が開発したスーパーコンピュータの「富岳」は、1秒間で44京回(京は1兆の1万倍)の処理が可能です。これはどんなに計算が得意な人間であっても、到底かなわない圧倒的なスピードです。
上記より、高速処理はコンピュータならではの「できること」だといえます。
自動処理
コンピュータは、自動処理も実現できます。
私たち人間が何か処理を行う場合、面倒であっても1つずつ愚直に進めるしかありません。しかし、人間には体力や集中力に限界があります。延々と同じ処理を繰り返すことは不可能です。
一方、コンピュータはどんなに途方もない処理回数であっても、コンピュータの電源が入っている限りは処理を自動的に繰り返すことができます。コンピュータは臨機応変な判断や柔軟な対応を苦手としますが、次のような条件を指定すれば、決められた処理を決められた回数・時間の分だけ自動的に処理できます。
- 処理回数
- 処理を実施するタイミングや条件
- 処理を停止する条件 など
より具体的に処理条件を指定することで、コンピュータは正確に自動処理を実行できます。たとえば、Exceiのマクロも自動処理の1つです。データの抽出や数値の計算など、繰り返し実施する作業を自動化できます。
正確処理
コンピュータは、高速処理だけでなく自動処理も実現できます。
私たち人間が何か処理を行う場合、面倒であっても1つずつ愚直に進めるしかありません。しかし、人間には体力や集中力に限界があります。延々と処理を繰り返すことは不可能です。
一方、コンピュータはどんなに途方もない処理回数であっても、電源が入っている限りは処理を自動的に繰り返すことができます。コンピュータは臨機応変な判断や柔軟な対応を苦手としますが、決められた処理を決められた回数・時間の分だけ自動的に処理を行うことが得意です。
プログラミングでできる仕事
ここからは、プログラミングを習得することでできる仕事を、6つにわけて紹介します。
開発エンジニア
プログラミングスキルを習得すれば、開発エンジニアを目指せます。
開発エンジニア(※12)とは、IT業界でシステムやソフトウェアなどの設計・開発に携わるエンジニアの総称です。開発エンジニアに分類される職種は、下記のとおりです。
開発エンジニアは、専門とする開発分野や仕事内容ごとに職種が分類されています。たとえば、プログラマーはジャンル問わずコード作成をメインに行う職種です。ゲームエンジニアはゲーム開発、WebエンジニアはWebサイトやWebアプリ開発をメインに担当します。
開発エンジニアは幅広い開発現場で活躍できるため、未経験から目指す場合におすすめの職種です。
インフラエンジニア
プログラミングスキルを習得すれば、インフラエンジニアを目指せます。
インフラエンジニアとは、ITインフラの設計・構築・運用・保守を担当するエンジニアです。おもな役割は、サーバやネットワークなどインフラを設計・構築し、安定した動作や適切なパフォーマンスを維持することです。
インフラエンジニアの業務範囲は多岐に渡り、担当する技術分野によって職種が区分されます。インフラエンジニアの代表的な職種は、下記のとおりです。
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- クラウドエンジニア
- セキュリティエンジニア
従来のインフラエンジニアは、サーバやネットワーク操作スキルがあればプログラミングスキルは問われないケースもありました。しかし、現在ではクラウド環境の導入や業務効率化の流れから、プログラミングスキルが問われます。たとえば、サーバを構築する場合、PHPやSQLなどのスキルが必要です。
ITインフラは不可欠な存在であり、今後も需要が高まるといわれています。サーバやネットワークなど、縁の下の力持ちとして働きたい人はインフラエンジニアもおすすめです。
システムエンジニア(SE)
プログラミングスキルがあれば、システムエンジニア(SE)として働けます。
システムエンジニア(SE)は、システム全体の設計・構築・運用・保守を担当する職種です。クライアントの要望や要件定義に従い、システムに導入する機能やデザインなどの設計書を作成します。
開発エンジニアがプログラミング業務をメインに行うのに対し、システムエンジニアは設計書作成や、開発が円滑に進む環境づくりを行います。システムエンジニアはプログラミングを行う機会は少ないものの、開発を進めやすい設計書作成にはプログラミングの知識が欠かせません。
プログラミング時の注意点や開発ペースなどを理解することで、スムーズに開発を進められる設計書が作成できます。また小規模開発の場合には、システムエンジニアが開発に参加するケースもあるため、プログラミングスキルがあると活躍しやすいです。
加えてシステムエンジニアは、クライアントやプロジェクトメンバーと一緒に開発を行います。そのため、マネジメントスキルやコミュニケーション力も要求されます。プログラミング業務より、マネジメント業務をメインに働きたい人におすすめの職種です。
データサイエンティスト
プログラミングスキルがあれば、データサイエンティストも選択肢に入ります。
データサイエンティストとは、膨大なデータを収集・解析したうえで、データから有益な情報を抽出する専門家を指します。
おもな仕事内容は、環境構築やデータ分析、課題の発見・解決です。環境構築とは、システムのログやSNS・Webサイトのデータを収集し、上手く活用できる仕組みを構築することです。Pythonを活用して機械学習やAIなどプログラムを開発することで、データ分析ができる環境を構築します。
データ分析に必要な環境が構築できれば、収集したデータを分析します。その後、分析結果をもとに問題解決につながる提案まで行うケースも多いです。たとえば、企業の購買データを分析し、ユーザーに求められるデザインや商品アイデアをアドバイスするなど、経営課題の改善に貢献できる可能性もあります。
このように、データサイエンティストにはPythonを中心としたプログラミングスキルが必須です。
AI技術の進歩やビッグデータの活用推進により、データサイエンティストの需要・将来性は高まりつつあります。将来性の高い職種を目指したい人や、AI・機械学習など最新技術に興味がある人におすすめの職種です。
ITコンサルタント
プログラミングスキルを活かして、ITコンサルタントになる選択肢もあります。
ITコンサルタントは、企業に対して経営課題や悩みを解決するためのアドバイス、ITシステム活用を提案する職種です。プログラミングを行う機会はありませんが、システム開発やIT知識があればクライアントへ説得力のあるアドバイスができます。
たとえば、自社サービスの知名度を高めるためにWebサイトの開発をしたいクライアントがいるとします。Webサイト開発に必要な納期や人員数、活用すべきプログラミング言語などが理解できていれば、提案時に具体的なプレゼンテーションがしやすいです。
クライアントにIT知識がなくても、かみ砕いて説明できれば最善策を選択してもらえるでしょう。納得できるアドバイスができれば、ITコンサルタントとして信頼を得られます。
なお、ITコンサルタントに開発経験は必須ではないものの、活躍するにはプログラミングスキルとITエンジニア経験があると良いです。開発現場を理解していれば、開発担当者のことを考えたアドバイスができます。
ITコンサルタントは、プログラミングや開発スキルを活かしつつ、企業のビジネスを陰から支えたい人におすすめです。
IT営業
プログラミングスキルがあれば、IT営業職も選択肢になります。
IT営業とは、IT企業に所属して自社ITサービスの提案や開発案件の受注などを行う営業職です。プログラミングを実際に行うことはありませんが、身につけたスキルやIT知識は営業時に役立ちます。
たとえば、自社ITサービスを提案する場合、開発内容や目安の納期などを理解していればスムーズにプレゼンテーションが可能です。また必要な人員数や予算などを把握している営業職は、開発現場の負担が少ない提案をできます。
クライアントから開発内容について具体的な質問が出た場合も、使用する言語やツールなどをスムーズに解説できれば信頼が得られるはずです。IT営業職はプログラミングを行わない職種ですが、ITエンジニアを経験した後のキャリアに向いています。
挫折なくプログラミングを学ぶなら
プログラミングでできることを知り「勉強してみようかな」と興味が湧いてきた人もいるのではないでしょうか。ただ、いざプログラミングを学ぶとなると
独学で習得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な人もいますよね。
実のところ、プログラミング学習に挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%の独学者が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
またこうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました(※1)。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
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4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
- 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
- 累計指導実績4万5,000名以上
- 給付金活用で受講料が最大80%OFF
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
今回は、プログラミングでできることを解説しました。
プログラミングでできることは、選択するプログラミング言語ごとに異なります。共通するのはプログラミングスキルを習得することで、WebエンジニアやインフラエンジニアなどIT業界で働く選択肢が増やせることです。
記事を読んでIT業界でのキャリアに興味を持った人は、ぜひプログラミングを学習してください。
なお、プログラミング学習は本やWebサイトでの独学、講師のサポートを受けながら学べるプログラミングスクールで可能です。
詳しい学習方法は次の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
→ プログラミングを独学で習得するための勉強手順をわかりやすく紹介
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フリーランスエンジニア
【プロフィール】
請負開発や公衆無線LAN・法人向けネットワークの構築に従事。現在はフリーランスとして活動する傍ら、侍エンジニアのインストラクターも担当中。
【専門分野】
・プログラミング全般
【保有資格】
・ITパスポート試験
・Java Bronze
・Java Silver
・VBAエキスパート(Basic)
・LPIC-1(101)
・MOS(Expert 2019)