65歳からのスタートも遅くない！半年の学習で充実した生活が手に入った

定年退職後の将来のためにプログラミング学習を始めた淵本さん。65歳から半年でフリーランス を目指すことに不安を抱えていたものの、カウンセリングで背中を押されてSAMURAI ENGINEERに入学。フリーランスコースの受講を経て、フリーランスエンジニアへの転身をを叶えました。

今回は、そんなSAMURAI ENGINEER卒業生の淵本さんに、フリーランスエンジニアへの独立を果たすまでの経緯をインタビューさせていただきました。

選んだコース（受講期間）	フリーランスコース（24週間）
学んだ言語/フレームワーク	HTML/CSS、JavaScript、PHP、MySQL、WordPress、VBA、Photoshop など
受講期間中に学んだこと	・WordPressを用いたWebサイト制作 ・ポートフォリオ制作 ・ノーコードツールの使い方 ・サーバーの扱い方 ・実案件の獲得/納品 など

なお、淵本さんが60代でプログラミングを習得するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているのでぜひご覧ください。

「残り20年もあるなら何かがしたい」定年後に新たなスタートを決意

──VBAの経験がある中でホームページ制作をしたいと考えた理由を教えてください。

淵本さん：将来的に役に立つだろうと思ったことが理由です。もともと大学在学中に興味本位でプログラミングを学んでおり、就職後も直近20年くらいはVBAでプログラミングをしながら仕事に役立てていました。

65歳で定年退職を迎え、仮に人生85歳までとすると残り20年間もあります。再就職は難しい部分がありましたし、そうなればもともと興味があったホームページ制作を勉強してみようと考えました。うまくいけばお小遣い稼ぎができると思いましたし、少なくともボケ防止の役には立つかな、と。

──最初は独学をされていたのですか？

淵本さん：いいえ、はじめからスクールへの受講を選びました。ホームページ制作はまったく何も知らない状態でしたし、退職金も入っていたので入学したほうが早いと思ったからです。

「大丈夫」の励ましと丁寧なカウンセリングで迷わず入校を決意

──数あるスクールの中からSAMURAIを選んだ理由について教えてください。

淵本さん：検索してマンツーマンというのがまず目に入ったのと、無料の説明会で励ましていただいたこと、サポートが手厚いことが決め手でしたね。パソコンの性能がかなり不安だったのですが、無料の説明会ではCPUの確認などいろいろと親切に時間をかけて教えていただきました。

あとは「半年で本当に習得ができるのか」「フリーランスとしてやっていけるのか」などを相談したときに「努力次第ですが、大丈夫です」と励ましていただきました。一番最初にSAMURAIのカウセリングを受けたのですが、不安が解消されたのでほかのスクールは検討せずに決めました。

──スクールの金額についてはどう折り合いをつけたのですか？

淵本さん：半年で88万円でしたが、失業保険や退職金を受け取っていましたし、残りの20年間への投資だと考えたらそんなに高くないかなと感じました。

自分のペースで無理なく進められた！仲間の存在がモチベーションに

──スクールに通って良かったと思うことを教えてください。

淵本さん：たくさんあるのですが、一番役に立ったのはSAMURAIのテキストですかね。物凄く体系的で充実しています。順次改訂・新装もされていて卒業後も使えるということなので役に立ったと思っています。

そのほか、WordPressやノーコードツールの使い方、サーバーの扱い方もすごく勉強になりました。フリーランスコースの課題の中に「ノーコードツールを使って作りなさい」というものがあり、ひととおり学ぶことで改めてWordPressの良さが分かったことも有益だったなと思いますね。あとは案件の獲得方法、フリーランスの心構えまでも教えていただきました。

──モチベーションの維持はどのようにしていましたか？

淵本さん：週に1回、課題をこなすという目標が与えられるレッスンのおかげで自然とモチベーションは維持できていました。あとは、とにかくすべてが初めてでなかなか覚えられないことに苦戦したこともありましたが、何度も繰り返し勉強をすることで成長が実感でき、モチベーションにつながっていました。コーディングに関しては模写コーディングが一番良くて、仕上がったときの充実感はモチベーションにつながります。

──レッスンで印象に残っていることについて教えてください。

淵本さん：Photoshopの機能には驚きましたね。AIで自動的に画像の汚れを修正をしてくれたり、曇っている背景を晴れにしたりするなど魔法のような使い方がたくさんあって感動しました。

あとは、WordPressで自分のポートフォリオを作ったのですが、わからないことがたくさんありました。どんなコードがWebサイト上で使われているか確認する方法なども初めて知り、それを見ながらコードの修正をしたら完璧に修正できて感動したのを覚えています。

──個別指導の方針について、淵本さんが感じたメリットを教えてください。

淵本さん：自分のペースで進めさせてもらえることですね。ペースを早めてもらったり、反対にゆっくりにしてもらったりしていましたし、案件への応募についても一度止めたいと相談したこともありました。私のペースでやらせてもらえたので、まったくストレスなく進められました。

──レッスンのほかに良かったと思うサービスはありましたか？

淵本さん：SAMURAIの質問掲示板は毎日利用していました。毎日やったことを掲示板に書いていたのですが、学習時間が時々トップ10に入ることもありましたね。

あとは、いろいろな刺激が受けられるので交流会にはほぼ100%出ていました。プログラマーを目指している高校生と出会ったり、まったく初心者の年配の女性に出会ったりしたのですが、全員それぞれ目標を持って学習していて感動しましたし、周りの人たちの頑張りが自分のモチベーションにもなっていました。

実際に先生がコーディングしている様子を見られるイベントも非常に参考になりましたね。

年金に頼らない生活を実現！今後は単価アップが目標

──受講中に獲得した案件について教えてください。

淵本さん：受講中は1件のみ案件獲得していて、WordPressに記事を10個入稿する案件で、報酬は5000円くらいでした。知らないことはクライアントさんに聞きながら行い、かなり勉強になりましたね。

──卒業後はどのように案件を獲得されたのですか？

淵本さん：卒業後、案件の獲得に苦戦したので、アプローチを変えてWordPressのパッケージを2つとVBAのパッケージを1つアウトソーシングサイトに出しました。実際の案件としては、WordPressに入稿する原稿の校閲作業と流し込み作業を行っていました。この案件は今でも続いています。

また、画家の方のポートフォリオサイトは「WordPress」で制作しました。そのほかにも、ExcelのVBAプログラミングに関する案件は多いです。

卒業後の案件獲得件数は、半年で16件くらいですかね。収入は20万を超えるくらいです。ほとんど1万円の仕事ですね。実績がない時は値段勝負というのをSAMURAIで教えていただいたので、1年間はこの金額でやってみて、今後上げていきたいと思います。

年齢は関係なし！興味があるならまずはチャレンジしてみるべき

──フリーランスエンジニアになって良かったと思うことを教えてください。

淵本さん：自分のペースで生活ができることですね。納期が厳しくない案件は調整をしながら仕事ができますし、休暇についても事前にクライアントに伝えていれば問題ありません。

ホームページ制作を学ぶと決めた当時の目的であった生活の充実やボケ防止、お小遣い稼ぎは達成できていると思います。最近は社会とのつながりが薄くなってきたかなと考えるようになったので、もう少し繋がりを意識した工夫をしたいと思っています。

──プログラミング学習は、エンジニアを職業としなくてもプラスになると思いますか？

淵本さん：プログラミングは、実際に技術を獲得すれば活用できる機会が多くすごく便利です。そういう意味では一般教養として学んでもいろいろな場面で役に立つと思います。

──エンジニア転職に興味があるものの踏み出せない同年代の方にメッセージをお願いします。

淵本さん：一番大事なのはやる気ですが、やる気が起こるのは興味からです。年齢は関係ないので、一度独学でもいいのでやってみてから考えると良いと思います。独学がうまくいかなかったらスクールに入って学ぶ選択肢もあります。

私は自分でホームページを作ってみて「興味があれば何でもできる」と実感しました。プログラミング学習はいろいろな意味で素晴らしい勉強・仕事なので、ぜひチャレンジしてもらえたらと思います。