30代・未経験からフリーランスエンジニアに！半年で案件獲得するまでの軌跡

このような悩みの答えになるような経験をされた、高橋さんにインタビューを行いました！

高橋さんがフリーランスエンジニアを目指した経緯やスクールの体験談など様々な内容を伺ったので、これからフリーランスを目指したいという人は、ぜひ参考にしてください。

選んだコース（受講期間）	フリーランスコース（24週間）
学んだ言語/フレームワーク	HTML/CSS、JavaScriptなど
受講期間中に学んだこと	・ポートフォリオ制作 ・クラウドソーシングサイトを用いた案件獲得

なお、高橋さんがフリーランスエンジニアになるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。

人間関係のストレスからうつ病に…新たな挑戦としてプログラミングを学習！

ーーープログラミング学習に興味を持ったきっかけについて教えてください。

高橋：もともと理系の大学を卒業してから、10年間コールセンターで働いていました。

しかし最近、人間関係のストレスからうつ病にかかり休職して療養しており、結局そのまま職場に戻れない状況になったんですね。そこで、新たな挑戦としてフリーランスになりたいと考え、プログラミングの勉強を始めました。その前にもデザインやせどり、ブログなど様々なことを試しましたが、一番長続きしたのがプログラミングだったんです。

ーーー独学ではなく、スクールを選んだのはなぜですか？

高橋：最初はブログやYouTube動画を見て、自己流でプログラミングを学び始めました。でも、その過程で何度も挫折してしまったんですね。

自分で解決できない問題が多くあり、正しい進捗を確認できない不安感を抱えていましたし、誰かとプログラミングについて話す場が欠けていたことが挫折の原因でした。「プロに質問できる環境を手に入れたい」と思い、スクールで学ぼうと思った形です。

ーーースクールの金額については、どう気持ちに折り合いをつけましたか？

高橋：かなり迷いましたが、自己投資としてプログラミングを学ぶ環境を作るのが大切だと思ったので、金額については「何とかしよう」という気持ちでした。

得られたのは「創る楽しさ」！インストラクターとの対話が学びになった

ーーー入学して良かったと思うことは何ですか？

高橋：毎日の勉強習慣がついたことと、何かを創るという楽しさが得られたことですね。毎週のレッスンでインストラクターからフィードバックを受けることで、モチベーションがとても高まりました。いつも自分とは異なる視点からフィードバックをもらえるため、1人では気づかなかった部分を指摘してもらえることが新鮮で面白かったです。

ーーー学習をする中で、つまずいた部分はありましたか？

高橋：入学時のモチベーションは高かったのですが、途中で下がってしまうことがありました。しかし、インストラクターと毎週のレッスンを継続して行うことで、再び前進させることができたと思います。

ーーーインストラクターはどんな人でしたか？

高橋：インストラクターは、おそらく私よりも年下かと思いますが、言葉の感じが柔らかく、教え方も非常に丁寧でわかりやすかったです。話していても楽しくて、モチベーション維持に繋がりました。わからないことを分かりやすく説明してくれるだけでなく、新しい技術や知識も共有してくれたので、先生との対話は常に学びの機会になっていたと感じています。

ポートフォリオを複数制作！案件獲得に活かすことができた

ーーーポートフォリオはどんなものを作りましたか？

高橋：ノーコードツールを使用して架空サイトをいくつか作りました。特に力を入れたのは、架空の税理士事務所のコーポレートサイトです。

レッスン開始1か月ほどして企業のサイトを作る宿題が出たので、税理士事務所という設定にしました。

ーーーポートフォリオを作成する上で、工夫した点はありましたか？

高橋：なるべくシンプルに作ろうということと、視覚的に見やすい構成で作ることを心がけました。

でも、1から全てデザインするのは難しかったです。素材の選定も全て自分で行うため手間がかかりましたね。デザインは色や配置を変えるだけで見え方が変わるので苦戦しましたが、インストラクターからこまめにフィードバックをもらえたおかげで直していくことができました。

修正を含めて1か月ほどかかりましたが、本当にいい経験をしたと思います。

ーーーポートフォリオは案件獲得に活きたと思いますか？

高橋：クラウドソーシングサイトで応募して受注できた案件がありますが、クラウドソーシングサイト上の提案にポートフォリオを載せていました。やはりあるとないでは発注者側の印象が大きく違うので、たとえテンプレートぽくても、「作っている」というだけで安心できる部分はあると思います。

月収は約30万円超え！やらされ感のない仕事でストレスが減った

ーーー受講中に案件を獲得しましたか？

高橋：クラウドワークスとランサーズを使っていたのですが、受講中に獲得できた件数でいうと、2件くらいだったと思います。受講中にペイしようと意気込んだのですが達成できなくて、金額でいうと合計5~6万くらいでした。

ーーー案件獲得についてインストのサポートはありましたか？

高橋：獲得した実案件を手伝ってくれたのが印象的です。実装の部分で何週間も相談したのが印象に残っています。僕のほうから、どうやればいいか頻繁に相談していましたね。

具体的には、実装の方法やどういう風に進めればいいのか、「ここでつまづいています。どうすればいいですか？」など、アドバイスを受けるために積極的にコミュニケーションを取っていました。

ーーー現在の月収はどれくらいですか？

高橋：前月が30万超くらいです。最初の頃に比べて、だいぶ金額が増えました。今は制作に没頭できるし、人間関係が改善されたので、とても良い環境で働けていると感じています。

ーーー実務をこなしてみて、理想とのギャップはありますか？

高橋：もともと在宅ワークに対しては、「人と関わらず黙々と作業する」というイメージを持っていましたが、実際はむしろフリーランスを始めてから人との関わりが増えました。

ですが、それでもストレスが少なく働けていると思います。やはり会社の仕事とは異なり、フリーランスだと1対1のコミュニケーションが重要なので、やらされ感を感じていないことが一番大きいですね。

将来を常に前向きに考えられる日々に！まずは深く考えずやってみよう

ーーープログラミングを学んで、日常生活の変化はありましたか？

高橋：これまでは物事を抽象的に捉えていたのですが、プログラミングを始めてからは具体的に考えるようになり、詳しくわかりやすい話し方になったと思います。

また、自分の問題や課題を考える時間が増えましたね。「自分がこれから何をすればいいか」を考えるようになったことは、すごく良い変化だと思います。最近は悩みの質が変わり、「会社員時代は本当にどうでもいいことで悩んでいた」と気づきました。今は将来についても常に前向きに考えられているので、いい進歩だと感じています。

ーーープログラミングで得た物は、エンジニアを職業としない人にとってもプラスになりますか？

高橋：はい、仮説検証の力がつくことがメリットだと思います。

「仮説を立てて、検証してダメだったら改善」のサイクル回すことはいろんな仕事で使うと思いますが、プログラミングでは1つサイトを作る中でたくさん回すので、仮説検証を短期間でたくさん体験できるんです。プログラミングそのものというより、思考を学んでおけばどんな仕事でも役に立つと思います。

ーーー今後の目標は何ですか？

高橋；今はコーダーという構築部分しか対応できませんが、今後はディレクターなどサイト作る上で全行程を巻き取れる制作者になりたいです。また、ゆくゆくは制作部分を離れてコンテンツを作り、個人的に興味のあるReactを勉強していきたいと考えてます。

ーーープログラミングに興味はあるものの、勉強に踏み出せない人にメッセージをお願いします。

高橋：誰でも失敗や挫折はあると思います。

例えば子どもの頃、自転車に乗るのに最初はつまずいたとしても、立ち上がって練習するうちに乗りこなせるのと同じです。プログラミングは人によって「つまらない」「合わない」など色々あると思いますが、まずはコードに触れるのが大切です。やり切ってからどうすれば良いか考えればいいので、まずは深く考えずにチャレンジしてみてほしいです！