美容師からITエンジニアへの転職！20代・未経験が内定獲得するまでの軌跡

このような悩みの答えになるような経験をされた、鈴木さんにインタビューを行いました！

鈴木さんがプログラミング未経験の状態からITエンジニアへの転職に成功するまでの経緯を伺ったので、異業種からITエンジニアに転職したいという人は、ぜひ参考にしてください。

選んだコース（受講期間）	オーダーメイドコース（36週間）
学んだ言語/フレームワーク	HTML/CSS、JavaScript、PHP など
受講期間中に学んだこと	・ポートフォリオ制作 ・Webサイト制作 など

なお、鈴木さんがITエンジニアに転職するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているのでぜひご覧ください。

「これからIT業界は伸びる」将来性を感じプログラミング学習を始めた

ーーープログラミング学習に興味を持ったきっかけについて教えてください。

鈴木さん：IT業界で働く友人から話を聞き「興味があるかも」と感じたのが、プログラミングに関心を抱いた最初のきっかけです。

専門学校を卒業してからずっと美容師として働いていたので、IT分野の仕事は経験がなく、難しそうなイメージから苦手意識がありました。

ただ、20代後半から歳を重ねるごとに「美容師だけでなく違うことをやってみたい」そんな気持ちが芽生えるようになったんです。こうした経緯から友人に話をきいたところ、「IT業界はこれから伸びていく業界」「プログラミングはなくならない仕事」だと感じたんです。

また同時に、今後5~10年立ち仕事で拘束時間が長い美容師の仕事をやっていけるか不安を抱きました。コロナウィルスの流行もありましたが、美容院に通う人の髪を切るペースが早くはならない以上、顧客を取り合う競争のなかで生き残るにはリスキーな業界だと感じたんです。

それに対して、IT業界は美容師業界が抱える懸念がなく、友人の話を機により関心が芽生えたことから、プログラミングを学ぶ決意をしました。

「未経験からでも転職やフリーランスが実現できるイメージが湧いた」！SAMURAI ENGINEERを選んだ決め手

ーーーはじめは独学で勉強していたそうですが、なぜスクールで学ぶことにしたのですか？

鈴木さん：独学を続けるなかで、拘束時間が長い美容師の仕事と両立するのは体力的に難しいと感じたからです。

もちろん、プログラミングスクールに通っても上記は同じことかもしれません。ただ、仕事終わりや休日に勉強しようと決めていても、仕事の疲れからサボりがちになることもあったんですね。半強制的に学ぶ時間を作ってくれるスクールのような環境を用意したほうが効率よく学び続けられると思い、スクールに通うことにしました。

ーーー数多くプログラミングスクールがあるなかで、SAMURAIを選んだ決め手は何でしたか？

鈴木さん：未経験からでもITエンジニアへの転職やフリーランスを実現できるイメージが湧いた点が、SAMURAI ENGINEERを選んだ理由です。

SAMURAI ENGINEER以外にも3~4社のプログラミングスクールで話を聞きました。未経験から受講を始めてどう学べばITエンジニアに転職できるのか、フリーランスとして独立できるのか、具体的なイメージが湧いたのがSAMURAI ENGINEERだったんです。

SAMURAI ENGINEERでは、ITエンジニアへの転職やフリーランスとしての独立に特化したコースが用意されていたので、よりイメージが湧きやすかったのかもしれません。また、現役エンジニアにマンツーマンで指導してもらえる点も、決め手としては大きかったです。

ーーー入学前は、どんなことが不安でしたか？

鈴木さん：現役エンジニアの指導を受けながら、思うようにプログラミングスキルを習得できるのかはとても不安でした。自分が未経験という点に関しては、ほとんどの方が未経験者だと聞いていたので不安はなかったです。

カウンセリング時に卒業生のキャリアがどうなっているのかを聞けたので、「自分が受講したら…」とイメージしやすかったです。みんな最初はわからないところから始まるので、ある程度学んでみて本当にダメなら別の道もあると捉え、とにかく深く考えずに始めようと思いました。

勉強する習慣が身についた！受講期間で鈴木さんが得たもの

ーーーSAMURAI ENGINEERを受講してよかったと感じることはありますか？

鈴木さん：パソコンを触る機会がない人生だったので、受講を通じてITリテラシーが身についたのは大きいと感じています。また、受講期間中は一週間に一回レッスンが組まれていたため、続けるうちに勉強する習慣が身についたのも大きかったです。

ーーー学習をする中で、つまずいた部分はありましたか？

鈴木さん：はじめは何もわからない状態だったので、勉強するなかで度々出てくるわからない用語を調べるのには苦労しましたね。なかなか理解できずひとりで悩むことに時間を割いていることも多かったので、ある程度は自分で調べて仮説を立ててからインストラクターに質問するように心がけました。

ーーーモチベーションはどのように維持していたのですか？

鈴木さん：勉強時間が0の日を作らず、友人と一緒に勉強する機会を設けたことはモチベーションの維持につながったと感じています。

受講が中盤に差し掛かるにつれて難しい内容も増えましたが、そんななかでも全く勉強しない日を作らないようにしていました。コードを書かなくても、見て学ぶのはかなり意識していましたね。いつでも見られるようベッドのそばにパソコンを置き、毎日触れることで1回あたりの学習時間が10分、20分と伸びていきました。

また、ITエンジニアを目指す友だちと勉強する機会を作り、学習の進み具合を確認したり教えあえたりできたのもやる気の維持につながったと思います。一緒に学ぶ仲間の存在は非常に大きかったです。

ーーーインストラクターはどんな人でしたか？

鈴木さん：受講期間中は2名のインストラクターから指導を受けましたが、共通して未経験者に寄り添ってくれる方でした。1週間に1度のレッスンのはじめには「この一週間で面白いことあった？」と雑談から入ってくれるなど、気さくで話しやすい方達だったので、楽しみながらレッスンできました。

また、現場でPHPを扱うインストラクターから、現場目線で「こちらを使ったほうが主流だよ」「この書き方は今使っていないよ」など、最新の情報を踏まえて指導してもらえたのはとてもありがたかったです。リアルな声が聞けたのはタメになったし、テキストだけでは得られないことがあると実感できました。

ポートフォリオを複数制作！案件獲得に活かすことができた

ーーーポートフォリオはどんなものを作りましたか？

鈴木さん：キャンプに特化した投稿サイトです。私はキャンプが趣味なのですが、友達同士だけでなくさまざまな人とキャンプで行った場所や使用する道具などの情報交換ができたらいいなと思い、制作しました。

ーーーポートフォリオを作成する上で、工夫した点はありましたか？

鈴木さん：X(旧Twitter)やInstagramを参考にしながら、日記や記録のようにキャンプの道具や様子をテキストや画像で投稿して他のユーザーと共有できる機能をつけました。画像とテキストのバランスや見やすさを考慮しつつ、他のサイト参考にして「このバランスなら見やすい」というUIにこだわりました。制作期間は3か月です。

ーーーポートフォリオを作成する上で、つまずいたことはありましたか？

鈴木さん：何から始めればいいのかわからない、という点はつまずいたところだと思います。

自分のなかでポートフォリオは0から作るイメージでしたが、「1から作ると時間もかかるし、使えるところはフレームワークを活用していこう」とインストラクターからアドバイスをもらいました。

スムーズかつ効率的に制作を進められたのは、インストラクターがいたからこそだと感じています。

初の転職活動！鈴木さんが感じた難しさと手応え

ーーー転職活動はどのように進めたのですか？

鈴木さん：SAMURAI ENGINEERからの紹介に加え、自分でもIT転職エージェントを活用して求人に募集していきました。年齢や未経験であることを踏まえると選択肢は多くないと感じていたので、条件等のこだわりはあまりなかったです。

SAMURAI ENGINEERで学んだWeb系のフロントエンドスキルを活かせる企業、人気で競争率が高いと聞いていた開発系の企業の2軸で転職先を探しました。

ーーー異業種からの転職に難しさは感じましたか？

鈴木さん：美容業界でしか働いたことがなく、今回が初めての転職活動だったため、そうした意味で不安はありました。また、IT業界独特の成果物を持参して見せるという点には新鮮さがあったものの、評価してもらえるのか不安もありましたね。

ーーーSAMURAI ENGINEERの転職サポートはどうでしたか？

鈴木さん：とても親身に相談へ乗っていただきました。「ここなら面接まで行けると思います」といったアドバイスを含め、具体的な会社を紹介してくれたので、自分で探す時間を使わなくて済んだのは助かりました。

自分だけで転職活動をしていたら書類選考すら通らなかったと思うので、転職活動を支援してもらえたのは非常に心強かったです。

ーーー転職活動に際して、インストラクターはどのようなアドバイスをくれましたか？

鈴木さん：自分がどのくらいできるかを言葉で説明できる力が大切だと教わりました。「何を学んで何が作れるレベル感なのか」を言語化して伝えれば面接官がイメージしやすいとアドバイスをいただいたので、意識して挑むようにしましたね。

ーーー面接ではどんなアピールが刺さったと思いますか？

鈴木さん：前職の接客経験で培ったコミュニケーション能力や周りを見る力、技術面以外の人間性などは評価していただけたのではないかと感じています。

受講を通じて「ITエンジニアはチームで成果物を制作するため、コミュニケーション力が必要」と聞いていたことから、前職で得たスキルをアピールできました。IT業界で働く人はずっとデスクワークで黙々と作業するイメージだったので、コミュニケーションが重要だという点は驚きましたね。

しかし、実際にいま働いているなかでも、コミュニケーションが取れるかどうかは重要だと感じています。

異業種からITエンジニアへの転職に成功！転職後の変化とは

ーーー転職先の企業ではどんな仕事をしていますか？

鈴木さん：転職先はSESで、受注先での仕事がメインです。ネットワーク構築や保守、障害が起きた際のトラブル対応など、インフラメインの仕事を担当しています。

ーーー転職したことで収入に変化はありましたか？

鈴木さん：今の月収は30~33万円なので、前職以上の収入を得られるようになりました。美容師として働いていたころは、抱えるお客様の数で給料が変動していたため、月の収入はバラバラだったんです。そうした意味では前職に比べて、転職先での収入は安定していますし、仕事での評価も反映してもらえていると思います。

ーーーITエンジニアとして働き始めて、生活面で感じる変化はありましたか？

鈴木さん：大きく変わったのは働き方ですね。美容師は現場に出ないといけないため絶対にリモートワークはできないので。立ち仕事からデスクワークへの変化は大きかったと思います。

また、SAMURAI ENGINEERでの受講を通じて、学習する習慣が身につきました。いま現場で扱っている技術の他にも学びたいことがあるので、仕事以外の時間で学ぶ機会を設けるようにしています。仕事に明け暮れる日々ではなかなか身につかなかったと思うので、仕事終わりや休日に学ぶ習慣が身についたのはとてもありがたかったです。

将来を常に前向きに考えられる日々に！まずは深く考えずやってみよう

ーーー今後の目標は何ですか？

鈴木さん：クラウドを扱う仕事ができるようになることが今の目標です。

今の職場ではクラウドでコードを書いたり構築していく機会が多いため、自己学習でもAWSを学習しています。今後インフラはより効率化していく流れがあるので、自分もそこに乗っていきたいです。

ーーープログラミングに興味はあるものの、勉強に踏み出せない人にメッセージをお願いします。

鈴木さん：迷っている時点でプログラミングに興味は持っているはずです。ただ、お金がかかる以上いきなりスクールに通うのはハードルが高いと思うので、やりたいと感じたらまず自分で試してみるのが良いと思います。

今はSNSで情報発信している人もたくさんいます。動かないことには情報も入ってこないので、いま自分でできることを考えて、やりたいと思ったらスクールに行ってもいいし、独学で転職してみるのもいいですね。

最初の一歩は不安だし踏み出しにくいと思いますが、今は気軽にできる時代なので尻込みせずに、まず情報収集から始めるといいと思います！