この記事では、プログラミング習得に必要な学習期間・1日あたりの勉強時間の目安を解説します。
プログラミングを習得するまでの学習時間を知りたい
プログラミング学習を継続するコツを知りたい
これからプログラミングを学習したい人のなかには、このような疑問を感じる人もいるでしょう。
この記事では、プログラミング初心者に必要な学習時間を解説したうえで、学習時間を確保するコツや継続して学習するコツを解説します。また、スキルを習得するまでのロードマップも解説するので、ぜひ参考にしてください。
また、次の記事ではそもそもプログラミング初心者は何から始めれば良いのか、その学習手順やおすすめの教材を紹介しているので良ければ参考にしてください。
- 初心者からプログラミング習得にかかる勉強期間/時間の目安は平均17ヶ月(1日平均4時間24分)
- スクールを活用した勉強期間は独学よりも約3ヶ月ほど短い
- プログラミング学習の継続には明確な目的や計画的な勉強が不可欠
プログラミング初心者に必要な学習時間とは?
プログラミング初心者に必要な学習時間はおおよその目安がありますが、実際には学習する言語や独学かどうかによって変わります。
ここからは、プログラミング初心者に必要な学習時間を詳しく解説します。
学習時間の目安は1,000時間
必要な学習時間は学ぶ言語など諸条件によって異なりますが、一般的にはプログラミングを習得してエンジニアの仕事を行うレベルになるには約1,000時間以上は必要といわれています。
弊社が行った「エンジニアになるまでの1日の平均学習時間」の調査によると、1日の平均学習時間は4時間24分、学習期間は平均17ヶ月という結果が出ました。
このデータでは独学とスクールを利用した人の平均となっているため実際には個人差がありますが、スキルを習得するにはまとまった学習時間が必要であると分かります。
上記の表を見ると、1日1時間学習する人が最も多く次に4時間・2時間と続きます。
仕事をしながらだと平日にまとまった学習時間が取れないので1~2時間コツコツ学習する人、土日などにまとまった時間を確保して長時間学習する人が多いと推測できますね。
学習のペースは個人差がありますが、主に1,000時間を目安に学習を開始し、自分に合ったペースで継続して学習すると良いでしょう。
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プログラミングの習得に1000もの時間が必要な理由をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
学習したい言語によって学習時間は異なる
プログラミング言語はたくさんありますが、習得の難易度はプログラミング言語によって異なるため、必要な学習時間も差が出ます。
プログラミング言語の種類は、Javaなどの静的型付け言語とPHPやPythonなどの動的型付け言語の2種類に分類されます。
プログラミングの分類方法はいくつかありますが、学習時間を考えるうえで静的型付け言語と動的型付け言語では傾向が異なります。静的型付け言語は変数などのデータ型の宣言がいらない言語、動的型付け言語は変数などのデータ型の宣言が必要な言語です。
これからプログラミングを学ぶ人にとってはよく分からないかもしれませんが、学習していくと分かるようになるので今はそれぞれ違いがあることを理解しておくと良いでしょう。
コードの記述量や、学習時間の傾向は下記のとおりです。
言語の種類 | プログラミングの記述量 | 文法 | 勉強時間 |
動的型付け言語 | 少ない | かんたん | 短い |
静的型付け言語 | 多い | 複雑 | 長い |
言語によって差はありますが、学びたい言語が静的型付け言語の場合は勉強時間が長くなり、動的型付け言語の場合勉強間が短くなる傾向があると覚えておきましょう。
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独学とスクールの学習時間と学習期間
プログラミング習得に必要な学習時間は、独学かスクールを利用するかで異なります。
独学の場合はエンジニアになるまでの1日の平均学習時間が3時間30分、平均学習期間が18.3ヶ月となっています。一方でスクールの場合は平均学習時間が5時間30分、平均学習時間が15.1ヶ月です。
ここから分かることは、スクールに通うことでまとまった学習時間を確保しやすくなり最終的な学習期間が短縮できることです。
スクールに通うことで定期的に学習時間を確保できますし、分からないところもその都度解消できるので効率的に学習できます。
独学・スクールそれぞれにメリット・デメリットがありますが、しっかり学習時間を確保したい人や効率的に学習したい人にはスクールがおすすめです。
プログラミングの学習時間を確保する3つのコツ
プログラミング学習を行ううえで問題となってくるのが、学習時間の確保です。プログラミング学習をスタートする人は多いですが、途中で学習時間が確保できなくなって挫折する人もいます。
ここからは、プログラミングの学習時間を確保するコツとして下記の3つを解説します。
- 学習を習慣化する
- 学習計画を公表する
- 無駄な行動を見直してみる
学習を習慣化する
プログラミングの学習時間を確保するには、勉強する習慣を身につけるのが近道です。
短時間でもいいので毎日学習する習慣を身につけることで、違和感なく自然と学習を続けられ、コツコツ少しずつ学習することで知識が蓄積しやすくなります。
また、プログラミングに慣れていない状態でいきなり何時間も勉強しようと思うと精神的な負担になるので、まずは毎日少しずつでいいので勉強時間を確保していきましょう。
毎日学習した時間をメモしていくと、数字が積み重なる達成感を味わえるのでおすすめです。
学習計画を公表する
定期的に学習時間を確保するためには、学習計画を公表するのも効果的です。
学習時間をなかなか取れない人のなかには、本当は時間があるのに何かと理由をつけて別のことに時間を使っている人もいます。そんな人はSNSやブログなどで学習計画を他人に公表して、どうしても学習しないといけない環境を作るのもおすすめです。
公表することで学習していないといたたまれない気持ちになりますし、SNSで共有することでコメントなどで励まされたり同じくプログラミングを学ぶ仲間ができたりすることもあります。
なかなか継続できない人は、学習せざるを得ない環境を整えるのも良いでしょう。
無駄な行動を見直してみる
プログラミングの学習時間を捻出するには、無駄な行動を見直してみましょう。
学習時間を確保できない人のなかには、頑張れば学習に当てられる時間がある人も多いです。平日は仕事をしている人でも、通勤時間や帰宅してからの自由時間など学習に当てられる時間はあります。
もちろん仕事とプライベート、学習時間の両立も大事なので全ての時間を学習に当てる必要はありませんが、毎日決まった時間は学習時間を設けるのが理想的です。最初は毎日10分など短い時間でもいいので継続し、徐々に30分・1時間と時間を捻出するとストレスなく学習を継続しやすいでしょう。
学習時間を決める際には一度スケジュール帳などに一日の予定を記載してみて、空き時間を探す事から始めてみてください。
プログラミング学習を継続する3つのコツ
プログラミングの学習時間を確保できた人でも、継続して学習するのが苦手な人もいるでしょう。ここからは、プログラミングの学習を継続するコツとして下記の3点を解説します。
- 学習する目的を明確にする
- 高すぎない目標を設定する
- 学習計画を立てる
学習する目的を明確にする
学習を継続するには、学習する目的を明確にすることが大事です。目的を明確にすることでモチベーションを高く保てるので、もし学習につまづいたとしても学習を再開できるでしょう。
逆に学習する目的が明確でないと、挫折する可能性が高くなります。
「Webサイトが作れるようになりたい」「エンジニアとして働きたい」など、プログラミングを勉強する目的を明確にしてから勉強を始めましょう。
プログラミングの学習目的を明確にする具体的な方法を知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
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高すぎない目標を設定する
プログラミング学習を挫折しないコツとして、高すぎない目標を設定することが挙げられます。
目標が高すぎると自分の実力と現状のギャップに苦しむ可能性が高く、うまくいかないことでモチベーションが低下し挫折する原因になりやすいです。
また目標が高いと達成のハードルが高くなるので、最終的な学習時間も増えてしまいます。
最初のうちは、少し簡単な目標を設定し成功体験を積むことが大事です。その後、ある程度学習が進んだ終盤に高い目標を設定すると新しいモチベーションになるのでおすすめです。
学習計画を立てる
プログラミング学習を継続するには、しっかりと学習計画を立てることが大事です。
いつまでにどこまで学習するのか、事前に学習計画を立てることで計画的に学習できるので、無理せず学習を継続できます。
ある程度期限を決めて取り組むことでモチベーションを保ちつつ集中して学習できますし、学習計画を立てることでどこまで学習すればいいのかという不安を解消しつつ適度な達成感を得ることが可能です。
最初から完璧な学習計画を立てるのは難しいので、まずは計画を立て実行しながら修正すると良いでしょう。
プログラミング初心者がスキル習得するまでのロードマップ
これからプログラミングを学習する人は、学習時間はもちろん習得までのロードマップも気になりますよね。
ここからは、プログラミング初心者がスキルを習得するまでのロードマップとして下記の4点を解説します。
- 学習する言語を決める
- Webサイト・書籍で学習する
- サンプルコードを真似して学ぶ
- ポートフォリオを作成する
学習する言語を決める
プログラミング言語によって学習内容が異なるため、まずは学習する言語を決める必要があります。
言語を決める際には、自分がしたい開発内容やエンジニア像、言語の将来性や求人数などで選択すると良いでしょう。
ちなみに現役エンジニアが「未経験者が最初に学ぶべき」という声が多かったプログラミング言語はPythonでした。
学習のしやすさでいえば、JavaScriptやPHPも文法が比較的シンプルで覚えやすい言語です。
プログラミング初心者におすすめの言語は下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Webサイト・書籍で学習する
学習する言語を決めたら、次はWebサイトや書籍で基礎を学ぶと良いです。
最近ではプログラミングの基礎を学習できるWebサイトも増えており、動画・イラスト・スライドなどを使って少しずつ学習できます。
初心者がいきなり難しい参考書からスタートすると苦手意識が生まれる可能性もあるため、最初はWebサイトで学習し慣れたら書籍を使った基礎を学ぶと良いでしょう。
ちなみに、おすすめの学習サイトについては下記の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
サンプルコードを真似して学ぶ
Webサイトや書籍で基礎が学べたら、次はサンプルコードを真似しながらコーディングを学習する必要があります。基礎は学べたとしても、実践的なコーディングを学ぶには実際にコーディング経験を積むしかありません。
書籍にはサンプルコードが掲載されている場合が多く、そのコードを元にコーディング練習をすれば少しずつ文法や記述のルールなどを学べます。
最初はサンプルコードの真似をして学習し、少しずつアレンジを加えることで実践で使える応用力を身につけることができるでしょう。
ポートフォリオを作成する
サンプルコードを使った学習がある程度進んだら、次はポートフォリオを作成してみましょう。
ポートフォリオは実績を示す作品集のことで、ポートフォリオを作成することで転職時に実績となるだけではなく、実践的なコーディングスキルやエラーなどの対処法を身につけられます。
ポートフォリオ作成のコツは下記の記事でも紹介していますが、最初は既存サービスを真似して余裕があればアレンジを加えると良いでしょう。最初から完璧な作品を作ろうと思うとハードルが高いので、クオリティはともかくまずは作品を完成させることを目指してみてください。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
かかる時間はたった1分ほど。5つの質問に答えるだけで、自分にあう副業を診断してもらえます。
自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
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挫折なくプログラミングスキルの習得を目指すなら
これから独学でプログラミングを学ぼうとしている人のなかには、
1人で習得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な人もいますよね。
実のところ、プログラミングの学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました(※1)。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの就職・転職を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
- 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
- 累計指導実績4万5,000名以上
- 給付金活用で受講料が最大80%OFF
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師による個別レッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアではカウンセリングにてプログラミングを学ぶ目的や理想の生活・仕事像をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの就職・転職に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るこの記事のおさらい
一般的に、エンジニアとして働けるレベルのスキルを身につけるためのプログラミングの学習には約1,000時間必要といわれています。
「まずは独学でプログラミングを学んでみたい」と思われている方は、こちらの記事でも詳しくまとめていますので参考にしてください。
独学に自信がない方や効率的に短期間で習得したい方は、プログラミングスクールの活用がおすすめです。ぜひ検討してみてください。
一般的にはエンジニアとして働けるレベルのスキルを身につけるには約1,000時間必要といわれています。ただ、選択する言語や独学かスクールを利用するかによって差があります。
学習時間を確保するには、少しずつでもいいので学習する習慣を作って計画的に学習すると良いでしょう。まずは、学習に当てられる時間がないかあらためて自分のスケジュールを見直してみてください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。