今回紹介する個人がリスキリングで使える補助金・助成金一覧
補助金名 | 主な利用条件 | 対象者 | 支給額 |
---|---|---|---|
リスキリングを通じた キャリアアップ支援事業 | 利用時に企業と契約して働いていること など | 現在働いている人 など | 受講料の最大70%(上限56万円) |
教育訓練給付制度 | 左の対象者に当てはまる人 | 在職中/離職して1年以内の人 | 受講料の20~80%(上限10~64万円) |
母子父子家庭 自立支援給付金 | 左の対象者に当てはまる人 | 母子家庭の母、父子家庭の父 | 受講料の60%(上限20~240万円) |
求職者支援制度 | 収入が8万円以下 など | 雇用保険が受給できない人 など | 給付金支給単位期間ごとに10万円 |
短期集中型資格取得 支援訓練(東京都) | 都内在住で休職中 など | 都内在住で休職中の人 など | 受講料/テキスト代/合宿費用が無料 |
大阪府求職者等 教育訓練支援金 | 大阪府民で雇用保険に未加入 など | 大阪府民である人 など | 受講料の50~75% |
金沢市大学連携 リスキリング促進助成金 (石川県) | 講座等を修了すること など | 金沢市内に居住している人 など | 受講料および入学料の2分の1の金額(上限2万円) |
この記事では、対象講座や給付手順も交え、個人が使えるリスキリング補助金を紹介します。
個人がリスキリング目的で使える補助金はあるのかな?
補助金を使うとどれくらいお得に学べるの?
支給の条件に当てはまるかな…
近年、職場で求められる能力の研鑽や新しいスキルの習得を促すため、政府は社会人のリカレント教育(社会人の学び)やリスキリング(※1)に注力しています。
補助金(※2)や助成金は、新たなスキル習得や転職を見据えリスキリングに励む個人に向けた給付制度の1つです。
そのようななか、補助金を活用しできるだけ費用をおさえつつスキル習得しようとしている人もいますよね。
ただ、補助金や助成金は「企業に向けた制度」といったイメージが強く、個人で使えるのかあいまいな人もいるはず。もちろん、個人がリスキリング目的で使える補助金は存在します。
この記事では活用条件や給付額なども交え、個人がリスキリング目的で使える補助金・助成金をわかりやすく解説します。リスキリングや補助金の情報収集におすすめなサイトも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 個人がリスキリング目的で活用できる補助金は2種類ある
- 補助金を活用すれば金銭的な負担を減らしつつスキルが習得できる
- 学習はもちろんキャリアアップや転職活動支援も無料で利用可能
個人向けリスキリング補助金の基礎知識
はじめに、次のトピック別で、個人がリスキリング目的で使える補助金の基礎知識を解説します。
個人が使える主な補助金は3種類
個人がリスキリング目的で活用できる主な補助金は、次の3つです。
- 教育訓練給付制度
- リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
- 自治体が独自に実施する補助金
「教育訓練給付制度」とは、雇用の安定や就職の促進を図るため、国が個人のスキルアップやキャリア形成を目的に提供している制度です。個人(プログラミングスクールの受講生)が、厚生労働大臣が指定する教育訓練(プログラミングスクールが提供するコースなど)を修了すると給付を受けられます。必ずしも転職が条件ではなく、現職でのスキルアップも対象です。
一方で「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、日本における労働人材の円滑化を促すことを目的とした制度であり、経済産業省が実施しています。
教育訓練給付制度とは異なり、経済産業省が採択事業者に金銭的な支援をすることで、結果的に個人の費用負担が軽減される制度です。対象者は転職を目的にリスキリングを目指す人であり、フリーランスや副業などが目的の人は対象外です。
そのほか、自治体が独自に実施している補助金も存在します。後述しますが、東京都や大阪府など都市部だけでなく、石川県など地方でも人材確保や育成の目的で補助金が実施されています。
補助金ごとに給付額や活用条件は異なる
給付額や活用条件は補助金ごとで異なります。
例えば、教育訓練給付制度を活用すると、支払った受講料金の20〜80%(10〜64万円)が給付されます。一方でリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の場合は、支払った受講料金の最大70%(56万円)を受け取ることが可能です。
また、教育訓練給付制度の場合は、コース修了後に給付されるため一旦受講生が受講料を負担する必要があります。しかし、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は事業者へ直接補助金が支払われます。そのため、受講生が受講料金を負担する必要がありません。
そのほか、自治体が提供する補助金も給付額・活用条件が異なります。直前で焦らないためにも、自分が受給対象か確認しましょう。
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個人がリスキリングで使える補助金・助成金
ここからは、個人がリスキリング目的で使える補助金・助成金を、7つにまとめて紹介します。
1.リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
給付の目的 | ・転職やキャリアアップの実現支援 ・リスキリングと労働移動の円滑化の促進 |
対象者 | ・転職を検討している人 ・現在働いている人 ※直接的な補助対象は事業に参画する企業 |
活用条件 | ・サービス登録時および初回キャリア相談時に在職者であること ・転職を目指している人 |
支給額 | 支払った受講料の最大70%(上限56万円) |
対象となる講座例 | プログラミング、Webデザイン、AI・データ分析、医療事務、介護関連資格 など |
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、現在働いている人が新たなスキルを学ぶことで、転職を経てキャリアアップの実現を支援する制度です。
この制度では、下記の利用が可能です。
- キャリア相談(無料)
- リスキリング
- 転職支援(無料)
本事業の直接的な補助対象は、参画事業者(プログラミングスクールなど)であり、個人ではありません。具体的には、現在働いているかつ転職を検討している人が本制度を利用すると、支払った受講料の最大70%(上限56万円)が事業者へ支払われます。そのため、受講生は金銭的な負担が軽減された価格で講座を受講できるのが特徴です。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業についてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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2.教育訓練給付制度
給付の目的 | ・働く人々の主体的なスキルアップやキャリア形成を支援する ・雇用の安定や就職の促進を図る |
対象者 | ・在職中の人 ・離職して1年以内の人 |
活用条件 | 以下種類により異なる ・専門実践教育訓練 ・特定一般教育訓練 ・一般教育訓練 |
支給額 | 支払った受講料の20~80%(10~64万円) |
対象となる講座例 | プログラミング、Webデザイン、介護関連資格、保育関連資格、TOEIC対策 など |
教育訓練給付制度は、労働者の主体的なスキルアップを支援する制度です。
厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講および修了した場合、費用の一部を給付金として受け取れます。対象者は現在働いている人、あるいは離職して1年以内の人であり、対象講座の難度によって20〜80%と給付率は異なるのが特徴です。
- 専門実践教育訓練:受講料の最大80%(上限64万円)
- 特定一般教育訓練:受講料の最大50%(上限25万円)
- 一般教育訓練:受講料の20%(上限10万円)
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は転職を前提にした制度ですが、本補助金は転職だけでなく昇進やスキルアップ目的でも活用できます。条件が厳しくないため、幅広い人が利用できる制度です。
本制度で給付金を受け取れるのは受講完了後です。そのため、一時的に受講料を全額支払う必要がある点には注意しましょう。
3.母子父子家庭自立支援給付金
給付の目的 | 母子家庭または父子家庭の経済的な自立の支援 |
対象者 | 母子家庭の母、父子家庭の父 |
活用条件 | 母子家庭の母、父子家庭の父で下記の基準を満たす人 ・児童(20歳に満たない者)を扶養している ・児童扶養手当の受給者または同様の所得水準 ・該当講座の受講が適職につくために必要と認められる ・過去に本給付金を受給していない |
支給額 | 受講料の60%(上限20~240万円)から教育訓練給付金支給額を差し引いた額 |
対象となる講座例 | プログラミング、Webデザイン、介護関連資格、保育関連資格、TOEIC対策 など(教育訓練給付制度と同様) |
母子父子家庭自立支援給付金は、母子・父子過程の経済的な自立を促すための補助金です。
対象者は20歳未満の児童を扶養している母子・父子家庭の人で、一定の所得水準かつ受講する講座が適職に必要な場合に受給できます。
給付額は受講料の60%、上限は受講する講座によって異なり、20〜240万円です。なお、教育訓練給付金が受給できる場合、本補助金との差額分が支給されます。1人親家庭でリスキリングに必要な資金を準備できない人も、本補助金を利用すればチャレンジできるはずです。
4.求職者支援制度
給付の目的 | 再就職・転職・スキルアップを実現したい人の支援 |
対象者 | ・雇用保険が受給できない人 ・就職を希望し支援を受ける意欲がある人 |
活用条件 | ・収入が8万円以下であること ・世帯の収入が25万円以下であること ・世帯の金融資産が300万円以下であること ・現に居住する土地・建物以外に土地・建物を所有していないこと ・訓練のすべての実施日に訓練を受講していること (やむを得ない理由により受講しなかった実施日がある場合にあっては、8割以上) ・世帯に他に当該給付金を受給し、訓練を受講している者がいないこと ・過去3年以内に失業等給付などの不正受給をしていないこと |
支給額 | 給付金支給単位期間ごとに10万円 ※日数が28日未満の場合は3,580円×日数 |
対象となる講座例 | ビジネスパソコン、プログラミング、医療・介護、Webデザイン など |
求職者支援制度は、低所得者向けの再就職・転職・スキルアップを支援する補助金です。
雇用保険が受給できない人でも、就職希望で支援を受ける意欲があれば対象です。受給条件は収入や資産が規定以下であることや、訓練実施日はすべて受講することなどの規定があります。
条件を満たせば月10万円の給付金を受け取りながら、無料の職業訓練を受講。日数が28日未満の場合は「3,580円×日数」分の金額が受け取れます。さらに就職サポートも受けられるため、スキルを活かして転職・再就職も目指しやすいです。
学べるスキルはビジネスパソコンスキルやプログラミングなど、就職に直結しやすいものです。とくに現在失業していて、費用の負担が難しい人に向いている補助金といえます。
5.短期集中型資格取得支援訓練(東京都)
給付の目的 | ・東京都での再就職に役立つ資格取得の支援 ・戦力となる労働者の育成 |
対象者 | ・都内在住で休職中の人 ・都内在住または都内在勤の非正規雇用の人 |
活用条件 | ・eラーニングの訓練や合宿の全日程に参加して資格試験を受験できる人 ・都内在住で休職中である ・都内在住または都内在勤の非正規雇用である ・東京しごとセンターで利用登録をしているもしくは訓練修了後に東京しごとセンターで就職活動を行う意思があること |
支給額 | 受講料、テキスト代、合宿費用が無料 |
対象となる講座例 | ウェブデザイン技能検定3級、ITパスポート試験、3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 など |
短期集中型資格取得支援訓練は、東京都が提供する資格取得支援を目的とした補助金です。
本補助金を利用すれば受講料やテキスト代、合宿費用がすべて無料となります。対象者は都内在住で求職中の人、もしくは都内在住もしくは都内在勤の非正規雇用で働く人です。都内に住んでいる人だけでなく、非正規雇用として働いている人も利用可能です。そのため、転職や昇進でも活用できます。
また受給条件は、訓練や合宿の全日程に参加することや、東京しごとセンターを利用して就職活動を行うことなどが規定されています。対象講座は資格取得対策に特化したもので、ウェブデザイン技能検定やITパスポート、医療事務技能審査試験など幅広い分野が受講できます。
本補助金は、東京都在住で次回も都内で転職・再就職したい人におすすめです。
6.大阪府求職者等教育訓練支援金
給付の目的 | ・大阪府での人手不足解消 ・転職・再就職支援 |
対象者 | ・大阪府民である人 ・離職して1年以上経過している人 ・入社してから1年未満の人 ・今まで働いたことがない人 ・フリーランスとして1年以上働いている人 |
活用条件 | ・大阪府民のうち雇用保険に加入したことがない ・雇用保険の受付資格を喪失してから1年以上 ・雇用保険に加入してから1年未満 など |
支給額 | 受講料の50~75%(受講講座によって上限あり) |
対象となる講座例 | トラック・タクシードライバー関連の資格、建設業関連の資格、ITパスポート、Webデザイナー など |
大阪府求職者等教育訓練支援金は、大阪府での人手不足解消や労働者のスキルアップを支援する補助金です。
対象者は離職中の人や労働経験がない人、フリーランスから正社員を目指したい人などが該当します。条件は比較的やさしく、大阪府民であれば利用しやすいです。
また受給条件は、大阪府民で雇用保険に加入したことがない、もしくは受付資格を喪失して1年以上経過している人。もしくは雇用保険に加入してから1年未満などの規定があります。
条件を満たせば、受講料の50~70%が給付されます。講座内容により割合や上限は変わりますが、トラックや建設業関連の講座など、人手不足の業界で必要なスキルを中心に給付率が高いです。そのほか、WebデザインやITパスポート資格対策など、IT分野の講座も対象に含まれます。
7.金沢市大学連携リスキリング促進助成金(石川県)
給付の目的 | ・転職やキャリアアップの実現支援 ・金沢市で働く労働者のキャリア支援 |
対象者 | ・金沢市内に居住している人 ・市内の事業所等に勤務している人 |
活用条件 | ・需要をとおして習得したスキルを仕事や地域で活用する見込みであること ・講座等を修了すること |
支給額 | 受講料および入学料の2分の1の金額(上限2万円) |
対象となる講座例 | ・大規模データ取得・管理・活用人材育成プログラム ・組織活性化に向けたDXリスキル教育プログラムなど |
金沢市大学連携リスキリング促進助成金は、石川県金沢市に在住もしくは勤務している人のリスキリングを支援する補助金です。
対象者は、金沢市に在住もしくは市内の事業所に勤務している人。講座を修了し、仕事や地域活動で活用する見込みがあれば利用できます。条件が比較的やさしいため、幅広い人が活用できます。
支給額は受講料および入学料の2分の1までで、上限は2万円。対象講座は金沢大学や金沢工業大学、北陸大学など、提携している大学・短期大学で実施される講座です。リスキリングを行い金沢市で活躍したい人は、本補助金の利用を検討してください。
なぜ個人向けのリスキリング補助金が増えているのか
個人向けのリスキリング補助金が拡充されているのは、政府や自治体の「労働力の流動性を高めたい」という思惑が背景です。
日本では労働人口が減少しており、人手不足が深刻化しています。下記のとおり今後は労働人口である18~64歳以下が減少するため、このままではさらに人手不足が加速する可能性は高いです。
一方で、人手不足は業界・職種によって差があります。そのため、リスキリングで利用できる補助金はIT分野や介護、建設業など人手不足が深刻な業界関連の講座が対象です。
とくに近年では半導体やAI、IT分野の人材確保が急務となっています。そのため補助金を出すことで、労働者がリスキリングを行いやすくなり、需要が高い業界の人材増加が期待されています。
業界名 | 有効求人倍率 |
全体平均 | 1.13倍 |
一般事務 | 0.33倍 |
建築・土木・測量技術者 | 5.57倍 |
情報処理・通信技術者 | 1.48倍 |
介護サービス職業 | 4.02倍 |
接客・給仕職業 | 2.85倍 |
労働人口の減少や人手不足を背景に、政府は個人向けのリスキリング補助金を拡充しているのです。
個人がリスキリング補助金を活用する3つのメリット
ここからは、個人がリスキリング目的で補助金を活用するメリットを、3つにまとめて解説します。
メリット1:学習にかかる金銭的な負担が減らせる
補助金を活用すれば、学習にかかる金銭的な負担を減らせます。
講座に通えば、さまざまなスキルを効率的に身につけることが可能です。しかし、金銭的な負担が発生するため、入校を決断できない人も少なくありません。
補助金を利用すると、受講料の一部もしくは全額を負担してもらえます。そのため、金銭面に関する心配も減り、講座で学びやすいです。
メリット2:キャリアアップや転職の好機になる
補助金を利用すれば、キャリアアップや転職のチャンスを得られます。
新しいスキルを身につけずキャリアチェンジに取り組んだ場合、保有スキルによっては目的を達成できない可能性もあります。補助金を利用して講座で必要なスキルを身につければ、効率的にキャリアを実現できます。
たとえば、未経験からプログラミングを学習すれば、ITエンジニアへの転職や職種変更が可能です。またブランクがある人も、需要の高い介護職や建設業などに関連するスキルを身につければ、再就職できる可能性が上がるでしょう。
メリット3:学習と就業活動の双方をサポートしてもらえる
助成金や給付金を利用してスクールに通えば、学習と就業活動の双方をサポートしてくれます。
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」では、リスキリングだけではなくキャリア相談や転職支援を無料で受けられます。1人でキャリアに悩んでいてもどうすべきかの答えを見つけるのは難しく、将来への不安からストレスだけがたまりがちです。
キャリア相談や転職支援を利用すれば、豊富な経験と知識をもつプロのキャリアカウンセラーが親身になってアドバイスをしてくれます。
1人で学習と就業活動を進める場合、負担が大きいです。そのため、学習と就業活動を同時にサポートしてくれる点は、補助金制度を活用するメリットといえるでしょう。
個人が補助金でリスキリングするならITスキルの習得がおすすめ
補助金を利用してリスキリングするなら、ITスキルを学べる講座がおすすめです。
IT業界は人手不足が深刻化しており、ITエンジニアの需要が高まっています。経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2030年には最大約79万人の人材不足が発生すると想定されているのです。
製造業の自動化システムやAIなど、IT分野の需要は今後も伸び続けると予測されています。今からプログラミングやAI開発などITスキルを学ぶことで、キャリアの選択肢を広げられるのです。
リスキリングでITスキルを学ぶなら、下記のスキルがおすすめです。
- AI開発
- データサイエンス
- Webアプリ開発
- IoT開発 など
上記スキルは、とくに需要や将来性が期待できます。これから学習するのであれば、現状の需要とあわせて将来性の高い分野を選ぶようにしてください。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でITスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
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また、次の記事ではリスキリングにプログラミングがおすすめの理由を詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
個人向けリスキリング補助金の活用手順
個人がリスキリング目的で補助金を活用する場合は、次の3ステップで進める必要があります。
- STEP1:受講したいサービスを決める
- STEP2:事業者が実施するキャリア面談に申し込む
- STEP3:該当のリスキリング講座を受講する
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」を活用するには、認定された事業者が提供するサービスを選ぶ必要があります。対象サービスはこちらから検索可能です。IT・デジタル分野のスキルだけでも36件あるため、自分に合うサービスを選ぶことをおすすめします。
受講サービスへの申込みが完了したら、キャリア面談を行いましょう。キャリア面談では、主に次のポイントを確認します。
- 転職後の志望キャリアについて
- キャリア実現に必要なスキル
- 受講すべき講座 など
もちろん、自分のキャリアに迷いがある人、どのようなスキルを学べばよいかわからない人も、気軽に相談可能です。キャリア面談を実施すると「自分が将来どうなりたいのか」が明確になります。さらに、その将来像を実現するために必要となるスキルも明らかとなるのが特徴です。
最後にリスキリングの講座を受講します。同じような講座が並んでいますが、学習サポートが充実したスクールがおすすめです。例えば侍エンジニアであれば、下記学習サポートを提供しています。
- 現役エンジニアの個別レッスン
- 回答率100%のQ&A掲示板
プログラミング学習はわからないことがたくさん発生します。それらを効率的に解消するためには、スクールが提供する学習サポートを積極的に活用することが重要です。
なお「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」では、転職サポートも無料で受けられます。書類作成支援や面接対策を行ってくれるため、はじめて転職する人も安心して活動を行えるでしょう。
個人向けリスキリング補助金の情報収集に役立つおすすめサイト
ここからは、リスキリング・補助金の情報収集に役立つおすすめサイトを3つ紹介します。
補助金に関してわからないことやリスキリングの対象講座を調べる際は、上のサイトを活用するのがおすすめです。
日本リスキリングコンソーシアム
日本リスキリングコンソーシアムは、国や地方自治体に加えて民間企業が一体となりリスキリングを支援する取り組みを行っています。
主幹事のGoogle社をはじめ、特別推進パートナーの経済同友会が中心となり、多くの自治体や企業が参加しているのが特徴です。このコンソーシアムでは、デジタルスキルを中心とした1,000以上のトレーニングプログラムを提供しているため、レベルを問わずに学べます。また、トレーニングプログラムで得たスキルを活かせるように、幅広いジョブマッチングの機会を提供しています。
無料で利用できるため、自分に合った講座を見つけたい人は会員登録しておきましょう。
マナビDX
マナビDXは経済産業省からの委託により、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営しているポータルサイトです。
同サイトでは、デジタルに関する知識やスキルを習得できる講座を中心に紹介しています。どのようなスキルを学べばよいかわからない人に向けて、経済産業省およびIPA(独立行政法人情報処理推進機構)で策定したデジタルスキル標準にならい、4つのレベルに分けて掲載されている点が特徴です。また、公的機関が運営しているため、安心して利用できる点も嬉しいポイントといえます。
受講料無料の講座も数多く掲載されているため、興味がある人は受講してみてはいかがでしょうか。
→ マナビDX
補助金ポータル
補助金ポータルは、株式会社補助金ポータルが運営する補助金・助成金支援のプラットフォームです。
全国の官公庁や自治体などの補助金や助成金の情報をデータベース化しており、地域や目的で検索できるようになっています。また、補助金や助成金に関する最新トレンドや制度の開始予測などを発信しているため、必要な情報をすばやくキャッチできる点が特徴です。また、専門家とのマッチングサービスも提供しているため、補助金の活用をサポートしてくれる点も魅力といえます。
補助金に関する情報を収集したい人にはおすすめのサービスです。
→ 補助金ポータル
まとめ
今回は個人がリスキリング目的で使える補助金を、活用条件や給付額なども交えて解説しました。
現在、リスキリングを支援する動きは日本政府が中心となり加速しています。対象スキルの中でもおすすめしたいのが、プログラミングを中心とするITスキルです。補助金を利用すれば、金銭的な負担を抑えながらスキルの習得を実現できます。
補助金の利用できるリスキリング講座を受講し、ぜひキャリアアップや転職実現にチャレンジしてください。また、下の記事では年代別に、リスキリングにおすすめの習得スキルを紹介しているので、よければ参考にしてください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。