50代女性のリスキリング(学び直し)におすすめなスキル5選

50代女性でもリスキリングはできるのかな?
どんなスキルを学べばいいんだろう…

職場で求められる能力の研鑽や新しいスキルの習得を促すため、政府はリカレント教育(社会人の学び)やリスキリング(学び直し)に注力しています。補助金助成金など、政府が提供する給付制度を活用すれば、費用をおさえつつリスキリングも可能です。

また、しゅふJOB総研(※1)が就労志向の女性649名に実施した調査では81.8%がリスキリングに「取り組みたい」と回答するほど、学び直しへ意欲的な姿勢を示しています。

とはいえ、実際に何を学べばいいのか、わからない女性の方は多いですよね。

そこで、この記事では50代女性のリスキリング(学び直し)におすすめのスキルを紹介します。50代の女性がリスキリングに取り組む利点や学び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 50代女性のリスキリングにはプログラミングなどのITスキルがおすすめ
  • 給付金を活用すれば金銭的な負担を負うことなくスキル習得を目指せる
  • リスキリングは定年後の再雇用や異業種への転職などに有効的

なお、1人で学習が進められるか、途中で挫折しないか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

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リスキリングとは
新しい職業に就くまたは現在の職業で必要とされる業務に適応するため必要なスキルを獲得すること。DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルテクノロジーを活用して価値の創造や課題を解決すること)を推進させる背景から、政府や企業は積極的にリスキリングを進めている

※1 しゅふJOB総研:株式会社ビースタイルホールディングスが運営する、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

50代女性のリスキリングにはITスキルがおすすめ

数ある学習分野のなかでも、50代女性のリスキリングにはITスキルがおすすめです。

大前提、学習対象のスキルは習得後の目的を考慮して選択するのが理想です。ただし、50代という年代からでも次のようなあらゆる目的が実現しやすい点で、ITスキルはおすすめのリスキリング対象といえます。

目的実現できること
ITエンジニアへの転職・異業種へのキャリアチェンジ
・年収アップ
昇進や昇給を目指したスキルアップ・社内での評価向上
・資格取得によるプレゼンス向上
・自身や部門の業務効率化による貢献
副業フリーランスとしての独立テレワークや在宅での業務
ワークライフバランスがとれた生活
・(副業の場合)複数の収入源確保

なお、ITスキルを学べば大幅な業務効率化の実現はもちろん、AIなどを活用したシステムやサービスを創り出す側として働くことも可能です。さらに、結果として論理的思考力や問題解決力なども身につけられます。つまり、ITスキルはIT業界で働く人だけが必要とするものではなく、ビジネスパーソンにとって必要不可欠なスキルとなりつつあるのです。

このようにITスキルを学べば、さまざまなことを実現できます。そのため、リスキリング対象のスキルに悩んでいる人はITスキルの習得にチャレンジすることをおすすめします。

50代女性のリスキリングにおすすめなITスキル5選

50代女性のリスキリングにおすすめなITスキル5選

ここからは、50代女性のリスキリングにおすすめしたいITスキルを、厳選して5つ紹介します。

パソコン(PC)スキル

パソコン(PC)スキルは、50代女性のリスキリングにおすすめしたいITスキルのひとつです。

前述したとおり、ITスキルはどのような業界や業種にとっても必要となるスキルといえます。具体的には下記スキルが必要です。

  • パソコン(PC)の基本操作
  • WordExcelなどの資料作成
  • チャットやテレビ会議ツールの操作方法
  • 電子メールの送受信

パソコン(PC)スキルを習得すれば、オフィスワークはもちろんそれ以外のパートや転職活動を有利に進められます。また、現在働いている会社でも仕事の幅を増やしたり、より高度な業務へチャレンジしたりするチャンスにもつながるでしょう。

プログラミングスキル

50代女性のリスキリングには、プログラミングスキルもおすすめです。

プログラミングを習得すれば、ITエンジニアへの転職や在宅での副収入獲得を実現できます。さらにプログラミングの仕組みを学ぶ過程で、論理的思考力や問題解決力などを養うことが可能です。

昨今、プログラミングスキルの需要は高まり続けています。

その理由のひとつに、日本のIT業界における深刻な人材不足の状況があげられます。今後もこの人材不足は改善が難しいと予想されているため、50代未経験の女性でもプログラミングスキルを身に付ければ、ITエンジニアへの転職を実現しやすいといえるでしょう。もちろん、プログラミング関連の資格取得、プログラミングを活用した業務効率化などに成功すれば、昇給や昇格を目指すことも可能です。

なお、プログラミングスキルは独学でも身につけられますが、より効率的に習得を目指すならスクールの活用も手段の1つ。なかでも、ITエンジニアへの転職を見据えている人は、侍エンジニアの「転職保証コース」がおすすめです。

給付金の活用で受講料が最大70%OFFになる「転職保証コース」では、Webエンジニアやクラウドエンジニアなどへの転職に必要なスキルが習得できます。

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転職活動で内定を獲得できない場合には受講料を全額返金してもらえる「保証制度」が適用されるので、スクールにかけた費用を無駄にする心配なく、スキルの習得や転職活動に励めます。もちろん、面接対策や求人初回などの転職サポートは卒業後も継続して利用可能です。

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、40代からでも安心してITエンジニアへの転職が実現できますよ。

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また、リスキリングにプログラミングを選ぶ利点や目指せるキャリアなどを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

→ リスキリングにプログラミングはあり?学ぶ利点や目指せるキャリアも紹介

Webデザインスキル

Webデザインスキル
Webデザインスキル

Webデザインスキルも、50代女性のリスキリングにおすすめしたいITスキルのひとつです。

Webデザインスキルを学べば、次のようなことができるようになります。

  • Webサイトの制作
  • Webサイトのデザイン
  • Web広告のデザイン制作
  • バナー・ログの作成

インターネットやスマートフォンが普及を遂げた現在、企業にとってWebサイトの重要性は増すばかりです。事実、企業はコーポレートサイトはもちろん、ECサイトやオウンドメディアなどを数多く運用しています。今後も高い需要が見込まれるため、Webデザインスキルを習得すれば多くのメリットを得られる点が魅力といえます。

例えば、Webデザインスキルを身につければ、Webデザイナーとして制作会社への転職を目指せます。さらに、Webデザイン関連案件は豊富に存在するため、副業での収入獲得やフリーランスWebデザイナーとして働きたい人にもおすすめです。

なお、Webデザイナーへの転職を見据えて学習したい人は受講料の最大70%が給付される「Webデザイナー転職コース」がおすすめです。

金銭面での支援を受けつつ、Webデザインスキルの習得から転職活動・就業後のフォローアップまでを一貫してサポートしてもらえます。

「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でWebデザイナーへの転職が目指せますよ。

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AIスキル

ITスキルのなかでも、50代女性におすすめしたいもののひとつがAIスキルです。

最近ではChatGPTなどの生成AIが目覚ましい発展を遂げていることもあり「AIは人間の仕事を奪う」あるいは「AIによって仕事がなくなる」という言葉を頻ぱんに耳にします。たしかに、AIによって人間と仕事の関係性が変わるのは事実です。

たとえば、2013年には世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックス社がAIを導入したことにより、約600人の一流トレーダーが職を失うということも起こっています。

しかし、AIスキルを習得することで、AIを活用して仕組みをつくる側として活躍することが可能です。つまり、AIによって仕事を失うのではなく、AIによって仕事を創出するだけではなく、自分自身の手で世界にイノベーションをもたらすこともできるでしょう。

なお、AIの学習をしたい人には、侍エンジニアの「AIアプリコース」がおすすめです。

このコースでは、自走できるAIエンジニアに必要となる環境構築やデータ収集・加工スキルをはじめ、機械学習のモデル構築も学べます。さらにAIアプリケーションの開発も経験できるため、実践的なAIスキルを習得可能です。

AIアプリコースも、給付金の活用により受講料の最大70%が給付されるため、金銭的なリスクを負うことなく学べるのが魅力といえます。

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マーケティングスキル

マーケテイングスキルも、50代女性におすすめしたいITスキルといえます。

マーケティングスキルは、自社製品やサービスを販売するために必要となるスキルです。具体的には次のとおりです。

  • 市場調査スキル
  • 仮説構築・検証スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 情報収集・発信スキル

米国のIT専門調査会社であるIDCは、世界のデータ量は2025年までに175ゼタバイトに達すると予想しています。1ゼタバイトは1兆ギガバイトにあたるため、膨大なデータが存在する世界がそこまでやってきています。

このような状況で、ただ優れた製品やサービスを開発するだけで売上をアップするのは至難の業といえます。

そこで重要となるのが、マーケティングスキルです。マーケティングスキルを身に付ければ、ニーズがある商品やサービスを明らかとすることが可能です。さらに、商品を販売するために有効な戦略の立案もできるようになるでしょう。

昨今、インターネットやSNSを中心とした広告市場は大きな成長を遂げています。そのため、Webを中心に活動するWebマーケティングの需要は高く、優秀なWebマーケターになれば転職先に困ることはありません。もちろん、副業やフリーランスWebマーケターとしての活躍も可能です。

リスキリング時は給付金活用でお得にスキルを習得しよう

リスキリング時は給付金を活用すれば、お得にスキルを習得可能です。

50代という世代は子どもの教育費や親の介護費など出費がかさみがちです。そのため、自分の投資とはいえどリスキリングに高額な費用を出すのが難しいという人も多いですよね。しかし、次のような補助金を活用すれば金銭的な負担を軽減しながらスキルの習得を目指せます。

「教育訓練給付制度」とは、働く人たちの主体的なキャリアアップ・スキルアップを支援し、雇用安定や就職促進を目的としている制度です。個人が厚生労働大臣が指定するプログラミングスクールなどの教育訓練を修了することで、受講料の20〜70%(10〜56万円)に相当する給付金を受けられます。

「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」とは、経済産業省が実施している補助金制度です。働く人のリスキリングと労働移動円滑化を目的としており、経済産業省が採択した事業者に対して金銭的な支援が行われます。個人は、本来の講座受講料から支援金を割り引いた額のみ支払えばよいため、お得にスキル習得を実現できる点が特徴といえます。

例えば、侍エンジニアは「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の指定を受けたスクールのひとつです。そのため、侍エンジニアで学べば受講料に対して最大70%(56万円)も負担が軽くなります。現役エンジニアとのマンツーマンレッスンや、1人ひとりの目的に合わせてカリキュラムをオーダーメイドしてくれる点など、50代女性でも安心して学べる環境が整っている点が魅力です。

また、下の記事では個人がリスキリング目的で使える補助金・助成金を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

補助金・助成金でリスキリング!個人が使える給付制度を詳しく紹介

50代女性がリスキリングに取り組む方法

ここでは、50代の女性がリスキリングに取り組む方法を、次の2つにまとめて解説します。

リスキリングの専門講座に申し込む

リスキリングの専門講座は、50代の女性がリスキリングに取り組む方法のひとつです。

リスキリングは独学でも可能です。しかし、独学で学び始めた人の多くは、学習中に発生した不明点や疑問点を解消できず、最終的に挫折しています。一方で、実現したい目的があるなら早期にスキルを習得することが重要といえます。とくに転職を考えている場合、少しでも年齢が若いうちにチャレンジしたほうが実現しやすいのは事実です。

リスキリングの専門講座を活用すれば、学びたいスキルを効率的に習得できます。実践的なカリキュラムを提供している講座も多く、実務を想定した即戦力レベルのスキルが身に付くでしょう。

リスキリングの専門講座には、次のようなものがあります。

講座名提供元学べるスキル
IT/ソフトウェア
基礎コース
キカガク・コンピュータ基礎
・プログラミング基礎
・Web基礎技術 など
原則を学ぶ
UI/UX基礎
アイ・ラーニングUI/UX基礎
ChatGPTを
はじめよう
トレノケートChatGPTを活用したサービス開発

リスキリングの専門講座を探している人は、日本リスキリングコンソーシアムマナビDXなどから選ぶのがおすすめです。また、講座を提供している事業者のWebサイトなどから申し込むこともできます。

なお、給付金制度を活用できない講座が多い点には注意しましょう。気になる講座が給付金を活用できるかは、あらかじめ講座を提供している事業者に確認しておくことをおすすめします。

なお、次の記事でおすすめのリスキリング講座を紹介しているため、あわせてご覧ください。

リスキリング講座おすすめ10選!選び方やお得に学ぶ方法も紹介

給付金の対象スクールに申し込む

50代の女性がリスキリングに取り組むには、給付金制度の対象スクールに申し込む方法もおすすめです。

スクールで学べば、豊富な開発経験をもつ現役エンジニアやWebデザイナーなどが、わかりやすく丁寧に指導してくれます。さらに定期的にカリキュラムを見直しているため、つまづくことなく学習を進めることが可能です。学習の進捗管理や不明点解消に有効な質問サポートなども提供しているため、効率的なスキル習得を実現できる点も魅力といえます。

なお「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象に指定されたスクールの中でも、おすすめしたいのが侍エンジニアです。

侍エンジニアは、ITエンジニアの転職を目的とする「転職保証コース」をはじめ、Webデザインスキルの習得が可能な「Webデザイナー転職コース」やAIスキルが身に付く「AIアプリコース」など、さまざまなコースを提供しています。

これらすべてのコースが給付金対象に認定されており、受講料が最大70%OFFとなる点もおすすめしたいポイントのひとつです。

給付金を活用すれば、学習面はもちろん金銭的なリスクも少ないため、未経験の人でも安心してスキル習得に取り組めるでしょう。

50代の女性がリスキリングに取り組む3つの利点

50代の女性がリスキリングに取り組む3つの利点

ここからは、前述したしゅふJOB総研が実施した調査結果をもとに、50代の女性がリスキリングに取り組む利点を3つにまとめて解説します。

定年後に再雇用されやすくなる

リスキリングに取り組めば、定年後に再雇用される可能性を高められます。

内閣府の「令和5年版高齢社会白書」によれば、定年後も働く人は年々増加しています。65歳以上の労働人口をみると2012年は609万人でしたが、10年後の2022年には927万に達しているとのことです。

内閣府「令和5年版高齢社会白書」
出典:内閣府「令和5年版高齢社会白書

上記から、定年後に働く人はわずか10年間で約1.5倍になっていることがわかります。事実、労働力人口総数に対する65歳以上の割合は13.4%を占めており、定年を過ぎても働くことが当たり前になりつつあります。

また、厚生労働省の「令和5年高年齢者雇用状況等報告(PDF)」をみても、定年制の廃止や定年年齢の引き上げをはじめ、継続雇用制度などを整備する企業が増加しているのです。このような企業の動向からも、定年という概念自体が変わりつつあるといえるでしょう。

厚生労働省「令和5年高年齢者雇用状況等報告(PDF)」
出典:厚生労働省「令和5年高年齢者雇用状況等報告(PDF)」

しかし、世の中の動きは年々そのスピードを増している現在、身につけていたスキルがこの先も必要とされる保証はどこにもありません。事実、AIやロボットに仕事を奪われた人も増加の一途をたどっているのです。

このような状況において、何のスキルアップもしないまま定年後も働くのは難しいといえます。場合によっては、自分がやりたくない仕事、収入が低い仕事であっても生活のためにやらざるを得ない状況にも。

一方で、リスキリングに取り組めば定年後に希望する仕事ができる会社で再雇用される可能性が高まります。スキルという武器を手に入れることで、いつまでも楽しく活き活きと働けるのがメリットのひとつです。

異業種への転職が目指せる

50代の女性も異業種への転職を目指せる点も、リスキリングがもつ利点のひとつです。

「50代になると転職が難しい」と考えている人もいますよね。しかし、厚生労働省が発表した「令和4年雇用動向調査結果」によれば、50代前半の女性のうち8.2%、50代後半の女性のうち6.1%が転職に成功しています。

厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果」
出典:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果

リスキリングに取り組み、できることを増やしたり資格を取得すれば、50代女性も未経験から異業種への転職を目指せます。

また、就業形態別の転職入職率をみると、女性は20〜24歳を除く幅広い年齢層で一般労働者よりパートタイム労働者の割合が高くなっているのが特徴です。この調査結果をみると、多くの女性労働者が正社員として働きづらい状態となっていることが予測できます。

リスキリングに取り組み新たなスキルを習得すれば、対応できる業務が増加するだけではなく自分自身の市場価値もアップ可能です。その結果、パートタイマーではなく正社員への転職成功も目指せるでしょう。

副業や独立への選択肢が生まれる

リスキリングに取り組めば、50代の女性も副業での収入獲得やフリーランスとしての独立を目指せます。

厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査(PDF)」によれば、女性の賃金は50代後半をピークとして、その後は下降していく傾向にあります。また、定年後再就職に成功しても、その後の賃金はさらに下がる可能性が高いです。

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査(PDF)」
厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査(PDF)」

リスキリングでその時代に必要とされるスキルを磨けば、本業はもちろん副業やフリーランスとして収入増加も狙えます。

事実、独立行政法人 労働政策研究・研修機構「副業者の就業実態に関する調査」によれば、副業者全体のうち約28%が50代です。副業に取り組む50代の約半数は収入増加を目的としており、実際に収入獲得を実現した人も多くいます。

この調査結果からも、50代になってもリスキリングによって収入維持あるいは増加を狙えるため、積極的に取り組むべきといえるでしょう。

また、50代からリスキリングに取り組むことで、フリーランスへの独立などを実現できます。

中小企業庁の「フリーランスの事業活動の取組」によれば、50代になってフリーランスとして独立する女性は全体の約5.1%ということです。

フリーランスは転職とは異なり、どの年代でもチャレンジ可能です。むしろ、これまで培ってきたさまざまな経験に加えて、リスキリングによって新しいスキルを学べば、50代の女性でもフリーランスとしての独立および活躍を目指せるでしょう。

まとめ

今回は、50代女性のリスキリング(学び直し)におすすめのスキルを紹介しました。

かつて日本では、終身雇用や年功序列などの制度が一般的でした。これらの制度は年齢を重ねれば賃金も上昇することに加えて、定年まで働けるという安心感がある一方で、新たなスキルを学ぶ意欲や必要性などが低いという懸念があったのです。

しかし時代は変わり、現在は人生100年時代といわれています。終身雇用や年功序列制度は崩壊し、労働者は常に学ぶ姿勢が求められつつあります。

人生の折り返し地点ともいえる50代は、残り半分の人生をどう過ごすか考え、その準備をスタートする良いタイミングです。理想の将来を実現するためにも、この記事を参考にリスキリングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

侍エンジニアブログ編集部

【プロフィール】 DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。 累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター8年目。IT企業でPM(プロジェクトマネージャー)として複数プロジェクトの管理を行う傍ら、2017年からWebライター活動を開始。IT分野を中心に、オウンドメディアの記事執筆を担当。2021年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、現役エンジニアならではの視点を意識し、読者に有益な情報提供を心掛けています。
【専門分野】
Web開発/プロジェクトマネジメント
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
AWS Certified Developer - Associate認定

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