この記事では、40代から職業訓練校でプログラミングを学ぶ方法を解説します。
40代で未経験だけどプログラミングが学びたい!
職業訓練校でプログラミングは学べるの?
プログラミングの職業訓練って誰でも受講できるの?
手に職をつけるために、プログラミングスキルを習得したいと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、プログラミングを学ぶには時間とお金がかかり、習得難易度の面でもハードルは高いですよね。
とくに、家事や育児で忙しい日々を過ごす40代の方々にとっては、未経験からプログラミングを学ぶなんて夢のまた夢…。始める前から学習を諦める人も少なくないでしょう。
しかし、そんな人たちにもおすすめな学習方法があるのをご存じですか?
本記事では、忙しい日々を過ごす40代にもおすすめな、職業訓練でのプログラミング学習について解説します。職業訓練校がおすすめな理由や、職業訓練校で学ぶための手順についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
40代からのプログラミング学習に職業訓練校がおすすめな理由6つ
40代の未経験者がプログラミングを学ぶなら、職業訓練校に通うのがおすすめです。
ここでは、40代からのプログラミング学習に職業訓練校がおすすめの理由を、6つにまとめて紹介します。
手当などをもらいながら学習できる
職業訓練校に通っている間は、失業手当や職業訓練手当を受給することが可能です。
職業訓練校では、平日の朝から夕方まで訓練が行われます。働いて生活費を稼ぐことが難しくなることから、所得に対する補償として各種手当が支給されるのです。
失業手当は離職者訓練を受ける人を対象に、離職前の給与の50〜80%程度が基本手当として支給されます。また、職業訓練受講手当は、求職者訓練を受ける人を対象に支給され、必要な要件を全て満たした場合に月額10万円が支給されます。
生活を維持しながらプログラミングを学びたい人にこそ、職業訓練校に通うことをおすすめします。
実務を想定したスキルが身につけられる
職業訓練校では、実務を想定したスキルを身につけられます。
そもそも職業訓練校とは、スキルや資格の取得を希望する求職者が通う施設です。そのため、実際の業務を想定した実用的なスキルを効率的に学べます。
Javaプログラミングを専門的に取り扱うコースでは、コンピュータの基礎から学習を始め、最終的にはAndroidアプリの開発スキルの習得を目指します。座学だけでなく、実際に手を動かしながらプログラミングを学んでいくので、修了後すぐに開発業務に関わることも可能です。
就業支援が手厚い
就業支援の手厚さも職業訓練校の特徴のひとつです。職業訓練校は、求職者に学習機会を設けるだけでなく、学習後もさまざまなサポートを行っています。
例えば、求職者は訓練を受けた後、希望があれば資格取得を目指せます。受験料は自費ですが、資格取得までのサポートを受けられるため、独学に自信がない人にはぴったりです。
また、個別面談やキャリアコンサルティングなどの就職支援も受けられます。学習後、就職に迷ったときも、相談できる相手がいるのは心強いでしょう。
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同じ目標を持つ仲間に出会える
職業訓練校では、同じ目標を持つ仲間に出会えます。
職業訓練校にはさまざまなコースがあり、それぞれにスキルや資格の取得を目指す求職者が通っています。同じ境遇の人に出会えるため、求職期間も前向きに過ごすことが可能です。
また、プログラミングに関する学習は、初心者には難易度が高く、独学では挫折しやすいと言われています。しかし、適切なサポートがあり、仲間とともに学習を受けられる環境であれば、プログラミングの学習も継続しやすいはずです。
新たな出会いの機会が減ったと感じている40代の人こそ、職業訓練校で同じ志を持つ仲間を探してみてください。
モチベーションを維持しやすい
職業訓練校に通うメリットに、学習のモチベーションを維持しやすいという点が挙げられます。
仕事で活かせるスキルの数々は、難易度が高く、独学での習得が困難な場合が多いです。プログラミングも、未経験の状態から学習を始めるとなると、相応の努力が求められます。
しかし、家事や育児など、勉強以外のやらなければいけないことをこなしながら学習を継続するのは簡単ではありません。忙しさのあまり、モチベーションを維持できなくなることもあるでしょう。
そのような場合にも、職業訓練校に通ってプログラミングを学ぶのがおすすめです。
職業訓練校での学習は、授業時間が決まっているのでメリハリがあるので、メリハリがつけやすいです。また、内容が難しくても講師に直接質問できるため、途中で挫折するリスクを抑えられます。
忙しい40代こそ、職業訓練校でプログラミングを学んでみてください。
プログラミング関連の資格を取得できる
職業訓練校では、プログラミング関連の資格を取得できます。
職業訓練校は、就業のためのスキルを学べるだけでなく、専門資格の取得もサポートしてくれます。受験料は自費ですが、受験までしっかりと訓練を受けられるので、独学での受験が不安な人も安心です。
プログラミングに関連する初心者向けの資格として、次のようなものが挙げられます。
資格を取得すれば選択肢が広がり、希望の会社に就職できる確率も高くなります。職業訓練校でプログラミングを学ぶのであれば、専門資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
職業訓練校でプログラミングを学ぶまでの4STEP
職業訓練校でプログラミングを学ぶまでの流れを4つのステップにまとめて解説します。
- STEP1:受ける目的を明確にする
- STEP2:通う訓練校を決める
- STEP3:所定の選考(試験/面接)を受ける
- STEP4:通学手続きを進める
なお、次の記事では職業訓練でプログラミングを受けるための基礎知識について詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
STEP1:受ける目的を明確にする
まずは、職業訓練校に通う目的を明確にしましょう。
職業訓練校では、就職に活かせるさまざまなスキルを学べます。パソコンに関するスキルだけでも、パソコンスキル全般を学べるコースやプログラミングに特化したコース、Webデザイン専門のコースなど、さまざまな訓練があります。
自分が学びたいことは何なのかを明確にしておかなければ、目的を持って学習することができません。職業訓練校でプログラミングを学ぶのであれば、希望の職種や働きたい企業をイメージしておくことが大切です。
STEP2:通う訓練校を決める
受講の目的が決まったら、次は通う訓練校を決めましょう。
職業訓練校は全国各地にあるため、通いやすい場所を調べてみてください。「ハローワークインターネットサービス」にある職業訓練検索を利用すれば、全国で実施されている訓練を探せます。
エリアや訓練内容、期間を絞って探せるので、自分に合う訓練校を探してみましょう。また、全国のハローワークでも相談可能です。
STEP3:所定の選考(試験/面接)を受ける
訓練校が決まったら、試験や面接など所定の選考を受けましょう。具体的な選考内容は、ハローワークインターネットサービスにも記載がないため、必要に応じてハローワークで確認しましょう。
また、職業訓練校の選考に関するXのポストを一部紹介します。
職業訓練校の選考は面接や筆記試験が行われるケースが多いようです。なかには申し込み書類の提出だけで応募できる場合もあるため、訓練校の募集要項を確認してみてください。
STEP4:通学手続きを進める
選考を通過したら、通学手続きを進めましょう。職業訓練校に通うための手続きは、ハローワークで行います。
受講申し込みでは、下記の内容の記載が必要です。
- 氏名/生年月日
- 住所
- 証明写真
- 志望科目
- 志望理由
- 保有資格の有無
- 学歴/職歴 など
訓練校ごとに記載内容は異なるため、詳細は担当のハローワークに確認してください。
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侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
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職業訓練校でプログラミングを学ぶ際の注意点4つ
職業訓練校でプログラミングを学ぶ際は、次の4つのポイントに注意してください。
学べる言語の数が少ない可能性がある
職業訓練校では、学べるプログラミング言語数が少ない可能性があります。
職業訓練校はプログラミングの専門スクールではないため、取り扱うプログラミング言語も限られます。人気の高いJavaやPython、Webデザインに関する言語は学べる可能性が高いですが、知名度が低い言語は、学べるコースがない場合もあるのです。
学習したい言語が明確なら、訓練開始前にコースで取り扱っているか確認しておきましょう。
開催時期が決まっているケースがある
職業訓練は、開催時期が決まっているケースがあります。
ほとんどの場合、職業訓練は開催時期が決まっています。訓練を受けたいと思い立っても、そのタイミングで開催されていなければ受講できません。
職業訓練は計画的に受けるものです。訓練の受講を希望する場合は、通いやすい訓練校の場所を調べて、事前にスケジュールをチェックしておきましょう。
必ずしも希望した訓練を受けられるわけではないこと
職業訓練校では、必ずしも希望した訓練を受けられるわけではありません。
職業訓練を受けるには、ハローワークの職員から職業訓練が必要であると判断を受けたうえで、面接や試験による選考を突破する必要があります。希望したからといって、必ず訓練を受けられるわけではないことは把握しておきましょう。
希望に適した企業に就職・転職できるとは限らないこと
職業訓練校で学んだからといって、希望どおりの企業に就職・転職できるわけではありません。
職業訓練校では、希望の職につくためのスキルや資格を取得できます。しかし、就職活動で採用を勝ち取れるかどうかは、自分自身で行う事前準備がカギになるでしょう。
企業研究や自己分析など、面接突破に向けてやるべきことは多いです。十分に対策しておけば、その分内定を獲得できる可能性は高まります。
職業訓練校がサポートするのは、就業後に活かせるスキル面です。希望の会社に就職・転職したいのであれば、自分自身で対策を練る意識を持ちましょう。
職業訓練校以外でプログラミングを学ぶ方法
職業訓練校以外でプログラミングを学ぶ方法を2つ紹介します。
学習サイトで独学で学ぶ
プログラミングは学習サイトを利用して独学で学ぶことが可能です。
学習サイトは無料のものと有料のものがあり、それぞれサービス内容が異なります。無料の学習サイトを利用すれば、学習にかかる費用を抑えられますが、有料のサイトに比べると制限が多いため、途中で挫折するリスクも高いです。
有料の学習サイトは、教材が充実しているだけでなく、分からない部分を質問できたり、実務を想定した講義を受講できたりと、効率的にスキルを習得するためのさまざまなサポートを受けられます。なかでも、映像授業を受けられる学習サイトがおすすめです。
テキストベースで学習するよりも視覚的に情報を得られるため、コーディングや画面遷移の様子を体系的に理解できます。
独学でプログラミングを学びたい人には、「侍テラコヤ」がおすすめです。侍テラコヤは、月額2,980円~で学び放題のプログラミング学習サイトです。
映像授業で分かりやすく、未経験からでもプログラミングを体系的に学べます。また、24時間いつでも質問できる環境が整っているため、わからないところでつまづくリスクを抑えられます。
独学でも確実にスキルを獲得したい人は、ぜひ侍テラコヤをチェックしてみてください。
プログラミングスクールを活用して体系的に学ぶ
40代からプログラミングを学ぶのであれば、プログラミングスクールを活用するのがおすすめです。
プログラミングスクールでは、プログラミングだけを集中的に学習できます。さまざまな言語を取り扱っており、職業訓練校のように希望の言語が学べないこともありません。
また、プログラミングスクールは基本的に通年で開校しているため、学びたいと思ったらいつでも学習をスタートできます。より専門的に幅広くプログラミングを学びたいのであれば、職業訓練校よりもプログラミングスクールのほうがニーズに合致しているでしょう。
一口にスクールと言っても、教室に通うスクールとオンラインで受講できるスクールの2種類があります。
忙しい40代の人にはオンラインのプログラミングスクールがおすすめです。オンラインで受講できるプログラミングスクールは、いつでも好きな時間に学習することができるので、家事や育児の合間に学習できます。
なお、数あるスクールのなかでも挫折なくITエンジニアを目指すなら「侍エンジニア」がおすすめです。
月分割4,098円から学べる侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチが2名体制で学習をサポートしてくれるため、途中で挫折する心配はありません。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境で学習を進められるといえます。
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※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ
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まとめ
今回は、40代におすすめな職業訓練校でのプログラミング学習に関する内容について解説しました。
40代で未経験からプログラミングを学びたいのであれば、職業訓練を受けることをおすすめします。職業訓練校であれば、各種手当を受けながら学習を進められるため、生活を維持しながらスキル獲得を目指すことができます。
また、同じ志を持つ仲間とともに学習できるため、モチベーションも維持しやすく、その後の就職試験に関するサポートも受けられます。
40代でプログラミングを学ぼうと考えている人は、ぜひ職業訓練校について調べてみてください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。